2013年2月2日土曜日

F●●K YOU条件

  
 唐突ですが、ベトナムでは「オ●●コ野郎!」=「F●●K YOU!」のことを、「ドーマー!」と言います(南部では)。正確には「ドゥーマー!」と発音しますが、ま、いずれにせよ、品行方正な市井の庶民はめったに口にする言葉ではなく、安易に口にすれば「品性」を疑われるだけです。はい。

 で、国際政治学者・藤井厳喜氏が、「アベノミクス」なるものについて解説しているのですが、その成否は「ドーマー条件」なるものに関わっているとのことです。


【藤井厳喜News解説】アベノミクスはドーマー条件を越えられるか[H25/1/30

(※ 収録は1月26日に行なったものです)


 簡単に言うと、給料以上の贅沢を借金を重ねながら続けていれば、いつの日か必ず「個人破綻」しますよ・・・と、言っているだけです。



 で、「アベノミクス」なるものは、通貨の流通を増やし、それを公共投資・・・「国土強靭化計画」?に財政出動して景気浮揚しようというものらしいのですが、この「国土強靭化」というものがクセ者で、地震などの災害に強いインフラ整備と「見かけ」はゴリッパなのですが、災害に対する防災対象として、「原子力発電所」が含まれていることが盲点なワケです。

 つまり「アベノミクス」とは、原子力発電を推進することを前提に組まれた経済政策であることを看破しなければなりません。被災地の復興は勿論大切ですが、ソレと原発推進を一緒くたにして、カモフラージュしながら原発依存集合体に資金提供しようという、半分サギのような経済政策と言えます。

 そんな不純な経済政策が成功するワケがありませんし、また、認めるワケにもいきません。それがひとつ。

 更に言うならば、過去何度もGDPについて言及しましたが、名目GDPとは、市場に流通する通貨量のみを目安にしており、実際の物品の流通量=実生活を正確に反映しているワケではありません。金融商品という「実体の無い商品」の取引き・・・口座から口座へ「数字が移動するだけ」でも、名目GDPとしてカウントされるワケですよ。そんなものが、ワタシたちの暮らしを反映していると言えるのでしょうか?

 収入以上の贅沢を「借金」によって続けるなんて愚かだ・・・と、まっとうな人間であれば誰でもそう考えますが、どうやら、そう考えないのが「政治家」という職業集団なのかも知れませんし、そのおこぼれに群がる利権集団なのでしょう。

 日銀がお札を刷る>インフレになる>市場の通貨量が増える>名目GDPが成長する>メデタシ、メデタシ・・・なんて、なるワケがないでしょ?

 市場の通貨量が増えたから、インフレになったから、それじゃw給料はあがるんですか?でなければ出て行く一方で、生活は苦しくなるばかりでしょ?


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「連動して最低賃金なども下がり「「正直者」も馬鹿を見る」のが生活保護基準引き下げの本質:小久保 哲郎氏」  税制・年金


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 日本に限らず世界中で問題になるワケですが、同じ人間なんだから、当たり前と言えば当たり前です。

 給料は上がらず通貨量だけが増えた場合でも、「名目GDP」は成長したことになり、その次に待っているのは「GDP」の伸び=経済成長であるという根拠に基づいた、「消費税増税」の導入というシナリオです。

 チョット待ってくれ!・・・と。生活は以前より苦しくなっているのに、この上「消費税増税」か?・・・と。

 市場に増えた分の通貨は、その名の如くワタシたちの前を通過して、「マネーゲーム」に費やされるだけ・・・。そんなものを「経済成長」などと胸を張って言って欲しくないワケですよ。数字だけ増えればそれでいいのか?と。

 政治家や経済学者と言われる人たちは、何かと「マクロ経済」ばかりを取り上げますが、経済の実態を見ようとする学者は皆無なのでしょう。経済学の教科書に書かれた方程式の中に埋没した、ひとりひとりの生活、生き様なんて、彼らにとっては学問の対象ではないのでしょうが、


それでも、ワタシたちは生きている!


・・・ワケですよ。下っだらない方程式に埋め込まれ、人間として扱われない経済学なんて真っ平御免!

 政治家にしても、「数字」だけの成果を既成事実化して有権者・支持者を、「仕事をした振り」をして騙すのはいい加減にして欲しいワケです。

 ま、政治家の限らず、現在の日本の・・・というか欧米型思考の悪弊かも知れませんが、「結果至上主義」が蔓延っているワケですよ。「結果」を出さないと認められない「点数社会」が。

 でもね?ワタシには成果の見えない仕事もあると思えるんです。成果は見えなくとも、効果を残す仕事が。

 東京都が・・・というよりも、「国」がオリンピックの東京都招致に熱心なワケですが、そのための「洗脳」として、最近妙に「スポーツ関連」のTV番組が増えましたよね?

 ワタシにはあからさまにそう感じられるワケですが、ま、ソレはソレとして、オリンピック招致に向けた国民的合意を形成するために、スポーツ選手の成績も重要な要素となるワケです。

 一体どれだけの税金がスポーツ関係に注ぎ込まれるのか分かりませんが、そうした予算を獲得するためにも、選手が好成績を残してくれないと、「役員」の面子が立たないワケですよ。

 そうした「大人の事情」が、今回の日本女子柔道の体罰訴訟の引き金にもなったとワタシは捉えていますし、また、日本中で同じことが起きていると考えています。

 良い成績を残すスポーツ選手は、「金の卵を産むニワトリ」として特別待遇を受けるような組織。そしてそれを当然と考えているスポーツ選手とその周囲。

 ワタシは、スポーツ選手にも問いたいワケですよ。あなたは「金の卵を産むニワトリ」なのか?それとも、「人格を持ったひとりの人間」なのか?・・・と。

 ワールドカップで優勝した「なでしこジャパン」が、悲惨?な練習環境を乗り越え、「サーカーが好きだ」というひたむきな想いだけを頼りに、世界一という偉業を成し遂げたことにみんなが感服し、感動したワケですよ。

 これが、何億という予算・補助金を受け、最高の環境で世界一になっていたとしたら、感動も半分以下になっていたかも知れません。「それだけお金をかければ、勝てて当たり前」・・・と。

 ま、アスリートの気持ちはアスリートにしか分からないのでしょうが、傍から見ていて、良い成績を残すためだけに=金の卵を産むためだけに、スポーツをやっていて楽しいのか?・・・という気もするワケですし、もし、そうした歪んだ状況下に日本のスポーツ界があるのならば、若者にもイイ影響を及ぼすとは思えません。

 おっと、話が大幅に逸れましたが、一言でいうと、


「アベノミクス」はイカサマ


・・・と、言いたかったワケです。

 「アベノミクス」なんて原発推進派の隠れ蓑であり、


「ドゥーマー!」


・・・なワケですよ。

 それよりもっと重要な案件は、昨年12月の衆議院選挙における「不正選挙」の追求であり、そもそも自民党政権に国政を担う資格があるのか?を、ハッキリさせる方が先決なんじゃないんですかね?え?





人間ナメんなよ!


でわっ!