2013年9月5日木曜日

祈りの日

  
 クリスチャンでもカソリックでもありませんが、シリアの平和を祈ることに吝かではありません。


【MSN】7日を祈りの日に ローマ法王「シリアに和平を」
2013.9.1 23:44

 ローマ法王フランシスコは1日、バチカンのサンピエトロ広場で開かれた日曜恒例の祈りの集いで、シリアや中東などの和平を願うため、今月7日を断食と祈りの日とすることを決めたと世界のカトリック教徒に向けて発表した。

 法王は「人類には平和に向けた行動が必要だ」と述べ、米国が検討するシリアへの武力行使に反対の姿勢を示した。

 サンピエトロ広場では7日午後7時(日本時間8日午前2時)から8日午前0時までシリア国民のための祈りの集会が開かれる。法王はカトリック教徒以外にも祈りに加わるよう呼び掛けた。(共同)


 さてさて、法王までシリアへの軍事介入に反対しているというのに、アメリカ(オバマ大統領)はヤル気満々ですなw。


【中日新聞】米上院委が容認決議案可決 対シリア武力行使
2013年9月5日 10時53分

【ワシントン=竹内洋一】米上院外交委員会は四日、オバマ大統領が表明したシリアへの武力行使を容認する決議案を賛成多数で可決した。上院本会議で九日以降に採決される見通し。アサド政権による化学兵器使用は国際規範に反し、懲罰が必要だとして軍事行動を決意したオバマ氏は議会承認に向けた最初の関門を突破した。

 採決結果は賛成十、反対七、棄権一だった。与党民主党の二議員が反対し、野党共和党からは重鎮のマケイン氏ら三議員が賛成。与野党の賛否が入り乱れた。カーニー大統領報道官は「上院は米国の安全保障のために、超党派の協力で迅速に行動した」とたたえる声明を発表した。

 一方、下院外交委員会も四日、公聴会を開き、対シリア軍事介入の是非をめぐる審議を始めた。ケリー国務長官やヘーゲル国防長官が軍事行動の正当性を訴えた。

 上院外交委で可決された決議案は、アサド政権に対する六十日間の軍事行動を認め、議会が反対しなければ三十日間の延長も容認するとした。地上部隊の派遣は認めないことも明記した。オバマ大統領が議会に示した決議原案に比べ、大統領の権限を制限し、戦闘拡大に歯止めをかけた。シリア内戦の外交的解決に向け、大統領に対し、シリア反体制派の支援策を含む総合的な戦略を議会に提示するよう求める規定も盛り込んだ。

 米メディアの集計では、上下両院議員とも半数以上が賛否を明らかにしておらず、最終的に軍事介入が承認されるかどうかはなお不透明な情勢だ。

(中日新聞)


 アレっ?マケイン議員は介入反対じゃなかったっけ?


【ロイター】マケイン米上院議員、シリア武力行使認める外交委決議案不支持を表明
2013年 09月 4日 23:30 JST

[ワシントン 4日 ロイター] - 米共和党のマケイン上院議員は4日、シリアに対する武力行使を認める上院外交委員会の決議案について、支持しない考えを示した。

 議員は記者団に対し、「満足していない向きがいくらでもいる」と語った。

 決議案はオバマ大統領の要求よりも狭い内容となっている。同案は4日中に採決が行われる可能性がある。

 マケイン議員は上院外交委のメンバーで、長らくシリアへの介入を支持してきた。


 一日で意見を翻したワケ?で、この間に何があったかといえば・・・


【AFP】マケイン上院議員、シリア軍事介入めぐる公聴会で携帯ゲーム
2013年09月04日 18:22 発信地:ワシントンD.C./米国

【9月4日 AFP】中東で一か八かの賭けに出ることを考えていたのだろうか?──シリアへの軍事介入の是非を問う3日の米上院外交委員会公聴会の最中に、手元のスマートフォンでポーカーゲームをする米共和党のジョン・マケイン(John McCain)上院議員の姿を捉えた画像が同日、ネット上で広がった。

 この日の公聴会は、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領が限定的な軍事行動によるシリア内戦への介入を決断し、議会の承認を求める考えを表明したことを受けて開かれたもので、オバマ政権の高官らが証言するなど、今年一番の重要局面を迎えていた。マケイン氏は、オバマ大統領が掲げる限定的な軍事行動による介入では不十分だと主張する強硬派だ。

 数時間に及ぶ議事の間、気が散ってしまうのは仕方がない。しかし、化学兵器の使用を理由にオバマ大統領が求めるシリアへの軍事介入の是非について上院外交委が議論する最中、写真が捉えた「iPhone(アイフォーン)」でポーカーをするマケイン議員の姿には真剣さのかけらもなく、ある種衝撃的でもあった。

 さらに、米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)のカメラマンが投稿した写真が瞬く間にマイクロブログ「ツイッター(Twitter)」上で拡散すると、マケイン氏自らも自分を皮肉るツイートで応答し、「スキャンダルだ!3時間以上に及ぶ上院公聴会中にアイフォーンでゲームをしているところを撮影された──最悪なのはゲームに負けたことだ」とツイートした。

 08年には共和党候補として、オバマ現大統領と米大統領選を争ったこともある有力議員のマケイン氏はこの後、米CNNテレビで「3時間半の間、常に集中して同僚の発言に耳を傾けていたいとは思うが、時に飽きてしまうこともある」とポーカーで遊んでいたことを顔を紅潮させながら弁解した。そして「しかし何より最悪だったのは、大きく負けてしまったことだ」と冗談交じりにコメントした。(c)AFP


 この人も「脇が甘い」というか、何と言うか・・・。要は、威勢良く啖呵を切ったものの、自分の立場がマズくなったので、早々に「ダークサイド」に寝返った・・・ということですw。


ダサっ!


