このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
「大衆迎合」とか、「ポピュリズム」とか、如何にも悪い事、愚かな事の様に使われますが、ウラを返せばエリート意識の現れでしょ?ワタシたち庶民に・・・
「バカは黙ってろ。」
・・・と、言っているワケですよね?権力、利権を手放したくない連中がっ!
<転載>
「大衆迎合的政治をしてはいけない」 前原氏が首相の「脱原発」をけん制
2011.6.26 19:09
民主党の前原誠司前外相は26日、神戸市内で講演し、中部電力に対する浜岡原発停止要請などを引き合いに菅直人首相の「脱原発」に向けた動きをけん制した。「ポピュリズム(大衆迎合)政治をしてはいけない。一時的な国民受けをあてにするのは絶対に慎まなければならない」と述べた。
その上で「急に『脱原発』となれば電気料金は跳ね上がり、極端な節電が必要になる。日本でものづくりはできなくなり、働く場所もなくなる」とも強調した。
東日本大震災の復興財源として消費税率の引き上げ案については「デフレを脱却し、安定した経済成長に移るまでは増税すべきでない」と指摘。首相に早期退陣を重ねて要求した。
</転載>
政治はイッタイ誰の為に行われるのか?そして、政治家や官僚の「食い扶持」を出しているのは誰か?・・・を考えれば・・・
「大衆迎合的政治をしてはいけない」
・・・などとわ、口が裂けても言えないハズなんですケドねえ・・・。
大衆は愚かだ。
というのは、ある程度は事実でしょう。しかし何度も繰り返してきたように、それは「情報の不足に拠る無知」から生まれたもので、過去における庶民と現在における庶民とでは、その情報量、知的レベルに格段の差があります。つまり、庶民も多少は進歩したワケです。はい。
実際、生活の為の日常の仕事を持ちながらも、マスメディアに登場する「お偉いセンセイ方」より、よっぽど鋭い視点で社会、世情を分析されている「庶民ブロガー」が星の数ほどいます(一銭の利益にもならないのに)。イッタイ何を以って・・・
庶民は愚かだ。
・・・と定義してるんですかね?この前原氏のような「指導者ぶっている人」たちわ?
過去の二度の世界大戦が、軍部を支持した庶民のせいだとも言いたいんですかね?確かに「アメリカ憎し」、「鬼畜米英」の考えに日本中が染まったのは事実ですが、そう仕向けたのは「時のマスコミ」だったんじゃないんですか?え?
複雑な外交状況を、当時の庶民が知る術は有りません。したがってマスコミが垂れ流す情報を信じるしかなかったワケですが、所詮・・・
大本営発表
・・・ですからねえ・・・。それに引き換え現在はどうです?これだけ様々な情報が入手可能な現状においてさえ、まだマスコミ発表のみを信じるといのは如何なものか?・・・と。自分で、自分の目を塞いでいるに等しいのではないか?・・・と。
大衆、庶民は確実に進歩しているワケですよ。逆に過去の権力構造、エリート意識に縛られている連中が進歩できずに、斯様な台詞・・・「大衆迎合的政治をしてはいけない」・・・などとホザいて、時代の進歩を邪魔しようと躍起になっているワケでしょ?
何度でも言います。口先だけの連中に踊らされてはいけないのです。緩やかな脱原発?何言ってんだか・・・。即時全停止ですよ。
全・停・止!
もうこれ以上、放射能で豊かな自然環境を汚すのは止めなければなりません。経済が云々などと言っている連中は、自分の手で「ものづくり」をしたことの無い連中です。以前、ロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」について触れましたが、そういう事なんです。
今は冬だ。何もかも眠っている。がよい土地は、また眼を覚ますだろう。
よい土地さえ残っていれば、ワタシたちはいくらでも「再生」することが可能です。よい土地とは、「ものづくりの基礎」なのです。そして、「経済の基礎はものづくり」なのですよ。そんな簡単な事が理解できない連中が、どうして「経済学」の学位なんぞ取れるのか不思議でなりません。恐らくそんな学位など、紙屑ほどの価値もないでしょう。
自信を持っていいんです。「よい土地」を守る事が何より優先されるのです。経済は二の次なのです。だから・・・
全原発の即時停止
・・・は、経済復興にしてもその根幹、出発点として捉えなければならない問題であり、全く正しい判断・・・聡明な人間であれば・・・もとい、聡明でなくても・・・ハッキリ言って、バカでも解る「単純な結論」なのです。そしてその「単純な結論」を、手を変え品を変え複雑怪奇に変形し、ワタシたち庶民を謀ろうとする連中にこそ、気を付けなければならなのです。ああ、それなのに・・・青森ケンミン本気か?・・・と。
<転載>
