2010年9月5日日曜日

火山でどうだ?!

ワタシね?ちょっと疑問に思ったんですよ。春先にアイスランドで大きな火山噴火があったのは、みなさん記憶にあるかと。

欧州の空港、発着停止19国 「噴火、数週間続く恐れ」

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【ロンドン=橋本聡、ベルリン=金井和之】アイスランドで起きた大規模な火山噴火は16日、火山灰が欧州各地に達し、空路のまひが拡大している。航空機の離着陸を停止した国は欧州北部を中心に19カ国に広がった。さらに3カ国が停止を予定している。欧州の航空管制機関ユーロコントロールによると、15日に8千便が欠航。16日の欠航は約1万7千便に増える見込みで、混乱は空前の規模に。日本からの欧州便も欠航や引き返しを余儀なくされるなど、全世界で影響が出始めている。

 米CNNは、航空便の乱れの規模は2001年の9.11同時多発テロ以来だとしている。

 アイスランド気象庁によると、噴火したのは同国南部エイヤフィヤトラ氷河の火山。先月2世紀ぶりに噴火し、14日に再び大規模な噴火を起こした。噴き上げられた火山灰は上空11キロに達し、風に乗って東南に流れている。火山灰は16日、欧州北部を広く覆った。

 この影響で、エンジントラブルなどをおそれた各国航空当局は、15日から相次いで空港閉鎖や運航中止を発表。ユーロコントロールなどによると、16日午後までに離着陸を停止したのはアイスランド、英独仏、北欧、東欧、ロシアなど。英ヒースロー、独フランクフルト、仏シャルル・ドゴール、オランダ・スキポールの欧州4大空港すべてが閉鎖されるという異常事態になった。

 ヒースローなど英南部の空港閉鎖は17日午前7時(日本時間同日午後3時)まで延長された。さらにスイス、ハンガリー、ルーマニアが離着陸停止を予定している。

 ユーロコントロールのフリン担当副部長は16日午後、記者会見で「この状態は24時間続き、その後もどうなるかわからない」と語った。英国のアドニス運輸相は「少なくとも48時間、混乱が続くだろう」と予想した。

 こうした状況を受けて、成田発着の欧州便は16日、日本航空と全日本空輸の12便と海外航空会社の10便の計22便が欠航。17日も日航と全日空が計14便を欠航とした。欠航はさらに増える見通しだ。

 オバマ米大統領やロシアのメドベージェフ大統領も出席して18日にポーランド南部クラクフで予定されていた、航空機事故で死亡したポーランドのカチンスキ大統領の国葬も実施が危ぶまれている。同国内の空港が相次いで閉鎖されており、参列者だけでなく、大統領の遺体もクラクフに運べない恐れがあるためだ。ポーランド政府は対応に追われ、混乱している。

 アイスランド気象庁は「噴火活動は数日から数週間つづきそうだ」(専門官)としている。火山灰が風で流された地域は航空機の飛行が再開できるが、火山灰の移動とともに飛行できない地域も移動するとみられる。

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でね?大きな火山噴火があった年の夏は、火山灰の影響で冷夏になる傾向があるのに、今年の場合逆でしょ?

熱中症死者、全国で約500人=戦後最悪の猛暑が影響-時事通信集計

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 全国の広い範囲で梅雨明けした7月17日から8月30日までに、熱中症がきっかけとみられる死者が全国で少なくとも496人に上ることが31日、消防や警察、自治体に対する時事通信社の取材で分かった。気象庁の統計で、8月の平均気温がほぼ全国で戦後最高を記録する猛暑となったことが影響した。9月も厳しい残暑が続く見通しで、同庁などは引き続き注意を呼び掛けている。

 この死者数は、2004年の新潟県中越地震や台風23号による死者・行方不明者をはるかに上回る。大阪府吹田市が市内4消防署の会議室などを「熱中症シェルター」として市民に開放したほか、栃木県や静岡県がインターネットで熱中症注意を呼び掛けるなど、新たな対策も始まった。日本は長期的な温暖化傾向にあり、猛暑・熱中症対策の強化が望まれる。(2010/08/31-20:02)

