2013年5月31日金曜日

脱原発 NEVER END

  
 藤島氏のツイキャスによると、なんでも大阪では、「脱原発」がぜんぜん支持を得ていないということらしく、意外ですわwww。

 実利的=現実的な大阪市民であれば、原発のリスクと経済を秤に掛ければドッチが「重要」か、既に了解済みかと思っていたもので。

 で、藤島氏には度々苦言を呈しているワタシですが、それは・・・


愛なんですよ、愛!


 頑張って欲しいから敢えて尻を叩くワケで、藤島氏の「脱原発」に向けた運動に対する支持には、これまで通り揺るぎはありません。はい。

 元民主党議員平智之氏にも、脱原発(本人曰く「禁原発」)の先鋒として大いに期待していたワケですが、「隠れ原発推進政党」である「みんなの党」に擦り寄るようじゃ、もう、「転んでしまった」のでしょうなw。


みんなの党

エネルギー政策の見直し及びこれに関する原子力発電の継続について国民投票に関する法律(案)

<抜粋>

第五条 (国民投票の結果)

 前条の国民投票の結果は、政府においてエネルギーの需給に関する施策を講ずるに当たって尊重されるものとするほかは、国及びその機関を拘束しないものとする。

</抜粋>


 以前にも書きましたが、国民投票が「原発はNO!」と判断を下したとしても、その結果は何の効力も持たないワケですよ。逆に、僅差で原発推進が上回ったなら、国はそれを民意としてスグさま尊重するであろうことは、容易に想像がつきます。

 つまり、国民投票とは原発再稼動に向けた「アリバイ工作」であり、かかる法案を提出している政党が「脱原発」を名乗るなど、


片腹痛いわw!


・・・と、いうことです。

 そういえばつい最近、ワタシの地元である多摩地区で、国民投票ならぬ住民投票小平市で行われましたが、結局は投票率の低さゆえに、「お流れ」になったようです。

 で、ネット上では小平市の住民投票が、「市民派」によって何かと取り上げられていましたが、ワタシも問題とされている区画整理とやらを確認しましたが、あれって、小平市だけの問題じゃないワケですよ。

 ローカルな話題になってアレですが、早い話が、「府中街道を、南北一直線にしよう」・・・という計画なワケで、北は五日市街道の交差点まで、南は府中市の根岸病院の横まで既に工事は終了しています。


小平市で住民投票!




 府中街道は、五日市街道のアノ、クランク交差点もさることながら、五日市街道から府中市内に入るまで片側一車線(ワタシがいた当時)で、しかも大型トラックが頻繁に利用するので、交通渋滞が日常的に発生するワケですよ。

 多摩地区は、東西の幹線は青梅街道、新青梅街道、五日市街道、甲州街道と、昔から整備されていますが、南北の幹線が貧弱なのです。

 そんな中で府中街道は、昔からの南北を繋ぐ街道であり、多摩地区を抜けて埼玉と神奈川を結ぶ重要な幹線なワケですが、近年の物流の増加に伴い「手狭」になっていました。

 勿論、一般の多摩住民も府中街道を利用しますから、府中街道を大型トラックとの共同利用するのは、特に女性ドライバーにとっては負担になっていると思われます。

 そういった事情から、府中市も既に根岸病院の横まで道路を整備し、残すは国分寺市内と、今回問題となった小平市の部分だけなのですが、それに対して、「緑地が失われる」と、市民運動が湧き上がった・・・ということらしいです。



(黒は着工済み、赤はこれから)


 で、申し訳ないのですが、ワタシとしては「府中街道の一直線化」には、小平市民ではありませんが、ひとりの多摩住民としては賛成する次第です(現在は違いますが)。

 まず、府中市は既に根岸病院のところまで道路整備を済ませているのに、このまま計画が頓挫してしまったら、府中市の立場はどうなるのよ?・・・ということと、この道路の完成によって恩恵を受けるであろう多摩川以南の、多摩市や町田市も困るんじゃないの?・・・と。

 府中街道は、北から東村山市→小平市→国分寺市→府中市→(多摩川)→多摩市→町田市までを貫く、多摩地区にとって重要な幹線道路です。いうなれば、多摩の「公共の福祉」に貢献する道路なワケですよ。

 小平市内の緑地帯が削られ、お気に入りの散歩道が失われることへの不満は分からないでもありませんが、府中市も既にその気になって区画整備済みなワケですし、長期的展望で多摩地区全体を見れば、「府中街道の一直線化」は、多摩地区住民にとっても決して悪い計画ではないようにワタシには思えるワケですよ。

 小金井市のゴミ焼却場の問題のときにも、多摩地区内で助け合ったじゃないですか?もともと多摩地区は「武蔵七党」の同族関係にあり、


助け合ってナンボ


・・・の関係(コミュニティー)なワケですよ。





 そのへんを汲み取っていただいて、どうかひとつ、小平市市民のみなさんには「府中街道の一直線化」に、ナンとかご理解をいただけないものか?・・・と。

 ・・・とと、国民投票から話がズレまくってしまいましたが、ナンかね?住民投票が正義であるような論調をネット上で多く見かけたもので、つい・・・。

 同様に、国民投票が正義であるような論調も、そのまま真に受ける気になれないワケですよ。特に「みんなの党」の脱原発法案?のように、国民投票の結果が何の効力も持たないのに実行したところで、


何の意味があんの?


・・・としか思えないワケで、これってどっちかと言うと、「原発推進」に利するんじゃないの?・・・と。

 話は「脱原発」に戻りますが、福島の原発事故がもたらした最も大きな被害は、


コミュニティーの破壊


・・・であったと、ワタシは思うワケです。そして、一度破壊されたコミュニティーを再構築するのは、


大変なワケですよ。


 であれば、コミュニティーが破壊されないように予防策を講じるのが得策なワケで、大阪の人たちが地元(コミュニティー)を大切に思うのであれば、現在稼動中の大飯原発などもっての外・・・と、なるんじゃないんですかね?


太閤さんも、きっと悲しみますよ?


 大阪が放射能で汚染され、コミュニティーが崩壊してしまったら・・・。

 ま、そういうワケで、藤島氏の言う、


「原発なくても電気は足りる」


・・・に、耳を傾けてあげて下さい。本人、「脱原発」に対する大阪人の反応が薄いと、だいぶ凹んでいるようなので。


街カフェTVライブ履歴


 


人間ナメんなよ!


でわっ!
 

