2012年11月6日火曜日

カネは天下のまわりもの


 なぜに「キリスト教の総本山」とも言えるヴァチカンにて、イラン文化を紹介する展示会が開催されるのか?その必然性を考えるに、


政治的メッセージ


以外には思いつきません。


バチカンで、「イラン文化週間」開幕
IRIB World Service 2012/10/31(水曜) 19:39

<転載>

バチカンで、「イラン文化週間」のイベントが開幕しました。

IRIB記者の報告によりますと、在イタリア・イラン大使館の主催による、バチカンでの「イラン文化週間」の開幕式には、イランや外国の芸術家や大学教授、学生、外交官が多数出席したということです。

イタリア・パピサルジアナ大学のカルロ・ナニ学長は、「バチカンでのイラン文化週間の開催は、喜ばしいイベントである」と語りました。

在イタリア・イラン大使館のゴルバーンアリー・プールマルジャーン文化参事官も、バチカンでのイラン文化週間の開催は始めてである、とした上で、イランの書道芸術について、「イラン・ペルシャ文化は、書道や書写を伝統・芸術の形式で維持してきており、文字の美しさを様々なスタイルで表現している」と述べています。

今回のイラン文化週間の開幕日となった30日火曜には、ペルシャ書道の巨匠キヤーイー氏の作品展が、来場者の間で好評を博していました。

また、この文化週間においては、いくつかのイラン映画も上映されることになっています。

</転載>


 今回のイベントの開催により、ヴァチカンとしてはイランと対立する立場ではないという「メッセージ」の発信になったことは確かです。

 また、どちらが合わせたのか、偶然なのかは不明ですが、イタリア国債の入札とこのイベント開催の「日が重なった」のも、もうひとつの隠された「メッセージ」のようにも思えてしまいます。

 考えすぎ・・・というか、ほぼ妄想の領域かも知れませんが、そうした妄想を抱かせるほどに、EUの経済状況の先行は不安なワケです。


ヨーロッパ連合の景気後退は悪化している
ROCKWAY EXPRESS 11月6日


 で、不良債権をどう穴埋め(数合わせ)するかが、EU、およびヨーロッパの金融市場の課題なワケですが、手っ取り早いのは「戦争」という荒っぽい手段で、過去の歴史も証明している事実であり、それ故のシリア侵略、中東への介入(民主化ごっこ)であるという解釈も成立します。

 その他にも、格付け機関(S&P、ムーディーズ、フィッチ)などを利用した市場撹乱や、企業の買収・合併など、あらゆる手段を画策するでしょう。
 
 事、シリアの近況を追ってみると、つい最近も反政府側による自爆テロがあったりで、もう、リアル北斗の拳の様相を呈しており、収束の兆しがまったく見られません。

 内戦が収束しなければ「資金の回収・調達」も儘ならないワケですから、ヨーロッパ金融破綻までのカウントダウンを巡る、「我慢くらべ」の段階に入ったようにも思えます。

 そこで欧米側から、従来のやり方を見直す動きが出てきたとしても不思議ではないワケです。


クリントン国務長官:シリア政権不安定化ではアルカイダと味方同士なのよ
ROCKWAY EXPRESS 3月1日


これが・・・↓


シリア国民評議会は「明らかなリーダーではない」 米国務長官
CNN.co.jp 11月1日(木)14時48分配信

<転載>

(CNN) クリントン米国務長官は31日、訪問先のクロアチアの首都ザグレブで記者会見し、シリアの反体制派の中核組織とされてきた「シリア国民評議会(SNC)」について、もはや反体制派の「明らかなリーダー」とは言えないと述べた。

クリントン長官はSNCのメンバーの多くが海外居住者であることを挙げ、「求められているのは今現在、(シリア国内の)前線で戦い、死に瀕している人々の代表だ」と述べた。

長官のこの発言は、来週、カタールの首都ドーハで開かれるシリア問題を話し合う会合の準備の中で出た。来週の会合では、アサド大統領退陣後のシリアの政治指導部の構成について話し合われる。

クリントン長官は、「米政府は、新しい指導体制に入るべき人や組織を推挙した。我々はSNCを反体制派の明白なリーダーだと見なすことはできない」との考えを示した。

長官はSNCについて、「反体制派の一部にはなり得るが、反体制派にはシリア国内にいる人や、耳を傾けるべき正当な意見を持つ人々も含まれるべきだ」として、今後のシリアの舵取りにSNC以外の組織も参加すべきだとの考えを示した。

