2011年3月22日火曜日

ひとつの見本

<転載>
原発は重要エネルギー源=地震多いのは運命―与謝野経財相
時事通信 3月22日(火)10時20分配信


 与謝野馨経済財政担当相は22日の閣議後会見で、福島第1原発事故に関連し、「日本中どこの地域を探しても環太平洋火山帯の上に乗っている国だから(地震が多いという)その運命は避けようがない」と述べた。これは原発推進の立場から地震が多いことは原発を止める理由にならないとの考えを強調した発言。

 同相は「将来とも原子力は日本の社会や経済を支える重要なエネルギー源であることは間違いない」と語り、あくまでも原発を続けるべきだとの考えを示した。

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 経済発展・・・早い話すが「金儲け」の為に、自分の命を危険に晒すか?という話なワケですね。・・・で、原発の近くに住んでいる人たちにとっては、「命の危険」は日常的に降りかかっているワケで、与謝野とかいう大臣の言う「運命」なんて、とても受け容れられない理屈です。

 原発から遠く離れて暮らしている都市部の住人にしても、今回の一件で原発の危険性が十分に理解できたと思います。原発事故の際には「放射性物質」の拡散が発生し、一次的な事故よりも、放射能汚染という二次的な被害の方がより深刻な問題であることを。

 TPP加盟の是非が話し合われる際、よく農業部門の反対が取り沙汰されますが、その反論として、「安全な日本の野菜、高品質な日本の野菜なら、みんなが喜んで買う。」・・・などと論ずる経済学者プロパガンダ番組で見かけた気がしますが、かの学者は今の様な事態になっても同じことが言えるんでしょうかね?

 輸出とは何か?・・・と考えてみるに、「余剰物資のお裾分け」であるとワタシは思うのです。つまり、既に自分はもう十分に持っているという状況があってこそ、輸出という余力が生まれるのだと。これも考えてみれば当然で、最近でもいくつかの国が穀物の輸出規制を行ったのは、記憶に新しいところです。

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 最優先されるのは国内の産業と需要のはずです。これは日本に限らず、どこの国も同じ考え方でしょう。一人前の独立国であれば、自国の国民生活の安寧を図るのが近代における「国」という集団の基本理念であり、政治を行う者であれば、第一信条として身に付けていて欲しいものです。 

 然るにこの与謝野とかいう大臣は、地震は日本の「運命」だから原発の危険性は当たり前であり、その危険性を受け容れろと言っている、アタマがおかしいとしか思えない大臣ですなあ。この人を大臣にしておいたら、庶民は皆殺しにされてしまうんじゃないですかね?「運命」などとホザいてますが、「運命だから諦めろ。」・・・と?

 前回も書きましたが、
「抵抗しようの無い強制力」について考えてみるに、確かに日本はその立地条件上、地震が避けられないのはみんなが承知しています。・・・で、自然条件としての「運命」には、今のところ抵抗する術はありませんが、「原発」の建設という人為的な「運命(危険)」の追加に関しては、ワタシたちはいくらでも抵抗することが出来ます。この与謝野とかいう大臣が、国民に・・・

死ね!

と言うのであれば、ワタシたちはこの与謝野とかいう大臣を、

全力で排除しなければなりません。

そうしないと、ワタシたち庶民が殺されてしまいます。・・・ですよね?それがワタシたちに残された自由意志なのです。

 ワタシたち庶民はもっと賢くならなければなりません。何が本当に正しいのか、誰が真実を語っているのか、シッカリと見極めていかなければ、これからの東日本の復興を、新しい民主主義の砦とすることは出来ないでしょう。間違っても復旧(旧来に戻す)してはならないと思う次第です。・・・はい。
ヤラレてたまるかっ!
 

でわっ!