2011年11月8日火曜日
他山の石 とは - コトバンク
このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
<引用>
他山の石 とは - コトバンク
他山(たざん)の石(いし)
よその山から出た、つまらない石。転じて、自分の修養の助けとなる他人の誤った言行。「他社の不祥事を―として会計の透明化をはかる」→他山の石以て玉を攻むべし
◆質の悪い石でも玉を磨くのに役立つということから、良い言行を手本にする意味で使うのは誤り。
文化庁が発表した平成16年度「国語に関する世論調査」では、本来の意味である「他人の誤った言行も自分の行いの参考となる」で使う人が26.8パーセント、間違った意味「他人の良い言行は自分の行いの手本となる」で使う人が18.1パーセントという結果が出ている。
</引用>
で、今朝は「The Wall Street Jurnal」WEB版 のニュースが先ず目についたのですが、
<転載>
怒りと屈辱に震えるギリシャ国民
2011年 11月 5日 13:29 JST
【アテネ】ギリシャ国民は政治的指導者の突飛な行動に憤りを感じている。連立政権が近い将来、ギリシャを経済的な苦境から救い出してくれると期待する人はほとんどいない。
Agence France-Presse/Getty Images
スローガンを唱えるギリシャ共産党員
首都アテネでは4日、パパンドレウ内閣に対する信任案をめぐり議会で議論が続くなか、街頭では人々が議員に対する不満の声を上げた。
「完全な混乱状態だ。こういった人たち(政治家)は自分たちが何をしているのかわかっていない。欧州で散々痛めつけられたことにただ反応しているだけだ」と38歳の銀行員男性は言う。
政治家が連立政権を真剣に模索するならそれもいいかもしれないが、政治家が「そこまで成熟しているかどうかは疑わしい」とこの男性は語った。
パパンドレウ首相は先月末、欧州連合(EU)がまとめたギリシャ支援策の是非について国民投票を実施する意向を表明した。欧州首脳は怒りの声を上げ、国際資本市場は動揺した。国民投票の実施は見送られたが、多くのギリシャ国民は国際社会で恥をかいたと感じている。
多国籍ケーブル企業でマーケティング・ディレクターを務める46歳のアポストロス・デンドリノスさんは海外出張が多く、ギリシャ人として常に注目されていると語った。デンドリノスさんは外国人の同僚から、ギリシャ救済策が他国の納税者にどれほど多くの負担をかけているかを聞かされると言う。「まるで私のせいであるかのように質問される。権力に飢えた素人政治家がギリシャをここまで情けない状況に追い込んだことについて、恥ずかしくもあるし、腹も立っている。戸惑いもある」
ほとんどのギリシャ国民はどんな変化であっても、政治の変化を喜んで受け入れると言う。しかし、議員が自らの利益ではなく、国のために活動すると考える人は少ない。
過激な変革を求める人もいる。タクシー運転手のペトロス・ロリスさんは「政治家の腐敗行為に対する唯一の答えは軍事独裁だ」と語る。62歳のロリスさんは数年間、沿岸警備隊に勤務したことがあるという。
ギリシャでは4年も不況が続いており、流動性が枯渇しつつある。多くの事業主は不況を乗り切るために海外に目を向けなければならない状況に置かれている。
25歳のステファニア・フランジスタさんは自分自身のファッションレーベルを持つデザイナーだ。フランジスタさんは2大政党である全ギリシャ社会主義運動(PASOK)と新民主主義党(ND)のいずれも信じていないと言う。「どちらの指導者も安心感を与えてくれない」
フランジスタさんは顧客からの集金に苦労していて、仕事で一番大変なのはどの顧客が代金を支払ってくれるかわからないことだと語る。フランジスタさんは「私自身も含めてみんなキャッシュフローが厳しくなっている。このせいで不安感が高まっている」と言う。「輸出を当てにできる人はずっと楽。外国の顧客は支払い面で信頼できるし、期限を守るから」
コンサルタントをしている33歳の女性は、危機が悪化し続けていることでギリシャ国民は疲弊していると指摘する。多くの国民はもう自分の稼ぎ以上の生活をすることはできないことを自覚していて、生活を改めているという。
