2012年4月27日金曜日
ホンダ、キターーーッ!!!
イヤね?前々から「自家発電」を推奨してきたワケですが、ま、諸々の事情(旧来の悪弊)もあり、簡単にはいかないだろうとは思っていたワケですよ。少なくとも行政による主導はありえず、個人がゲリラ的に自家発電に取り組み、やがてそれが一般家庭に普及可能なレベルにまでこなれた頃、行政側としても「なし崩し的」に自家発電を認可せざるを得ない状況になる。・・・というのがワタシが描いていた「ヴィジョン」なワケです。
ただこの場合、どうしても或る「ブレーク・スルー」が重要となるワケです。それは、「私利私欲を捨てる」という、人間にとって恐らく最も困難な「ブレーク・スルー」が・・・。
例えば「Linux」というOSがありますが、アレ、「ソース」はタダ・無料なんです。ネットに接続すれば誰でも自由にダウンロードできます。で、その「ソース」を基にした各種のLinuxのOSが、「販売」されているワケですが、ま、「ソース」に機能を追加した「労力」を「商品」にしているワケです。
で、それはそれで誰も非難することはできません。何を商売にするかは個人の自由であり、周囲が強制するものでもありません。ただ、Linuxの原作者の意向・・・「みんなで自由に使ってください」に共鳴するのであれば、やはり、「お金を取る」というのは如何なものか?とも思ってしまうワケです。
つまり、Linuxの原作者や、青森県立名久井農業高等学校の園芸部員のような、「利権、技術を囲わない」という、精神面での「ブレーク・スルー」があってこそ、自家発電も社会に浸透していくだろうと思っていたワケです。
ま、いずれそういった「新人類」が世の中を変えていくことになるんでしょうが、それまではワタシのような「旧人類」が、もう暫くはジタバタしなければならないんでしょう。
前置きが長くなりましたが、こんな記事を目にしました。
ホンダ、プロパンガスで発電するポータブル発電機
記事を要約すると、ホンダがプロパンガスで使用できる発電機の販売を始めたという内容で、「エネポ」のガスボンベ対応を願っていたワタシとしては・・・
ホンダ、キターーーッ!!!
・・・という感じです。ま、「エネポ」じゃなくて別な機種なのですが、プロパンガスボンベ対応により、連続運転時間も、LPガス50kgの場合で約100時間までと、「エネポ」のカセットガス方式の2.2時間とは比べ物になりません。ほぼ丸4日間の連続運転が可能であり、災害時の時間稼ぎとしては十分なスペックでしょう。
ま、これはほんのスタート地点に過ぎません。「自家発電」という意識にみんなが目覚めるイイ機会になると思いますが、「電力各社」や「経産省」からの「圧力」が掛かるのでは?・・・と、若干心配です。
で、ホンダとは別にもう一社ワタシが注目しているのが、「日立」なワケです。日立エンジニアリング&サービスで所有する「鶏糞メタン発酵発電システム」ですが、これって「人糞」にも応用可能なんじゃないですかね?
3.11直後、被災地ではあらゆるインフラが寸断され、当然、水も無いことから「トイレ」が大きな問題になったというレポートがありましたが、衛生管理は「文明人」の嗜みのようなもので、いたるところに汚物が散乱するような環境では、自分が文明から取り残されたかのような情けない気持ちにもなるでしょうよ。
そこで!「鶏糞メタン発酵発電システム」を、「人糞メタン発酵発電システム」に改造?した設備を各自治体の指定避難所に設置すれば、「トイレ」の問題と災害時の発電が一挙に解決する・・・と、思うのですが、如何なものでしょうか?
もっと欲を言えば、ま、4トン・トラックのコンテナサイズにまでスケールダウンして移動式になれば、災害が発生した場合、要所々に配備可能になるし、また本件は「自衛隊の後方支援」としても有益な案件に思えるワケですよ。だいたい戦場とかの「トイレ」はどうしてるんですかね?みんな「野○ソ」ですか?ヘタしたら「地雷を踏んだらサヨウナラ」になるワケでしょ?危ないなあ・・・。
地雷を踏んだらサヨウナラ (講談社文庫)
一ノ瀬 泰造 (著), 馬淵 直城 (解説)
何度も繰り返しますが、「ヴィジョンを持て」ということです。
未来を描け!
・・・ということです。みなさんワタシなんかより、ずっと頭がいいハズなんだから・・・。
人間ナメんなよ!
でわっ!