2010年10月30日土曜日

ゆっきーの肩をもってみる

まずは・・・

「ゆっきーガンバレ!」

と、エールを送らせていただきます。はい。

 あちこちからボロクソ叩かれていますが、ゆっきーの「国難といえる時に自分だけ辞めて『はい、さようなら』でいいのか」と云う言葉にウソは無いと、ワタシは信じます。

鳩山前首相、「引退撤回批判」に反論 ネットでは袋叩き状態


 よくよく思い返してみれば、マスコミ叩かれるということは「ゆっきーの方が正しいんじゃないか?」などと思う次第です。ここはひとつ、どんなに周りから叩かれようが、再度政界に復帰してもらい、方向性が狂い始めた民主党に喝を入れて欲しいものです。

 確かに在任中は頼りない首相であったかもしれませんが、ゆっきーが闘った相手を思えば、逆に「良く頑張ったな」と。

 在任中は、おぼっちゃん育ちがどうのこうのと批判も受けましたが、首相を辞任する時はもうボロボロだったんじゃないですかね?それでもって大抵の?政治家というか人間だったら、

もう二度とあんな思いはゴメンだ。

と、尻尾を丸めてしまうところなのでしょうが、敢えてまた政界に、民主党議員に復帰する意思を固めたのあれば、それなりの覚悟を胸に秘めているのでしょう。識者からは「鳩山前首相の引退撤回こそ新たな国難だ」との指摘も出ているらしいですが、口先だけで、最終的には自分の保身しか考えていないくせに政治を論じるあまたの「識者」の方がよっぽど

日本にとっての国難

以外の何物でもないように思うのですが?


 ワタシはゆっきーの復帰を応援します。いや、是非政界に復帰し「狂った民主党」を建て直して、ワタシたちが期待した「本来の民主党」に戻して欲しいと切望します。

 確かに、一度引退を表明しながらカッコ悪い、見苦しいという見方をする人が多いのでしょうが、養老先生の「バカの壁」の中に書かれていた一節で目からウロコが落ちたのは

君子豹変す

の解釈でした。それまでずっと悪い意味・・・態度が急に変わるとか、裏表のある人間の例えだとか思っていたのですか、ジッサイは「君子(聡明な人間)ほど、自分の間違いに気が付いたらスグに訂正する」の意であることを知り、方向性を変えることは恥ずべき事じゃないと。

 もちろん普天間基地移転に絡んだゆっきー発言は二転三転し、傍から見ても「言質の軽い人間」と批難されましたし、
ワタシも散々?批難しました。

 しかし逆に見れば、ゆっきーを辞任に追い込んだのは「普天間基地移転」の問題、それ一点のみとも言えるワケで。それも、移転を引き伸ばしに引き伸ばし、逃げ切り辞職とも捉えられるワケで、正直ワタシ、「辞めることはナイダロwww」と思っていましたが、ゆっきーの後を継ぐ者がきっと事態を好転させてくれるんだろう・・・と、甘い期待を抱いていました。・・・が、みなさんご存知のように、日本と日本を取り巻く状況は「普天間基地問題」を含め、ドンドン悪くなるばかりです。

 ゆっきーがもう一度トライしたいと決意を固めたのであれば、ワタシは応援します。今現在権力の座に君臨し好き勝手な事をやっている連中より、ダメはダメなりにも、精一杯庶民の為に力を尽くした感のあるゆっきーの方が、よっぽど信用できます。

 失敗というか、一度レールから外れてしまうと再起のチャンスも得られないような社会。そういう風潮を垂れ流しているマスコミや論者。そんな社会の閉塞感を打ち破り、現在不遇にあえいでいる若者や、その他おおぜいの庶民に希望というか、不屈の魂を見せ、

やり直すことは恥ずかしいことじゃない

という勇気を与えるためにも、無様だろうが、批難を浴びようが、泥まみれになろうが、ゆっきーにはガンバッテ欲しいと思う次第です。はい。

 育ちの良いゆっきーにはかなりシンドイ事だろうと思いますが、それでもなお、「国難といえる時に自分だけ辞めて『はい、さようなら』でいいのか」という任侠心に駆られてのことであれば、もう・・・やれるだけやっちゃってください。

骨は拾いますので

・・・心の中でですケド・・・


でわっ!