2012年9月21日金曜日

一枚舌


 尖閣諸島の問題は「シリア侵略」に連なると言ってきたワケですが、いよいよアメリカの手口が明らかになってきましたw。


<転載>

中国の習副主席が米国防長官と会談、軍事関係強化の意向表明
2012年 09月 19日 18:36 JST

[北京 19日 ロイター] 中国の習近平国家副主席は19日、訪中しているパネッタ米国防長官と会談し、米国との関係強化を目指す意向を伝えた。

 今年の共産党大会での総書記指名が予想されている副主席は、2週間前から公式の場に姿を見せていなかった。公の場に復帰して以降、外国要人と会談するのは初めて。

 パネッタ長官の歓迎式典で副主席は「両国の国家間および軍事関係を一段と進める上で、長官の訪問は非常に有益と考えている」と述べた。

 米国防総省のリトル報道官は、1時間以上にわたった習副主席とパネッタ長官の会談について、北朝鮮問題や「領海をめぐる対立を平和的に解決する重要性」などに関して、建設的で率直な話し合いが行われたと説明した。

 パネッタ長官は、尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐり、米国の同盟国である日本と中国の関係が悪化する中、訪中した。

 米国は軍事面でアジア重視の戦略にシフトしており、中国では、これが日本などの中国に対する強気姿勢につながっているとの批判が出ている。

 しかし、パネッタ長官は、訪問した中国の士官学校で、アジアへの戦略シフトは、中国をけん制することが目的ではないと発言。アジアでのミサイル防衛強化は中国ではなく、北朝鮮を標的としており、域内の同盟国との軍事関係強化は中国の繁栄を支援してきた安全保障システムを補強することが狙いだと指摘した。

 長官は、米国と中国は必ずしも見解が一致するとは限らないが、協力できる分野に目を向けることが重要だとし、「見解の不一致や試練によって、存在する多大な機会が見過ごされることがあってはならない。協力すれば、ともに問題を解決することができる」と語った。

 さらに、そのためには2国間の軍事関係において、対話の質と頻度を上げることで信頼と相互理解を構築することが必要と指摘。

 テロ対策、自然災害への対応、海上安全保障の確保、大量破壊兵器の拡散防止や海賊行為、麻薬密売の取り締まりなどの分野で、両国の軍が相互の利益のために協力できるとの認識を示した。

*内容を追加して再送します。

</転載>


 この事実が何を意味するのか?最終目的は「中国を取り込む」ことにあり、中国を「シリア侵略」の仲間に加えることです。

 現在、国連常任理事国で「シリア侵略」に反対しているのは、ロシアと中国です。両国のどちらがより御し易いか?と考え、中国を標的にしたというワケです。早い話が、アメリカにナメられているワケですよ、中国は!・・・ま、アメリカにナメられまくっている日本がどうこう言える筋合いではないのですが・・・。

 アメリカの戦略を検証してみるに、「日本側の代理人」を使って日本と中国との領土(尖閣諸島)問題を顕在化させると同時に、南沙諸島でも問題を起こします。

 時あたかも中国では「党大会」の直前であり、共産党内部での権力争いすらもアメリカは巧妙に利用。これは日本における権力争いにしても同じです。

 領土問題でフィリピンや日本の国内を背後から煽り、中国国内でも領土問題を煽ることで、反日デモが反政府デモに豹変する危機感を党指導部に与える。

 そこでアメリカが、「お困りですか?」としゃしゃり出てきて中国に取引を持ちかけるワケですよ。


「領土問題でお困りでしょう?」


・・・と。 

 
「だったら、G2でいきましょう。」


・・・と。


「そうすれば領土問題は解決です。」


・・・と。


「シリアもよろしくね♪」


・・・と。

 これくらいのシナリオは中学生でも書けますわw。それにまんまと乗ったりしたら、中学生以下の知能レベルとしか言えませんなw。

 そうしてみるとアメリカの今回の行動は、「日米安保条約」を反故にする「二枚舌外交」だという論調がありますが、ワタシから見れば「シリア侵略」に向けて、


まったくブレてない!