しかし、多大な負債を積み重ねてきた政治家はやり方を変えていないとこの女性は語る。「彼らは自分たちのことしか考えていない」
記者: Stelios Bouras
</転載>
わかります。よくわかります。
日本に限らず、どこの国も似たような状況にあるワケですね。で、庶民が望むものは世界共通なワケですよ。
OccupyWallStreet
「子供たちに仕事を。」と訴えるお父さんの言葉が胸に迫ります。人事じゃありません。このままニダ・・・もとい、野田総理が独断でTPP交渉に参加したら日本も・・・。
で、現在多くの心ある政治家、議員が、TPP交渉参加反対を表明しているワケですが、口先だけなら野田総理と一緒なワケで、現内閣の独断、独裁を阻止する実質的な行動・・・法的措置などに訴える必要があると思うワケです。もう時間も限られてきたワケだし。
日本人が気がつかないTPPの罠
10日に記者会見で結論を発表するらしいですが、今日にでも結論を出した方がイイんですよ。
ゴメンナサイ。
・・・と。
相手・・・オバマ大統領に妙に気を持たせるのも、却って失望したときの落差を大きくして、本来の健全な関係がこじれる元にもなりかねませんので、
いいお友達でいましょうね❤
・・・と。
TPP結論、10日にも首相が表明 官房長官が見通し
ま、ワタシの予想ですが、来年の大統領選挙でオバマ氏再選の目はマズ無いでしょうなあ。例え日本がTPPに参加したとしても、米国の雇用がそう易々と改善されるとは思えず、したがってオバマ氏は支持を失い失脚するでしょう。
「Change」だの・・・「Yes,We can」だの・・・、どこぞの政党のように有権者に「夢」を見せて(騙して)支持を得たワケですが、もう・・・みんながオバマ大統領の正体に気づいてしまったワケです。
そうなると、民主党の内部文書に書かれた、大統領選挙に向けオバマ氏に華を持たせる・・・貸しを作る・・・という戦略?は、全く無駄になるワケですし、そもそもTPPの実質的な交渉相手は、GIGAZINEで明らかなように米国政府というよりも、
米国内の多国籍企業
なワケですよ。そういった海千山千の多国籍(無国籍)企業を相手に、今の日本の国内状況で、
ヤレんのか?
<転載>
TPP:交渉参加、政府が文書に本音 11月表明、米が最も評価する時期
<抜粋>
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉への参加問題で、交渉に参加した場合のメリットなどを分析した内部文書を政府が作成していたことが、27日分かった。文書は参加表明の時期について、11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)が「米国が最も評価するタイミング」と指摘。「TPPに参加表明するからこそ(現在進めている)EU(欧州連合)や中韓との交渉が動く」として、参加表明が他の2国間のEPA(経済連携協定)交渉にも好影響を与えるとの考えを示した。(5面に要旨)
<中略>
文書は「APECで交渉参加を表明すべき理由」として、12年の米大統領選を挙げた。「米国はAPECで相当の成果を演出したいと考えている」と指摘。日本が交渉参加を表明すれば「米国は『日本の参加でTPPが本格的なFTA(自由貿易協定)となる』と表明可能」になり、大統領の成果になると分析した。
</抜粋>
</転載>
・・・アホか?
・・・と、ワタシには思えるワケですが、どうなんですかねえ?プロの棋士の方にでも聞いてみたい気分です。羽生さんとか・・・。
この手・・・どうなの?
・・・と。どうにもね?お遊戯会の演劇の稚拙なシナリオのように見えてしょうがないワケですよ。ワタシ。
もしAPECの場で無理やりTPP交渉参加に持ち込まれそうなら(嘗ての吉田首相、佐藤首相のように・・・)、APECを欠席、もしくは代理を送るという選択肢もアリでしょうが。
何も首相になった早々に、博打を打つかの如き、火中の栗を拾うが如き行動に走らなくても、じっくり腰を落ち着けて考えればイイじゃないですか。そうして国民の要望を受け止めるのが、一国の首相であり、政治家ってもんでしょ?
ギリシャ人には失礼ですが、ギリシャのような政治家、官僚はご免被りたいですなあ。(アメリカもか?)
さて、それはそうと、最近イギリスの影が薄いのは何でですかね?G20には出席してたの?
でわっ!