2011年11月12日土曜日

民主主義を死守セヨ! 3


 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 民主主義は個人の権利を尊重し、ひとりひとりの意見を集約し、最終的に全体合意を得るというプロセスです。残念ながら、完全な意見の一致に至ることはマズなく、所謂マイノリティーと呼ばれるグループも生まれます。

 しかし、個人の人権を尊重するという根本理念により、マイノリティーを排除することはなく、様々な意見が同居する集団が生まれます。

 人間の筋肉は100%その能力を発揮しないというコトを科学番組で観た記憶があります。蟻の集団には、常に10%の怠け蟻グループが存在するそうです。それは何故か?

 オートバイに乗る人ならご存知ですが、オートバイには通常の燃料タンクとは別に予備タンクが付いています。万が一、ガス欠になってしまった場合、予備タンクの燃料によってガソリンスタンドの有る場所まで辿り着く為です。

 つまり非常時に対応した逃げ道を用意しておくという意味で、使わない筋肉も、10%の怠け者も、予備タンクも、意見の違うマイノリティーも、無くてはならないワケです。

 したがって民主主義社会とは、社会=人間の集団の生存確率を高めるのに適した社会形態だとワタシは考ますし、それ故ワタシは、「民主主義を死守セヨ!」と、クチ五月蠅く言うワケです。

 以上がワタシの、民主主義というものに対しての「ロジック」です。

 さて、民主主義に基づき意見の集約を行う場合、多くの人の賛同を得られる意見とはどういった意見でしょうか?「誰にでも分かりやすい意見」ではないでしょうか?

 そして、「誰にでも分かりやすい意見」はどうして「分かりやすい」のか?そこに・・・筋=ロジックが通っているからです。みんなが納得できるからです。ロジックが検証できるからです。 

 翻って今回のTPP参加交渉にまつわる政府の態度ですが、そこにみんなを納得させる・・・


「ロジック」があったのか?


・・・と。で、「ロジック」は・・・


シッカリ検証されたのか?


・・・と。 


驚愕!! TPPについて何も知らなかった野田総理




 TPP参加推進派、TPP参加反対派、それぞれの「ロジック」を闘わせて最終的に総意を決めるのが民主主義のルールですが、野田首相は個人の独断にて、圧倒的多数の反対意見を無視しました。


民主主義を殺した


のです。このような首相、政府に、これ以上日本を任せられるのか?


日本人が気がつかないTPPの罠




 相手が「ロジック」を無視しようが、ワタシたちはあくまで「ロジック」で立ち向かわなければなりません。それが「民主主義を死守する」ワタシたちの闘い方なのです。それがドクター・根路銘が示してくれた闘い方なのです。


民主主義ナメんなよ!


でわっ!