もうそのまんま。何のヒネリもありません。
彼が本当に「変革」を望む、「リベラル」な人物であるならば、
海外に展開している「駐留米軍」の存在をどう思っているのか。
そして「駐留米軍」が国外で犯す犯罪についてどう思うのか?
その回答によって彼の「本性」が見えるでしょうし、
米国のリベラル派と呼ばれる層の「本音」も見えるでしょう。
<記事>
オバマ氏支持「変革を」 ケネディ上院議員が表明
中日新聞:2008年1月29日 夕刊
http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2008012902083377.html
【ワシントン=立尾良二】故ケネディ大統領の弟で民主党リベラルの代表格、エドワード・ケネディ上院議員(75)が28日、ワシントンのアメリカン大学で開かれた同党の大統領候補、オバマ上院議員(46)の集会に参加し、同氏への支持を表明した。
集会にはエドワード氏の二男のパトリック・ケネディ下院議員(40)と、ケネディ大統領の長女キャロラインさん(50)も加わり、オバマ氏支持を呼びかけた。エドワード氏は2004年大統領選ではケリー上院議員の民主党候補指名に一役買った実力者。労組やヒスパニック(中南米系住民)層への影響力が大きく、2月5日のスーパーチューズデーを前にして、オバマ氏の強力な助っ人になりそうだ。
エドワード氏は演説で「変革を感じる。オバマ氏の勇気と気品は素晴らしい。米国中に変革の波が押し寄せていると思う」と強調。「彼とともに、誤った伝聞やわい曲の古い政治、人種や性別で対決する古い政治を終わりにしよう」と述べた。
エドワード氏には、ヒラリー・クリントン上院議員(60)ら民主党候補全員が支持を求めていたが、これまで態度を明らかにしていなかった。
</記事>
「米軍基地」の前でのシュプレヒコールを上げるのもイイでしょう。
「政府」に、「在日米軍」に、苦情を申し立てるのもイイでしょう。
が、今日に至るまで同じような事件がいったい何度繰り返されたのか?
そろそろ私たちは認めなければなりません。
今までのやり方では何も変わらない。
で、目をアメリカに向けてみると、なんと!
ちょうどいいタイミングで「大統領選挙」の真最中じゃないですかっ!
しかもオバマ氏はリベラル派で、変革を標榜しているとの事。
こりゃイイやっ!「変革の波」にワタシたちも乗らない手はないっ!
米国大統領にしても、国民の支持が無ければ就任できません。
で、オバマ氏の支持者は「若者」や「リベラルな市民」が多いんでしょ?
彼らが日本における「駐留米軍」の犯罪に心を痛めないハズがないっ!
まして戦場でもない海外に自国の軍隊が居座っているという状況を
「リベラル」な人たちが容認するハズがアリマセン!
(本当に「リベラル」であれば。)
そこで、「市民の」「市民による」「市民のための」ロビー活動ですよ。
「日米地位協定」の撤廃、「在日米軍」の撤退を現実とするためにも
いま必要なのは米国と日本の市民同士の連帯だと確信します。
ベトナム戦争にて、米軍の撤退計画はあったにせよ時期が早まったのは
米国国内での「反戦運動」の盛り上がりも要因になったのは事実です。
人を集めて米軍基地の前でシュプレヒコールしている暇があったら
いまスグにでもワシントンに人を送り「ロビー活動」すべきです。
臨機応変に動けるのが「市民運動」の最大の戦力でしょ?
ワタシたち市民が、具体的な結果を求めて行動するには
またとないチャンスなのです。(淵野辺の判例もあるし)
「政治家」同士の話し合いで、世界は良くなりましたか?
「政治家」同士の話し合いで、社会は良くなりましたか?
何のための「市民団体」なのか?誰のための「市民団体」なのか?
「政治家」に出来ないことでも「市民団体」には出来ることがあります。
そのことの持つ意味、本当の力が理解できない「市民団体」なら
無用の長物と言わざるを得ないでしょう。
ま、結果はどうあれ、アメリカのリベラリストの本音を確かめる意味でも
やってみる価値はあると思う次第です。はい。
でわっ!