2012年2月7日火曜日
論調の変化
昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
「シリア非難決議案」の否決を受け、西側のシリア報道の歩調も、若干?乱れ始めましたかね?
<転載>
シリアで衝突続く、反体制派がストの呼び掛け
2012.02.06 Mon posted at: 10:06 JST
(CNN) 反政府デモへの武力弾圧が続くシリアでは5日も各地でアサド政権側と反体制派が衝突し、多数の死傷者が報告された。反政府団体のシリア地域調整委員会(LCC)は政権側に圧力をかけるためとして、同日から2日間にわたるストの実施を呼び掛けた。
アサド政権に対しては、国連安全保障理事会で4日、非難決議の採決が行われたが、常任理事国のロシア、中国が拒否権を行使したため否決された。これを受けてアラブ連盟は5日、暴力停止を引き続き呼び掛けていくと表明。政権側に対し、国民の要望に耳を傾けるよう改めて求めた。
LCCによると、5日には中部ホムスなどで、子ども5人を含む少なくとも43人が死亡した。北西部イドリブでは政権側の部隊と離反兵士のグループが衝突し、6人が死亡したという。
在英人権団体のシリア人権監視団は、この衝突で政権側の兵士少なくとも9人が死亡し、21人が負傷したと発表した。また首都ダマスカス近郊では、デモ隊の排除を図った治安部隊の銃撃を受け、14歳の若者が死亡したという。
国連安保理での決議案否決について、米国のクリントン国務長官は5日、「茶番劇だった」と述べ、中ロによる拒否権行使を改めて非難した。ロシアのチュルキン国連大使によると、同国のラブロフ外相は7日にシリアを訪問し、アサド大統領と会談する。
シリアのジャファリ国連大使は、ホムスで4日までに報告された多数の死者について「安保理でシリア情勢が話し合われる当日に、政府がある都市の市民を虐殺することなど、まともに考えればあり得ない」と述べ、危機がねつ造されているとの主張を展開した。
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市民にストを呼びかけるってどういうワケ?市民の支持を得て始まった反政府活動じゃないワケ?もし反政府活動が市民の支持を得られてないんだったら、市民を巻き込むのは止めてくれない?迷惑だから。
「在英人権団体のシリア人権監視団は、この衝突で政権側の兵士少なくとも9人が死亡し、21人が負傷したと発表した。」
この事実を以ってすれば、政府軍の一方的な弾圧というよりも、プロ集団との戦闘・・・「内戦」とも受け取れますケド何か?
で、CNNがこういった書き方を始めたということは、「嘘」にほころびが出始めたんで、今後の責任逃れのために伏線として「真実」をチョロチョロ織り交ぜながら記事を書き、自分らの立場、報道機関としての面子を守りに入ったか?・・・と。
<転載>
シリア、弾圧の死者最悪に 在外大使館に投石・乱入:日本経済新聞
2012/2/5 1:36
【ドバイ=中西俊裕】シリア西部の都市ホムスで3日夜から4日にかけ、アサド政権側の部隊が迫撃砲などで攻撃を激化させた。ロイター通信はシリア人権団体、反体制派の情報として217~260人が死亡したと伝えている。事実とすれば、昨年春に反体制派のアサド政権への蜂起が始まって以来最大規模の死者数となる。
反体制派のシリア国民評議会は「首都付近でも同様の事態が起きかねない」と警戒を強めている。
一方、英国、エジプト、クウェートなどにあるシリア大使館ではアサド政権の弾圧に憤慨したシリア人らが乱入する騒ぎが発生した。エジプトでは大使館に押し入った群衆が家具や機材を打ち壊し、建物に火を放った。在英シリア大使館へは約150人が投石、BBCによると6人が逮捕された。各国に住むシリア人が連絡を取り合い計画的に実施した可能性がある。
</転載>
この記事にしても、不審な点がテンコ盛りですなあ。だいたいが、国外にある自国の大使館なんて単なる末端組織であり、国内の不満を大使館にぶつけると言う行為がバカげています。例えばベトナムにおいて、最後の最後に日本人の身元を保証してくれるのは日本国大使館であり、その大使館を襲撃するなんて自分で自分の首を絞めるようなもの。
であれば、かかる愚行に善良なシリア国民が走るとは考え難く、このような行為をするのは「テロリスト」くらいなもの。・・・と、ワタシには思えますが何か?
で、日本のマスコミがイヤラシイのは、自分で取材せずに全部聞き伝えの記事しか書かないという点です。どんなにイイ加減、間違った記事を・・・もはやデマとも呼べる報道を厚顔無恥に垂れ流しても、
自らは責任を取らない
というスタンスを決め込んでいるのが、もうね?逝ってよし!特にNHK!・・・高っかい受信料を取っておきながら、いい加減な報道に良心が咎めないワケ?ン?
ま、ニュースは「言葉のあや」で、いくらでも受け取られ方が変わりますからね。「反体制派」と言えば聞こえはイイですが、「軍事クーデター」となるとどうですかね?言葉ひとつでニュースの印象はガラリと変わりますなあ。
「安保理でシリア情勢が話し合われる当日に、政府がある都市の市民を虐殺することなど、まともに考えればあり得ない」
・・・という、CNNの記事が真相のようにも思えますが何か?
真相を究明するには、再度監視団を派遣するしかないでしょうな。拒否権を発動した手前、ロシアの監視団による調査に外国人記者団を同行させて、ありのままを報道して欲しいものです。
イランで数え切れない親切を受けて思う、核兵器を持たずに存在感を示して欲しいということ
そういえば今年のNHK大河ドラマは「平清盛」ですが、八切止夫氏によれば「平家」とはペルシャ系統の渡来人であったとの事。ペルシャといえば現在のイラン。つまり日本人とイラン人は遠い親戚にもなるワケで、チャリダーマン氏がイランで親切にされたというのも、そういった血の繋がりが成せる業なのかも知れませんなあ。
人間ナメんなよ!
でわっ!
追記:
チャリダーマン氏が「お祭りの日」としている動画ですが、ヒョットとしてこれ?
お葬式じゃないの?
というのも、ベトナムでの葬式の際もこの動画と同じように、楽隊がにぎやかに演奏するワケで、それが・・・朝の5時からヘム(路地)に鳴り響くワケですよ・・・orz
はじめは面喰らいましたが、人生というお勤めを終え、「お疲れさま」と、晴々と送られるのも悪くないかもと思っていたら、黒澤明監督の「夢」という映画で、やはり高齢で亡くなったご婦人をお祭りのように野辺に送るシーンがあり、
考えることは一緒だな。
と、思った次第です。はい。