2011年11月30日水曜日

東京電力を必要としない生き方


 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 今回は脱原発の具体的な方策の一案をご紹介します。東京電力及び電力各社が原発を運転停止しない理由として、「電力不足」を掲げるのなら、各電力会社の電気を買わなければイイのです。自家発電に切り替えてしまえばイイだけの話です。

 極論のようですがすが、先ずは世界のナベ・・・もとい、世界の「HONDA」のコージェネレーション・システムのHPをご覧下さい。


コージェネレーション エコウィル(ECOWILL)


 ね?既に自家発電は「夢」でも何でもなく、明日にも実行可能なワケですよ。
 火力発電と比較してもエネルギーのロスは格段に少なく、ましてや大きなリスクを伴う「原子力発電」とは比べるまでもありません。前にも書きましたが、原発とは・・・「原子力湯沸かし器」に他ならないのです。たかだかお湯を沸かすのに・・・


本当に原子力が必要か?


・・・という疑問に尽きるワケです。ワタシは。
 エネルギー変換効率からしても、発電から受電までの経路が「0(ゼロ)」の自家発電の方が効率がイイ(エネルギーロスが少ない)のは当然です。

発電所からの送電の場合

ガス供給などによる自家発電の場合
 で、値段はお幾らなの?というと、HONDAでは直接販売せずガス事業者が取り扱っているとのコトで、参考価格として大阪ガスでは、「現金標準価格:795,690円(税込)※別途、設置工事費が必要となります。」とのコト。

 トータルで100万くらいですかね?この値段が高いと見るか?安いと見るか?ひとつに、「フクイチ」の事故後の無計画停電で命を落とした人もいますよね?なおかつ、自宅で電子医療機器を使用している患者のみなさんもいます。


<転載>

シンポジウム・震災と停電をどう生き延びたか

<抜粋>

◆2011/09/21 「停電弱者」[今日のノート]
 『読売新聞』大阪版2011-09-21朝刊 気流面 記事・画像(pdf)

 ライフラインという言葉は阪神大震災以来、よく使われるようになった。電気や水道、ガス、電話など生活に欠かせないサービスの供給網のことだ。

 なかでも電気が文字通り、生命線になっている人たちがいる。人工呼吸器や酸素吸入器を使って在宅で暮らしている重い病気の人たちだ。


 「停電は即、命にかかわります」


 全身の筋肉が動かなくなるALS(筋萎縮性側索硬化症)の増田英明さん(68)(京都市左京区)は、そう強調する。

 東日本大震災に伴う停電では、手動で空気を送る蘇生バッグを家族が押し続ける、車の電源につなぐといった方法でしのいだ人たちもいたが、山形県では4月の余震後の停電で63歳の女性が死亡した。病院へ緊急搬送された人も多かった。

 人工呼吸器の内蔵バッテリーがもつのは1時間程度。予備バッテリーは数万円、燃料を使う発電機は10万~20万円もする。みんなが自前で用意しておくのは難しい。

 厚生労働省は、発電機などを医療施設や保健所に備えて患者に貸し出す事業を始めたが、東京電力と東北電力のエリア以外は自治体と施設の費用負担が必要で、進んでいない。東京都は独自に、予備バッテリーや蘇生バッグを全額公費で無償貸与する事業を開始した。

 「停電弱者」への支援は、急いで進めないといけない。行政だけでなく電力会社や機器メーカーも協力してほしい。(編集委員 原昌平)」(全文)

</抜粋>

</転載>


 少なくとも、高いの安いの言ってる場合じゃない人たちも居るというコトです。停電イコール即、「死の恐怖」であれば、奴隷の身分と何ら変わりません。生殺与奪の権利を電力会社に握られているに等しいのですから。

 であれば、100万円で奴隷身分から解放されるのは高いのか?それとも安いのか?自分で考えて答えを出すしかありません。それが個人革命の第一歩なのです。
 ところでこのユニット、とても小型でオドロキです。突起部分は含みませんが、高さ75cm×横幅58cm×奥行(厚さ)30cmと、ちょっとした旅行用スーツケースのサイズです。

 ということは何処にでも持ち運びが可能なワケで、引越しなどの際にも新しい居住先でそのまま使えますなあ。もうね?ベトナムで使いたいですなっ!

 何度も書いたコトですが、ベトナムではサイゴンのような都市部でもワリと計画停電があったりして、その度に飲食店などでは発電機を回すのですが、これがけっこうウルサイんですわ。その点、このユニットは静音性も考慮されているようで、ヘム(路地)の奥の住宅地で使用してもダイジョウブかも?
 で、貯湯ユニットの方は早い話が「タンク」ですから、世界中どこにいっても手に入るでしょうし、何なら自分で自作することも可能でしょう。つまりこれは世界に向けて販売できるシステムなワケですよ。すばらしいですなあ。


ブータン王国にでも寄付


してみたらどうですかね?HONDAは自然環境との調和に協力します。とか?

 ま、それはさて置き・・・100万円という値段に納得できれば後はもう・・・


ヤルか?ヤラナイか?


という個人の決心にかかってくるワケです。

 で、スペックにはLPガスも使用可と謳っていますが、運転時間の目安が無いので、当面は都市ガスが整備されている地域が対象になるでしょうが、震災などに見舞われた場合、ガス管が破損するケースは十分に考えられます。


型番: MCHP1.0K2

使用燃料: 都市ガス(天然ガス)/LPガス

エンジン型式: 4ストローク水冷単気筒OHV

排気量: 吸気行程容積110/排気行程容積163

発電機形式: 多極式正弦波インバーター発電

発電出力: 1.0(AC100/200V)

熱出力kW: 2.5

ユニット重量(整備) kg: 71

サイズ mm: 全高750×全幅580×奥行298(突起部を除く)


 そうすると災害にも強い自立した発電のためには、やはりLPガスボンベなどの使用が有利なワケで、是非!その辺りを基本設計として盛り込んで欲しいと願う次第です。そして将来的には、HHOガスなどの再生可能ガスにも対応させ、ひとりひとりがもっとエネルギーに関心を持つ社会になればイイなあ。・・・と。

【日本の技術】水から生まれた新燃料




以上。東京電力を必要としない生き方でした。


人間ナメんなよ!


でわっ!