2011年3月24日木曜日
人は都合のいい事実しか見ない。
このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
"TSUNAMI" 失敗は伝わらない
これはワタシ自身にも言える事なのですが、今回の原発事故後の放射能汚染被害に関して、「非常に危険だ。」と言う人もいれば、「影響の無いレベルだ。」と言う人もいます。そんな中で、どちらの情報を選択するか・・・信じるかを迫られたとき、往々にして、自分にとって都合のいい情報を選択するように思うのですよ。
何故なんだろう?
自分にとっての都合とわ?・・・突き詰めてみると、「失う物の大きさ」に関係するような気がします。先の大戦末期、大本営が行き詰った戦局を認めたがらなかったのも、「敗戦国」となれば戦争を指揮した自分らの身が危うくなり、地位も名誉も一瞬で失ってしまうのを恐れるあまり、「大本営発表」にて庶民を欺き、多くの無駄な血が流されたのではないでしょうか。
これは「恐怖の比重」が何処にあるかという事の様にも思えます。財産とか名誉にあるのか、それとも生命にあるのか、きっとそれは人様々で、その違いによって情報を捉える視点が視点が180°違って来るのでしょう。
で、ワタシを含め、現在様々な情報がメディアやネット上で交錯しているワケですが、以前に書いた「宏観異常現象」に絡めて言えば、予兆(情報)の捉え方は各人違ったとしても、起こり得る結果はひとつだけです。現在飛び交っている情報のどれを信じようと、起こり得る未来はひとつだという事を、みなさんご理解いただけるかと。
情報とは、「起こり得る未来に対する予兆」であり、例えば「今年の冬は風邪が流行しそうだ。」との情報が入れば、うがい薬を買い込んだり、生活習慣に気をつけたり、神経質な人もいれば、無頓着な人もいますが、寒い冬は必ずやって来るワケで、その時にどういう結果が出るかは「自己責任」でしかないのです。・・・結局は。
この期に及んで無責任かも知れませんが、後になって後悔し、「Aさんはこう言った。」、「Bさんはこう言った。」と他人を非難しても、それを信じ従ったのは「自分自身」なのです。何を信じ、どの情報を選択するかは自分で確認するしかないのです。「バカの壁」で養老先生が書かれているように、他人の言う事なんてせいぜい50%くらいです。正しいのわ。
そういった諸々の点を踏まえて貰った上でですが、どうやら横田基地の軍属が・・・
避難開始
を始めたようです。2日ほど前から、目立たないよう夜間に発着する機が増えたとの事です。ただし軍属だけとは限りませんが・・・。各国の民間チャーター機が、自国民を一時避難させるために飛来している可能性も在ります。
この事実をどう理解するかで今後の対応が分かれます。あくまでもワタシの見解ですが、ひとつは、原発からの放射性物質の飛散量が増えている可能性。
・・・この可能性に基づけば、現在、政府などの公共機関が公表しているデータが、デタラメの可能性があります。つまり、米軍の軍属の方がより正確な被害状況を把握しており(当然ですワナ)、それに基づいて非難を始めた可能性。
つぎに、やはり米軍は収集したデータに基づき、原子炉が再度爆発を起こす可能性があると考えていること。現在の日本政府や東電のやり方では、原子炉の暴走を抑えられないと判断したとも考えられます。逆に言えば、米軍にはどうすべきか解っているのが、日本側がそれを受け容れない。・・・と?
いま為しうる最善策は何なのか?ワタシにはチェルノブイリと同じように、福島第一原発の全施設にコンクリート(中性子遮蔽タイプ)を流しこんで、「石棺」とするしかないように思われます。
この期に及んで東京電力が「企業利益」にしがみ付き、再度原子炉の爆発などを招く事態を引き起こした場合は、関係者全員・・・政府の関係閣僚全てを含め、重大犯罪者として後日法廷にて裁かれる覚悟をして頂きたい。
また、東京電力と一蓮托生の経団連、その他の全国の北海道から九州までの電力会社も、この期に及んで尚、原子力発電所によって庶民を危険に晒している事実において同罪です。
そしてワタシたち庶民も、「夏場にエアコンが使えないのは辛い。」などと、トボけた事を言っている暇があったら、ドンドン自発的に自家発電に切り替え、放射能汚染の無いクリーンな環境を子供たちに残す方向に、頭を切り替えた方がいい様に思う次第です。・・・はい。
大多数の人は認めたくは無いでしょうが、時代と社会はもう変わり始めています。今は時代の過渡期・・・「産みの苦しみ」の中にあると考えられます。
進歩か、後退か
でわっ!