このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
ワタシ、サッカーにあまり詳しくないんで「カントナ」という選手のコト、全く知らなかったのですが、件の選手が・・・
「銀行に言ってカネを引き出そう。2000万人が預金を引き出せば、銀行システムは崩壊する。」
・・・と呼びかけているらいいです。
<転載>
サッカーの英雄が仕掛ける銀行取り付け革命
ニューズウィーク日本版オフィシャルサイト
<抜粋>
フランスでは10月上旬、ニコラ・サルコジ大統領の年金制度改革法案に反対する人々が連日、大規模デモを繰り広げていた。カントナはフランスのメディアに対して、銀行預金を一斉に引き出して真の革命を起こそうと呼びかけた。「現代の革命の舞台は銀行だ。近くの銀行に言ってカネを引き出そう。2000万人が預金を引き出せば、銀行システムは崩壊する。武器を使わず、血も流れない。(アルベルト・)スパジャリ流だ(スパジャリは1976年にニースで大胆な銀行強盗事件を起こした世紀の大強盗)」
この発言はたちまちネットを駆け巡り、フェースブックには12月7日に預金を引き出すと誓った人々のグループが多数生まれている。
</抜粋>
</転載>
・・・ん?パバロッティ?
で、この呼びかけに具体性はあるのか?・・・つまり、口座を解約して預金を引き出せるか?を考えるに、ムズかしいんじゃないか?と。
誰もが、銀行に預金してある自分の口座の資産は自分のモノだと思っているでしょうが、
本当にそうなの?
例えば家を新築したり、購入する場合、即金で全額支払える人はマズいません。従ってローンを組みます。早い話が借金をするワケです。長期にわたって。その際にお世話になるのが、各種の金融機関なワケです。
だから金融機関・・・主に銀行との縁が切れると借金もできなくなり、自分の家を手に入れられるのは一部の裕福な人たちに限られるでしょうし、既に住宅ローンを組んでしまった人は、住む家を失う事態にもなるワケです。
クレジットカードにしても銀行に口座を持っていなければ作ることができないワケだし、はやいハナシが、金融機関に借金漬けにされているのが現代人の実状かと。
そのような状況の中で2000万人が口座を解約することは可能なのか?チョッと疑問です。
しかしこれはひとつの事実を教えてくれます。それは、ワタシたちが金融機関を利用しているのではなく、ワタシたちが・・・
金融機関に利用されている。
・・・という現実です。
金融システムとは?・・・況や、そもそもシステムとはどういうものなのか?基本的に利用者側に主導権、選択権が有り、と或るシステムを利用するのも、別なシステムを利用するのも利用者側の自由であるハズ。
しかし、ジッサイ現状の金融システムから外れて生活できるか?ほとんどの人は銀行、金融機関に何らかの「借金」をしているのではないでしょうか?世の常として、金を借りる側は、貸す側には頭が上がらないものです。黙って服従するしかないワケです。
つまりワタシたちは金融システムを利用しているのではなく、金融システムの一部として「奉仕」させられている。・・・とも見て取れます。その事実に多くの人が目覚めれば、ナントカ・・・もとい、カントナ選手の言う、「2000万人の口座解約」も現実味を帯びるでしょう。
それには銀行に口座を持ちながらも、いつでも解約できる「無借金」の有志が2000万人集まれば、
金融革命
も夢ではないと思うワケですが、どうです?
ちなみにワタシには資産なんて無いので、当然、金融機関に借金も無いワケですが、ま、そんなワタシの口座を解約したところで「蜂のひと刺し」にもならないのが悲しいデス。・・・orz
でわっ!