2010年4月20日火曜日

カブにまつわる都市伝説

 その昔ね?ひとつの都市伝説がありまして、それが・・・

カブはてんぷら油でも走る。

 と云う、???な伝説なのですが聞いたことありません?どこかのバイク雑誌がそれを検証して、ナンと!ホントに走ったレポートを読んだ記憶があるのですよ。もちろん恒常的にてんぷら油を燃料として使い続けたらエンジンが壊れちゃうんでしょうケド、非常時に燃料として使えると云う事の意義は大きいように思うワケです。

 ナゼ唐突にこんなハナシを切り出したかと云うと、先日タイに行くのにタン・ソン・ニャット空港に向かう道すがら、夕方の帰宅ラッシュに巻き込まれてパスター通りでゼンゼン動けなくなってしまったのですが、改めて思ったワケです。

ベトナムはバイクが多いわwww

 ま、一家に一台は常識です。しかもほとんどが「HONDA」のカブ。もしくはスーパー・カブ。パスター通りの渋滞を見ても、85%以上は「HONDA」のカブ。これがベトナム全土となれば、90%以上は「HONDA」のカブ。そしてそれ以外の車種も加えれば95%以上は「HONDA」製のバイクと見てイイんじゃないかと。これってスゴイことですよね?一国の国民の足になっているんですから。

「HONDA」は。

 昔の思い出話をチョットさせて下さい。(by 鳩山邦夫)・・・メコンの方に遊びに行くと、街道沿いに「HONDA」の看板をよく見かけたものです。それが、どんな田舎にも必ず一軒は「HONDA」の看板を掲げた店があり、「HONDA」の販売網ってスゲwww!と感心したのですが、実はバイクを売っているのではなくバイクの修理屋だったのです。

 か様に、バイクと言えば「HONDA」「HONDA」と言えばバイク。・・・の関係がベトナム人の頭の中にインプットされており、まさに「金」本位制ならぬ「HONDA」本位制?

 「HONDA」がここまでベトナム人に信頼され、愛されている理由は分かりませんが、現実、今もベトナム人は「HONDA」のバイクを支持し、日常の足としているワケです。きっと、亡き本田宗一郎氏がベトナムのこの状況を見たら、涙を流して喜ばれるんじゃないでしょうか?

 そんな事を、ボwwwっと渋滞の中で考えていたのですが、だが待てよ?これだけ「HONDA」のバイクが多いと云うことは、それだけ「HONDA」のバイクが撒き散らす排気ガスもハンパじゃないと云うこと?・・・と、そう云う理屈が成り立ちますよね?

 そこで、最初の「フリ」に戻るワケです。てんぷら油で動くエンジンなら、ナマズから採った「バイオ燃料」でもイケんじゃないの?もしくは「バイオ燃料」対応の、ベトナム限定仕様エンジンがあってもいいんじゃないの?「世界のホンダ」なら出来んじゃないの?・・・と。


ホンダ・スーパーカブ販売50周年企画で自らデザインしたカブにまたがる白鵬。

 ま、ワタシは企業人じゃないんで一般的な庶民感情のみで語らせてもらいますが、これだけ自社の製品を愛用してもらえるなら、その御愛顧になんとかお応えしたいと思うのが人情であり商道でしょ?そこで御愛顧の御礼として、「バイオ燃料」対応のカブをベトナム限定で試験的に製造販売。で、「バイオ燃料」の排気ガスがいくらかでもクリーンな排気ガスになれば一石二鳥。モノ造りを生業とする企業冥利につきます。

 最近は電動バイクと云うか自転車を街中では多く見かけるようになりましたが、所詮は自転車の延長。荷物を運んだり、家族で出かけたりで使用するにはパワーがゼンゼン足りません。そこで!「世界のホンダ」が一肌脱いで・・・

 などと、たわいも無いことを考えながら、バイクの波の中を空港に向かったワタシなのでした。


でわっ!