2010年3月24日水曜日

権力への欲望 29

つい先日、おふたりの高名な論客が鳩山政権に対して
辛辣なダメ出しをしたワケなのですが、先ずは・・・


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[公式] 天木直人のブログ
2010年03月21日
鳩山首相への決別宣言

 一度は国民の手で政権交代を実現しなくてはいけない。その思いで私は民主党を支持してきた。

 昨年8月30日の総選挙でそれが実現した。その限りにおいて民主党はよくやった。小沢一郎の役割は大きかった。
 しかし、民主党政権もまたこの国を変える事は出来なかった。期待していた民主党政権に裏切られた。
 その理由は、私にとっては「政治とカネ」の問題では決してない。あくまでも政策だ。
 選挙前に国民に提示していた政策がことごとく腰砕けになりつつある。特に国民が一番期待していた脱官僚、天下り根絶の不徹底は目に余る。
 それでもなんとか鳩山首相には頑張ってもらいたいと応援してきた。
 とぼけていても本当は信念と覚悟があるのではないかと無理をして考えてきた。
 しかし、もはやこれまでだ。
 3月18日の読売新聞のスクープを読んで、それが事実なら、もはや鳩山首相と決別せざるを得ないと思った。
 読売新聞のスクープは、沖縄県民や国民に知らせる前に、沖縄県内移転の複数案(キャンプシュワブ陸上部かホワイトビーチ沖のいずれかに新たな滑走路などを建設する案)で米側と交渉する事を決めた、というものだ。
 事前に沖縄県民や国民に知らせると反発を招くから、まずまず米側と交渉を始めるという。
 このスクープについてはその後、他の新聞も後追い記事を書いた。もはや事実なのであろう。
 とんでもない話だ。
 これでは自民党政権下のやり方となんら変わりはない。いや、沖縄県民に期待を抱かせただけ、たちが悪い。

 しかも、米国の合意を得られるように海兵隊機能の一部を県外に分散するという。
 自民党政権下の政策より国民の負担は増える事になる。
 そう思っていたら、鳩山首相が3月19日夕に記者たちを前にして、「県外移設は困難だ」との認識を示した。
 そう言ったその後で、「県内が望ましいという沖縄県民の気持ちは大事にしたい」、などと語っている。
 これほど沖縄県民を馬鹿にした話はない。
 沖縄県民は、「県内が望ましい」などという優しいことなど言っていない。今度こそ何があっても県外移転を実現してくれと絶叫しているのだ。
 それにしても鳩山政権の対米外交は、ここにきて急激に対米迎合政策に傾斜しつつある。
 鳩山内閣は19日の閣議で、「イラク復興支援特措法は違憲であったとは考えていない」という政府答弁書を決定したという(3月20日朝日)。
 鳩山首相は17日の国際問題研究所主催のシンポジウムで次のように挨拶したという(3月18日朝日)
 「(東アジア共同体構想について)日米同盟が軸になる。日米安保があるからアジアの国々も安心して経済的発展を遂げることができた。日米同盟をこれからも大切にしていく・・・」
 なんという豹変であろうか。なんという対米迎合ぶりであろうか。
 鳩山首相の悲しいところは、いまさら鳩山首相がどのように米国に迎合し、譲歩しようとも、米国は鳩山首相を決して評価、信用することはないということだ。
 少なくとも対米外交に関しては、私は自信を持って言える。鳩山政権は最悪だ。
 おそらく経済政策や社会政策などもそうに違いない。
 これを読んだ読者の中から声が聞こえてきそうだ。
 まだ半年しかたっていないではないか、大目に見てやれ、と。
 自民党に戻る事だけは許せない。民主党に代わる政党がないではないか、と。
 とんでもない。
 半年たって何も出来なければ何年たっても出来ないということだ。

 自民党に戻る事などありえない。自民党の復活よりも警戒すべきは保守政党、政治家たちの政界再編だ。

 一億総保守化である。 社民党は党是よりも権力のうまみを優先させてその役割を終えた。
 日本共産党は、組織の存続を最優先にして国民からますます愛想をつかされつつある。
 代わる政党がなければ、私のように既存の政治を全否定すればいいのだ。
 政治家や官僚の数を減らし、彼らが食いものにする税金を取り戻せばいいだけの話だ。
 政治家や官僚などいなくてもこの国は国民がいるかぎり存続する。

 立派に動いていく。

 国民はもっと自分に自信を持つべきだ。

 政治家や官僚に卑屈になる必要はまったくない。
 良くも悪くも主役は国民である、という意識を持つべきだ。

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次に・・・


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文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ 『毒蛇山荘日記』
2010-03-24
鳩山政権の役割は終わった。次は菅直人政権だろう。