 もう、この人ダメだわ。終わったわ。アメリカ風に言うなら「玉無し」にされちゃって、議会を「老人ホーム代わり」に、静かに余生を送る・・・というモードに入ったんでしょう。


闘う老人、ロン・ポール!


・・・とは、エライ違いです。ロン・ポール議員がケリー長官と丁々発止を繰り広げている最中に、スマホでポーカーゲームしてるようじゃね?共和党のレベルが問われますし、同じ共和党の、ロン・ポール議員の足を引っ張るだけです。


シリア問題:米上院外交委 ケリー長官とポール氏が激突
毎日新聞 2013年09月04日 20時14分(最終更新 09月04日 20時21分)

【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領が議会に求めていたシリアへの武力行使承認決議の審議が3日、上院外交委員会で始まった。武力行使が国益につながるのかなどをめぐり、約3時間半の議論は緊迫したものとなった。一方、大統領は3日、下院の多数を占める共和党の幹部らから支持表明を獲得。大きな後押しになるものの、承認の見通しはまだ立っておらず、態度未定の議員へ働きかけを強める方針だ。

(後略)






 おそらく、バラク・フセイン(神の栄光)・オバマ大統領の耳には、ローマ法王の祈りの言葉は届かないんじゃないですかね?イスラム世界が団結して、アメリカのシリアへの軍事介入に反対すればアレですが、イスラム世界も宗派対立がアレなんで、共闘を組むなんてアレなワケです。

 ましてシリアは、政教分離政策を実施している国ですし、一応?全ての宗教に平等な権利を与えているワケですから・・・。

 あと、アレ・・・「90日限定」とかいう条件も、人をバカにした屁理屈というか、詭弁と言うか・・・。アレでしょ?


先っちょだけだから、な?いいだろ?


・・・というアレでしょ?(失敬・・・orz)


【CNN】米議会の決議案、シリア攻撃を最長90日に限定
2013.09.04 Wed posted at 16:21 JST

(CNN) シリアへの軍事介入を巡り、米上院外交委員会は3日、武力行使の期間を最長90日に限定する決議案をまとめた。

オバマ大統領が示した決議案に対して泥沼化を懸念する意見などが出たことを受け、修正を加えた。期限を60日として30日の延長を認めるとの文言を盛り込み、地上部隊を投入しないと明記することで、民主、共和両党が合意した。同委員会は4日、この決議案を採決にかける見通しだ。

メネンデス委員長は「オバマ大統領に軍事行動の権限を与えると同時に、承認の対象を狭い範囲に絞り、米軍部隊をシリアでの戦闘に送り込まないことを確認する内容になった」と説明した。


 議会でこんな下衆なことが大真面目に話し合われているなんて、アメリカの国会議員も・・・


いかがなものか?


・・・と。それに「90日」の間に・・・


イッタイ、どんだけの人が死ぬんだよ?!


・・・と。

 そして、究極?的には、プーチン大統領の言うように、アメリカ議会がシリアへの軍事介入を決めるのではなく、国連の決議を必要とする・・・と、いうことです。


【VOR】プーチン大統領「米議会は、シリア攻撃を承認することはできない」
4.09.2013, 18:02

 4日、プーチン大統領は、大統領付属人権評議会の会議で「米議会は、シリア攻撃を承認できない。それは彼らの権限ではない」と述べ「実際上、彼らは今、対シリア攻撃を認めようと問題を検討しているのであり、そんなことは絶対に許されない」と指摘した。

 プーチン大統領は又「どの国の議会も、そうした事を決める事はできない」と強調し、次のように続けた―

「そんなことは、健全な考えや国際法に関する理解の完全なすり替えである。シリアは米国を攻撃していない、それゆえ自己防衛の問題ではない。米国当局は、シリアでの化学兵器使用問題を議会で討議する際、米国の攻撃がシリア国内における『アルカイダ』の立場強化に繋がる事はないと請合い、『アルカイダ』はシリア国内にそもそも存在しないと主張しているが、これは嘘だ。『アルカイダ』は、シリアの反政府側にたって戦っている軍隊の主要な一部である。」


 第2次世界大戦の後、国連にP5枠を設けて拒否権という特権を設定したのは、他ならぬイギリス、アメリカ、ロシア、フランス、中国の5ヶ国なワケですよ。自分でルールを決めておきながら、都合が悪くなるとそれを破るワケですか?アメリカは?


あまりに自分勝手


・・・だとは思わないんですかね?


SHAME ON YOU!


・・・だわw。


シリアに平和を!アラブに平和を!






人間ナメんなよ!


でわっ!