2013年5月30日木曜日

地元愛

  
  前回、田中隆作氏のブログ記事の件で、言葉の「上げ足取り」のようなツマラナイ記事を書き、ワタシ自身がチョット大人気なかったな・・・と、反省してます。

 要は、「子供でも知っている」・・・という言い回しに、「カチン!」ときたワケですよ。で、それだけならまだしも、「大阪」という具体的な地名を頭に付けることで、事実の信憑性を演出するやり方に。

 そもそも、「子供でも知っている」ようなことがまかり通っているのであれば、それを「悪」と呼べるのか?・・・と、疑問にもなるワケですよ。

 社会的に受け入れられていることの証でもあり、ワタシの持論からすると、「許容悪」として社会と共存できる範疇の問題ではないのか?・・・となるワケです。

 大阪に限らず、日本中にその地方独特の文化があり、異なった文化圏同士では到底受け入れられない文化、風習であっても、地元の人間にとっては、「コミュニティー」を維持するためには必要なワケです。

 例えば秋田でしたかね?「なまはげ」という風習がありますが、鬼の格好をして子供を恐怖に陥れるというアレ、見方によっては幼児虐待ですわなw。

 心理学的に言わせれば、子供の心に「心的外傷(PTSD)」を負わせる非人道的な風習であり、即刻禁止にすべきである・・・と、声を上げる人権擁護派が現れても不思議ではありません。

 が、ジッサイはそんなことを言い出す「野暮な大人」は現れず、ニュースなどで、のどかな日常の一コマとして報じられるだけですし、もし「なまはげ」が、非人道的で子供の人権を無視している・・・と非難されたら、秋田県民は文化を否定され、大いに傷つくことでしょう。

 ま、たまたま思い浮かんだ「なまはげ」を例にしましたが、それ以外にも、「捕鯨」であるとか、アイヌの「熊殺し」の祭りであるとか、上田の「ふんどし神輿(女性)」であるとか、川崎の「かなまら様」であるとか、長良川の「鵜飼い」であるとか、外国の人権、動物愛護団体が見たら眉をひそめるような風習(文化)が、この日本にはてんこ盛りなワケですよ。

 「芸者」は日本文化だと多くの人はいいますが、元を辿ればアレだって「売春」がルーツにあり、ということはですよ?「売春文化」をですよ?


クールジャパン!


・・・とか言って、世界中に紹介しているんだから、世界基準から見ればトンだ大間抜けですなw。


恥ずかしくないですかw!?


 というワケで、何が言いたかったのか自分でも混乱してきたので整理すると、

(1)日本にはその地方独特の文化があり、それらは「許容悪」という範疇の内にある限り、最大限尊重されなければならない。

(2)しかしながら「許容悪」という概念も、あくまでも日本国内で通用する概念であり、諸外国(欧米)からすれば「異質な文化」でしかない。

(3)過去の因習、悪習を改め、日本を「村社会」から脱皮させる時に来ているが、それによってコミュニティーが崩壊することは避けることを、念頭に置く必要がある。

(4)そのためには、自分の所属する「村コミュニティー」を、より高い次元から俯瞰し、全体を理解する知性が求められる。

 ひとまずこのくらいかと思いますが、(4)の、自分の属するコミュニティーをより高い次元から「俯瞰」するには、「情報」が重要になります。情報量が多いほど、「より高い次元」からの「視点」が可能になるワケです。

 しかし、人は「欲望(エゴ)」に囚われると、自分に都合の悪い情報を切り捨て、受け入れなくなってしまい、「より高い次元」に進むことを自ら拒否します。これは「理性の敗北」であり、「人間の進歩の停滞」でしかありません。

 具体的に言えば、今回の橋下市長の「従軍慰安婦」に関する発言の発端には、


1.橋下市長の従軍慰安婦認識

2.在日米軍兵士の性犯罪


・・・という、ふたつの問題が含まれていることは、もう何度も繰り返してきましたが、メディアでもネットでも大きく取り上げられるのはの方ばかりで、それもほとんどが、橋下市長の「人格」に対する攻撃のような論調ばかりで、ワタシには、「不毛」な議論に終始しているように映ります。

 方やについては、ほとんどのメディア、知識人はスルーしており、あれほど「日本の自主独立」を訴えていた論客たちは、何処へ行ってしまったんだ?・・・という有様で、情報の取捨選択が行われていることが、如実に現れています。

 つまり、所謂「人権屋」と呼ばれる連中は、「より高い次元」から全体を見ようとする「知性」に欠けているか、もしくは「人権業」を守るために、敢えて「より高い次元」に上がることを拒否しているかの、どちらかだということです。

 なんだか、「地元愛」というタイトルとは全然違う内容になってしまいましたが、最後に無理やり?まとめるなら、「地元」とは自分が生まれ育った「コミュニティー」であり、それを守ろうとする心が「地元愛」であり、そのためには、時代の変化に則した「より高い次元」からの視点を持たなくては、「異文化」からの攻撃に対応できない・・・と、なるワケです。

 さらに言うならば、「異文化」から攻撃を受けても、それをも包み込んでしまう「より高い次元」に到達することが、争いごとを避けるための「知性」であり、究極的には、


同じ人間だろ?


・・・という、シンプルな現実を受け入れられるかどうかであり、自分という一人の人間の存在を突き詰める、


人間回帰


・・・の意識運動(個人革命)が必要であると、繰り返し述べてきているワケです。はい。






人間ナメんなよ!


でわっ!
  

イタリア人記者曰く

  
 田中隆作という「高名なジャーナリスト」のブログ記事なのですが、例によって、「橋下市長従軍慰安婦発言問題」に関してです。

 で、繰り返し述べてきましたが、橋下市長の発言には・・・


1.橋下市長の従軍慰安婦認識

2.在日米軍兵による性犯罪


・・・という、ふたつの問題点が含まれているにもかかわらず、当の橋下市長が「性犯罪」の件はそっちのけで、「従軍慰安婦」の件にばかりかまけていて、「日米地位協定」に・・・「日米安保条約」に・・・


切り込むチャンスを逸している


・・・というのが、歯がゆくてならないワケですが、ネット上では、徐々に「性犯罪」の点について言及する論者が増えつつあり、大手メディアとは別な流れが形成されつつあるように感じられます。

 で、田中氏の記事の感想ですが・・・


橋下氏会見 海外メディア不満「明確な回答なかった」、失笑もれる
2013年5月27日 22:17


 何でもイタリア人記者が、

「大阪の飛田遊郭の顧問弁護士をしていたというが、売春は日本で禁止されている。女性の尊厳を重視するといいながら、相反していないか?」

・・・と質問したそうで、この質問の意味は、まず、「飛田遊郭」の顧問弁護士をしていたという、橋下市長の過去の経歴を問い正しているワケですが、「飛田遊郭」なんて、「吉原遊郭」が既に存在しないように、そんなものが現代日本に「公然」と存在するとでも思ってるんですがね?


イッタイいつの時代の話なんだ?


・・・と、軽く眩暈がしました。

 多分このイタリア人記者は時代劇のファンなんでしょうが、だとしたら、「遊郭」における「花魁」の存在を知らないハズは無く、諸外国の売春実態はいざ知らず、売春=女性の尊厳の軽視・・・という「人権屋」的な構図に、日本の「遊郭」は必ずしも当て嵌まらないことを、知っていてもオカシクはないんですけどね?

 で、橋本市長が言うように、「飛田新地の料理組合」の顧問弁護士だった・・・というのが「正確」なワケで、この「料理組合」が売春組織だと、イタリア人記者は言っているワケですし、多分その他の外国人記者も同じ・・・いや、この記事を書いた田中隆作氏すらも同じ意見なのでしょう。


料理組合≒売春組織


・・・であると。

 そうでないと、売春云々・・・という後半の内容に繋がりませんし、また、女性の尊厳を重視するのであれば、料理組合は否定されなければならない・・・という論理でもあるようです。

 コリャまた、もの凄く飛躍した「偏見」ですなw。日本中の温泉街や歓楽街には「料理組合」が星の数ほど存在するワケですが、それらを全て「売春組織」として、ひと括りにしようとでも?

