【BLOGOS】秘密保護法案成立に全力! 町村信孝 2013年11月16日 08:30 1.8月に党秘密保全等検討PTの座長に就任して以来、党内議論を行い、今国会に秘密保全法案が提出されることになりました。この法案は国際情勢の複雑化により情報の重要性が増す中、外国との情報の提供・共有はその国で保全されることが前提であります。しかし、今の日本の情報体制では漏えいの危険性が高まっており、早急に秘密を保全する法整備が必要不可欠であります。諸外国では、この分野の法的整備が出来ており、我が国でも今国会中の成立に全力を尽くして参ります。 2.本法案は国民と国家の安全を確保することを目的として、 ① 安全保障(防衛、外交、特定有害活動、テロ活動防止)に関する公になっていない情報に限定し、漏えいにより日本に著しい支障を与えるおそれのある、特に秘匿を要するものを特定秘密として指定する。 ② 特定秘密の取り扱いは、適正評価において認められた者(公務員等)だけに限り、それ以外の者は取り扱えない。 ③ 特定秘密を取り扱う者が、特定秘密を漏えいした場合、または不法行為(暴行、脅迫等)により特定秘密を取得した者等に対して罰則を科す等が法案の骨子であります。 従って、たとえば原発事故、TPP交渉については特定秘密の指定対象にはなりません。 3.また、報道・取材の自由、国民の知る権利についても十分に配慮されており、条文にも明記されています。 ① 報道機関による正当な取材活動を認めており、処罰の対象になりません。 ② 国民(特定秘密取扱者以外)が、日常生活の中でたとえば、会話をまた聞きしたり、たまたま知った特定秘密を、他人に伝えても処罰されません。 ③ 特定秘密は原則30年で指定が解除されます。その後は情報公開法に基づいて開示、不開示が判断されます。 |
町村信孝 - Wikipedia ・・・静岡県沼津市に内務官僚・町村金五の次男として生まれた。・・・ 町村金五 - Wikipedia ・・・内務官僚時代は、官選の新潟県・富山県両県の知事を経て、内務省警保局長や警視総監などを歴任したが、戦後に公職追放された。・・・ |
「特定秘密保護法案」に、並々ならぬ心血を注いでいる町村信孝氏の実父・金五氏は、戦前、戦中を知っている者にとっては悪名高い「特高(特別高等警察)」を指揮した内務官僚であったワケです。
特別高等警察 - Wikipedia ・・・無政府主義者による天皇暗殺計画とされた大逆事件(幸徳事件)を受け、1911年、警視庁に、従来より存在した政治運動対象の高等警察から分かれて、社会運動対象の特別高等警察課が設置されたのが特別高等警察の始まりである。これにはフランスの秘密警察の影響がみられる。このとき、地方長官や警察部長などを介さず、内務省警保局保安課の直接指揮下に置かれた。1913年の警視庁官制の改正によって、特別高等警察・外事警察・労働争議調停の三部門を担当する課として位置づけられた。 1922年に日本共産党が結成されると、翌年1923年には大阪府や京都府など主要9府県の警察部にも特別高等課が設けられ、1925年には治安維持法が制定され取り締まりの法的根拠が整備された。三・一五事件をうけ、1928年には「赤化への恐怖」を理由に全府県に特別高等課が設けられ、また、主な警察署には特別高等係が配置され、全国的な組織網が確立された。1932年に警視庁の特別高等警察課は特別高等警察部に昇格する。特高警察を指揮した内務官僚には安倍源基や町村金五(町村信孝の父)などがいる。 1932年に岩田義道、1933年には小林多喜二に過酷な尋問を行なって死亡させるなど、当初は、共産主義者や共産党員を取締りの対象としているが、日本が戦時色を強めるにつれ、挙国一致体制を維持するため、その障害となりうる反戦運動や類似宗教(当時の政府用語で、新宗教をこう呼んだ。『似非宗教』に近い意味)など、反政府的とみなした団体・活動に対する監視や取締りが行われるようになった。第二次世界大戦中には「鵜の目鷹の目」の監視網を張り巡らせたほか、横浜事件など言論弾圧といわれる事件をひきおこした。 敗戦後は進駐軍の不法行為の監視を行った(特殊慰安施設協会参照)。