今回、中国人人権活動家の劉暁波(リウ・シアオポー)氏がノーベル平和賞を受賞し、いろいろと波紋を広げている様ですが、その件に関してワタシの思うところを少し・・・。
はじめに、リウ氏のノーベル平和賞受賞に関しては、祝辞を送りたいと思います。ただ、時期がね?
天安門事件が起きたのが1989年の事ですから、実に21年目にしての受賞と云う事です。ま、事件後すぐの受賞もありえないでしょうから、多少の活動期間を考慮しても、10年前には受賞しててもオカシクなかったなんじゃないの?などど思った次第です。はい。人権問題と云う「問題」に対処する目的でノーベル賞を与えると言うのであれば、「問題」への対処は早ければ早いほどイイ。・・・のは、みなさん当然の事として納得でしますよね?
何故今なのか?
みなさんご承知のように、現在中国では「上海万博」の開幕中で、謂わば祝賀ムードに包まれているワケです。そう云う国民が浮かれている時に水を差す如き真似は、ワタシの感性からすれば、
無粋な輩だ
と、映るのです。サスペンスドラマの見過ぎかも知れませんが、或る犯罪の犯人を刑事が突き止めたところ女性だった。そこで身柄確保の為に女性の元に向かうと、おりしも彼の女性の結婚式の真っ最中。式場には両家の親族、友人が集い新郎新婦の門出を祝して祝辞が述べられ、いよいよウエディングケーキにナイフを入れようと云う段になって、刑事が式場に現れ新婦の手にその場で手錠を。
・・・何てのは、日本人にはウケないワケですよ。この場合、刑事は式が終わるのを待ち、花嫁が思い残す事の無いように計らってからタイwwwホするのが王道です。それが日本人の情に訴えますし、タイwwwホされた花嫁も、素直に罪を認めるでしょう。もう思い残す事は無いワケだから。確か松本清張の「砂の器」も、似た様なエンディングでしたわ。
よく言われるし、ワタシも思うことですが、「中国人は面子を重んじる。」・・・のであれば、今回のノーベル賞委員会のヤーグラン委員長の決断は、全くの逆効果であると思えるのですが?
西洋人の思考では、「結婚式場で花嫁をタイwwwホ」はアリなのかも知れませんが、東洋人、少なくとも日本人の感性では、「結婚式場で花嫁をタイwwwホ」はいくらなんでも「ちょっとカワイソwww。」・・・と云うのが偽らざる感覚ではないでしょうか?
でわっ!
追記:
「日本人」がノーベル平和賞受賞 36年ぶり