2013年3月8日金曜日
本当の敵は常に自分自身である
・・・とは、「道」を極めようとする者が壁にぶつかった時、ほぼ100%の確立で「師匠」から諭される「常套句」ですが、「道」を極めようとする者であろうがなかろうが、同じ過ちを繰り返し易いワタシたちにとっても、侮れない言葉です。・・・よね?
物事がうまく進まない時、思い通りにならない時、たいていの人(ワタシも含めて)は、自棄になったり、失望感に囚われたりするものです。
東日本大震災の復興、原子力発電所の事故による環境汚染の防止と、その原因である原子力発電所の運転停止。そうした国家的非常事態の下にあるにも係らず、経済の混乱を招きかねないTPPへの参加交渉問題や、尖閣諸島、竹島における領土紛争の硬直化・・・。
さらには、領土紛争の延長としての「日米安保強化」を理由とした、日本国内へのオスプレイプレイの配備と、ことごとく国民の反対を無視した政策が進行中であり、
安倍内閣支持率70%
・・・だなんて、フジ・サンケイグループの
ブラックジョークだろ?
・・・としか思えません。
何度でも言いますが、全てのメディアは「営利団体」であり、利益のために仕事をしているワケで、「真実」のために仕事をしていると思ったら大きな間違いなワケです。
ま、「嘘」ばかり書いていたら信用が「ゼロ」になってしまうので、なんの「公的価値」もない、「自社独自の世論調査」なるものを根拠に掲げたり、情報を操作したりして尤もらしい記事を書くワケですから、ワタシに言わせれば、やっていることは「詐欺師」と何ら変わりません。
そんな「高支持率」の安倍政権ですが、昨年末の「不正選挙」からのスローガンによれば、
日本を取り戻す!
・・・だそうで、そこで疑問なのですが、「誰から」日本を取り戻すんですかね?で、「誰が」取り戻すんですかね?
日本を取り戻したいのは、ワタシたちなワケですよ。放射能汚染の心配の無い、子供を安心して育てられる、慎ましくとも、安定した暮らしが送れる、そんな日本を取り戻したいのは、ワタシたちなワケですよ。
然るに、震災被災地の復興は遅々として進まず、そのうえTPP参加交渉を考えていながら、「まず、復興」・・・などとは、片腹痛いw。
しかも、被災地の復興の障害ともなっている原子力発電をこの先も推進し続け、TPPなどという「得体の知れない協定」に参加して、国民を更に苦しめようとしている安倍内閣の言うトコロの「日本を取り戻す」とは、イッタイなんなのか?ワタシには・・・
日本を自民党の手に取り戻す!
・・・と、言ってるようにしか聞こえないワケです。自分たちが再度・・・
日本の支配者になる!
・・・と、宣言しているようにしか受け取れません(不正選挙をしてまでも)。
であるからこそ、国民の要望を全く無視した政策を、次から次へと打ち出せるワケで、憲法改正にしても然りです。支配者としての権力を強めたいだけであり、交戦権を持つことで「日本の独立」を果たそうなどとは、アメリカに対する「媚び」っぷりを見れば、冗談としか思えません。
アメリカからの「真の独立」を目指すのであれば、「日米安保」および「地位協定」の見直しを明言するところでしょうが、ジッサイは欠陥輸送機「オスプレイ」と、これまた欠陥戦闘機「F35」を購入しようとしているワケですよね?「開いた口」の顎が外れますw。
安全保障問題にしても、原発問題にしても、TPPなどの経済問題にしても、論調としては概ね、「日本VSアメリカ」の視点から語られ、アメリカという大国に対して、日本という国が「被害者」の立場にあるかのごとく論じられていますが、ワタシは大いに異議を唱えたいワケです。
サンフランシスコ講和条約と日米安保条約は1951年に締結されましたが、その前年の1950年に、朝鮮戦争が勃発したことを抜きにしては、これらの「条約の本質」は見えてきません。
早い話が、朝鮮戦争が始まったので、何時までも日本を戦後管理下に置いておくのは得策ではなく、朝鮮戦争に注力するために、「形だけでも日本を独立」させてしまおう・・・というのが、サンフランシスコ講和条約であり、朝鮮戦争に介入しやすいように日本を利用しよう・・・というのが日米安保条約なワケです。
したがってある面では、「朝鮮戦争」は日本にとって僥倖であったと言え、事実関係からすれば、北朝鮮のおかげで日本の独立が早まった・・・とも言えるワケです。
朝鮮戦争のおかげで日本は独立を果たし、尚且つ、朝鮮戦争特需が戦後の産業復興の切欠になったワケですから、もし、朝鮮戦争が起らなかったら、日本の戦後史は全く違ったものになっていたであろうことは断言できます。はい。
以前にも書きましたが、米軍横田基地と呼ばれジッサイそうなのですが、実は国連軍の基地でもあるワケです。福島第一原発の爆発事故直後、多くの国が横田基地にチャーター機を飛ばし、多くの自国民を非難させたことは割と知られているかと?
