2010年12月5日日曜日

権力者たちの黄昏

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サーバー排除、資金源も遮断=ウィキリークスに世界で圧力-米公電流出
時事ドットコム

 【ワシントン時事】大量の米外交公電を公表し、米政権と世界の外交当局者を震撼(しんかん)させた内部告発サイト「ウィキリークス」に対する圧力が、世界規模で高まっている。ウィキリークスへのサーバー提供排除に加え、世界有数のネット決済システム「ペイパル」(カリフォルニア州)がウィキリークスへの寄付金の送金業務を停止した。米主要メディアが4日、報じた。ウィキリークスは運用資金を寄付に依存しているだけに、送金ルートの一部が遮断されたのは痛手だ。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)によると、ペイパルは寄付の受け皿の口座利用停止を決定。理由として、違法な活動に関わるよう奨励したり、指示したりすることは利用規約に反するとしている。ウィキリークス側は「米政府の圧力に屈した」と反発した。ただ、寄付には複数の送金方法がある。

 ウィキリークスをめぐっては、ネット通販大手アマゾンがサーバー提供を停止。同サイトは一部をフランスに拠点を置くネット接続会社のサーバーに移動したが、仏政府は排除する手段を検討している。

 一方、創設者のジュリアン・アサンジ氏(39)に対しては、スウェーデン捜査当局から強姦(ごうかん)容疑で逮捕状が出され、国際刑事警察機構(ICPO)が指名手配。同氏は英国に潜伏しているとされる。

 ロイター通信によると、アサンジ氏の母国オーストラリアでは司法・警察当局が、同氏が国内法に抵触する活動をしていないか調べている。当局者は違法行為があればパスポートを失効させることを示唆した。(2010/12/05-14:22)

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ウィキリークス創設者に暴行容疑逮捕状 すぐ取り下げ
2010年8月22日1時17分

 【ロンドン=土佐茂生】スウェーデンのメディアは21日、アフガニスタン戦争に関する機密情報などを暴露して注目される民間告発ウェブサイト「ウィキリークス」の創設者でオーストラリア人のジュリアン・アサンジュ氏(39)を、スウェーデン検察当局が婦女暴行容疑などで指名手配した、と報じた。

 しかし、同日夕、検察当局は「アサンジュ氏に疑いはないと判断した」として逮捕状を取り下げた。アサンジュ氏もツイッターを通じて「告発は根拠がない」と否定していた。

 現地メディアによると、アサンジュ氏は今月中旬にストックホルム市内で、17日には同市郊外で、それぞれ別の女性と会っていたというもの。同氏は今月中旬、講演活動などでスウェーデンを約1週間訪れていた。

 アサンジュ氏は容疑について、スウェーデン紙にメールを通じて否定。近く、ウィキリークスが、まだ公開していなかった米軍のアフガニスタン戦争に関する機密情報約1万5千点を暴露する予定だったことを指摘しながら、「なぜこのタイミングで告発が行われたのか興味深い疑問だ」と反論していた。

 また、ウィキリークスもツイッターで「我々は『汚いワナ』を警告されていた。その第1弾だ」とし、妨害行為の一環と訴えている。

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「ウィキリークス」創設者へのレイプ容疑、取り下げ=痴漢容疑に変更
2010年 8月 23日 8:46 JST
ウォール・ストリート・ジャーナル 日本版

 スウェーデンの検察当局は21日、アフガニスタンでの対テロ戦争に関する米軍機密文書を暴露した内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者でオーストラリア人のジュリアン・アサンジュ氏をレイプ(婦女暴行)容疑で指名手配したと発表したが、そのわずか数時間後に嫌疑を取り下げた。

同国の検察当局のウェブサイトは、ジュリアン・アサンジュ氏の嫌疑はレイプではない」とし、逮捕もしないとするコメントを掲載している。

 ただしAP通信の報じたところによると、スウェーデン検察の広報担当者は同氏には別件で、レイプよりも罪の軽い痴漢容疑をかけられていると述べたという。 

 アサンジュ氏はレイプ容疑で逮捕状が出された際、ツイッターのウィキリークスのアカウントを使ってコメントし、「告発には根拠がなく、この時期に逮捕状が出されるのは非常に当惑させられる」と述べ、ウィキリークスはこれを「卑劣なわな」だとした。電子メールによる取材に対し、アサンジュ氏とウィキリークスのコメントは得られていない。また検察当局への電話取材には応答がなかった。