第二次世界大戦終戦直後の1945年10月4日、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の指令により、治安維持法と共に廃止された。特高警察に関連する官僚たちはほとんどが他の機関と同様に公職追放されたが、GHQの占領政策の転換に伴う公職追放者の処分解除(逆コース)により、後に、旧自治省・警視庁の公安部門・公安調査庁、日本育英会などの上級幹部職に復職していった。また、GHQの占領政策において社会主義運動に対する制限が設けられたこともあって、特高警察から問責・処罰の対象となった者はなく、元特高警察関係者はGHQの方針に従い、レッドパージの先鋒としての役割をになった。 政界への転身者も多く、共産党の大阪府議会議員だった柳河瀬精によれば、国会議員だけで衆議院41人、参議院13人に上っている。・・・ |
さて、してみると父親の跡を継いだ信孝氏が、「特定秘密保護法案」に執拗にこだわる理由も、そこはかとなく伺えます。要は・・・
ファミリービジネス(家業)
・・・として政治に携わっているワケで、町村氏のような公私混同をしている二世、三世議員が、安倍(歪)首相を筆頭に、衆参を問わず国会内にはウジャウジャいるワケです。
そして、そうした議員の頭の中は・・・
「如何に家業を守るか?」
・・・ということでイッパイであり、家業を守る=特権を守る・・・ということに日々邁進し、国民のことなど眼中に無い・・・というか、「下僕」程度にしか思ってないのかも知れませんなw。
安倍(歪)首相の祖父である岸信介元首相は、A級戦犯とされながらも、GHQ(CIA)との裏取引によって罪を免れ、公職復帰を果たして首相にまで上り詰めた人物であることは、米公文書の公開によって広く一般に知られるところです。
岸信介 - Wikipedia ・・・正力松太郎などとともに中央情報局(CIA)から資金提供を受けていたとされる。2007年に米国務省が日本を反共の砦とするべく岸信介内閣、池田勇人内閣および旧社会党右派を通じ、秘密資金を提供し秘密工作を行い日本政界に対し内政干渉していたことを公式に認めている。・・・ |
アメリカの操り人形が日本の首相を務めていたという事実もソートーな屈辱ですが、その孫(安倍(歪)首相)が、さらに輪をかけて日本国民をアメリカに売り渡そうと、
特定秘密保護法案
・・・を、通過させようとしている現状に、「国を憂う国会議員」があまりに少ないのが驚きであり、先に述べたように、
国会議員が家業
・・・であるような政治家にしてみれば、「特権」を守るために・・・「長いものには巻かれろ」・・・とばかりに、「ポーズ」だけは反対を装いながら、「結局は迎合」してしまうのだろうなw・・・と。
つまり問題の本質は、「与党」だろうが「野党」だろうが、政治家を「家業」と考えているような勘違いした連中が、「既得権益」を失いたくないがために勝手な真似をしている
現在の選挙、政治システム
・・・を根本から変革しないと、日本はこのままジリ貧だということです。
旧ソ連のように、一度崩壊してしまうのもアリかもしれませんが、それにしても、社会的な弱者ほど被害を被る人は多いでしょうし、ずる賢い連中はサッサと国外にトンズラしちゃうワケでしょ?「東電」の旧幹部連中のように。
また、日本再建に従事する人的資源が不足すれば社会の混乱は増すばかりであり、その期に乗じての外国からの干渉もあるやも知れず、そうした「ハードランディング」に今の日本人は耐えられるのか?・・・というと、残念ながら疑問を抱かざるを得ません。
であれば、方向の修正が可能なうちに「ソフトランディグ」に切り替えた方が得策なワケで、そのためには国民ひとりひとりの想像力の発動が求められるワケです。
つまり、社会に対する「共通のヴィジョン」が持てるかどうか?・・・ということになるワケで、「ファッション」、「グルメ」、「お笑い」、「恋愛」、「スポーツ」、etc、といった個人の嗜好はさて措き、これらに共通する、「表現の自由」が保障された社会を守るためにはどうするか?・・・に想いを馳せる、「想像力」が必要だということです。
かくいうワタシも、過去何度も「自分の頭で考える」・・・ということを繰り返し述べてきましたが、
自分で考えろ!