 それとも日本中で、「飛田新地の料理組合」だけが、売春に手を染めている・・・とでも言うつもりですかね?

 であれば、この記事を書いた田中記者には、他地域の料理組合の名誉を守るためにも、


「飛田新地の料理組合だけが、売春に手を染めている。」


・・・と、自身のブログにしろ、自由報道協会ですか?にしろ、その旨を明言する責任があります。でないと、その他の「料理組合」から、「名誉毀損」で訴えられる可能性もあるワケですよ。ね?

 しかも、いただけないのは次の下りです。

 筆者は「飛田の料亭の二階に上がりお金を払えば売春できることは大阪の中学生なら誰でも知っている。“橋下さん嘘ついてはる”といわれる。中学生でも分かるような詭弁を弄して政治家として恥ずかしいと思わないか?」とたたみかけた。
 
 つーことは、中学生にですよ?料亭で売春が行われているかどうかを、「聞き取り調査」したというコトですよね?これって、「良識ある大人」のすることですかね?その辺が、ワタシが田中隆作氏の「知性」に疑いを持つ理由なワケですよ。


大人の事情に子供を巻き込むな!


・・・と、言いたいワケですよ。ワタシ、間違ってますかね?

 橋下市長を糾弾、失脚させたいのなら、「己の力」で正々堂々と正面から議論すればイイものを、「中学生でも知っている」・・・とかね?


子供を出汁につかうな!


・・・と、言いたいワケですよ。ホンと、この手の偽善者って多いわwww。

 売春と中学生と、何の関係があるというのか?本来なら、「義務教育課程」においては知らなくてもイイ、「大人の醜い面」であるし、大人になれば嫌でも知ることになるであろう「世界」であり、それまでは、例え「建前」であろうと、傷つきやすい子供心を「オブラート」に包んで守るのが、


大人としての正しい在り方


・・・なんじゃないの?ま、ワタシはそう思うワケですが、然るにこの田中隆作という記者は、地元の中学生(大阪中の中学生?)にですよ、


料亭で売春してるの知ってる?


・・・と、聞いて回ったというのですから、記者以前にひとりの大人として、


終わってる・・・orz


・・・としか思えないワケですよ。
 
 質問された中学生はどうだったか分かりませんが、ワタシが地元の中学生だったら、地元を悪く言われることに、多少なりとも「心が傷つく」でしょうし、いかに自分の親がロクで無しだとしても、他人からそれを非難されてイイ気がしないのと同じです。

 そうした、感受性の強い子供の心は尊重しないのに、「女性の人権」ですか?「女性の尊厳」ですか?


自分の都合しか考えてないダロ?


・・・としか思えないワケですよ。

 すみません。ナンか・・・「怒るポイント」がズレまくってますが、ワタシはこの記事を読んで、そう感じてしまったというコトです。そして、「知識人」と呼ばれる輩の自己欺瞞に、「反吐が出る」ワケですよ(失敬)。


それがアンタの知性(理性)なのか?


・・・と。

 したがって、現在「人権」だの、「尊厳」だのと大騒ぎしている「人権屋」や、選挙での人気取りのために大騒ぎしている「政治屋」を、積極的に支持する気になんて「1ミリ」もなれないワケで、次回の選挙で投票する気にもなれませんわw。

 
【BLOGOS】生粋の人権派が出てきたら終わり
宮島理 2013年05月27日 13:18


 とにもかくにもこの問題は、「日米地位協定」や「日米安保条約」に、より多くの人の関心を惹きつけるためにも、


もっと炎上させねばwww!






人間ナメんなよ!


でわっ!
 

2013年5月28日火曜日

最強の比例統一名簿

  
 山本太郎氏の立候補表明会見の模様を見ましたが、今夏の参議院選挙に向けた野党の連合を訴える山本氏に対して、ノリノリなのは「みどり系」くらいなもので、あくまでもイメージ戦略に拘るのであれば、比例統一名簿の政党名を考えた方がイイですなw。

 で、比例統一名簿の政党名は、ズバリ!


「救国党」


・・・を、お勧めします。「みどり云々」・・・なんて、チャラチャラしたイメージで国民の支持を得ようなんて、考えがお花畑・・・甘すぎます。

 何スか?オサレなイメージで若者を惹きつけようとでも思っているのでしょうが、だとしたら、今の若者もズイブン舐められたものですなw。そういう了見であれば、人気タレントとか、人気モデルとかをウグイス嬢にでも雇って、街頭演説の時に同行させればイイんじゃないですかね?とりあえず若者は集まりまっせwww。

 「みどり云々」・・・なんて「ふやけた政党名」では、真剣さが伝わってこないワケですよ。有権者の心を「グワシッ!」と、鷲掴みにすることなんて無理無理。インパクトが弱すぎます。心に響かないんですよ。その点・・・


「救国党」


・・・という名前であれば、その名を聞いた途端ほとんどの人は・・・


日本てそんなにヤヴァイの?


・・・と、注意を向けてくれることでしょうし、注意さえ引き付けられれば、そこから「TPP」にしても、「脱原発」にしても、「改憲」にしても、街頭演説の話の内容に真剣に耳を傾けてくれるようになるでしょうし、結果として投票に繋がれば御の字です。

 また「救国党」という名は、山本氏の「日本を救いたい」という情熱そのものを表した、虚飾(イメージ)に頼らないストレートな名前であり、この名前・・・「救国党」と肩を並べるインパクトを持っているのは、


「日本維新の会」


・・・くらいなものであり、自画自賛でアレですが、名前のインパクト度?からすれば、「救国党」の方が「日本維新の会」に勝っていると言えます。


「日本維新の会?・・・フッ・・・中途半端な名前の看板だな。」


 てなもんや・・・もとい、てなもんで、名前のインパクトの強さで、選挙前から勝ちが決まったようなものであり、橋下市長も「救国党」の名前を聞いただけで、


「負けた・・・orz」


・・・と、戦意を喪失すること請け合いです。

 それよりも何よりも、「名は体を顕す」・・・という格言の如く、山本氏の想いが乗り移ったこの名前には、「一点の曇り」も無く、その熱い想いは、比例統一名簿に名を連ねる他の議員にも必ず波及することでしょう。

 ま、山本太郎氏の立候補発表会見を見て、ワタシが彼の意気に感じたということと、協力体制を組んで「自民」、「民主」、「公明」、「維新」などと互していくつもりなら、それなりの「覚悟」を表明しなければ「山は動かない」・・・と、言いたいワケです。

 そうした「覚悟」に、オサレだとかイメージだとかの「不純な要素」は似つかわしくなく、したがって比例統一名簿の政党名も直球ストレートで・・・


「救国党」


・・・ですよ。と、進言する次第です。はい。

 で、救国党からの立候補者が当選を果たした暁には、そのまま4年間ですか?救国党として活動すればイイじゃないですか。救国党の真の目的は、選挙後に国政を建て直すことにあるワケで、ま、最低でも4年間は、


救国のお役目


・・・が待っているワケですし、救国のお役目が一段落したら、また、それぞれの議員が自分の古巣に戻るなり、無所属になるなり、その役目を終えて解散すればイイんでしょ?

