タクシン元首相の処遇で、タイとカンボジアの関係がこじれている様ですが、
物事がこじれたときには、原点に立ち戻って問題を見直すのが常套かと。
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カンボジア政府、タクシン氏身柄引き渡しを拒否
【11月11日 AFP】カンボジア政府は11日、タイ政府によるタクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)タイ元首相の身柄引き渡し要請を正式に拒否した。カンボジア政府がタクシン元首相を経済顧問に任命したことから両国の関係は緊張しており、身柄引き渡し拒否で対立はいっそう深まった。
タイの外交官らは11日、タクシン元首相の身柄引き渡しの要請文書を提出。しかし、カンボジア政府高官は、ただちに正式な拒否通告の文書をタイ外交官らに手渡した。タクシン元首相は06年にクーデターで失脚した後、汚職罪で有罪判決を受け、収監を逃れるため海外に逃亡している。
タクシン氏とフン・セン(Hun Sen)カンボジア首相は長年親しい友人関係にあり、ときどき一緒にゴルフをする仲間でもある。報道によれば、13日にも観光地のシエムレアプ(Siem Reap)でゴルフを一緒に楽しむ予定だという。
タクシン氏は12日にカンボジアのエコノミスト300人を相手に講演する予定。カンボジア政府高官らは、タクシン氏は2、3日の予定で同国に滞在しており、同国に居住することはないと述べている。(c)AFP/Suy Se
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カンボジアが、いやさ、フンセン首相が、なぜこうも頑なに?
タイの身柄引き渡しに応じない理由は何なのか?
領土問題の件もあるでしょう、個人的に親しいというのも
また、ひとつの理由であるかもしてません。
でも、それだけの理由でタクシン元首相をカンボジア領内に留め置くとしたら、
カンボジア国民にとってはいい迷惑。領土問題に加え、
パッとしない国内経済の、更なる足枷になる可能性も無きにあらず。
なんせ、経済の基盤はいまのところ外国からの援助。
政情が不安定な国への援助って、援助する側にも勇気が要るでしょ?
(タクシン氏は経済顧問とゆう事らしいですが・・・)
ではなぜ?フンセン首相がタイの要求に対して、「NO」と言えるのかを
ワタシなりに分かる範囲で考えてみるに、タクシン元首相が
クーデターで失脚した。
とゆう事実が大いのではなかろうか?と。
これが、通常の選挙で失脚し、その後司法によって裁かれた
文句無しの犯罪者
であったならば、いくら個人的に親しかろうが、
国際社会の理解が得られない
ばかりか、自分の立場そのものも危うくなるでしょう。
しかし、国内のクーデターにより留守中に失脚し、その後亡命とゆう
タクシン氏の身上からは、政治的亡命者としての一面も伺えるワケです。
さて、日本に政治的亡命者が逃げ込んで来た時に、要求に応じて
即時に本国に強制送還するのが正しい選択なのでしょうか?
ペルーのフジモリ元大統領に対する日本政府の対応と比べても、
今回のフンセン首相の対応が、それ程度が過ぎたものとは
ワタシには思えないワケですわ。はい。
ま、先に述べたように、タクシン氏がクーデターで失脚したという事実が
後々、タイ国政府の正当性を削ぐ形になっているのは否めません。
今時、民主主義国を標榜する先進国なら、クーデターなんて起こしませんもの。
日本みたいに、「正当な選挙」によって政権の交代を図るもんですよね?
思うに、タイ国民よりも日本国民の方が、民主主義に関しては
成熟している
と、ゆう事はどうやら確かな様なので、日本国民は世界に対して
堂々と胸を張ってイイんじゃなかろうかと思った次第です。はい。
エwwwっと・・・、つまりナンだ、タクシン氏の処遇に関しては、
タクシン氏が言うように、
1.「プミポン国王」がこの問題を解決。
2.第三国に拠る「調停」。
3.タイは今後タクシン氏を無視。
といったところが、今後の展開ですかね?
(お粗末・・・)
でわっ!