原発推進派の三村氏3選、凍結派候補を下す-青森県知事選
【東通(青森)】東日本大震災に見舞われた東北の青森県で5日、知事選が行われ、原子力推進を目指す現職の三村申吾氏(55)が、原発の新規建設凍結を主張する山内崇氏(56)ら他の候補者を破って当選した。この選挙は、福島第1原発事故によって先行きが不透明になった日本の原子力産業の今後を占う初めての重要な選挙だった。
原発事故にもかかわらず、三村氏は大差で3選を果たした。知名度の高い同氏は、震災後の苦境から青森県の経済を脱却させる堅実な手腕を売り込んで当選した。
対抗馬の山内氏は前県議で、菅直人首相の民主党推薦を受けて立候補した。山内氏は最近まで原子力推進派だったが、選挙運動期間中に、新規原発建設を凍結すると公約した。
三村氏が当選したことは、原発誘致に伴う収入を放棄することは、大津波の被害を受けた青森県のような農村地帯に住む人々にとって難しい決断であることを示している。
人口8000人で県で唯一の原子炉がある東通村は、新たな原子炉も建設中だ。東通村の笹竹重則原子力対策課長は「一貫して村では原発との共生をやってきた。その姿勢は変わらない」と述べた。
青森県には、東通原発のほか、六ヶ所村には日本で唯一の核燃料再処理施設がある。原子力問題に関する地域社会の反応が推し量れる県だ。また日本が2030年までに建設を計画している新規原子炉14基のうち4基が同県に建設されることになっていた。
そのうちの2カ所、東通と大間では3月11日の大震災以前、建設が進んでいたが、原発政策が再検討されることになったため、工事が中断された。
青森県はまた、全国でも最も貧しい県の一つで、失業率は国内でも最も高い部類に入る。原子力産業は青森県の今年度の全税収の13%を占めると予想されている。加えて、原発を誘致する自治体には政府から潤沢な補助金が入る。
自民党の推薦を受けた三村氏は選挙運動で、原子力を争点とするのを避け、原子力の安全性を高めると訴えるにとどまった。今月2日にはスーパーマーケット前の20分間の演説で「人々の生活を守る」と繰り返し述べたが、「原子力」という言葉は一切口にしなかった。
それでも、県の原子力推進をこれまで受け入れていた連合の地元支部や農協団体は、今回の選挙運動で三村氏を応援しなかった。
リンゴ農家で県農業者政治連盟委員長の鳴海清彦さんは「同じ農業者として、牛を残して避難せざるをえなかった農家の話など、福島の農家の気持ちは察するに余りある」と述べ、「青森に大きな津波が来て原発がやられない保証はない。そうなれば青森のリンゴもコメも、福島のようになってしまう」と語った。
また、家計を原発に依存している一部の有権者でさえ、選挙前、態度を決めかねていた。東通のコンビニで買い物をしていた22歳の主婦ナカツカ・アミさん(漢字不詳)は、原発の全国一斉点検を受けて、夫が大間の原発での仕事がなくなった。夫は今は四国の原発で働いているため、ナカツカさんは東通の実家に生後3カ月の娘と一緒に身を寄せている。
ナカツカさんは「下北では仕事がなくなったら、次がなかなか見つからないし、給料も安い。原発がなくなったら失業もどんどんふえてしまう。でも、福島のようなことになったら本当にこわい。三村さんに投票することになるんだろうが、まだ少し迷っている。夫と相談して決めたい」などと述べていた。
</転載>
WEB上では、りんごに含まれる「ペクチン」が放射性物質を体外に排出するのに効果がある。・・・という研究報告も見かけますが、青森ケンミンはりんごを食べて放射線被爆を乗り切るつもりなんですかね?・・・にしても、りんご自体が放射能に被爆してしまったら何の意味も無いワケでしょ?
であるならば、青森県が率先して脱原発県になり、新鮮なりんごを日本中に・・・特に、放射能汚染に苦しむ地域に供給する。・・・というのが、危機対応としては「定石」なんじゃないの?ただ「お金」のためでなく、「人助け」にもなると、青森県のりんご農家の皆さんには胸を張って頂きたいものです。はい。
ま、「多摩の百姓」あがりの浪人としては、斯様に思うワケですが、福島・・・というか、会津藩とは新撰組の繋がりで縁もあるワケで、彼の地の人たちが苦しんでいる現状に、本当に心が痛みます。故郷を守ろうと必死で戦った「白虎隊」の面々も、きっと草葉の陰で悔し涙を流していることでしょう。
じゃあ、何から始めたらいいのか?
今は自らの「会津魂」の教えに照らし合わせ、自分たちで考え、行動を始めるしかないでしょう。何もやることがないと、パチンコ店に入り浸っている場合じゃないでしょ?でないと、逆に復興を押し付けられて、福島をいい様にされ兼ねません。自発的な復興に助けが必要とあらば、「多摩の百姓」はいつでも助太刀に馳せ参じます。はい。
庶民のファンファーレ
でわっ!