 「救国」のためにエキスパートが集まって、任務が終わったら潔く身を引くなんて、「プロ」っぽいというか、「仕事人」みたいというか・・・。ま、それだけ現在の政治が、


いかにドシロウトに委ねられているか


・・・という不満の裏返してもあるワケですが・・・。 





人間ナメんなよ!


でわっ!
 

2013年5月27日月曜日

言ってることが違うんじゃないの?

  
 ワタシが藤島利久氏を陰ながら支持していることは、すでに何度も述べてきましたが、今度の参議院選挙で大阪から立候補するそうで、まずはご健闘をお祈りいたします。

 で、その上で苦言を呈しますが、飛鳥麻氏との対談で、「橋本市長が、先の衆議院選挙で54人の議員を国会に送り込んだ実績は評価する」・・・と、言ってますが、「先の選挙不正選挙である」・・・と、いう自身の論のスジを通すのであれば、そんなの「評価の対象外」なんじゃないの?

 先の衆議院選挙は「不正選挙」であり、「安倍(歪)政権は不適格である」・・・という、藤島氏の日頃の言動からすれば、橋下市長の「実績」を認めるということは、先の衆議院選挙の正当性を認めることになりはしませんかね?そんな、自分の都合にイイように発言内容をコロコロ変える候補者に、


誰が投票するというのか?


 ワタシたちは過去二度も、あからさまに「公約」に騙され投票しているワケですよ。民主党にも、自民党にも、「公約」を裏切られ、政治屋の本性を知ってしまったからこそ、政治に対する不信感が広がっていることに、藤島氏が未だに気付いていないのだとしたら、今度の選挙も100%落選することは確実ですなw。南無www。









 「キレイごとでは政治は勤まらない」・・・というようなことも言ってますが、それにスグに同調してしまう飛鳥麻氏もナッサケ無いですなw。


 「一般大衆は愚かで、欲に目が眩んだ連中ばかりだから、毒で毒を制するように、力のある者を利用するしたたかさが必要なのだ」


 ・・・ということなのでしょうが、「一般大衆」もズイブン見くびられたものですし、「一般大衆」の本質を見抜く勘をナメているのだとしたら、藤島氏も結局は旧い政治体質から抜け出せない


旧世界のゾンビ


・・・に過ぎないということでな。とても、日本の未来を託せる「政治家」の器ではない・・・と、いうことです。

 藤島氏は、自身が大阪にある程度の支持層があることを根拠に、大阪での立候補を決意したのでしょうが、今のままでは「維新の会」にボロクソに敗れるでしょう。

 理由は簡単で、大阪では「ええカッコしい」は嫌われるからで、いや、大阪に限らず、多摩でも「ええカッコしい」は嫌われます。


カッコ満点。中身0点。


・・・というのが、「多摩流」の冷やかし方ですが、商人の多い大阪にしても、農民の多い多摩にしても、共通点は「実体経済」に馴染んでいることにあります。

 大阪では様々な「現物取引」が行われることで、多摩では「農作物の生産」という作業の中で、「世の中はキレイ事だけでは成り立たない」・・・なんつーことは、身をもって知っているワケですよ。

 さらに言えば、漁師だって、酪農だって、生活が「キレイ事だけでは成り立たない」ことは、真摯に日々の暮らしと向き合っている人間であれば、誰であろうと暗黙の了解事項なワケですよ。

 つまり、日本国民に・・・というか、全ての人にとって「キレイ事」なんつーのは、「建前」として了解済みなワケで、それを今更、アーだコーだと尤もらしく理由付ける藤島氏は、ある意味、国民感覚からズレているようにも感じられるワケです。

 そうした国民感覚に対するズレや、「上から目線」の最たる例が、「日本未来の党」であったとワタシは思っています。





 「鉛筆持ったら、未来の党」・・・だ?有権者をバカにしているのか?何だ?このノリは?新手の「洗脳」か?・・・と、これを見た時点で、「未来の党」は完全に終わっていると確信した次第ですが、当時は「未来の党」に第3極としての期待が集まっていたので、この件に対して言及することを控えていたワケですが、結果は・・・。

 つまり、ワタシと同じような思いを抱いた「声無き人々」が、想像以上に沢山いたということなんでしょう。

 勿論、この件をもってしても、先の衆議院選挙の「不正疑惑」が晴れるものではありませんが、「日本未来の党」は姑息なイメージ戦略に溺れ、


敗れるべくして敗れた


・・・という一面も否定できません。その辺りをシッカリ総括しないと、前回と同じ過ち・・・というか、国民の支持は得られないということです。

 で、「キレイ事」だけでは済まないのなら、政治の世界は今まで通り「権力」とか、「財力」に支配された不条理な世界のままであるのか?


答えは、NO!


 「キレイ事」だけでは済まないのは重々承知の上で、「スジを通す」ということは、「キレイ事」とは何ら矛盾しません。民主党や自民党の「公約」にしても、約束したことを守らない=スジを通さない・・・ということに問題があるワケです。

 新しいタイプの政治家というと、何か「新人類」のようなイメージが浮かびますが、一言で言えば「スジを通す」政治家であり、当たり前のことを、当たり前に実行できる政治家が求められているワケです。

 で、「スジ」の見立てがイイ=未来のヴィジョンを明確に持っていることが、新しいタイプの政治家の資質を見分けるポイントになるワケです。

 そういうワケで、「キレイ事云々」・・・を理由に、旧来勢力と野合することを善しとする藤島氏は、もはや「旧来の政治村」の人間にしか見えず、同じ旧来の政治村の人間であれば、大阪の人間は「ええカッコしい」の藤島氏よりも、橋下市長を選ぶであろうことは明白だと言えます。

 僭越ながらワタシのヴィジョンとしては、「電気」、「水道」、「医療」、「教育」などの、人間の生活の基礎となるインフラに関しては


国営にして、全て完全無料!


・・・にするのが、進んだ文明国の在り方だと信じますし、実際、キューバでは医療費は無料であり、おそらくこれは「キューバ革命」の同志であった、「チェ・ゲバラ」の遺志を引き継いでのことなのでしょう。


世界がキュ-バ医療を手本にするわけ
吉田 太郎【著】


キューバにはできて、
ナゼ日本にできないのか?



 日本であれば、キューバ以上のことが実現できるとは思いません?






人間ナメんなよ!


でわっ!
  

