2012年6月18日月曜日
誰得なのか?
毎日毎日ボクらは鉄板のw...♪
上で焼かれて嫌になっちゃうよw...♪
てな具合に、増税だの原発だのTPPだの、「これでもかっ?!」...というくらい嫌なことばかりですなあ...昨今は。
目を外に向ければ、シリアでもエジプトでもアイスランドでも、「国を揺るがす事態」が進行中なワケですが、日本にしたってね?「原発再稼動」は、じょうぶんに「国を揺るがす事態」なワケですよ。
既に福島での事故によって、生活環境、食糧生産といった「国の根幹」が揺らいじゃっているワケですが、それに懲りることも無く、「経済発展」を理由に原発を推進しようという「論客」たちの頭をカチ割って、「脳味噌」を調べてみたいものです。
脳味噌の代わりにシワシワのお尻
が詰まっているのかも知れませんなあ...。ね?中野センセ?
「グローバル恐慌の真相」
中野剛志×柴山桂太 7
物事の考え方の順序がチガウでしょ?いくら「お金」があっても、お金と交換できる「現物」がなければ、
お金なんてタダの紙屑
でしかありません。最近では「紙」ではなくて「ポリマー」を原料とした、紙幣?ポリ弊?プラ幣?も増えていますが、そんなものまとめて燃やしたところで、「有害ガス」が発生するだけで「カマドの火種」にもならない「役立たず」ですわ。
ま、「カマド」に火が入ったところで、調理する「食い物」が無ければ意味無いんですけどw。
ワタシとしては「至極当然」なことを言っているつもりなのですが、どうも「高度成長時代」とか、「バブル時代」とかを経験した多くの日本人には、「拝金主義」が染み付いちゃったんでしょうなあ。嘆かわしい限りです。
砂漠の金持ち
にでもなるつもりですかね?そういった「経済至上主義」の人たちは。もうね?アホなの?バカなの?...と。
小賢しい経済論を述べる気も、述べる知識もありませんが、ただひとつ確かなことは、
経済は人間の活動から生まれる。
という「原則」です。
人が多く集まる場所の経済規模が大ききなるのは、多くの人の活動の結果だということです。つまり、何よりも先ず「生活環境」の維持が優先されるというワケです。違います?
「経済発展」とかはその次にくる...というか、結果として生じる「現象」であり、「経済発展」が「生活環境」に優先するワケがないのです。それは「原因」と「結果」の因果関係を理解できない「非文明的」な物の考え方...ま、「宗教」に近いと言えば語弊がありますが、「拝金主義」、「拝金教」とも呼ばれる、「カルト」まがいの考え方とも言えますなあ。
したがって「原発廃止」は、「健全な生活環境」を取り戻すことによって「健全な経済発展」を目指そう!...という、人間を基準にした経済運動なワケですよ。大袈裟に言うと。
リーマンショックに端を発した「世界的金融危機」がなぜ起こったのか?あれからもう4年以上経つワケですが、その間ネット上で様々な情報に接し、そして福島の原発事故の後に露呈した様々な事実から、
「経済(金融)の活動規模」が、
「人間の活動規模」を上回った。
という仮説?に辿り着きました。
本来であれば、「人間の活動規模」を超えて「経済(金融)」が発展することは無いワケです。先の「原則」に基づくならば。
では何故?「人間の活動規模」を上回り、「経済(金融)」が発展.(暴走)を始めたのか?それは、「人間の手(実労働)」を介さずに、
お金が、お金を生むシシテム
を構築した金融家たちが台頭してきたからです。もっと判り易く言えば、
利子、利息
という、今まで当然のように考えていたシステムが、問題の「根源」にあると言えます。...とは言っても、
利子、利息を取るのは当然の権利だ!
と、誰もが言うでしょうし、ワタシも明確な答えを持ちません。
しかし確かなことは、「経済の活動規模」が「人間の活動規模」を上回るのは「異常」であり、その「異常」な状態を、「信用」という「得体の知れないもの」を頼りに続けているのが、「現在の世界経済の姿」だということです。その事は判っていただけますよね?
