2008年6月4日水曜日

世界共通の価値なんて無い

為替レートとは信頼性のバロメーターで、
アメリカ経済が不安定になれば当然、ドルは安くなるワケですわな。
で、ドル建てで取引をしていれば、輸入製品は安くなり、
輸出製品は高くなる・・・と。

と、すると・・・ドル建てである場合、
原油価格が上昇しても、円高であれば幾らかは安くなるハズ。
もちろん、円高の差益でも穴埋めできないコストが掛かっているから
石油製品の価格が上昇しているのでしょうが・・・

別な方向から見ると、
もし円安で尚且つ原油価格が高騰すれば
日本国内に円が足りない状況に陥り、
通貨をバンバン刷らなければならなくなるワケだ。
(今のアメリカのように?)

紙幣なんて所詮はタダの紙切れ。
日銀(日本政府)の保障があってのハナシ。
で、国の資産とは、国民の経済活動の上に成り立っているので、
もし、国民の生活が立ち行かなくなれば
(市場の通貨量と実体経済がかけ離れてしまえば)
日本という国の「円」という通貨の信用度はガタ落ち。

で、アメリカ経済って、この一歩手前まで行っちゃったワケでしょ?
でもなぜか?「ドル」が最近持ち直しているのですが、
ま、それを手助けしているのが、イギリスであったり、日本であったり。

通貨に約束された価値なんて無いですよね?
(あるとすれば、金との換金保障ですかね?)
いま、「ルーブル」が強いと言ったって、ロシアに石油が無くなれば
明日にも大暴落するのは誰にでも予想できるコト。


簡単に言えば、

「アイツは沢山お金持ってそうだから信じる。」

その程度のレベルの話でしょ?通貨の信頼性なんて。


そこで、「お金」を持っていないのに、「持っているフリ」をして
付け、借金を踏み倒す詐欺師まがいの国があったとしても
オカシクはないワケで・・・

んでもって、その詐欺師の集団がどうもアジアの再植民地化
着々と目論んでいるんじゃ~ないか?と・・・

「戦争」とは違い、「経済」という洗練された手法で。
「欲望」という、誰も逃れられない基本的な原動力で。
しかも、その「経済」の仕組みは既に詐欺師集団の手の中。

タイはもう、ほとんど「経済植民地化」完了済みか?
タイ国民の唯一の心の慰めは「国王」なのか?


<参考記事>

アメリカの覇権は延命する?
http://tanakanews.com/080510crisis.htm    

石油高騰の謎
http://tanakanews.com/080514oil.htm 

国父の深謀
http://tanakanews.com/080523anwar.htm 

マレー株式市場で「越売り」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080603-00000007-nna-int 



ピンチだぜっ!ベトナム!


やられてたまるかっ!


でわっ!