「毒入り餃子事件」(と、しておきます)を再度整理してみようかと。
見方を変えると今回の事件での日本側での一番の「被害者」は
「双日」
ということになるんでしょうなw。
(もちろん食中毒になった方々も、とんだトバッチリを受けたワケですが)
おそらく「天洋食品」を双日がメインで取り仕切って
国内の食品会社に冷凍食品を供給していたことは
現地に調査団を派遣した民間企業が双日一社だったことで
それを物語っています。
<記事1>
2008/02/03ー23:51 「双日」調査、半日で中断=河北省が立ち入り調査-中国
http://www.jiji.com/jc/zc?key=%c1%d0%c6%fc&k=200802/2008020300141
【石家荘(中国河北省)3日時事】中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、製造元の天洋食品(石家荘市)を調査していた双日食料(東京)の担当者は、3日の調査を午後2時前に打ち切った。河北省検疫当局などの調査チームが工場に立ち入ったためで、双日側によると、調査再開は5日朝になる見込み。
双日食料の小林久男品質保証室長らは3日午前9時すぎから、天洋食品で調査を開始した。中毒の原因となった有機リン系薬物「メタミドホス」は、中国側の調査では工場内にはなく、冷凍ギョーザ、原料からも検出されていないが、双日側は過去の記録などを精査する予定だった。
</記事1>
んで、「双日」といえば知る人は知る、元は「日商岩井」で、
「日商岩井」と来ると、脊髄反射で「ダグラス・グラマン事件」が
スグ頭に浮かんでしまう年齢なワケなのですが、
今のご時世でいうと「日本ミライズ」のポジションですか?
で、犯罪捜査の基本てなんだろう?とシロウトなりに考えてみるに、
1.まず言えることは、「被害者」が存在してはじめて「犯罪」が成立する。
2.つぎに「犯行」の手口からおおまかな「犯人像」を推察する。
怨恨なのか?通り魔なのか?衝動的犯罪なのか?その他諸々。
そこから「被害者」と「加害者」の接点を探る。
3.そして、「犯行現場」の状況から「犯人」に結びつく物的証拠を集める。
4.最後に、上記のすべての条件を満たす「犯人」が絞り込まれる。
ワタシの「頭脳警察」による捜査の場合、現段階ではまだ2.なのですが
今回の事件が、薬物混入の時期と被害範囲にバラツキがある。
と言う観点から、「計画的なテロ」の可能性は低いように思うワケです。
<記事2>
天洋製品使用は579校 学校給食で文科省
2月6日1時0分配信 産経新聞
中国製ギョーザ中毒事件で、文部科学省は5日、天洋食品(中国河北省)が製造した冷凍食品を昨年11月以降、給食で使用していた幼稚園や小中学校などの学校(私立含む)は47都道府県で579校だったと発表した。いずれも健康被害はなかった。
前日の中間報告で606校だったが、一部の県で10月以前の使用や、対象以外の製品も報告していたため。
変更があった県は、茨城7校(前日より5校減)▽群馬20校(10校増)▽埼玉28校(2校増)▽千葉60校(35校減)▽山梨11校(1校減)▽島根6校(6校増)▽長崎13校(4校減)-。
対象のギョーザはなく、ロールキャベツやポークピカタなどだった。
Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080206-00000907-san-soci
</記事2>
<記事3>
「6月3日製」中国ギョーザ 東北6県すべて流通
2月7日7時50分配信 産経新聞
新たな有機リン系殺虫剤「ジクロルボス」の検出で、広がりをみせる中国製ギョーザ中毒事件。問題の昨年6月3日製「CO・OP手作り餃子」は一体どれだけの消費者が口にしたのか。健康被害の生協への報告、行政の対応は-。東北6県の動きをまとめた。
■宮城
みやぎ生協(仙台市)は昨年9~10月、同日製のギョーザ計264袋を組合員に配送。同10月26日、組合員から「薬品のにおいがする」と苦情があり調べたが、原因は判別できなかった。今年1月15日、女川町の夫婦がこのギョーザを3個食べ、妻が腹痛や下痢を発症。生協は夫妻のギョーザを含め3袋を回収し、ジクロルボスの有無を調べている。
■福島
問題発覚の端緒となった「コープあいづ」(喜多方市)のほか、「コープふくしま」(福島市)でも同日製のギョーザを販売。これまで4件寄せられた健康被害の報告のうち「2件は購入時期から推察して6月3日製」(同コープ)という。福島県警は刑事事件の可能性も視野に調べている。
■山形
生活協同組合「共立社」(鶴岡市)は昨年9~10月にかけ、同ギョーザ計60袋を販売。現在までに4袋回収し県衛生研究所が検査している。生協の担当者は「今のところ異臭などのクレームはない」。健康被害も確認されていない。
■岩手
「いわて生活協同組合」(滝沢村)はいずれも共同購入用を取り扱い、昨年9~10月に12ケース144袋を販売。現時点で6月3日製のギョーザ3点を回収したが異臭や健康被害の報告はない。
■青森
昨年9月24~28日にかけ312袋が組合員に宅配された。4世帯6人が健康被害を訴えている。「コープあおもり」(青森市)は6日までに3袋を回収。県は7日、メタミドホスが含まれていないことが確認された1袋を含め計4袋について、ジクロルボスの有無を調べる。8日には東北農政局青森事務所、県警などが連絡会議を開く。
■秋田
秋田市民消費生協(秋田市)によると、昨年9~10月に販売した計36袋はすべて消費された。秋田県北生協(大館市)も9月に18世帯18袋、同10月に11世帯12袋を配達したが、いずれも健康被害の報告はない。
Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080207-00000065-san-l02
</記事3>
なワケで、「計画的なテロ」の可能性は低いように思うのですが
「私的なテロ(怨恨)」という可能性も考えられるワケです。
そこで「被害者」の身上を調べる必要性が生まれ
で、浮かんでくるのが双日=元日商岩井とゆうワケです。
過去は「航空機」、現在は「原子力」関連事業にも関わっているらしい。
ジッサイ、今回の「毒入り餃子」事件は何かツジツマが合わない。
「食品テロ」のようであるような?無いような?
100%中国側で薬物が混入したようでもあり、
いくつかは日本国内で混入したようでもあり。
だいたいが、「計画的なテロ」であった場合、
「袋の外側」に「薬物」を塗る行為の「意味」がワカラン。
また、「袋の内側」に「薬物」を混入させるにしてもその「方法」は?
餃子に「ハケ」で塗りつけたのか?だとしたら「ハケ」の「毛」の一本も
餃子の表面に付着して残っているはずだが、そんな情報は無い。
袋詰めの段階で、「霧吹き」で「薬物」を吹き付けたのか?
だとすればその時の「行為」が「監視カメラ」に撮影されているハズ。
これは「中国側」からテープの提出を受ければハッキリする。
いまの段階で一番自分がスッキリするストーリーは
「双日」もしくは「日本」への何らかの意味を込めた「嫌がらせ」
もしくは「警告」といったところかなw
(陰謀論ぽいな・・・orz)
そうそう、食品関連の「犯罪」といえば「グリコ・森永事件」。
時効切れになった「グリコ・森永事件」のツテを踏まないように
警察の捜査には万全を期して欲しいものです。
くれぐれも「思い込み捜査」だけはご自重ください。
ま、「毒入り餃子事件」を視点を変えて見るとこうも見れるということで・・・
でわっ!