 ウィキリークスは先月、アフガニスタンでの対テロ戦争に関する米軍機密文書7万6000点を公表した。アサンジュ氏は最近、ウィキリークスのシステムの一部があるスウェーデンに滞在していた。 

 米国防総省は兵士やアフガン市民の命を危険にさらす可能性があるとして、アサンジュ氏による文書公表を厳しく非難していた。アサンジュ氏は同戦争に関する文書をさらに最大1万5000点追加公開する予定だと述べていた。同氏は一般市民の犠牲者や米軍の戦術などについて透明性を上げる必要があると指摘し、文書公表は正当だと強調した。国防総省は21日、コメントを拒否した。 

 スウェーデン検察当局がレイプ容疑で逮捕状を出したというニュースを報じたのは、スウェーデンのタブロイド紙「エクスプレッセン」だった。ウィキリークスはツイッターでこの報道について触れ、「われわれは以前から、『卑劣なわな』が仕掛けられると警告されていた。今回のものがその第1弾だ」と述べた。

  ウィキリークスは、「われわれは21日にこのプロジェクトの創設者であり広報担当者の1人でもあるジュリアン・アサンジュにレイプの容疑がかけられたことを知った。われわれはこの問題について深く憂慮している。われわれウィキリークス関係者はジュリアンを高く評価しており、彼を全面的に支持している。ジュリアンが嫌疑を晴らし、身の潔白を証明することに力を注ぐ一方で、われわれは通常の業務を続ける」というコメントをサイトに掲載した。

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スウェーデン裁判所、ウィキリークス創設者の拘束命じる
2010年 11月 19日 10:27 JST
ウォール・ストリート・ジャーナル 日本版

 スウェーデンの裁判所は、レイプ(婦女暴行)と痴漢の容疑について取り調べを行うため、内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者、ジュリアン・アサンジュ氏の拘束を命じた。これを受けて同国検察は同氏を国際手配する方針である。

 ウィキリークスは今年、アフガニスタンとイラクでの戦争に関する大量の米軍機密文書を暴露して注目を集めた。機密文書の暴露は米国防総省の怒りを買い、ウィキリークスは同省からファイルの「返却」を求められている。

 アサンジュ氏の英国人弁護士マーク・スティーブンスは容疑が「虚偽で、根拠がない」と主張し、当局がアサンジュ氏の権利を「あからさまにかつ意図的に無視している」と述べ、スウェーデンの司法当局を非難した。

 アサンジュ氏は今夏、スウェーデンに数週間滞在した。その間、同氏と関係した2人の女性が警察に被害を届け出たため、検察は捜査を開始した。同氏は9月に同国から英国に向けて出発し、最近スイスで数回目撃されている。同氏のスウェーデン人弁護士は18日、同氏の居場所やスウェーデンに戻るのかについてのコメントを拒否した。

 スウェーデンの検察官は18日のインタビューで、裁判所が同氏の拘束命令を出した理由について、尋問を行えるよう同氏にスウェーデンに戻ってもらうためだと述べた。これまでのところ、尋問は行うことができないでいるという。

 これに対し、アサンジュ氏側の弁護士は検察に、同氏がスウェーデンに滞在中やそれ以降、繰り返し尋問に応じると述べてきたが、スウェーデン検察に拒否されたと述べた。また弁護士は、検察が被害の訴えに関する文書を一切アサンジュ氏に提示していないとも指摘している。

 スティーブンス氏によると、「同意の上だったが、避妊せずに性交渉を行った数日後」にレイプ容疑が浮上したようだという。同氏は「2人の女 性はそれぞれアサンジュ氏と同意の上で性的関係を結び、その後も親密な関係を続けようとしていた」「いずれの女性もアサンジュ氏が自分以外の女性とも関係を持っていたことを知ってはじめて被害を届け出た」と語った。アサンジュ氏は女性らの申し立てについて、同氏を陥れようとしたものだと述べている。

