2012年7月3日火曜日
シリアと日本の類似点
サーチナのWEBニュースから。
<転載>
反体制派は会議
シリアで戦闘、80人以上死亡
2012/07/02(月) 20:50
【カイロ共同】シリア人権監視団(英国)によると、内戦状態のシリアで1日、政権側と反体制派の激しい戦闘があり、全土で80人以上が死亡。またフランス公共ラジオによると、レバノン治安当局は2日、シリア国境付近で同日、レバノン側から武装集団がロケット弾を撃ち込み、シリア側の警官2人がけがをしたと明らかにした。一方、反体制派各グループは2日、6月30日の「連絡調整グループ」閣僚会合を受け、カイロで会議を開いた。
(情報提供:共同通信社)
</転載>
あああ...何だか、「エジプトがシリア介入に舵を切る。」という、嫌な予感が現実になりそうな気配で、気が重いですw。スンニ派のテロリストと、スンニ派のエジプト新大統領の組み合わせ、
ヤル気満々でしょ?
ウwさんは欧米の「大中東構想」を踏まえ、欧米は「ムスリム同放団」がエジプトの政権につくことを容認すると見ていますが、ワタシから見れば、「ムスリム同胞団」は欧米の手先なのだから当然です。容認どころか、政権の座に据えたいところでしょう。
すなわち、欧米の考える民主化による「大中東構想」は、ムスリム同胞団が考える、スンニ派による「大中東構想」と重なり、それ故、欧米はスンニ派テロリストに武器を支援していると見る方が状況に適っています。
<転載>
シリアに対する国際的陰謀
26.06.2012, 20:37
(前略)
-「大きな中東」の再編が進んでいます。この計画はブッシュJr.政権の頃から明らかになっていました。第一段階ではイラクだけで、他の国々は破滅を逃れることが出来ました。米国の同盟国も地域では少なかったのです。
しかし米国は計画を変更し、主要な目標は50年代から70年代に建国された世俗国家となりました。そうなれば世俗国家の存在を脅威と考えていた親米的な君主諸国が同盟国になりました。アラビアの親米政権に反対する運動は世俗的、民主的なスローガンのもと行われていたからです。
しかし結果としては保守的な勢力が政権につきました。シリアは米国の影響下にない、世俗的な共和国です。それゆえに、米国とアラブの君主国とが非公式な同盟を組んで、戦争が仕掛けられたのです。
(後略)
</転載>
すなわち欧米は、実行部隊としてスンニ派テロリストを使い、間接的に中東を支配しようと計画していると見るべきです。スンニ派の、シーア派に対する宗教的コンプレックスを利用していると見るべきです。
イスラム教による民主化?スンニ派に支配されたら、シーア派は間違いなく虐殺されるんじゃないですかね?それを欧米は、見てみぬ振りをするつもりなんでしょう。...多分。そういった取引が既に結ばれた可能性は十分にあります。
<転載>
イラクで一連の爆弾テロ
死者60人以上
13.06.2012, 17:27
13日イラクでイスラム教シーア派の巡礼者を標的にした爆弾テロが続き、AP通信によれば63人が犠牲となった。首都バクダッドで5つの爆弾が爆発したほか、別の町でも爆破テロが起こり、武装集団による攻撃も2件あった。
(以下略)
</転載>
で、世界のマスメディアは、「民主化に逆らうテロリスト」としてシーア派の反抗勢力を報じ、みんなは無邪気に信じ込む...
なワケねwだろっ!
これだけ情報が流通する世界で、ゴマカシや嘘がそう易々とまかり通ってはたまりません。欧米の野望とスンニ派の野望に翻弄され傷つくのは、シリアの国民だけではありません。日々をただ平穏に暮らしたいと願う全ての人々にしても、一部の国のエゴがまかり通る
暴力に支配された世界
なんて、まっぴら御免です。
<転載>
CIA シリア反対派に武器提供を組織
コンスタンチン・ガリボフ 22.06.2012, 13:40
CIA(米中央情報局)はシリア反対派に対して武器および弾薬の提供を行っている。これは米ホワイトハウス筋が明らかにしたもの。
CIAの工作員らはトルコ南部のシリア国境付近で活動しており、誰に武器を提供するべきかどうかを決めているという。
その結果、シリア反対派勢力は自動小銃のほか、迫撃砲、弾薬、対戦車砲などを手にしている。
武器の輸送にはシリアの「ムスリム同胞団」のメンバーらが直接関与しているという。
資金はトルコ、サウジアラビア、カタールが負担している。
(以下略)
</転載>
公平と公正が行き渡った世界であればこそ、多少不便があっても敢えて争いを起こす必要も無く、それそれの国が「あるがままに発展」することが可能なのです。一部の国の利権、一部の人の利権のために、人権や主権を奪われてはならないのです。
いま日本に起きている事...強行的な「原発の再稼動」と、シリアで起きている事...強行的な「政権の転覆」は、スケールこそ違いますが同じ病根の問題なのです。
もうね?誤解されようがなんだろうが、ワタシはロシアを支持します。どう見てもロシア、中国の言い分に「理」があります。嫌露、嫌中の方もいると思いますが、
是は是、非は非。
だということです。
それにしても、いつもはスグにアメリカに噛み付くベネズエラのチャべス大統領とか、キューバのカストロ元首相とかが、シリアの件に関しては沈黙しているのが、不思議と言えば不思議です。
ま、それはそれとして、そういった国同士の取引でシリアのひとたちが傷つけられるのを、
世界は黙って見ててイイのかっ!?
つう話なワケですよ。
で、日本におけるフツーのひとたちによる抗議行動が、世界に勇気を与えることができたなら、ワタシたちがメディアのイカサマに気付いたように、世界が目を覚ます「起爆剤」になるのなら、
われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。(日本国憲法前文より)
という、「日本国憲法」の理念からしても、日本人冥利に尽きるワケですよ。
人間ナメんなよ!
でわっ!