・・・と言えます。

 その点ロシアは何だかんだ言って「肝が据わっている」ようで、反プーチン活動で国内が揺さぶられようと、逆に「ダイヤモンド鉱脈」の開発を発表して、「反撃」に打って出ています。


<転載>

ロシアに超大型ダイヤモンド鉱山が、埋蔵量は数兆カラットか

 ロシアはこのほど、1970年代に発見していたダイヤモンド鉱脈の存在を公表した。この鉱脈は東シベリア地域にある直径100キロメートル以上の隕石(いんせき)クレーターにあり、埋蔵量は数兆カラット、3000年分のニーズを満たすことができると明らかにした。英デイリー・メールを引用し、中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

■「ダイヤモンド」に関する他の記事 - サーチナ・ハイライト

  ポピガイ(Popigai)と呼ばれる隕石クレーターには、すでに3500万年以上の歴史があり、ダイヤモンドの埋蔵量は全世界総量の10倍に相当する。ロシアがこの発見を今まで隠していたのは、ダイヤモンドの価格が暴落して自国のダイヤモンド業の利益を損なわないようにするためだ。

  ポピガイ(Popigai)のダイヤモンドは「衝突ダイヤ」とも呼ばれ、隕石のような物体がダイヤ鉱脈と衝突して形成された産物で、工業用と科学研究での使用価値が非常に高いという。(編集担当:米原裕子)

</転載>


 ヨーロッパの金融市場の独占状態であったダイヤモンド市場のイニシアチブをロシアが握る可能性が出てきたワケで、「ロシアに不当介入すれば、貴金属市場をガタガタにしてやるぞ!」・・・という脅しにもなるワケです。

 「切り札」を持っているというのは羨ましいですなw。中国もね?「レアアース」という「切り札」を使いかけた時期もあったワケですが、なんと!日本で「レアアース」に頼らず磁石を製造する技術が開発され、「切り札」の効果が薄れてしまったワケですよ。

 してみると、日本の「最強で最後の切り札」とは技術力・・・すなわち人的資源になるのではないか?・・・と。


日本人ひとりひとりが最後の切り札


になりうるワケで、これは「天」が日本人に与えてくれた「特質」であり、貴重な「資源」なワケです。

 然るに「TPP」なんぞに加盟して、国内の産業の衰退、社会インフラの衰退を招くような事態になれば、「貴重な人的資源の維持」ができなくなり、ひいては、日本は「何も持たざる国」・・・ただの「家畜人」「社畜人」の集団になってしまう恐れがあります。

 で、あるならば、「国家100年の計」からしても「人的資源の保護と育成」は日本の「切り札」を失わないために、何よりも優先される課題と言えるワケですよ。

 経済がどうのこうのという話は後回しです。「輪転機」をまわせば


お金なんていくらでも刷れる


ワケですが、人間はそうはいきません。人的資源は「唯一無二」であるからそ、世界と対等に渡り合える「最後の切り札」であるワケです。

 で、話を戻しますと、現在の状況全てが、実は「シリア侵略」に向けて集約されていく過程であり、その心は、「ヨーロッパの金融危機」を乗り切るための「お金集め」にあるワケです。簡単に言うと。

 で、当然ロシアはその事実を見切っていますから、「シリア侵略」に反対するロシアに対して圧力を加えるなら、「手持ちのダイヤモンドを市場に放出して、ヨーロッパの金融市場を更にガタガタにしてやるぞ!」


オラ!オラ!オラッ!


・・・と、JoJoってるワケですw。敵ながら?スゲwww胆力。プーチンやるわw。

 もう暫くで中国でも「党大会」が開幕するワケですが、ナンかね?チマチマした「権力闘争」に明け暮れる共産党指導層って、プーチンと比べると「格下」の観が否めませんし、日本の政治家と大してレベルが変わりませんなw。

 
アラブに平和を!シリアに平和を! 




人間ナメんなよ!


でわっ!