つまり、在日米軍の最大の存在理由は、
朝鮮戦争は未だ終わっていない!
・・・という点にあるワケです。
北朝鮮と韓国が講和条約を結ばない限り、国連軍基地としての在日米軍の存在意義も継続し続け、日米安保条約にしろ、地位協定にしろ、破棄は無論のこと、改定さえも儘ならないワケです。
それをどれだけの人が理解しているのか?名だたる論客もこの点について触れないのが、はなはだ疑問です。
「北朝鮮がwww!」・・・「核ミサイルがwww!」・・・と、日本側が騒げば騒ぐほど、アメリカの軍隊が日本に駐留する理由を与え続けているようなもので、原因は日本にもあるのだ・・・という一面もあるワケです。
朝鮮戦争のおかげで日本の独立が早まった・・・というのがワタシの考えなワケですが、そもそも、北朝鮮はなぜ国境を越えたのか?その必然性はあったのか?まるで日本の独立時期を早めてくれるかのような振る舞いです。
そこで思いだしたのが、「北朝鮮には、旧日本軍の残党が多数残っている」・・・という都市伝説です。
ここで得意の?妄想を繰り広げると、朝鮮戦争は、日本国内の旧日本軍残党からの指令に、北朝鮮に残留し北朝鮮軍の中核となった、旧日本軍の残党が呼応したものであり、日本と北朝鮮は水面下で連携している・・・と。
その見返りはおそらく、北朝鮮出身の在日同胞の優遇であり、日本からの資金(パチンコ産業など)の送金にあるのではないか?・・・と。
万景峰号
しかし残念ながら、旧日本軍残党のイデオロギーと、戦後、民主主義の洗礼を受けた日本国民とは、目指す国の姿が乖離してしまい、今更「軍国主義」を日本に持ち込むことは不可能。
であれば、社会システムを経済的に変革し、「貧富の差」によって支配体制を確立する・・・という手法も考えられるワケで、それがTPPへのただならない入れ込みようとも理解できます。
そして最終目標が「日本独立」ではなく、「日本支配」だとしたら、自分たちの利権を確保するためにも、アメリカ軍には日本国内に留まってもらった方が都合がイイ・・・と、なるワケで、そのためには、常に北朝鮮と緊張関係にあった方が都合がイイ・・・と、なるワケです。
ま、あくまでもワタシの妄想が生み出す「シナリオ」ですが、ただひとつ、確かに言えることは、日本は太平洋戦争の総括を十分にやっていない・・・ということです。
本来戦争責任を問われるべき指導者たちが、戦後なぜか?政界・財界・マスコミ界に復帰し、その後はあたかもアメリカの走狗の如く立ち回っている。
そこには、日本の支配層とアメリカの支配層の取引があったのでしょうが、そうした日本の支配層の薄汚い裏取引を許してしまっている・・・もしくは気付かない原因のひとつが、
歴史に対する無知
・・・に他ならないワケで、そしてこの支配層の実態に迫ろうと思うのであれば、「九州王朝」まで遡り、徹底的に検証する必要があると思うワケです。
もちろん、それ以前からの「渡来民族」との係りもありますが、日本の歴史が大きく書き換えられた=捏造されたであろうと思われるのが、「九州王朝」とその後の時代の端境期だとワタシは推測しています。
それはそうと、「日本を取り戻す」のは自民党ではなく、
ワタシたちなのだ!
・・・ということを肝に銘じ、弱気になった自分に「喝」を入れるためにも、
本当の敵は常に自分自身である。
・・・と、なるワケですが、それはつまり「個人革命」にも通じるワケです。「内なる闘いに勝つ」ことが「個人革命」の意義であり、「新しい時代」への扉を開けてくれるものと、ワタシは信じる次第です。・・・はい。
人間ナメんなよ!
でわっ!