じつは同和問題・部落問題といっても、
「ナンダカ?ヨクワカラナイ」
というのが、ワタシの正直な感想なんですわ。・・・orz
だって、生まれてから物心つくまで
身の回りに目に見えるような部落差別がなかったモンで。
ま、これは東京の辺境(多摩地区)だったからかも知れませんが、
中学生のときに友達が買った岡林信康(敬称略)のレコードの中から
「チューリップのアップリケ」を聞かされたときも、
(クライ歌だなwww)
くらいの感想しか持てませんでした。
ま、深夜ラジオとかではよく流れていたので
流行の歌を聴いているという満足感くらいはありましたかネェ?
<貼付>
チューリップのアップリケ
岡林信康 作詞/作曲
うちがなんぼはよ おきても
お父ちゃんはもう くつトントンたたいてはる
あんまりうちのこと かもてくれはらへん
うちのお母ちゃん どこへ行ってしもたのん
うちの服を はよう持って来てんか
まえは学校へ そっと会いに来てくれたのに
もうおじいちゃんが 死んださかいに
だれもお母ちゃん 怒らはらへんで
はよう持って来てんか
スカートがほしいさかいに
*)チューリップのアップリケ
ついたスカート持って来て
お父ちゃんも時々 こうてくれはるけど
うちやっぱり お母ちゃんにこうてほしい
うちやっぱり お母ちゃんにこうてほしい
うちのお父ちゃん 暗いうちからおそうまで
毎日くつを トントンたたいてはる
あんな一生懸命 働いてはるのに
なんでうちの家 いつも金がないんやろ
みんな貧乏が みんな貧乏が悪いんや
そやでお母ちゃん 家を出ていかはった
おじいちゃんに お金のことで
いつも大きな声で 怒られはったもん
みんな貧乏のせいや
お母ちゃん ちっとも悪うない
*)繰り返し
</貼付>
この歌がナゼ?部落差別の歌なのかというと、
(後日メデタク「放送禁止」になりました~)
お父さんが毎日くつをたたいている
↓
革製品製造を生業としている
という部分で、それまでワタシは靴製造業が
「エタ」という人たちの「専業」であることを
マツタク知りませんでしたw。
それを知ったからといって
身の回りに部落差別が無い環境ですから、
部落差別なんて「絵空事」にしか思えなかったのですが・・・
部落差別を現実的に知ったのは、ともだちが郵便局に就職してから
「八王子のXXというところは”部落差別”を受けている。」
と教えてくれたのが最初でしたから、ズイブンと後になってからでした。
・・・で、この話はこれでオシマイ。
結局、当事者でもないワタシが
入り組んだ同和問題をつっ込んで語れるワケもなく、
個人的な部落差別についての想い出話しはここまでにして、
アレだ、話題を変えて「ナウシカ」について
またまた語ってみようかナ?・・・と。(いったい何度目だ?)
もぅw「ナウシカ」だったらいっくらでも語れちゃいます。ワタシ♪
じつは差別の話の延長にもなるんですケドね。
「ナウシカ」の中でもそれとなく取り上げられているんですわ。
「森の人」と「蟲使い」のカンケイの中で。
「森の人」とは腐海の中で暮す神秘的な集団。
そして「蟲使い」とは腐海の周縁に暮す忌まわしき集団。
これってナンか「サンカ」と「被差別部落」に似てないっスか?
で、物語の中では「森の人」も「蟲使い」も、
「火の七日間」を生き延びた後に火を捨てた人たちの子孫であり
実は同じ先祖から分かれたことが明らかにされるわけです。
はじめはトルメキア軍に従う「蟲使い」たちに
「風の谷」を汚されたと怒ったナウシカでしたが、
物語の終焉に向かって、常に行動を共にするのは「蟲使い」たちであり
「シュワ」の都の金色の焼け野原で
「再生の舞」を舞うのも「蟲使い」たちなのです。
宮崎監督!ナンか深い意味でもおありですか?
もひとつ。「ヴ王」が死に際、
「クシャナ妃」に王位継承権を与えるのですが、
彼女は王位に就くこと無く、終生、
「代王」として執政を取ったとエピローグは締めます。
「権威」もしくは「権力」の存在が
「差別」を生み出す元凶だとしたら、
そこから一歩引いて執政にあたる「クシャナ妃」には
参考にすべき点がイロイロあるんじゃなwいでしょうか?
それにしても・・・いや~ホントっ!
奥が深いですネ~!
「風の谷のナウシカ」って。
原作に忠実な「風の谷のナウシカ」の再映画化を!
宮崎監督っ!ゼヒ!
PS.上記の話がチンプンカンプンな人は、
「原作」をまずは読んでみて下さい!
でわっ!