2010年7月20日火曜日

新しい夜明け

 ワタシが一番下に貼り付けている動画、<重力モーター 3>を描きおこしたのが参考2の図なのですが、このふたつを見て思いついたのが、「ピッチャーの投球動作に似ている」と云うことなんですわ。

 先に貼り付けて、あっという間に消されてしまった動画で、<重力モーター 3>のプロトタイプとも言うべき動画があったのですが、その動画では円板の外周付近に参考2の図にある、「d1」のアームが支点 「p1」を中心にフリーの状態で取り付けられており、円板が回転するとアームが振り子のように振れ、どうやらその振れと円板の回転が同期する事で、回転力を増幅させているらしかったのですが、まぁ、こんな感じですかね?・・・図 1




                    図 1

で、この状態だと「d1」の振れが不規則で、円板の回転にムラがあるのが見て取れました。半径「r」上にある点「p1」の位置が円板の回転によって移動し、その移動の慣性で長さ「d1」の振り子が振れ、振り子の慣性力が円板に回転力を与える。

 ・・・と云うのが今は既に消されてしまった動画を見てのワタシなりの推察だったのですが、先に述べた様に、振り子は点「p1」を中心にした自由な状態にあるので、振り子の振動に規則性が無く、円板の回転にもムラが出ている様です。

 そこで・・・というワケなのでしょうか?<重力モーター 3>の動画を見ると改善の痕が見られ、まだまだ回転に若干のムラはあるようですが「66rpm(毎分66回転)」という基準に達しているようです。

 何がどう変わったのかを比較してみると、「d1」の振り子がブラブラしない様にストッパーを追加されています。このストッパー「p2」が追加された事で、「d1」の慣性力を効率良く円板にフィードバック出来る様になったのではないでしょうか?

 中心 - p1 - p2 - 重り の関係は、ピッチャーの投球動作の際の力のかけ方・・・肩 - ひじ - 手首 - ボール・・・の関係に置き換えて考えられる様に思えます。つまり、最初に手で回転を与えるのは、ピッチャーがマウンド上で足を踏み出すのと同じようなもで、足を踏み出したら後は、自身の体重の移動を上記の如く、肩 - ひじ - 手首・・・そしてボールへと移動させキャッチャーのミットにめがけ投げる。・・・と。

 しかしながら、<重力モーター 3>においては重りが離れる事は無いので、永遠に終わらない投球動作を繰り返し、重りに移動した慣性力が円板を回し続ける力となる。謂わば「ピッチング・モーション・ホイール」と呼べるのではないか?

 ・・・と、以上がワタシが分析したところの仮説なのですが、悲しいかなその事実を確かめるための、追試を行う術がありません。もちろん特別な設備などは必要なく、工業高校の学生だったら学校にある設備で十分なのですが・・・

 ま、もしも偶然にも、工業高校の学生がワタシのこの記事を目にすることがあったなら、もうすぐ夏休みでもあることだし、夏休みの研究課題、もしくは卒業課題として追試をしてみて下さい。もしコレが実証できれば、「自家発電」があっという間にどんな僻地にも普及可能になり、もちろん一般家庭でも利用可能ですから、エネルギー問題も環境問題も解決される事でしょう。ただし、それでは困る大人が居ることも確かですが・・・。

 無責任な中年のオジサンの戯言だと思ってくれて結構。それでも若者が切り開いてくれる新しい夜明けに、

オジサン期待してるからwww


でわっ!