・・・と、突き放してしまっては「不毛」だということに気がつきました。いきなり「社会問題」を目の前に突きつけられ、
さあ、考えろ!
・・・と言われても、「あんま、興味ねwしなw」・・・という反応になるのが、自分の過去を振り返っても「デフォ」かと?
なぜ?そうした「社会問題」に対する興味が湧かないかといえば、その問題について考えるモチベーションが湧かないからであり、例えば、「身体障害者」を身内に抱える家族とそうでない家族では、「社会福祉」というものに対する意識の温度差があるのと同じです。
自分の事となれば真剣に考える。
それが人間というもので、「問題を自分の中に取り込む想像力」が無ければ、「問題」について考えるモチベーションも発生しません。それを端的に表しているのが、マルティン・ニーメラーの、
彼らが最初共産主義者を攻撃したとき
・・・という詩であり、この詩の意味するところは、
想像力の欠如の危険性
・・・に他なりません。もし、マルティン・ニーメラーが豊かな想像力を持っていたなら、共産党が攻撃された時点で、フル回転で思考を働かせていたのでしょうが、残念ながら彼は「無関心」に陥ってしまったが故に、後日のナチスによる独裁を許してしまったワケです。
「原発」にしても、原発近辺の海では泳ぐことも、サーフィンを楽しむことも儘なりません。ま、ワタシは嗜みませんが、もしワタシがサーファーだったら、絶対に原発には反対するでしょうし、逆に、日本のサーファー連盟が「反原発」の声明を発表しないのが不思議なくらいです。
「グルメ」もそうですよね?「TPP」で国内の良質な食材が駆逐されてしまい、BSE牛肉だとか、遺伝子組み換え作物だとかでフレンチのフルコースを出されても、チョッとね?日本調理師組合?はそういう事は気にならないんですかね?お客様の口に入る食材の心配はしないワケだ?
「増税」で生活が苦しくなれば、「オシャレ」なんぞにお金を使うゆとりすらなくなるでしょうし、「特定秘密保護法」で「表現の自由」が制約されるようになれば、マスメディアにしろ「日本のアニメ」にしろ、その終焉を迎えるかも知れませんなw。
ま、ワタシはもう年ですし、「サーファー」でも、「グルメ」でも、「アニオタ」でもないのでアレですが、そうした分野の当事者の若者が声を上げないのが不思議なワケですよ。「大人の作ったきまり」に黙々と従うのが好きなんですかね?今の若者わ?
要は、「社会問題」として「三人称」で捉えるのではなく、
自分の問題
・・・として「一人称」で捉えることが大切なワケですが、それはつまり、
自分と向き合う
・・・ということです。
「社会」から目を背けて「自分の殻」に閉じこもっていても、その「殻」すら守れないのではないか?「アニオタ」のままでいたいのなら、「アニメ」を守るために何かしなくてはならないのではないか?でないと、「自分の居場所」を失ってしまうのではないのか?
「居場所」を求める自分という存在は、「サーファー」だろうと、「アニオタ」だろうと、「文学少女」だろうと、「グルメ」だろうと、「一般サラリーマン」だろうと、
みんな同じです!
それが・・・
人間回帰
・・・のひとつの答えです。
で、ワタシはワタシの持論として、「日本国憲法」に沿った社会の構築が日本の「国体」だと思っているので、「サーフィン」も、「オシャレ」も、「グルメ」も、「アニメ」もあまり興味はありませんが、個人的な趣味?で、
特定秘密保護法案に反対
・・・の立場をとっているワケです。はい。
人間ナメんなよ!
でわっ!