SNCは昨年、発足したが、シリア国内の反政府勢力からはほとんど信頼を得られていない。停戦に向けて米国を始めとする各国政府と交渉を行う立場と見なされた時期もあったが、オバマ米政権はSNCの内紛などで足並みがそろわない点に不満を抱いていた。

またクリントン長官は、内戦に便乗してシリア国内で勢力を拡大しようとしているイスラム系過激派について、反体制派の対応が不十分だとの懸念を繰り返した。

「私たちが必要としているのは、シリア革命を乗っ取ろうとする過激派に強硬に抵抗した経歴を持つ反体制派だ」と長官は述べた。

</転載>


シリア反対派 指導者を改選へ
タグ: 政治, 記事一覧, 国際, 中東, シリア
V.O.R. 5.11.2012, 00:03

<転載>


Photo: en.wikipedia.org/Tonemgub2010/cc-by-sa 3.0

 カタールの首都ドーハでは、シリア反対派の統合会議が開幕した。これはシリア国民評議会が主催して行われ、反対派勢力の新しい指導者が選ばれるとされている。

 米国のヒラリー・クリントン国務長官は、バシャル・アサド政権に反対する評議会が外国人からなっていることを批判していたため、反対派勢力は「シリア革命」の新しい指導部を選出することを決定した。

 今回の統合会議の参加者らは、8日までに50人以上のキーパーソン(シリア国民評議会からは15名)が含まれる「最高指導部」を作り、「シリア国民の合法的代表者」となる執行委員会もしくは暫定政府を作ろうとしている。「シリアの友人」会議の参加諸国はこのような機関をバシャル・アサド政権に代わる正式の政府として認める準備があるという。

 しかし、シリア政府系「アス=サウラ」紙によれば、危機を打開するには依然として全面的な対話が必要であるとされており、これは反対派が交渉参加を拒否していることにより、進んでいないと指摘されている。

 シリア政府と反対派勢力との武力衝突は2011年3月から続いており、国連の資料によれば、約2万人が犠牲になっているという。また25万人以上のシリア人が隣国への難民となっている。

タス

</転載>


 まwww相変わらずの欧米の「ご都合主義」には辟易させられるワケで、そういえば飯山センセも「シャープ株」の仕手戦に首をつっ込んでおられるようですが、「格付け機関」と「マスコミ」を動員した仕手戦も、そこはかとなwwwく、欧米金融界から仕組まれた気配も漂いますなwww。


S&Pがシャープ格付けを3段階引き下げ、さらなる格下げも
ロイター 2012年 11月 6日 08:38 JST

<転載>

[東京 6日 ロイター] スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P)は5日、シャープ(6753.T)の長期会社格付け・長期優先債券(既発債)格付けをBB+からB+に3段階引き下げ、格下げ方向のクレジット・ウォッチを継続すると発表した。(後略)

</転載>


 ときに、一般投資家と大手投資家の違いは何か?それは、株売買という「鉄火場」を見渡す、時間的スケールの違いに尽きると思います。一般投資家は資金面で圧倒的に不利であり、損益の捉え方も短期スパン・・・つまり刹那的であるということです。

 それに比べ大手投資家は、基本的に余興で楽しんでいる部分もあり、株取引も長期スパン・・・10年、20年で捉えることができるワケです。

 そういう意味で言えば、株取引は資産にゆとりのある人が余興、もしくは心意気で嗜むものであり、今回の「シャープ」の仕手戦をその場限りの金儲けとして考えているのなら、早めに手を引くことが賢明でしょう。

 そうして値下がりした株は「外資」に買い叩かれ、「民族銘柄」などと持ち上げた「シャープ」もあっけなく外資の手に陥落するという次第です。

 本気(マジ)でシャープを応援したい人だけが、「心中覚悟」でシャープの株を買い支えればイイだけの話で、金儲けのためだけに群がってくる投資家ごときが「民族銘柄」などと口にするなどとは、「片腹痛いわwww」としか言い様がありませんなwww。

 ま、カネの無いワタシには無縁の話なワケですが、心意気としてね?江戸っ子の・・・いやさ、「日本人の心意気」として、そう思った次第です。へい。




人間ナメんなよ!


でわっ!