2008年7月30日水曜日

永遠回帰

ワタシのお気に入りのひとつ「極東ブログ」のなかで
「ニーチェ」の名が出てきたので久びさに投稿する気になりました。


<貼り付け>

・・・これはニーチェ哲学の最上命題だ。多様な希望に満ちた過去からその最悪な今につながるルサンチマンとしての自分の今のあり方を、きちんと今選びなおすこと。もう一度あの時間を生きるとしても、同じ選択をすること。今の人生に是と言うための過去を選択しなおすこと。・・・

</貼り付け>


青二才だった(今でも)の頃から、ずっと引きずっている?
と言うよりも、気に掛かっているもののひとつが「ニーチェ」だったりして。
で、「ニーチェ」への取っ掛かりのキッカケとなったのが
当時入れ込んでいたアメリカのロックバンド「THE DOORS」

「THE DOORS」の伝記を読んで、Vo.リーダーのジム・モリソンが
「ニーチェ」の哲学にも造詣(ゾウケイ)が深い事を知り
手始めに「ツァラトストラ・・・」から読み始めたのですが、
思うに「ツァラトストラ・・・」って、「ニーチェ」の思想のエッセンスが
ギュwwwっと、凝縮されているんじゃなかろうか?と。
んで、「ツァラトストラ・・・」の中で、ツァラトストラが弟子に問うワケだ。

「もう一度同じ人生を生きたいか?」

「ニーチェ」=「超人哲学」と一般には理解されていますが、
問題は「超人」の捉え方ですわな。
ワタシは人間の「新しいトレンド」と勝手に定義しています。

「ヒトラー」の場合、選ばれた「アーリア人」という幻想を掲げ、
「アニヲタ」だと、ガンダムに登場するような「超能力」を身に付けた
「特殊な人間(ニュータイプ)」をイメージするんですかね?
ま、「ニーチェ」が言うところの「超人」の定義については
ワタシのような門外漢よりも専門に研究している「学者」さんに任せます。

で、「もう一度同じ人生を生きたいか?」という問いかけに

「よし、もう一度!」

と、どれだけの人が言えるのか?

自分の現在が最悪だった場合、たいていの人は(ほとんどの人は)
過去の人生をやり直したいと思うハズ。
しかし、ぶっちゃけた話「過去は過去」でしかなく、やり直し不可能。
であるならば、その過去を「自発的に選択した」と覚悟を決めることで
今現在の自分が、これからの未来を「選択」することが出来るという
「人生の肯定」に繋がっていくんじゃないでしょうか?

「もう一度同じ人生を生きたいか?」

この言葉が青二才だった頃(今でも)からずっと心の片隅で
ワタシに問いかけている気がします。
イヤ、年を取ればとるほどに・・・
「覚悟」を決めた道の、行く先に見えるのが「超人」の境地。
となれば、「超人」とは「特殊な能力」を身に付けていたり、
「身体的に優れている」とかの「人種的な優位性」ではなく、
誰でもが、明日からでも実践できる「新しいトレンド」。
でも、それがムズカシwww!

突然ですが、ケンタッキー・フライドチキンの創業者
カーネル・サンダースさんが創業したのは
彼が65歳を過ぎてからということを最近知りました。
日本にも間宮林蔵さんのように、晩年になってから大仕事を成し遂げた
不撓不屈の御仁もいることですし、まぁ比べ物にはなりませんが、
ワタシのような一介の浪人風情にも未来を選択する力
多少なりともあるということで。


でわっ!