東京都民の合意の上なのか？
＜転載＞
「尖閣を年内購入」と石原都知事 地権者と交渉、中国反発か
2012年4月17日 11時05分
【ワシントン共同】訪米中の石原慎太郎東京都知事は１６日、ワシントンで講演し、東京都が沖縄県・尖閣諸島の購入へ向け最終調整を進めていることを明らかにした。同諸島を個人所有する地権者と詰めの交渉をしており、年内の取得を目指すとしている。
中国は日本側が尖閣諸島周辺を含む無人島を命名したことに強く抗議しており、都による同諸島買い取りが実現した場合、中国のさらなる反発は避けられない。日中間の新たな火種となりそうだ。
石原氏は購入目的について、中国が領有権を主張していることを念頭に「東京が尖閣を守る。どこの国が嫌がろうと、日本人が日本の国土を守るため」だと強調。
＜／転載＞
ま、ワタシも都民の端くれですからね、ひとこと言いたいワケですよ。
「その金は誰が出すのか？」
東京都民が出すワケですよね？石原さんがポケットマネーで買うというのなら、誰も文句は言えませんやね。然るに・・・
「東京都で尖閣諸島を買う」
・・・て、どういうコト？都議会に提案され議論しつくされた結論なワケ？東京都民の合意を得ているワケ？そんなニュース、とんとお目に懸かりませんでしたが？もっとも、そうでなかったら、
民主主義を無視
することであり、都民が納めた税金を勝手に使い込む「犯罪」じゃないの？ワタシなんか間違ったこと言ってます？
そういった民主主義の基本的な段取りさえ踏まえないような知事であれば、東京にはもう必要ありませんな。地元神奈川の知事にでも転職して頂きたいものです。神奈川であれば県民の皆さんが、
「ハイル、石原！」
と、後について来てくれるかも知れませんわ。
で、自称情報分析専門官の佐藤優氏じゃないですが、石原氏の尖閣諸島購入に賛成した、都民を舐めくさった議員連中をあぶり出さなくてはなりませんなあ。じゃないと、安心して都民税を納められません。
あ、あと、橋下大阪市長にしても河村名古屋市長にしても、今回の石原氏の暴言を賛美するようじゃ「底が知れます」なあ。たいした人物じゃねえわ。所詮、同類なのか？・・・と。
ついでに言わせてもらえば、この男がアメリカに行くとロクなことがありません。過去、『「NO！」と言える日本』を出版した際にも、出版後にアメリカに公演に招かれ、そこで調子こいて状況も考えずにペラペラと「自論」を披露してくれたおかげで、後々「ジャパンバッシング」の格好のネタにされてしまったことを自覚してるんですかね？ま、してねえだろうなあ・・・。
「NO(ノー)」と言える日本―新日米関係の方策
盛田 昭夫 (著) 石原 慎太郎 (著)
こういった見た目優先の、薄っぺらい「愛国心」しか持ち得ない口先だけの人間こそが、日本の国益・・・いやさ、都民の利益にもならない人間なワケで、だから百姓が多い多摩部の住民は・・・
石原が大っ嫌い！
・・・な、ワケですよ。
もひとつついでに言えば、百姓は保守的だと大方の人は言いますが、ベトナムを例に挙げれば、「ドイ・モイ（刷新）」という経済政策はそもそも農村部の百姓が発祥なのですよ。で、この事実が何を意味するか？というと、
「革命」は実経済から始まる。
ということです。「金融」などという虚経済から革命が始まることは、まずありません。なぜなら「革命」は、読んで字の如く人間の「命」の問題であり、したがってそこには「熱い血が流れている」からです。コンピュータ端末に打ち込まれた数字の累積に、どうやって「革命」が成し遂げられるというのか？
ま、アイスランドの「革命」が、今後のイイお手本になるかも知れませんなあ。
人間ナメんなよ！
でわっ！