2006年8月1日火曜日

POINT OF NO RETURN

プノンペンに一旦帰っていたGFがサイゴンに戻って来て
また二人の生活が始まりました。
戻って来るなり大きい鍋を買うようGFに言われ、
どうやら今回は本格的に腰を落ち着ける様子。

昼間一人きりなので時間を持て余すんじゃないかと心配でしたが、
洗濯したり、掃除したり、昼食、夕食の支度をしたり+TVを見たりと、
時間を潰すのには事欠かない様子でまずは安心。
幸い職場と自宅が近いので、最近毎日自宅で昼食を摂ってます。

正直、今まで食事の時間は苦痛だったんですよねぇ。
その都度何を食べようか考えるだけでも面倒クサくて・・・
で、その苦痛から開放されただけでも、シ・ア・ワ・セ♪
仕事帰りには、水が無いだのガスが切れただのお使いも頼まれてます。
ただ、先のことを考えると不安が・・・


サイゴンに住んでいながらベトナム人の女性でなく
カンボジア人(国籍)の女性と暮らしているワケで、
それならこの先もあえてサイゴンで生活するメリットあんの?とか。

でも、ベトナム、とりわけサイゴンは好きなんですよネ。
みんな良くしてくれるし、波長?が合うんでしょうかネ?
住んでいて苦痛を感じることは全く無いし♪

ベトナム人への苦情は同邦からいろいろ聞かされますが
私、あまり気にならないんです。ハイ。
(彼らの苦情にしても、愛情の裏返しと理解しています。ハイ)

鈍感なんですかね?
それとも既にベトナムに染まってしまったんですかね?
でもそれならそれでもイイっす。
日本に住んでた時に持ってた価値観というものがいかに偏狭だったか
海外に在住するようになって遅まきながら自覚できましたから。

人間が幸福に生きる上で最低限必要なものは何なのか?
先進国からは発展途上国と言われるベトナムですが
そもそも一体何に向かっての発展なのか?
ひとつの国、ひとつの民族が発展するといことは
ただ経済的に豊かになることだけを指すのか?
・・・いろいろと考えさせられます。

突然ですが、最近コスプレが洋の東西を問わずウケていますが、
このコスプレと、村上春樹の著書が海外でも人気がある
ということが私には何処かでリンクしているようにも思えます。

全く関係の無い独立した現象の様に見えますが、
現在および未来に対するモヤモヤした不安のはけ口(回避行動)とか、
不安定な精神状態の理解者を求る潜在的な心理の、
方向性は違えども表現欲求としては同一。
と、いうのは考えすぎでしょうかネ?

で、身近な話に戻るのですが、最近友人(日本人)と話していて、
彼も結婚適齢期(チョット遅め)なのですが
失敗をしたらやり直しが利かない(難しい)年齢なので
将来苦労しない為にも嫁さんは慎重に選びたい。と・・・。
(彼の目には私のしていることは無謀な行為に映るようで・・・)

この言葉、いわば「POINT OF NO RETURN」
最近ズ~~~っと心のどこかに引っ掛かっていて、
大きな目で見れば、実はこの世界全体が

「POINT OF NO RETURN」

に向かって日々進んでいるんじゃないの?と・・・

そのサインは日常のニュースの中にいくらでも転がっています。
インターネット上の情報などに頼らなくても
ニュートラルな心をもってすれば
いくらでもサインを読み取ることは出来るハズです。
在りのままに物事を見るのは、

一番簡単なようで一番ムズかしい。

ところで一言言っておきたいことがあるのですが・・・

「田苦き」は止めておけ。「田苦き」は・・・

でわまた。