声無き人々

  
 いやwww、橋下市長・・・


アメリカの圧力の前にヘタレた


・・・ようですなw。

 ま、前回も述べたように、「在日米軍兵による性犯罪」という問題を、マスコミによる橋下市長個人に向けた「人格攻撃」で矮小化し、そしてこの問題をこのまま、何も無かったかのように素通りさせてはならないワケで、この問題は、政治家、マスコミ、知識人が揃い踏みしてアメリカに気兼ねし、ウヤムヤにする気であるのなら、「有志一般民間人」が立ち上がり、自分たちの手によって解決させなければならないのでしょうなw。

 ナンせ、マスコミやTVのタレント、知識人、コメンテーターは、「女性の人権」さえ守れば全てが解決するとでも思っているのか?はたまた人気が取れるとでも思っているのか?大きな勘違いをしています。

 本質的に問題となるのは「戦争」という、女性の人権だろうと男性の人権だろうと、あらゆる人の人権を踏みにじる社会状況にあるワケで、そうした社会状況を2度と繰り返さないことが日本国憲法の目的であり、憲法を守ることが大切になるワケです。

 そういう意味では、自民党が掲げる日本国憲法改憲案などは、まさに「戦争」を前提とした社会体制に日本を押し戻そうとする流れであり、「人権」の危機が再来するワケですよ。

 で、自民党にも女性議員がいないワケではないのに、そうした「女性の人権」すら脅かす改憲案を当然のごとく支持しているワケですから、桜井よしこ女史や、彼女たちこそ「女性の敵」・・・と、いうのがワタシの結論です。

 自民党の改憲案の骨格となるのは、「公共の利益」です・・・よね?そして、現行憲法の骨子となるのは、「公共の福祉」です。

 簡単に言うと、「福祉」は犠牲を求めない考え方ですが、「利益」を求める場合には、犠牲を伴う要素が強いワケですよ。で、その場合に真っ先に犠牲を強いられるのが、社会的「マイノリティー」であったり、力の弱い女性であったりするのは、


歴史の教訓


・・・であり、つまり改憲論者は、歴史の教訓から何も学んでいない・・・ということの証明でもあります。

 徴兵制度復活により、成人男子が戦場に送られることばかりが取り沙汰されますが、イザ!戦争になって外地に日本兵が展開すような事態になった場合、「公共の利益」=「国家の利益」として、「従軍慰安所」が再編成され、女性が戦地に送られる事態になるかも知れないワケですよ。

 したがって、「女性の人権」だとか、「人権」そのものを問題にするのであれば、自民党の改憲案そのものが、問題にされる方向に議論が進まなくてはオカシイのに、橋下市長への「人格攻撃」にあらゆる論調が同調するのが不可思議でなりません。

 まるで自民党の改憲案から目を逸らそうと、みんなで仕組んでいる芝居のようにも見え、そう思ってみるとあまりに露骨で、滑稽でもあります。

 もう一度整理しますが、橋下市長の発言にはふたつの問題が含まれているワケです。

 ひとつは、「従軍慰安婦」に対する対する橋下市長の認識の問題。

 もうひとつは「在日米軍兵による性犯罪の問題」で、しかもこの問題には「日米地位協定」が絡んできます。

 橋下市長は、「アメリカ国民に不快感を与えてしまった」・・・と、謝罪を表明していますが、軍隊はアレとしても、ギャンブルの街ラスベガスが、どれだけ性産業(sex business)を抱え込んでいるか、知らないアメリカ人はいないワケでしょ?あと、「プレイボーイ誌」とか・・・。

 橋下市長の国際感覚に問題があるとしたら、そうしたアメリカの実情すら知らない「田舎者」だということです。もとより、「維新」なんてレトロ(アナクロ)な政治団体名からして、期待度なんてはじめから0(ゼロ)だったワケですが、そんな「純情ちゃん」でも、今回の件にて社会に一石を投じた功績は


結果的にはGJ(グッドジョブ)


・・・であったと、認めざるを得ませんし、メディアを駆使して橋下市長を糾弾している人たちと違い、多くの声無き人々も、おそらく?ワタシと同じ思いを抱いているのではなかろうか?・・・と。

 ネット上では、「大阪市民は、橋下市長をリコールせよ」・・・という、「人権派」?のツイートやブログ記事が溢れていますが、ワタシが大阪市民でなくても


大きなお世話だ!


・・・と、言いたくなります。何で他人からとやかく言われなければならないのか?・・・と、不快な気持ちになるだけで、なんら建設的ではないばかりか、感情の行き違いから本来必要の無い「対立」を生み出す原因にもなり、そうした国民の分断により利益を得るのは誰か?・・・ということを、よくよく考える必要があります。

 中には橋下市長をゴキブリ呼ばわりする知識人?もいて、「オイオイ・・・チョット、それどうなの?」・・・と、引いてしまいますし、余程恨みでもあるのか、橋下市長の支持者(おそらく大阪市民)までも「ゴキブリ」呼ばわりするとは、日本の知識人は、


やっぱりダメダメだなw。


・・・と、今更ながら再確認した次第です。感情的にしか見えない批判を繰り返している野党にしても、国民の支持を得るどころか、その心はどんどん離れていることに気づかず、選挙でボロ負けするのが目に見えるようです。

 支配層としては、99%が団結することを一番恐れるワケですから、斯様な発言をする「知識人」であったり、「人権擁護運動家」であったり、「フェミニスト」であったりとは、実は支配層の回し者で、国民の連帯を阻止するために対立を煽っているんじゃないの?・・・とすら思えます。はい。


橋下徹慰安婦発言、デーブ「本性が口に」テリー伊藤「慰安婦抑えると一般人に危害」
2013.05.19


【BLOGOS】橋下徹氏を擁護する訳では無いが、こういうデータを見れば「性風俗の活用を」との助言を米軍は聞き入れるべきなのでは?
takosaburou 2013年05月16日 13:10


目覚めはじめたアメリカ軍兵士



 ま、橋下市長がリコールされてもされなくても、シッカリとした国際感覚は身に付けたほうが、自分のためにも、周りのためにもイイようには思います。

 メディアを駆使して様々な政治運動が繰り広げられていますが、ワタシは「ネットの力」とやらをあまり評価していません。自分でもブログを長年にわたって続けていますが、「ネットの言論空間」と「現実社会の意識空間」には、大きな隔たりがあることを理解しているからです。

 また、「洗脳(世論誘導)」という側面から見ても、インターネットもテレビと同様に、「洗脳の道具」として有効であることは、「アラブの春」と呼ばれた一連の似非民主化運動において、すでに実証されたことです。

 であるならば、疑いの目を持ってTVニュースに接する方が、「ネットの言論空間」とやらに全幅の信頼を寄せるよりは、いたって「健全」であると言えます。

 そうした「ネットの言論空間」とは無縁の、謂わば「声無き人々」の方が圧倒的に多数派であり、「声無き人々」の声を聞かなければ、真の社会変革など成し遂げられないだろうと思うワケです。

 立派な社会運動をしていると自負するのは構いませんが、善意の押しつけだけでは世の中は変わりません。それは大阪市民に対して


橋下市長をリコールしろ!


・・・と、強制?するのも同じことなワケです。そんな心の狭い人間の「意識(知性)」なんて、たかが知れているワケですよ。

  




人間ナメんなよ!


でわっ!
 

