このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
さっそく日本産の農作物の輸入禁止措置が始まったようですが・・・
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日本産品の輸入制限 米国、香港などに広がる
2011.3.23 23:53
【ワシントン=柿内公輔】福島第1原発の放射性物質漏れ事故をめぐり、日本産品の輸入制限などの影響が広がっている。事故との関連が疑われる放射性物質も各国で検出され始めた。
米食品医薬品局(FDA)は22日、福島、茨城、栃木、群馬4県の乳製品や生鮮野菜、果物などの輸入停止を決めた。日本政府の出荷制限に関連した措置だが、ほかの食品の監視態勢も強化する。
また、報道によると、香港当局は23日、4県に千葉県を加えた地域からの乳製品、野菜、果物の輸入を禁止すると発表、韓国当局も4県からの食品輸入禁止を検討中だ。中国やタイでも日本からの食品輸入検査を強化している。台湾では玩具や工業製品など658品目にまで検査対象を広げた。
世界保健機関(WHO)報道官は22日、日本産品の健康被害への懸念に関し、「国連と共同で危険性評価を実施したい」と指摘。水産物に含まれる放射性物質を測定することも重要との認識を示した。
放射性物質は直接、各国にも到達し始めている。米カリフォルニア州では18日、事故との関連が疑われる放射性物質が検出され、カナダでも21日、同国西部で放射線レベルの上昇が確認された。カナダ保健省は「健康被害の可能性はない」と強調するが、市民の不安は増している。
アイスランドのレイキャビクでも22日、事故に由来するとみられる放射性物質が欧州で初めて観測された。
一方、日本と各国の通関で過剰反応によるトラブルも目立ち始めている。ドイツでは日本からの植物が現地の輸入業者に拒否される事例が発生。中国では16日、大連空港で全日本空輸の航空貨物が「放射線量が基準を超えた」として日本に送り返されている。
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この事態の意味を真摯に受け止めている人は、どの程度いるでしょうか?不安を煽るようで申し訳ありませんが、このまま事故原子炉の制圧に手間取り、更なる事故が発生し、更なる放射能汚染に晒されたとします。・・・あくまでも仮定です。で、そうなった場合は最悪・・・
日本人の入国拒否
が発生する可能性も考慮に入れなければなりません。チョット前にSARSが流行した時の事を覚えているでしょうか?
<転載>
SARSの影響でマレーシアが観光目的の入国を一部制限
2003年4月11日
マレーシア外務省は4月10日現在、特定の国・地域籍の外国人について、観光目的の入国を禁止していることを明らかにした。入国できないのは、ベトナム、中国、台湾、香港、カナダ籍の外国人。他国に住んでいても該当国・地域籍の観光客は入国できない。期限は未定。
これまでマレーシアは、ベトナムとカナダ国籍の外国人はビザ無しで入国を認めてきたが、現在はこの制度を停止している。
同国は、ビジネス・就労目的、技術者などの入国は認めている。ただし、入国には、健康診断を受けてから7日以内という制限を設けている。
(小川 計介)
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マレーシアの場合は極端なケースかも知れませんが、他の国がマレーシアと同じような措置を取らないという保障はありません。恐らく海外に在住している日本人であれば、マレーシアのようなケースが発生する確率の方が高いと考えるでしょう。どの国も先ず、自国の国民の安全を考えるのが当然だからです。動かない野菜でさえ輸入禁止されるというのに、動き回る人間がどうして?入国を許可されるでしょうか。
輸出産業は真っ先にダメージを受けます。人も物も海外に出て行けないワケですからね。だから今回の原発事故の問題は、日本の輸出産業の存亡にも関わっているのですが、政治家のみなさんは・・・経団連のみなさんは・・・そいった認識を持っておられるのでしょうか?
もちろんこのまま何事も無く、事態が沈静化に向かうことを望んでいますが、事を仕損じれば日本は諸外国から
強制的に鎖国
されてしまう可能背もあるということです。ええっ?!どうするんですか?
TPPで平成の開国
だなんてのたまっていたみなさmmmん?下手すりゃ、
原発で平成の鎖国
になりかねないんですよっ!
海外に在住する邦人としても、日本の地を踏めなくなる様な事態になったら、どうしてくれるんですかっ!もう・・・サクラの花も、富士山も、この目で見ることが出来なくなったら悲し過ぎます。
・・・ま、ワタシの考え過ぎかも知れませんし、当然この先の事態の展開が読めるワケでもありませんが、確かなことは、
今の時点で原発を封鎖
してしまえば、被害総額を見積もるにしても早急に目処がつくという事です。それは東日本の復興に向けても、非常に重要な事なのです。高学歴で聡明な官僚の方々であれば、ワタシの言い分がご理解頂けますよね?そして国の運営は博打ではなく、常に「転ばぬ先の杖」をモットーにしなければならないことも。
親が子を思う心に、「心配し過ぎ」はありません。母国を想う、全ての海外在留邦人の心とて同じです。・・・差し出がましいようですが。
オールジャパンに栄光あれ!
でわっ!
追記:不吉な地図
2008年8月1日金曜日WW2以降の新世界
検疫地区 日本