2012年3月29日木曜日

今日のVOR (ボイス・オブ・ロシア)

     
 今日のV.O.R.のニュースに、武田センセイが推す?「石炭火力発電」に関係するだろうと思われる記事がありました。


<転載>

サハリン 日本への石炭輸出量2倍に
28.03.2012, 21:51



 サハリン州で最大手の石炭採掘会社「サハリンウゴリ」が、今年の日本への石炭輸出量を2倍に拡大すると発表した。Promvest.info.が報じた。

 「サハリンウゴリ」社のプレスリリースには、11年度の石炭の総輸出量は約100万トンで、日本への輸出量がその大半の53万5500トンを占めている。2位となる中国への輸出量は、39万6500トンで、3位の韓国へは8万トン以上となっている。

 12年度の日本への石炭輸出量は、93万トンとなる予定で、「サハリンウゴリ」社の総採掘量は、昨年より55万トン拡大され2400万トンとなることが見込まれている。

</転載>


 石炭の輸出量が2倍に増えるということは、石炭の消費量がそれだけ増えるということで、主な使用目的は、火力発電所の燃料用?かと推測されます。

 各地域電力会社が原発の稼動を凍結し、従来の火力発電所をフル稼働させる方針に切り替えたのか?それとも、企業の工場に併設された小型火力発電所の、電力の自給率を上げるために使用されるのか?

 石炭輸入量が2倍ですからね?原発稼動凍結後の電力の穴埋め発電用にしても、電力各社が所有する火力発電所だって数に限りがあるワケですし、それは民間の自家発電施設にしても同じこと。

 したがって、大手電力会社、企業の自家発電施設を併せて、過渡的な措置ではありますが、日本としては原子力から石炭火力に方向転換した?とも考えられ、ワタシとしては、


一歩前進

 
したのかな?・・・と。

 しかし、「原子力マフィアの総本山」=IAEA・・・は、そう簡単に原子力発電を止める気は無く、あくまでも「安全性」を看板に掲げ、原子力発電を推進する気がマンマンです。考えてみれば当然で、世界が脱原発に向かったら、


自分たち(IAEA)の利権がなくなる


ワケですから・・・。

 たまらんですよ。一部の人間の都合で世界を引っ掻き回さちゃ・・・。クドイようですが、もし原発が安全だとしても、核廃棄物の処理はどうするつもりなんですかね?キチンと後始末の出来ない技術は、「子供の火遊び」と変わらないでしょ?


<転載>

原子力への信頼を回復するための調査
タチヤナ・フロニ 28.03.2012, 17:43



 国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は、原子力エネルギーへの信頼回復のためには、人々への情報公開が重要だとの考えを表している。

 ロシア地理学協会の調査団は、日本の「福島第一原子力発電所」での事故発生後の影響に関する2回目の調査を実施する。今回の調査では、事故後の環境に関する客観的なデータの入手、ならびに社会への情報公開が課題とされている。  

 ロシア地理学協会・環境汚染モニターリング課のマルチシェンコ課長は、2011年に実施されたロシア地理学協会の1回目の調査結果について、ロシアの沿岸部で福島第1原発の事故による深刻あるいはネガティブな現象はみられなかったと述べ、次のように語っている。

「調査では、放射性物質が風によっても、また海流によってもロシア沿岸へ運ばれなかったことが明らかとなった。1回目の調査は、事故発生から短期間の間に組織された。『真新しい足跡』を追って、4月20日から5月20日にかけて実施された。極東研究所の職員たちは2011年、サンプルを再検査し、以前入手したデータを再確認した。我々の調査結果は発表され、日本の同僚にも提供された。我々は彼らとの協力に関心を持っている。」  

(SPEC_ep07 「庚の回」より)

 ロシア地理学協会は2011年、ロシア極東のウラジオストクから日本の北海道と本州の間の海峡を通過してクリル諸島沿いにペトロパヴロフスク・カムチャツキーまでのルートを1ヶ月にわたって調査した。調査では主に、放射線物質の移動に関心が割かれた。専門家らは、7つの海域で海水や生物資源を採集した。放射能濃度を測定しながら海洋生物の調査が実施された。日本の沿岸部周辺を含め、放射線量の平均値が一時間当たり5-7マイクロレントゲンを超えることはなかった。  

 マルチシェンコ課長は、2012年も極東に住むロシア人たちが懸念する根拠はないはずだとの見方を示し、次のように語っている。

「今年も船を用いた極東での活動が続けられる。これは必要とされる調査にとって大きな可能性を持っている。調査には、ロシア水文気象環境監視局、ロシア自然監督庁、ロシア非常事態省、ロシア原子力企業ロスアトムの代表者らが参加する。我々は、状況の行方を追っていかなくてはならない。 この調査は今後、長期にわたって毎年実施されるだろう。なぜなら、1回目の調査の後にも、福島の原発では冷却システムに関する問題が発生したからだ。我々は、事故が「延期された」被害を持たないことを確信しなければならない。」  

 サハリン州では現在も、99ヶ所で放射線を計測するためのモニタリングポストが稼動している。基準値を超える放射線は観測されていない。ロシアは日本からの輸入品の監督を強化していたが、通常の管理体制に戻す意向だ。

</転載>


 ま、IAEAには世界が脱原発に切り替わった後も、「廃炉」、「核廃棄物処理」の後始末がありますから、仕事量は減ったとしても当面の仕事はありますので、その間に別なお仕事を見つけて頂きたいものです。いつまでも「原子力利権」にしがみ付いているのは、


如何なものか?


・・・と。


人間ナメんなよ!


でわっ!