<転載>
ギリシャ 緊縮派が勝利
再選挙 ユーロ離脱回避
2012年6月18日 13時54分
【アテネ=有賀信彦】十七日に実施されたギリシャ議会(定数三〇〇)の再選挙は即日開票され、内務省の中間集計(開票率99・8%)によると、緊縮推進派の新民主主義党が第一党となり、百二十九議席を獲得した。同じく緊縮推進派の全ギリシャ社会主義運動は三十三議席で、旧与党の両党で過半数を確保した。反緊縮派の急進左派連合は第二党の七十一議席にとどまった。
緊縮推進派が勝利を収めたことで、ギリシャのユーロ圏離脱の危機は当面回避された。反緊縮派の急進左派連合が勝った場合、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)の金融支援が停止され、ギリシャがユーロ圏離脱に追い込まれるとの見方も出ていた。
新民主主義党のサマラス党首は十七日夜、「国民がユーロ圏残留を望んでいることを示した。これは欧州全体の勝利だ」と勝利宣言し、全政党による挙国一致内閣の樹立を呼び掛けた。一方、急進左派連合のツィプラス党首は敗北を認めた上で「引き続き反緊縮の立場で戦っていく」と連立入りを拒否した。
サマラス党首は十八日にもパプリアス大統領の要請を受け、組閣作業に入る。全ギリシャ社会主義運動は連立参加の意向を示しており、両党を軸に連立政権が発足する見通し。
中間集計によると、新民主主義党の得票率は29・7%で、急進左派連合の26・9%とわずかな差しかないが、ギリシャの選挙制度では第一党に五十議席のボーナスが与えられるため、五十議席以上の大差となった。
<解説>
財政緊縮策への「怒り」とユーロ離脱に追い込まれる「恐れ」。十七日投開票されたギリシャ議会の再選挙は「恐れ」が「怒り」を上回り、緊縮推進派の新民主主義党が勝利を収めた。ユーロ離脱の危機はひとまず遠のいたが、国民の緊縮策への反発は強く、新政権の前途には依然、荒波が待ち受けている。
新民主主義党と第一党の座を争った急進左派連合は緊縮策の撤回を訴え、若者を中心に大きな支持を集めた。同国では失業率が20%を超え、二十五歳以下の二人に一人は仕事にあぶれた状態が続き、現状への「怒り」が追い風となった。
一方、EUなどの金融支援の前提条件である緊縮策を撤回した場合には、ユーロ離脱に追い込まれるとの「恐れ」も国民の中に拡大した。
これまでずっと左派系の小政党に投票してきたアテネの弁護士ドミトリクスさん(56)は今回、初めて中道右派の新民主主義党に入れた。「ユーロ離脱になったら元も子もない」と心境の変化を語る。緊縮策に怒りを示しながらも、「今回だけは新民主主義党に投票する」という声を多くの市民から聞いた。
ギリシャは今月末、百十六億ユーロ(一兆一千五百億円)の追加緊縮策を決めなければならない。もとは小政党だった急進左派連合を、第二党にまで押し上げた民意をどうくみ取るのか。これから発足する連立政権が対応を誤れば、国民の不満が一気に爆発しかねない。
(東京新聞)
</転載>
ギリシャにしても、「チキンレース」から降りられないワケです。「信用」という「得体の知れない亡霊」の影に怯え、「マネーゲーム」のテーブルから離れられないワケです。
ゲーム(博打)に負けたことを認めたくないが故に、「胴元」から「資金」を借りて勝つまで続けるつもりの、由緒ある大店の若(バカ)旦那といった役回りですな。時代劇風に言えば。
で、「誰が得をするのよ?」と考えれば、博打(マネーゲーム)が続く限り、「胴元」が得をするのは時代劇ファンの方であれば誰もがご存知のセオリーですわな。
ま、いっそアイスランドのように「デフォルト」した方が、仕切り直して出直すにはギリシャにとってイイように思えたりもするワケです。ひとりの時代劇ファンとしては。ね?
そういうワケで、「原発廃止」は生活環境を守り、「正しい経済発展」に立脚するというという進歩?からも、「経済発展が云々...」という「論客」の詭弁を退けられるワケです。はい。
まとめが強引でしたが...
人間ナメんなよ!
でわっ!