2011年11月13日日曜日
ブラフ(ハッタリ)に引っ掛かるな。
このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
交渉とはババ抜きのようなもの。自分の手の内は相手に知られないように細心の注意を払い、相手にババを引かせて上がる。
<転載>
432:TPP仲間はずれ。首脳会議に招かれませんでした→次の国会で野田閣下に「厳しい洗礼」か?
<抜粋>
野田総理、ISDも知らず、国会への報告も無しにTPP参加方針をマスコミ発表し、勇み足で挑んだAPEC。TPP首脳会議に出席もできず、オバマ大統領にだけ参加表明のご報告。次の国会でどんな素敵なご報告をされるのかしら?
『ルールメイキングにはもはや参加できませんが、TPPに参加する強い意欲を大統領に報告してきちゃいました』
とか?
</抜粋>
</転載>
ご本人はさぞかし青褪めているでしょうなあ。
アレっ?!話がチガウんじゃない?
野田総理に厳しい洗礼 TPP首脳会議に招かれず(11/11/13)
<転載>
キッシンジャー氏、TPP交渉参加方針を歓迎 首相と会談
2011.11.11 23:37
野田佳彦首相は11日夜、官邸で、キッシンジャー元米国務長官の表敬訪問を受けた。訪問は、野田首相が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関する記者会見を終えた約20分後。キッシンジャー氏は会談後、記者団に「米国は日本の参加を求めていたので、喜ばしいことだ」と述べ、交渉参加方針を歓迎した。
キッシンジャー氏は同日夕、官邸を訪れたが、TPPをめぐる政府・民主三役会議など会合がたてこんでいたため、一度退邸し、記者会見後に再訪問。同氏は「(首相は)外交において米国とさらなる協力、協調を進めていく姿勢だった」と述べた。
</転載>
ま、日本国内の強硬なTPP反対論に、アメリカも対応を変えたのかも知れませんなあ。普天間基地移転の問題で日本中が揺れた時のように、あまり事態を問題化することは得策ではないと。
そうなると野田サンは、土壇場で梯子を外された格好になるワケで、だからね?「改心の余地」はあると言ったのに・・・。もう手遅れですな。戻ってきても居場所は無いでしょう。
おカワイそうに・・・。
ワタシ・・・闇雲にTPPに反対しているワケじゃないんですよ。あまりに情報が不鮮明だろう?と。そして、あらゆる状況を検証して意見の集約を図り、リスク覚悟で博打に出るなら、みんなの合意の上でヤレ。・・・と言いたいワケです。
もしみんながTPPに賭けようと言うのなら、ワタシだって不本意?ながらもそれに乗りますよ。大切なのは民主主義のプロセスを経て、全体の総意をまとめろというコトです。
それをしないで・・・民主主義のプロセスを無視して「独断」で先走るから、おそらくもう誰もあなたの立場に同情はできないワケですよ。野田サン。
損な役回りに多少同情の余地は覚えるとは言いましたが、「改心の余地」を自ら踏み越えてしまった以上、ご自分としてもそれなりの御覚悟はあったハズ。後は心静かに、国会の場で裁きに身を委ねるしかありませんなあ。野田サン。
ま、斯様に国際的な交渉事・・・貿易にしろ外交にしろ、少しでも自国に有利な状況を作り出そうと、自分の手の内は見せずにブラフ(ハッタリ)をかますのが常です。気の小さい人間や、相手の情報が乏しい場合にはブラフに引っ掛かる場合が往々にあります。
勝負=交渉に勝つには、何よりも先ず相手の手の内を読むこと。その為には、冷静沈着に相手を観察しなければなりません。
今、相手に何が起こっているのか?
出来るだけ多くの情報を集め、多角的に分析し、最適のロジックを組み立てて交渉に当たらなければ、勝てるはずの交渉も負けてしまいます。
日本人が気がつかないTPPの罠
・・・て、こんなの「戦国時代」の日本では、「当たり前田のクラッカー」だったんですケドねえ?いつからこんな腑抜けの政治家ばかりになってしまったのか?これも戦後の占領政策の置き土産ですかねえ?
イヤイヤ、戦前にしても、状況の分析と判断の甘さから勝ち目の無い戦争に日本を巻き込み、その結果多くの犠牲者を出した経緯を踏まえれば、江戸時代の鎖国中に、そういった資質が錆付いてしまったんですかねえ。
ま、それはそれとして・・・
民主主義ナメんなよ!
でわっ!