2008年3月21日金曜日

解説の解説をする

ズイブンと間が空いてしまいましたが、ま、元気でやってます。
なんせ私生活(仕事)の方でバタバタしてたもんで、
ブログを更新するのも面倒くさくて、ついついね?
仕事持ってるフツーの庶民なもんで。ワタシ。
とは言っても、人様のブログは一応チェックしてたのですが、
田中の宇ちゃん(親しみを込めてウwちゃん)の最新の記事が
ちょっと引っかかったもので・・・


<引用1>

田中宇の国際ニュース解説
世界はどう動いているか


ドルの崩壊が近い
2008年3月18日  田中 宇
http://tanakanews.com/080318dollar.htm

<抜粋>

▼チベット騒乱と中国のドル離れ

(前略)

 日本人の多くは中国が嫌いなので、チベット騒乱で北京五輪が失敗したら「ざまあみろ」と思うだろう。しかし、実はそれは自滅的な間違いである。北京五輪の失敗は、中国をドルから自立させて、ドルの崩壊、ひいてはアメリカの覇権崩壊を早めることにつながる。中東大戦争が起きた場合のGCCの反応と同じで、中国に関しても、米中政治対立が通貨のドル離れを引き起こす。ドル崩壊でアメリカは弱体化してアジアから撤退し、日本は唯一絶対の後ろ盾を失い、中国に頭を下げて友好国にしてもらうか、自閉的に衰弱をしのびつつ鎖国するしかなくなる。

(後略)

</抜粋>

</引用1>


ま、「日本人の多くは中国が嫌い」と決め付けなさんな。
なんか作為が感じられるんですケド?それになんで日本が

中国に頭を下げて友好国にしてもらう

ワケ?ウwちゃん?アメリカという後ろ盾の次は、
中国に後ろ盾を頼もうというワケ?
日本人とはそんなに志が低い国民なワケ?
それとも、これはウwちゃん個人の見解なワケ?
だとしたら、ウwちゃんもソートー志が低いやねえ。

だいたいが、中国の友好国ってどの国なのよ?
北朝鮮?ベトナム?カンボジア?アフリカのどっかの国?
ま、ベトナムなんかは過去中国と戦火を交えているからね。
立場的にほぼ対等なのはベトナムくらいでしょ?
友好が対等な立場に基づく関係であるならば。

でだ、対等な立場で友好を結ぶのであればいいのよ。なのに、

「中国に頭を下げて友好国にしてもらう」

というウwちゃんの理屈がワタシには理解できないのよ。
もっとも、ウwちゃんが中国共産党の工作員であれば解かるけどネ。
日本が頭を下げる理由を明確にして欲しいものですわな。
自分に非があるのであれば、それを改めるのは
日本人として、というよりも成熟した大人にとって吝かではないので。

で、ことのついでに・・・


<引用2>

<抜粋>

▼チベット騒乱と中国のドル離れ

 もう一つのドルペッグ大国である中国では、先週からチベットで騒乱(自治要求運動)が起きている。中国は今夏の北京オリンピックを成功させ、欧米中心の国際社会の中で大国として認めてもらおうとする戦略をとっているが、チベット人は北京五輪の5カ月前という今のタイミングで騒乱を起こし、欧米日にもともと多かった反中国的な世論を喚起して、欧米を五輪ボイコットまで引っ張っていこうとしている。

 チベット人による独立・自治拡大要求の運動は、中国共産党が政権を取った直後の1950年代から、冷戦の一環として米英の諜報機関が亡命チベット人を支援して持続させている、米英の諜報作戦でもある。その歴史から考えて、今回の騒乱も、北京五輪を成功させて大国になっていこうとする中国政府の戦略を壊そうとする、米英諜報機関の支援・扇動を受けて行われている可能性が大きい。

(アメリカでは「多極主義者」「米英中心主義者」が暗闘しているという私独自の図式から見ると、五輪の選定会で北京を勝たせたのは多極主義者であり、五輪を潰すために「これが最後のチャンスだ」と言ってチベット人の運動を扇動したのは米英中心主義者である)

(後略)

</抜粋>

</引用2>


つまりだ、北京がオリンピックの開催地に選ばれた時点で、
今日のチベットの事態が仕組まれていたワケだ。
さらに言うなら、サブプライムローンに端を発するアメリカ経済の崩壊、
見方を変えれば再構築も、北京オリンピックをひとつの契機として
始まると見るべきだというコトになるのかねえ?

アメリカ(国際金融資本といった方がいいのかな?)が計画する
ドル基準通貨体制からの脱却。

なぜか?

ドルとはアメリカの象徴であり、反米イデオロギー
多少なりともドルの流通を阻害する。
で、国際金融資本にとって重要なのは、ドルだろうがユーロだろうが
ルーブルだろうが、金融資本が活発に流通することなワケだ。
通貨とイデオロギーを切り離すことで、
よりスムーズに金融資本が世界中を駆け巡るようになる。
(ここポイント!)

ま、かれら国際金融資本の計画はまだ途中であるワケで、
だからこその「チベット騒乱」による中国への

「まだドルを手放すんじゃねwww!」

というメッセージと読んだ。ワタシは。
で、中国は中国でオリンピックに国の面子をかけているから
(アジア系の人は面子を重んじるからねえ・・・)
穏便に済ませてもらうためにも、まずオリンピック後までは
ドルを手放すようなマネはしないだろうと。

このまま「チベット騒乱」の手打ちが行われるようであれば、
オリンピックは取り敢えず開催され中国は面子を保ち、
アメリカ(国際金融資本)側も当面の時間稼ぎができるワケだ。
(その間にまた何か仕掛けてくるんだろうが・・・)

でだ、問題は北京オリンピック以降の世界がどう変わるかだ。
おそらく激変するんじゃないかw?と思う今日この頃。

そこで、ワレワレ庶民の正しい在り方とは何か?
と、自問してみるに、金儲けの好きな連中が仕掛ける
下手な芝居に振り回されずに

「地に足つけて生きてりゃいいのよ♪」

あと、

「ヤラレテたまるかっ!」

ですかね?で、くどいようですが・・・


<引用>

伊丹万作氏の言葉
http://homepage.mac.com/ehara_gen1/jealous_gay/itami_mansaku.html 

「だまされていた」といつて平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。いや、現在でもすでに別のうそによつてだまされ始めているにちがいないのである。

</引用>



でわっ!