2012年4月8日日曜日
ユダヤ教徒による反シオニズム
「ユダヤの告白」を続ける前に、反シオニズムは反ユダヤなのか?ユダヤ人差別なのか?そもそもユダヤ人=シオニストなのか?・・・という点を検証してみたいと思います。
巷に溢れる「陰謀論(イルミナティ云々・・・)」の殆どは、その陰謀の首班は「ユダヤ人」や「ユダヤ思想(カバラ)」であるとし、ユダヤ人に対する全体観を歪めています。代表的?なユダヤ金融資本家、ロスチャイルド家にしても、ユダヤ人なのかも知れませんが、その前に・・・
ひとりの人間
であるには違いありません。ひとりの「強欲な人間」でしかありません。その「ユダヤ人」であるという1点だけを取り上げて、
ユダヤ人は云々・・・。
というのも、正常な判断力の欠如としか映りません。ユダヤ人の殆どはワタシたちと何ら変わらない、善良とまでは言いませんが、一般的な分別を踏まえた普通の人たちです。
つまり、「ユダヤ人の陰謀」とか、「ユダヤの秘密結社」とかいった漠然とした表現は、多くのユダヤ人に対しての誤解を生むだけであり、その誤解から生じる問題が物事の本質を隠してしまうと言わざるを得ません。
<転載>
シオニズムを批判するユダヤ人たち
~ 本質的に「シオニズム」と「ユダヤ思想」は別物である ~
<抜粋>
イスラエルの国旗を燃やして、「シオニズム」に反対
●1985年4月4日、超正統派ユダヤ教徒グループ「ナトレイ・カルタ」は、次のような声明文を発表した。
「シオニストの大冒険は不名誉な終わりを迎えようとしている。最初はシナイ半島だった。今度はレバノンである。独立した真のユダヤ教徒であるトーラーのユダヤ人にとって、これはまったく驚くことではない。我々は両親からも教師からも、シオニズムはユダヤとユダヤ思想の敵だと教えられてきた。
シオニストの政治的策動は、一時的には成功するかもしれないが、長い目で見れば、その命運は尽きているのである。 〈中略〉
シオニズムはユダヤ思想とは全く反対のものである。ユダヤ思想は数千年にわたり、シオニズムなしに存続してきた。シオニズムのいう『メディナ』は全くの作り物であり、真のユダヤ思想を歪めるものである。」
「シオニスト指導者らは、今でこそホロコーストを大げさに哀しむが、当時の彼らは、『強壮な若いパイオニア』だけいればいい、『全ヨーロッパのユダヤよりパレスチナの1頭の牝牛のほうが大切だ』と言っていたのである。我々はシオニストという偽ユダヤ教徒がその正体を知られるようになること、ユダヤが真のユダヤ思想を心から信じて実践し、過去の栄光を思い、未来を誠実に信じることを望み、祈っている。」
●更に彼らは、1992年に次のような声明を発表した。
これは「シオニズム」に対する強烈な批判メッセージであった。
「敵であるシオニストと私たちの戦いは、妥協の余地のない、まさに “神学戦争”なのである。」
「ユダヤ人たちが全世界に追放されたのは、神の意志によるのであって、彼らが神の律法を守らなかったためである。あらゆる苦難をへて、メシア(救世主)が到来するまでそれは続く。メシア到来によってのみそれが終わるのである。それゆえに、シオニストあるいはその関係機関が神を無視して世界中からユダヤ人たちに帰ってくるように強要するのは、ユダヤ人たちをいよいよ危険に陥れる“不敬の罪”を犯していることになる。」
「もしシオニストが神を無視し続けるならば事は重大である。ここ、すなわちイスラエルは地上で最も危険な場所となろう。」
</抜粋>
</転載>
ザックリ言うと、「ユダヤ人」というブランドネームがシオニストによって勝手に利用されているワケで、「陰謀論」の多くもユダヤ人=秘密結社という思考停止状態にあり、見ようによっては、「ユダヤ人利権」に群がる同じ穴の狢・・・と言えます。
問題の本質は、「ユダヤ人」という隠れ蓑をまといつつ?もしくは実態をぼやかしつつ、99%の人たちに気付かれないように「寡頭制」により政治を推し進めようとする勢力が実在するということです。
歴史的な経緯によりユダヤ人が金融業を営んだこと。そして、『ベニスの商人』よろしく宮廷の手羽先となったこと。中世以降の近代化する世界情勢に逆らい、従来の既得権益を守ろうとする勢力がその結束を高めるために「カルト化」し、彼らの存在意義を「ユダヤの神秘思想」に求めたこと。
ま、大雑把ではありますが、このところの中東のゴタゴタから見えてくるのはそんなトコロですかね?
「キリスト教シオニスト」の実態
~ シオニズムとキリスト教原理主義の関係 ~
どんな悪事も、「加担する者」がいなければその被害は限定されるものです。逆に、悪事に加担する者が増えれば増えるほど、その被害は地の果てにまで拡がっていくでしょう。
もしですよ?現在の経済システムが「悪意を持ったシステム」だとしたら?ワタシたち全員が、「何も知らないうちに悪事に加担」している事になるワケですが・・・如何に?ま、システムを作った連中は「確信犯」には違いありませんので、いつかキッチリ片をつけて貰う日が来るでしょう。
STOP WW3!
STOP 原子力発電!
ワタシたちが立ち向かうのはワケの分からない「オカルト集団」ではなく、実体のハッキリした「利権集団」であるということを認識する必要があります。
人間ナメんなよ!
でわっ!