解任から続投へ。「生方幸夫続投」は、おそらく小沢幹事長の意志ではない。この異例とも言うべき「生方幸夫続投」を小沢幹事長に進言したのは鳩山首相サイドだったとか。いかにも「優柔不断」がモツトーらしい鳩山首相らしい迷走ぶりであるが、それにしても、「支持率下落」に悩む鳩山政権は、「マスコミ」と「世論調査」しか頭にないということがわかる。「解任」から「撤回」「続投」へという、この優柔不断を絵に絵に描いたような迷走劇は、鳩山政権の「支持率アップ」に繋がるどころか、鳩山政権の命運を決することになるかもしれない。鳩山首相の強気の「県外・海外移転」宣言から始まった沖縄米軍基地移設問題だったが、沖縄県民に期待を持たせた挙句、様々な不可解な迷走発言の果てに決定したらしい「自民党案」踏襲宣言を見るまでもなく、鳩山政権はすでに賞味期限切れというほかはない。ほぼ同時に起こった二つの迷走劇、つまり沖縄米軍基地問題の迷走劇と、「生方盗聴テープ事件」の「解任」と「続投」の迷走劇は、いよいよ鳩山政権の命運が尽きたことを象徴しているのではないか。

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おふたりとも、おっしゃる事ごもっとも。天木氏の言う、

「政治とカネ」の問題では決してない。あくまでも政策だ。

と云う主張に、多くの人も共感するのではなでしょうか?
ワタシも、やるべき事をキチンとやれば小事には拘りません。

「政治とカネ」が切っても切れない関係なのは確かなのでしょう。
なぜなら、カネは政治の「道具」だからです。(あくまでもワタシの持論)
これを分かりやすく説明すると、政治家は「大工」。カネは「カンナ」
置き換えられるのではないでしょうか?

「カンナ」が無ければ、「大工」は家を建てることは出来ません。
「カンナ」は家を建てる為に必要な「道具」なのです。そして、
「道具」を使いこなしてこその、一流の「大工」なワケです。はい。


もちろんこれは、全ての職業について同じことが言えます。

然るに、「大工」「カンナ」の刃の削れ具合ばかりを気にして
何時まで経ってもコンコン、コンコンと、刃の調整ばかりしていたら、

家はいつ出来上がるんじゃい!

と、建主が怒り出すのも当たり前のハナシでしょ?
「大工」の仕事は、家を建ててナンボ。でしょ?政治家も然り。
建主は、前に住んでいた家が住み辛くなったので、
建て直して欲しいと依頼しているワケなのですから。
簡単な理屈ですわな。

なのに、建主の意向を無視して勝手に家の間取りを変えたり、
約束の工期を無視して自分の都合で仕事をしたり、
打ち合わせした予算を反故にして更なる出費を要求したり、
仕舞いには、体に悪い環境ホルモンまみれの建材を使用?
そんな「大工」の建てた家に誰が好き好んで住むのか?

で、天木氏の言わんとするのは、「大工」がアテにならないのなら

自分で家を建てるしかない

と云う事ですわ。(シンドイですけど)

でもね、ワタシの身近にも、自分で家を建てた人がいます。
そりゃwwwね?お世辞にも立派な家とは言えませんが、
シロートだって「その気になれば」家ぐらい建てれるワケです。
そして、たった一人ではなくて、二人、三人・・・と数が増え、
知恵を持ち寄り、力を合わせれば、そこそこの「家」も建つでしょう。
それこそが天木氏の言うところの

政治家や官僚に卑屈になる必要はまったくない。

と云うことなのでしょう。

一番イイのは「腕の立つ大工」に仕事を任せることなのですが、
「腕の立つ大工」が見当たらない以上、

自分で「家」を建てると云うことも考えなければなりません。
ま、次の選挙までに「腕の立つ大工」が現れてくれれば、
それに越したことは無いのですが・・・

そもそも、ワタシたちには各々の仕事があり多忙な故、
大工=政治家に、家の建築=国の運営を任せ、
そのために給料=税金も払っているんワケです。
それなのに仕事をしないというのなら、クビにするしかありません。
たいせつなお金を「ドブに捨てる」くらいなら、自分でやる方がマシ。

政治家は頭がイイ?官僚はカシコイ?そうかも知れませんが、
実社会では、仕事をしない職人に価値があるの?と。
で、ワタシからも一言、鳩山内閣に言いたい。

まじめに仕事をする気が無いのならヤメロ!

もうこれはね?政治家以前に、一人の人間として「誠実」かどうか?
が問われているんじゃないかと。「誠実」でない人間が

友愛

なんてお題目唱えたって、誰が真に受けるかっチューのっ!
だっちゅーのっ!(by パイレーツ)


でわっ!