2013年5月24日金曜日

操作される世論

  
 橋下市長の発言にはふたつの問題点が含まれていることを、しつこく述べてきました。

 ひとつは「従軍慰安婦」の問題、もうひとつは「米軍兵士の性犯罪」の問題です。

 そしてこれも繰り返し述べてきましたが、「従軍慰安婦」の問題は「過去」の問題であり、日本が犯した過失に対しては、真摯に反省しなければならない。

 もう一方の「米軍兵士の性犯罪」に関しては「現在」の問題であり、この問題に関しては、日韓共同で取り組むことが可能である・・・と、言っているワケです。


橋下代表と元従軍慰安婦韓国人女性の面会中止に
(05/24 10:55)

日本維新の会の橋下代表が24日、元従軍慰安婦の韓国人女性に面会する予定でしたが急きょ、中止になりました。

 この韓国人女性2人をサポートしている日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワークによりますと、2人は23日夜に大阪入りしましたが、これまでも毎日悩んで寝られなかったそうで、「会って何になる」などと話し、橋下代表との面会をやめることを23日夜になって決め、24日朝、大阪市役所に伝えたということです。2人は先週に来日してから、沖縄や広島で自身の体験を語る集会を開いてきました。


 ワタシには「売春」の是非・・・「従軍慰安婦」の是非を論じる資格はありません。


罪を犯したことの無い者だけが石を投げよ。


・・・という言葉が、ワタシの心に在るワケで、自分の愚かさを自覚しているが故に、特に過去の出来事に対して、現在の自分の視点、価値観から過去の善悪を裁くなど、畏れ多いことに思えるワケです。

 しかしながら「米軍兵の性犯罪」に関して言えば、現在進行中の問題であり、「日米地位協定」という不平等な条約が原因であり、「過去」とは違い、「現在」の自分たちの意思で解決可能な問題なワケですよ。


NYT(2009年)の米軍基地村売春婦レポートの日本語訳

Ex-Prostitutes Say South Korea and U.S. Enabled Sex Trade Near Bases(元売春婦 韓国とアメリカ政府が米軍基地周辺での性売買をお膳立てと証言)

韓国は、帝国日本軍の為に朝鮮人などの女性を奴隷として売春窟で働かせるという、戦争の歴史の中で最もオゾマシイ出来事の一つに関して日本政府が己の責任の範囲についてグズグズ言うのを何年も責め立ててきた。

今度は、韓国の過去の指導者らを元売春婦の一団が別の理由で告発した。すなわち、指導者たちが、彼女らに北朝鮮から韓国を守るアメリカ兵の為にセックスするよう奨励したのだ。彼女らはまた、過去のアメリカ軍と韓国政府が60年代から80年代にかけて、アメリカ兵を性病から守る為に、共同で売春婦らの性感染の有無を調べ治療を施すシステムを構築することによって、直接性売買に手を染めたことを糾弾している。

彼女たちは韓国政府やアメリカの高官によって騙されて売春婦にされたとは言っていないが、代々の韓国政府が日本に対し償いを要求しながら、自国の歴史について蔑ろにしてきた偽善を非難している。

「政府はアメリカ軍の一番の美人局だった」と、女性の一人、Kim Ae-ran(58才)は最近のインタビューに応えた。

韓国政府はアメリカ軍が朝鮮半島から出て行くことを恐れたこともあって、それを引き止める為に何でもするつもりだったと、この問題の専門家は言う。

しかし、女性達は同時に、韓国政府が彼女らを朝鮮戦争後数十年に渡り、低迷する経済を支える商品と見なしていたと言う。彼女らは、政府が彼女らに英語やエチケットを教える教室を援助しただけでなく(それによってより効率的に体を売れるわけだ)、当時韓国が熱望していた外貨を稼ぐことに対して、政府は役人を派遣して彼女らを賞賛させたと言う。

「彼らは私たちに、アメリカ兵相手に出来る限り稼ぐよう促したんだ。私たちのことを『ドルを稼ぐ愛国者と』と呼んでね」

学者達は、アメリカ軍は性感染症を恐れて基地周辺の通称キャンプ村の性売買を管理するようになったと言う。

いく人かの女性たちが口にした最もショッキングな非難の一つは、アメリカ軍の憲兵と韓国の役人が1960年代から1980年代にかけて、定期的に性病を媒介している女性たちを探してクラブを乗り込んで来ては、彼女達が売春宿から強制された番号札(これによって兵士たちは容易に自分のセックスパートナーを見分けることが出来る)を頼りに引っ立てて行ったということだ。

しかる後に韓国の警察は病気を疑われた売春婦を留置した。女性たちによると、通称「猿小屋」と呼ばれた窓に鉄格子の入った場所に閉じ込めて監視下に置いた。女性たちはそこで、病気が治癒するまで強制的に治療を施された。

謝罪と償いを求める女性たちは、幅広い同情を勝ちとった第二次世界大戦の際に日本によって売春を強制された、いわゆる「慰安婦」と呼ばれる人達に自分たちをなぞらえる。自分の意志であろうが、生きる為だろうが、騙されたのだろうが、自分たちはみな政府の政策の犠牲者だと女性たちは言う。

「政府がそのようなキャンプ村売春を支援することに積極的に関わったのかという事であれば、関与はあったのです。韓国政府もアメリカ軍も関与しているのです」と、1997年にこれらの女性の事を「Sex Among Allies」に書いたキャサリン・ムンは言う。

女性問題を担当する韓国の女性(家族)部は、元売春婦の批判にコメントすることを拒否している。「アメリカ軍は非合法な売春や人身売買を支持も容認もしていない」と曖昧な回答をよこした、在ソウルアメリカ軍司令部も同様だ。

ニューヨークタイムズは、アメリカ軍基地近くの売春宿で働いていた8人の女性にインタビューし、アメリカと韓国の文書を調べた。それらの資料は歴史の断片に過ぎないが、女性たちの主張の多くの部分にいくらかの裏づけを与えている。女性達は、その状況が数十年続いたと主張している。

ある意味、女性達の申し立ては驚くことではない。数十年に渡りアメリカ軍基地の周辺では、韓国では売春が非合法であるにも関わらず大目に見られていたのは周知の事実だったからだ。バーや売春宿は韓国のアメリカ軍基地の周辺道路に、それこそ世界中のアメリカ軍基地の周りがそうであるように、軒を並べていた。

しかし女性たちは、キャンプ村の売春に政府がどれほど深く関わっていたかについて、ほとんどの市民は知らないと言う。

女性たちは、2006年に、彼女らの申し立てに基づき、前政府の役人からいくらかの支援を受けた。アメリカ軍とのハイレベルな交渉に関わってきたKim Kee-joeは、テレビのインタビューに「我々は積極的に彼女らに売春するよう促したわけではないが、特に州(郡?)の役人は、国家にとって悪いことだとも言わなかった」と答えている。

国会の記録によると、少なくとも何人かの韓国のリーダー達は、売春を必要悪と見ていたようだ。1960年のあるやり取りの中では、二人の国会議員が政府に売春婦の補充を促している。その内の一人が、同盟国兵士の「自然の欲求」を満たしてドルを日本でなく韓国で使わせるよう促したのに対し、当時の内務副大臣(?)Lee Sung-wooは、政府が「売春婦の補充」とアメリカ兵の為の「レクリエーション・システム」に関して改善策を講じたと答弁している。

キム氏もムン女史も、性病のコントロールが米韓両政府の動機であったという元売春婦たちの言い分を支持している。彼らは、ニクソン大統領が1969年に在韓米軍の削減を言い出し、アメリカ軍の撤退について韓国人が心配し始めた頃から、政府の関与が顕著になったと言う。

