このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
前回、吉本興業が「100周年プロジェクト」の一環として立ち上げた、「あなたの街に“住みます”プロジェクト」が遠因になって、島田紳助氏が引退に追い込まれたのではないか?と、勝手な妄想を展開したワケですが、今日、「BLOGOS」を見たら、ワタシよりもっと具体的に今回の問題を分析している記事がありました。
<転載>
島田紳助氏の引退と「アメリカデフォルト」
2011年08月26日06時33分
<前略>
「YAKUZA」に対する米・金融制裁
警察当局から大手芸能事務所などに、「今秋から暴力団関係者との繋がりについて、強い姿勢で挑む」、などといった通達が、今回、あらかじめ行き渡っていたようだ。吉本興業としてもそれに応じた形となったのだろう。
毎年のごとく、「暴力団に対し強硬姿勢で挑む」みたいな事を謳っている警察当局ですが、今回は本腰を入れる可能性はある。 市場関係者であれば目にした情報だと思いますが、先月25日にオバマ政権が日本の「ヤクザ」を国際的な犯罪組織として名指しし、アメリカの制裁対象として発表している。
<中略>
7月下旬のアメリカと言えば、デフォルト問題で議会が紛糾していた。いわゆる「債務引き上げ問題」だ。何が言いたいのかと言うと、要するに、債務が引き上げられなかった場合、国庫と歳入しか資産が残らなくなるアメリカが、予め少しでも多くの金融資産を確保しておこうとした、という話。アメリカは、国際犯罪という大義名分の下、関係各国の犯罪組織、および関連する個人からもお金を巻き上げる、といった荒業に出ていたというわけだ。
「米国債の償還を放棄せよ」、みたいな事を菅総理に突き付けてきた、なんていう物騒な情報も目にしましたが、大義名分と「マネー」がリンクすれば、アメリカはそこに簡単に付け込んでくる。アメリカがそういう国である事に、誰であっても反論する事は難しい。
7月下旬のこの措置発表は、日本の警察当局にも緊張感を与えた事だろう。取り締まり強化を通達されたという芸能事務所とて同様で、社会的影響力の強い芸能人を抱えているとすれば尚更だ。吉本興業としても苦肉の決断だった事だろう。
以上、累積債務に苦しむアメリカの問題が、あらゆるところに波及している、といった話。イージーマネーを拡大する事が許されない状況の中、アメリカの「強請」(ゆすり)は高じていくかも知れない。
</転載>
断っておきますが、ワタシは島田紳助氏を擁護する気はありません。現在のような状況に同氏が追い込まれたのも、詰まる所は「身から出た錆」でしかないと思うワケで。だから島田氏の件はもうイイのですが、今回の件に米国も一枚噛んでいるとなるとアレですな。
以前「FBI」の捜査官が山口組を研究する為に来日したことがありましたが、そのいきさつについてはココ↓に詳しく書かれています。
Jellyの~日本のタブー~
山口組後藤組元組長の「肝移植」につきまとうFBIとの裏取引疑惑①
山口組後藤組元組長の「肝移植」につきまとうFBIとの裏取引疑惑②
ま、米国政府が「YAKUZA」を金融制裁対象にするのは自由なのでご自由に。でも、それじゃ米国国内の犯罪組織はどうなのよ?・・・と。
<転載>
「ヤクザ」を制裁対象に 米大統領、国際的組織犯罪への戦略発表
2011.7.26 10:06
【ワシントン=犬塚陽介】オバマ米大統領は25日、「国際的組織犯罪に関する戦略」を発表し、国境をまたいだ犯罪で収益を上げる犯罪組織に金融制裁を科す大統領令に署名、日本の「ヤクザ」などを制裁対象に指定した。
米国内の資産が凍結され、米国の団体や個人は対象組織との取引が禁止されるが、大統領令は暴力団の具体的な組織名には言及しなかった。
コーエン財務次官(テロ・金融犯罪担当)は声明で、日本の暴力団は約8万人の構成員がおり、麻薬取引や武器密売を行っていると指摘。建設、不動産、金融業でフロント企業を使って違法な収益を上げているとした。
大統領は暴力団のほか、ロシアの犯罪組織「モスクワ・センター」、イタリアの「カモッラ」、メキシコの「ロスセタス」を制裁対象に指定した。
</転載>
「ダブル・スタンダード」ってのは、いただけませんよねぇ。早い話が外国の犯罪組織の米国内資産を巻き上げようという計画なワケですしょ?それを尤もらしくする為の政府発表・・・と?日本の警察も巻き込んで?
ま、社会正義はイイのですが、下心のある社会正義って・・・
しらけるわぁ。
でわっ!