2006年6月9日金曜日

泣きの竜 その一

まいど毎度、税関職員には泣かされ(笑わされ)ますデス。はい。火曜日の朝にFe○exから荷物が配達され料金を確認すると、明らかに書類上の税コードがチガ~ウ!!

荷物を運んできた兄ちゃんには税金の計算が間違っているから受け取らないと拒否し、集配事務所にソッコー電話をかけ、

「責任者を出せ!」

・・・と。

「とにかく荷物が集配所に戻ってきたら確認しますので、後で電話をかけ直して下さい。」

との返事で、連絡を受けてFed○xの集配所に乗り込んだのがその日の午後4時半。電話を受けたF○dexのスタッフに

「一体どういうことなんだ?」

とネジ込むと、

「コレコレこうゆワケですから。」

と説明してくれたのですが、勿論、ベトナムのTAXガイドブックには一行たりともそんな事は書いてありまっせん!

そりゃ~、あんたのコジツケだろぉ~。・・・と、TAXガイドブックを根拠に問い詰めると

「今日はもう終業時間だから、明日の朝、税関職員と直談判してくれェ~。」

・・・と。M・むぅ・・・。今日は時間切れで逃げられたが、明日は首を洗って待ってろよ。で翌日、水曜の朝9時。今度は税関職員相手に仕切りなおし。


第一ラウンド。(カーン!)


「これオカシイんじゃないんですか?」

「輸入品には輸入税がかかるのは当然です。」

「しかしサンプル品には輸入税がかからないとココ(TAXガイドブック)に書いてあります。」

「品物がベトナム国内で売買されずに、再輸出されると証明できますか?」

「当然!ここに使用目的の証明書があります。」

「・・・確かに。でも、一度作成した書類を変更するのは難しいのです。」

「そうは言っても、このままではこちらもベトナムの法律に触れてしまいます。」

「じゃあ、書類を修正するための書類を作成してください。」

「そういうことなら喜んで協力します。」


(カーン!) 第一ラウンド終了。


税関職員に詰め寄った後でFede○の職員から必要な書類を受け取り、事務所に戻って必要事項をウチのスタッフが書き込んで、午後3時頃、再度出直しました。第二ラウンドは税関職員ではなく、○edexの職員との交渉。


第二ラウンド。(カーン!)


「書類を用意してきました。」

「ちょっと待って下さい・・・。分かりましたが、取り合えず税金を払って下さい。」

「ナニィ~。それじゃ、納税超過分を後で還付する証明書でも出して貰えるんですか?」

「それはありません。まぁ、この書類がそれを証明してくれます。」

「(M・むぅ・・・。イマイチ信じ難いが・・・。)分かりました。じゃ、荷物を引き取らせて下さい。」

「荷物を渡すのは明日になりますが、先ずは税金を払って下さい。」

チョイ、オ~イ。品物が受け取れないのに金は払えまっせん!」

「じゃあ、明日の朝、引き取りに来て下さい。」

(トホホ・・・)


(カーン!) 第二ラウンド終了。


まぁ、しかしながらこちら側の言い分は受け入れられたものと理解し、今回のトラブルは99%解決済みとタカをくくっていたのですが、この後、あぁ~、とんでもない大ドンデン返しが待っていようとは・・・