「ゲスト達にキャンプ村で快適に過ごしてもらうことで、彼らが韓国から離れる気をなくさせようという構想でした」とキム氏は言う。

Wellesley 大学で教鞭をとるムン博士は、1970年代のアメリカ軍と韓国の役人の打ち合わせのメモが、両国が性病予防にどれだけ関わったかを示していると言う。メモ類には、性病に罹患した女性を隔離して治療を施すことを奨励する内容、売春婦を登録して医療証明証を携行させる為に韓国政府が払った努力、1976年に未登録やメディカル・チェックをサボった売春婦を米韓合同で取り締まった時の報告書が含まれている。

今日でもキャンプは存続しているが、韓国経済が上向くにつれ、フィリピン人女性が韓国人にとって代わりつつある。

多くの元売春婦は表社会から切り離され、キャンプ村に住むことによって疎外されている。殆どの女性は貧しく、その一部は海外に養子に出した混血の子供たちの思い出に心を悩ませている。

名字だけを条件に話してくれた71歳のJeonは、1956年当時彼女は18歳の戦争孤児で、空腹に駆られ北朝鮮との国境近くのキャンプ村Dongduchonにたどり着いた。1960年代に息子が生まれたが、子供の将来の為にはアメリカにやった方が良いと考え、13歳の時に養子に出した。

10年ほど前、今はアメリカ兵となった息子が訪ねて来たが、自分の事は忘れるよう伝えた。

「母親として失格だったもの」とJeonさんは言う。彼女は、生活保護とゴミから漁った小物を売ることで暮らしている。「私には、子供に頼る資格がないから」

「自分の人生を考えるにつけ、私のような女が韓米同盟の最大の犠牲者だと思う」と彼女は言う。「昔を振り返ると、私の体は私自身の物ではなく、政府やアメリカ軍の物だったような気がする」

ニューヨーク・タイムズ 2009.1.8


 日本だけでなく、韓国の女性も歴史の奔流に飲み込まれて、心ならずも「売春」という道に踏み込まざるを得なかった状況に、おなじく弱い立場にある人間として、心が痛むワケです。自分が女性であり、状況的に追い込まれたら、同じ道を選ぶ可能性は高いように思えます。


100万人の韓国女性を搾取した米軍の性


アメリカ軍の買春スキャンダル

・・・性売買に米軍が関わっていることについての最近の申し立ても、海外で任務につく米軍人たちへの公式非公式を含めた多くの申し立ての一部に過ぎない。Humantrafficking.orgの調査は、最近の60年間で、概算100万人の韓国人女性が売春婦として米軍兵士に利用されたことを明らかにした。

国際移住協会(International Organization of Migration)によれば、韓国では最大規模の(米軍?)基地の内12が、売春宿やバーで溢れる「キャンプ村(基地村)」の近くに存在する。性的人身売買と戦おうとしている者には、驚くべき数字である。現在韓国には3万人の米軍兵士が駐留している。

売春宿の女性たちの多くは、経済的状況あるいは人身売買のいずれかを通じ、そのような生活を強制されている。人権団体、寛容と平等の啓発運動(Tolerance Equality Awareness Movement)の2010年のレポートは、5000人の女性がロシアや東欧、フィリピンから--地元の女性たちが売春という物について知りすぎるほど知る--韓国の米軍基地周辺の売春宿に人身売買されたことを明らかにした。

2002年、アメリカの連邦議員たちは、米軍基地周辺の大量の売春宿の存在を明らかにしたFOXニュースのレポートを見て憤り、ラムズフェルド国防長官に手紙を送り、基地周辺の売春婦がアメリカ兵との性的関係を強制されているという申し立てについて調査を始めるよう要求した。アメリカ軍の行動規範によれば、売買春に関わる事は違法である。

この申し立ての後のタイム誌の記事によれば、国防総省は調査が行われたどうかについて明らかにしていない。

議員たちの行動は、アメリカが人身売買--特に売春目的のもの--を防止する為の人身売買と暴力犠牲者救済法(Victims of Trafficking and Violence Protection Act)を制定した2年後のことであった。アメリカ兵が強制売春の輪の末端であったという情報は、この法律を蔑ろにするものであった。なぜなら、この法律は、性的人身売買を「募集、匿い、移送、提供、売春業を目的として人を確保すること」と定義しているからである。(つづく)

CIA Prostitution Scandal Highlights Wider Military Culture
MINTPRESS NEWS 2012.4.26


 「従軍慰安婦」の問題ばかりを取り上げるマスコミの偏向報道があまりに酷く、勿論、「過去」は「過去」として真摯に受け止める必要がありますが、みんなが一斉に「右向け右!」で、同じ方向を向いてしまうのは


いかがなものか?


・・・と、なるのが「正常な理性」だとワタシは思うワケですよ。

 橋下市長も、デーブ・スペクター氏に「釘を刺された」からなのか?「米軍兵の性犯罪」には切り込まずに、「従軍慰安婦」の論争ばかりをマスコミ相手に繰り返し、ワタシから見れば、


日和ったな・・・。


・・・と。


2007年 08月 06日
朝鮮戦争時の韓国軍にも慰安婦制度 韓国の研究者発表


朝日新聞 2002年2月24日


列車の中での米軍兵士の韓国人への陵辱事件
1947年1月11日「東亜日報」


米軍兵3人が未成年(19歳)の女性を輪姦事件
1954年11月11日「東亜日報」


米軍相手の慰安婦だった2人の女性が、
自らの身を悲観して自殺した記事
1957年7月21日「東亜日報」


米軍の黒人兵による慰安婦殺害(疑惑)
1957年5月1日「東亜日報」


国連軍を相手にする慰安婦の登録を「ソウル市役所」が実施
1961年9月14日「東亜日報」


 こういう事実から目を背けて、「従軍慰安婦」が発生する背景、そして現在も続いている「性の搾取」、「性犯罪」を、根本的に解決する方向に議論が進まなくては、「従軍慰安婦」の問題は、いつまで経っても政治的に利用されるだけにすぎないと思うワケです。

 したがって、「日和った」橋下市長からはこの問題は切り離し、日韓の市民の共通問題として取り組まなければならない局面に来ている・・・と、言えるワケです。






人間ナメんなよ!


でわっ!
  

2013年5月22日水曜日

旧世界の黄昏

  
 まずはこれから・・・。


中国の「沖縄領有権論議」は本気なのか?
主張と狙いを人民日報から読む
遠藤 誉 2013年5月22日(水)


 本気なワケないじゃん。簡単なことです。中国とアメリカが仕組んでいるワケですよ。中国脅威論が増せば、沖縄や本土に米軍が駐留することのコンセンサス・・・合意が、日本国民から得られますやん。

 アメリカの・・・というか、安保マフィアと呼ばれる連中は、従来の基地利権を手放したくないワケだし、中国としては、右翼化した日本の自衛隊を警戒し、米軍が沖縄にいてくれた方がまだマシだと考えるでしょ?

 米軍が沖縄から出て行きたくないのか?それとも安倍(歪)内閣が、「出てかないでくれw」・・・と、アメリカに泣きついているのか?

