ベトナム連休中に中南米では・・・
中南米「反米トリオ」、結束確認=ボリビアへの支援を強化
【サンパウロ29日時事】
中南米で強硬な反米主義政権を率いるカストロ・キューバ国家評議会議長とチャベス・ベネズエラ、モラレス・ボリビア両大統領が29日、キューバの首都ハバナで会談し、「米帝国主義の中南米支配」に抵抗するため、3国の政治・経済・社会面での統合および連携を強めることで合意した。
モラレス大統領は、米国主導の米州自由貿易地域(FTAA)構想に対抗してチャベス大統領が提唱し、キューバが賛同する南米統合プラン「ボリバル代替統合構想(ALBA)」への参加を決定。これにより、南米最貧国ボリビアは、医療技術が進んだキューバからの医師団などの派遣、世界有数の石油輸出国ベネズエラからのエネルギーの優先的配給を受けることになる。
(時事通信) - 4月30日15時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060430-00000035-jij-int
カストロ議長も老いてなお、枯れませんな~。
筋金入りの「革命闘争の通り道」。
私生活においても清貧を貫くその姿。感服いたします。
カストロ議長みたいな人物が10人いたら世界は確実に変わる!
・・・ような気がするんですけどねぇ。
お金だけじゃ世界は良くなりません。
「そこに愛はあるのかい?」 (From ひとつ屋根の下)
にしても「反米トリオ」とは・・・
中国、韓国、北朝鮮に対しても「反日トリオ」と書く度胸があるのでしょうか?
-東北アジア「反日トリオ」、結束確認- とか・・・
えぇっ?どうなんでいっ?時事通信さんよっ?
ボリビア大統領が天然ガスセクター国有化の政令に署名、軍にガス田占拠命令
[ラパス(ボリビア) 1日 ロイター]
ボリビアのモラレス大統領は1日、炭化水素セクターを国有化し、外資系企業に天然ガス田の即時返還を求める政令に署名した。大統領は、天然ガス生産を確保するため、軍に天然ガス田の占拠を命じた。
モラレス大統領は1月に、政府の天然資源管理を強化するとの公約を掲げて大統領に就任したが、最近、急進左派から公約実現にほとんど進展が見られないと批判されていた。 大統領は、炭化水素セクター国有化の発表にメーデーを選び、外資系企業に対して180日以内に新たな操業契約を結ぶか、さもなければ同国から撤退するよう命じた。さらに国軍に対し、国内すべてのガス田を占拠し、エンジニアも管理下に置くよう指示した。
ガルシア副大統領によると、大統領の署名を受けて直ちに国営エネルギー会社YPFBの幹部と軍がガス田、パイプライン、精製施設を含む53カ所のエネルギー施設を管理下に置くことについて協議を開始した。
(ロイター) - 5月2日8時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060502-00000945-reu-bus_all
「エンジニアも管理下に・・・」ってのがキツイっす。
外資系企業の施設を接収したところで、それを管理・維持することが出来なければ
「猫に小判」、「豚に真珠」?
ま、自国にエンジニア居ない場合は
キューバかベネズエラから技術者を派遣してもらうとか・・・
ブラジル ボリビアの天然ガス国有化で国際提訴も
南米ボリビアが国内の天然ガス資源の国有化を宣言し、海外資本の関連施設を差し押さえたことに対応し、ブラジルが国際裁判所に提訴する可能性が出てきた。ブラジルなど南米三カ国は日本時間四日深夜から五日未明にかけ、ボリビアとの首脳会談でこの問題を話し合うが、混乱の収束に結びつくかは不透明だ。
英紙フィナンシャル・タイムズによれば、ボリビア国内の施設を差し押さえられたブラジル国営のペトロブラスはボリビア政府を相手取り、国際裁判を起こすことも辞さない構えだ。国際的な係争を扱う機関としては国際仲裁裁判所(本部・仏パリ)などがある。
ブラジルのルラ大統領は、一月のボリビア大統領選で同じ左派路線のモラレス大統領を支持。恩をあだで返すような今回の決定に激怒しているといわれる。ブラジルは国内需要の半分をボリビア産ガスに頼っており、ボリビア政府が要求する採掘権料の大幅値上げに応じればガス価格急騰を通し、産業や市民生活への打撃は避けられない。
一方、ボリビアにとっても、今回の決定が有利に働くかは疑問だ。同国は南米二位のガス埋蔵量を誇るが、ほかに大きな産業はなく、南米最貧国のひとつ。かりに海外の資源関連企業が撤退すれば歳入の三割を占める貴重な外貨収入源を失うことになる。
すでにブラジルはボリビアからの輸入量減少を見越し、国内でのガス田開発強化の方針を打ち出しており、数年後には現在の輸入量のかなりの部分を代替する計画だ。
アルゼンチンで開かれる南米四カ国の首脳会議にはボリビア寄りで、同様の資源国有化を検討しているベネズエラと、ブラジルに近い立場のアルゼンチンが参加。事態の打開を図るが、モラレス大統領は今後、鉱業、林業などの国営化も示唆しており、問題が長期化する可能性もある。(黒川信雄)
【用語解説】
ボリビアのガス資源国有化 ボリビアのモラレス大統領が1日、天然ガス資源の国有化を宣言。海外の資源関連企業に、採掘権料の50%をボリビア政府に支払う新法「新炭化水素法」を受け入れない企業は6カ月以内に退去するよう求めた。同国にはブラジルのほかスペインのレプソル、仏トタルなどが進出している。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 5月5日8時30分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060505-00000011-fsi-bus_all
ブラジルはBRICsの一員としてここ数年イケイケ状態の様ですから、
ここで経済発展にブレーキがかかるような事態は絶対受け入れらないだろ~。
と、思っていたら・・・
エエェ~!?受け入れちゃうんですかっ?
「ガス国有化」受け入れ 南米3カ国
【リオデジャネイロ5日共同】
ボリビア政府が天然ガス資源の国有化を宣言した問題で、同国と、ガスの供給を受けるブラジル、アルゼンチンのほか、ベネズエラの大統領が4日、アルゼンチンのプエルトイグアスで会談し、3カ国はボリビア政府の決定を受け入れることで合意した。
アルゼンチンからの報道によると、ボリビアが求めているガス輸出価格の値上げについては、今後交渉することで一致した。
ブラジルのルラ大統領は会談後の記者会見で「(国有化が)ボリビア国民の生活改善につながるか、みてみよう」と述べ、ボリビアの決定に理解を示した。
国有化は、ガス開発を行う外国企業の利益を大幅に減らし、政府の歳入増加を目指す内容。
(共同通信) - 5月5日16時29分更新
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/oil_field_development/
フ~ン・・・。一体どんな交渉が行われたのかヒジョ~に興味深々。
あ、そうそう、モラレス大統領支持者の集会会場に
チェ・ゲバラの肖像画がチラホラ。
先住民をはじめ、中南米の多くの人々に
チェ・ゲバラは今も愛されているのですねぇ・・・
(それがひいてはカストロ議長のカリスマ性を高めているのでは?)
などと思った次第です。はい。