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・・・で、どうやら過去の火山噴火とアイスランドの噴火の違いは、噴煙の高さらしいです。

みんなで作る温暖化対策情報サイト/農業温暖化ネット

<抜粋>

 今回のアイスランドの噴火では、火山灰の主成分は分からないが、4月に噴煙が一時的に上空11km達した後、5km以下に弱まった。5月半ばの噴火でも6km程度だったので、たとえ亜硫酸ガスが多くても成層圏には届かない。噴煙の高さが10km以下の噴火では、数カ月で火山灰は落下し、天候には影響を及ぼさない。20世紀最大規模といわれた1991年のピナトゥボ山噴火では噴煙は上空30~40kmに達し、エーロゾルは成層圏に浮遊して地球の平均気温は0.2℃程下がった(図1)。


図1 火山噴火とパラソル効果

</抜粋>



アイスランド噴火 英気象庁データの画像


と云うワケで、冷夏になると予想されたこの夏が、冷夏にならなかったのは理解出来たとしても、


暑すぎるだろうwwwっ!


・・・とみなさん思っているのでないでしょうか?その要因のひとつとして「偏西風の蛇行」があるらしいのですが、じゃあ偏西風の蛇行の原因になるのはナンなんだ?・・・と。

異常高温の夏、今後増加? エルニーニョや偏西風蛇行で

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 1898年の統計開始後最高だった今夏の高温の原因について、気象庁の「異常気象分析検討会」(会長、木本昌秀東大大気海洋研究所教授)が3日、見解をまとめた。春まで継続したエルニーニョと、夏に発生したラニーニャ両現象の相乗効果や、日本上空付近を吹く偏西風の蛇行などの複合要因を指摘した。

 木本会長は記者会見で「今後1週間は厳しい残暑が続く」とした上で、「今年のような猛暑が頻繁に起こる可能性は低いと思うが、地球温暖化の長期的な気温上昇傾向は続いており、(今夏に)似たケースは増えると予想される」と述べた。

 検討会は、今回の高温を30年に1度程度しか発生しないと定義される「異常気象」と位置付け。南米ペルー沖の海面水温が上がるエルニーニョ現象で熱帯域の気温が上昇。暖められた大気は、日本を含む北半球の中緯度帯に押し上げられた。そこに日本列島などに高温をもたらすとされるラニーニャ現象の効果が加わった、と分析した。

2010/09/03 21:34 【共同通信】

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で、素人考えでアレですが、ワタシが気にかかっているのがコレ・・・

ECO JAPAN -成長と共生の未来へ-
アイスランド噴火は気象異変をもたらすか


<記事抜粋>

エアロゾルが異常に多い

 アイスランド大学の分析では、今回の噴火に伴う火山灰の約4分の1が大気中を漂いやすいエアロゾルだった。通常の噴火では数%程度しか出ないとされる。エアロゾルの割合が極端に多く、エアロゾルがより細かく砕けるといわれる水蒸気爆発が起きたことなどから、長期に気象に影響をおよぼす可能性が指摘されている。

</記事抜粋>


どうもエアロゾルとやらが、ナンか悪さをしたんじゃないかと勘ぐったりするワケですが、いかんせん学者じゃないモンで、もうアップアップですwww。

日本エアロゾル学会

エアロゾルの話

<抜粋>

また最近では,地球温暖化や酸性雨,オゾン層破壊など,地球環境問題におけるエアロゾルの役割などが注目されています。よりよい地球環境を子孫に残すためにも,エアロゾル粒子の大気環境に及ぼす影響の解明が急がれています。

</抜粋>

おおwww!是非!この夏のクソ暑さと、アイスランドの噴火で大量に放出されたエアロゾルとの因果関係を、解き明かしていただきたいものです(有ればの話ですが・・・)。はい。


でわっ!