記者: Jeanne Whalen and Sven Grundberg

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天木直人のブログ
ウィキリークスの判断基準は、「お前は権力側に立つのか、弱者の側に立つのか」、だ。

ウィキリークスが世界をひっくり返そうとしている。

 これからどんどんと機密情報が公開されて騒ぎが本格化するだろう。

 それにともなって賛否両論が戦わされるだろう。

 それをどう評価するか。

 それは取りも直さず、評価する者が、権力者側に立つか、それとも弱者の側に立つか、そのの正体を見せる事である。

 私はもちろん反権力の立場だ。

 アサンジ氏を「弱者に代わって不義を討つ」英雄だと思っている。

 彼の最大の目的は、何の抵抗も出来ずに不合理に殺されていった顔の見えない無数の弱者の無念を晴らすことだ。

 米国という史上最悪の殺戮国家。誰も裁けない米国の権力者たちの戦争犯罪を世界の国民たちが見ている前で裁く事だ。

 これほど正しい事はない。

 今日5日午前11持前後よりテレ朝のサンデーフロントラインで、日本の二人の元外交官がウィキリークスの評価について自らの意見を述べる場面がある。

 一人は田中均であり、もう一人は天木直人である。

 1969年に同期入省した二人である。

 その二人が、外務省OBとなって、ウィキリークスについて正反対の評価を語る。

 41年前の桜の美しい4月。日本外交の為に胸を膨らませて外務省の門をくぐった二人が、いま権力側と反権力側の立場にわかれて第二の人生を歩んでいる。

 どちらが正しいという問題ではない。 生き様の問題である。

                        了
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 ずらずらっと記事を貼り付けましたが、権力を欲し、守ろうとする者の考える事は、
あらゆる主義主張の垣根を越えて同じですよね?一体彼らは何様のつもりなのか?

国家権力

とは何なんですか?「国家」の権力?
じゃあ「国家」って何なの?一部の特権階級の私物ですか?

 奇しくも、その一部特権階級の人が言ったことですが、
今の時代ほど庶民が「政治」に目覚めた時代は無いと。では何故?庶民が政治に目覚めたのかといえば、政治に関する情報が増えたからです。インターネットの普及によって。

 つまりワタシたちは目覚めていなかったのではなく、情報を持ち得なかったが故に、政治的な判断が出来なかったに過ぎないのです。

 従来は、学者とか評論家とかマスコミとかの情報しか無く、しかも発信側のポジショントークを受容れるしかなかったのですが、インターネットの普及によって膨大な量の情報を、誰もが自由に閲覧できるようなったことは、

素晴らしい事なのです!

 つまり、旧来は権力者側によって「情報の独裁」が行われていたものが、インターネットの普及によって、

情報の民主化

が成し遂げられた事を先ずは素直に喜び、この流れを逆行させてはならないのです。

世界庶民としてわ。

 民主主義社会は様々な意見で構成されているのと同じように、インターネット空間も様々な情報で構成されています。もし社会的にですよ?或るグループに賛同する者だけを優遇し、反対する者を排除しようとしたらどうですか?国家間の安全保障上の問題?オイオイ・・・腹黒い連中の、
ショッカーごっこ

が表に出たところで、庶民に何の関係があるのか?・・・と。表に出て恥ずかしい事なら最初からするな!もしくは、インターネットを使わずに連絡を取る方法なんていくらでもあるだろうに!こいつら脳みそが足りないんじゃなかろうか?・・・と。

 それをね?インターネットを悪者にして、権力者側が勝手な寄生を・・・もとい、規制を加えるなんて、自分たちの無能さを世界中に晒しているのも同然でしょ?

情報の民主化

 この流れを押し留めようとする連中は、世界中の庶民に敵対すると言っても過言ではないでしょう。つまり上に貼り付けた記事から導き出される答えは、
世界中の権力者が、
世界中の庶民と敵対している。


という、明快な事実です。いま、たった一人の人間に対して、世界中で何が行われようとしているのか、しかと見届けなければなりませんwww。


でわっ!