 いずれにせよ、そうした内情をカモフラージュするためにも、米軍が日本(沖縄)に駐留する状況設定が必要になるワケですよ。そのひとつが


日本の右傾化


・・・というワケです。

 つまり、現在の安倍(歪)内閣による「日本右傾化政策」は、米軍をこのまま日本に駐留させることを目的とした政策に他ならないということです。

 戦車に乗ったり、「731」とデカデカと書かれた飛行機に乗り込んだり、あまりに不自然です。作為的すぎます。日本は未だに軍国主義のままだと、わざわざ「アピール」しているワケですから。

 で、ここまで「挑発」されれば、中国としても何らかの反応をしないと「面子」が立たないのは言うまでも無く、加えて、近年国内で頻発する党の経済税策を批判する民衆の不満を、国外=日本に向けるというメリットもあります。

 ここに、中国共産党&在日米軍&安倍(歪)内閣(基地利権村)の利害が一致し、中国の「沖縄領有権論議」なるものが突如として現れるワケです。

 日本はまあアレとして、中国共産党も情け無わなw。アメリカに利用されて、その片棒を担いでいるワケだ。歴史上の英雄が・・・例えば「曹操」とかが、現在の中国指導層の体たらくを見たら、嘆き悲しむでしょうなw。

 ま、いち「曹操」ファンとしてはそんな風に思うワケですが、中国ではもう「任侠」なんて言葉は廃れてしまったのでしょう・・・。残念ですなw。

 いずれにせよ、そうしたウラ取引(謀略)に、日本の、中国の、アメリカの、一般の国民が大いに迷惑を被っているワケで、理性ある日本国民としては、現在の安倍(歪)内閣の挑発的な右傾化路線の真意がどこにあるのか、冷静に見極めなければなりません。

 
 さて、つぎなるお題は、前にも少しだけ触れましたが、「成年後見人」が付いた有権者の「投票権」の問題です。

 この問題に関しては、自民党が数の力で公職選挙法の改正法案を通過させたのかと思っていたら、なんと、野党も賛同して全会一致で通過したと知り、


野党もダメダメだな。


・・・と、今更ながら確認した次第です。はい。
 

福島みずほ

@mizuhofukushima 成年後見人が付くと選挙権を失う公選法規定を削除し被後見人に一律に選挙権を付与する改正案が衆院委員会で全会一致により可決。当事者、弁護士、関係者、実現に向けて頑張ってこられたみなさんに敬意。参議院選挙から投票できるようになります。


 「成年後見人」の投票における公正性をどう担保するのかは、上の「福島みずほ」氏のリンクでも論じられていますが、早い話が、少しでも票田を広げたいと言う「あさましい」欲望しか感じ取れず、結局そうした「政治屋」に過ぎなかったのか・・・


社民党も!


・・・という、裏切られた感100%ですわ。先の「みんなの党」公認、「平智之」氏のように・・・。

 今回この法案に賛成した政党は、次回の参議院選挙にて投票の対象外ですな。ワタシの中では。こんな法案を通す前に、「選挙の公正性を確保する法案」だとか、選挙人から要望があった場合には、「強制的に投票結果を再検証する法案」だとかを提出するのが、


野党としての仕事なんじゃないの?


・・・と言いたいワケです。民主主義の根幹を成すのは選挙による合意形成であり、逆に言えば、選挙システムさえしっかりしていれば、どんな政党が現れようとも、民主主義が大きくブレることはない・・・と、思うワケです。

 前回の衆議院選挙にしても、ワタシに言わせれば「不正選挙」の匂いがプンプンしているワケですが、自民党がそうした疑惑に知らん振りするのはアレとしても、野党まで(共産党まで)誰一人として「投票結果の再検証」を言い出さなかったのは、


せっかくの議席を失いたくない


・・・という自己保身のエゴに他なりません。


不正選挙を監視する市民


 それもこれも、「政党助成金」などという「無所属議員」にとっては不利益な制度の弊害であり、「政党」という「村」に分かれて行われる「国会」の在り方が、もう限界に達しているのです。

 「供託金制度」に関しては、立候補者が乱立することにより、有望な立候補者の当選の妨害になる・・・という意見がもっともらしく語られていますが、であれば、供託金制度の無いアメリカ、イギリス、もしくは小遣い程度のフランスでは、そうした事態が起こっているのか?

 
選挙における供託金

(前略)

実際供託金の無い国、アメリカ、フランス、ドイツ、イタリアや上記の金額の少ない国で国政選挙の度に問題が起こっていると言う報告はありません。 日本だけ問題が起こる可能性があると言うのは詭弁です。 これも現政権党の自民党が保身のために供託金を吊り上げ、ますます新政党や新人政治家が出来にくくすると同時に、小政党や無所属を排除しようとしているとしか考えられない。

(後略)


 現在供託金制度の無い国も、立候補者の資格判定などの煩雑な手続きがあることは否めませんが、それによって国政に参加する憲法上の権利(第十四条、第四十四条)が守られるのであれば、そうしなければなりません。

 憲法第九条ばかりが取り沙汰されますが、「日本国憲法」は「前文」から「第百三条」までの全条文が「日本国憲法」なワケで、それらを「不断の努力によって保持しなければならない(第十二条)」のであり、現行の選挙制度(公職選挙法)は、既に「憲法違反」を犯しているワケですよ。

 こうした事実に気づかないのか、敢えて見ようとしないのか、もともと弁護士でもある社民党の「福島みずほ」党首までもが、「成年後見人の投票権」などという、本来熟考を要する法案にうつつをぬかし、自民党と手を取り合って通過させておきながら、「供託金制度」という「日本国憲法」に違反している選挙制度に、少しも触れないのは、支持者への裏切りであり、本気で日本の政治を変える気などないことの表れです。

 「政党政治」という「村社会」の政治家には、「原発村」などと非難する資格は無いし、当然、「安保村」に対してもおよび腰になるのは当然です。彼らは「村同士」で出来レースをしているだけであり、だからこそ、既存の政党にとらわれない新人の国政参加が必要なワケで、そうした新人に道を切り開くためには、


供託金制度の廃止


・・・が、何よりも優先される事項だと言えるワケです。


旧世界はすでに黄昏ている!






人間ナメんなよ!


でわっ!
 

2013年5月21日火曜日

理性の扉


「もし知覚の扉が浄められるならば、ありとあらゆるものはその本然の姿、無限を人に顕わすであろう」

- ウィリアム・ブレイク -


知覚の扉 平凡社ライブラリ-
ハクスリー,オルダス【著】〈Huxley,Aldous〉/河村 錠一郎【訳】


 橋下舌禍(従軍慰安婦)騒動が続いていますが、これまで何度も繰り返してきたように、今件の論点はふたつあるワケですよ。

 ひとつは、「従軍慰安婦」に対しての橋下市長の認識の問題。

 もうひとつは、「日米地位協定」に守られた在日米軍兵士による「性犯罪」の問題です。

 現在のワタシたちに過去を裁くことはできず、ただ謙虚に過去を受け止め、反省する点については、反省するしかありません。自分が若かった頃に犯した過ちと同じで、過去に戻ってやり直すことなんてできませんし、犯した過ちにしても、大抵は良かれと思って勘違いしていたことばかりです。

 成熟した自分からは、未熟だった自分の欠点が良く見えますが、「もし、あの時・・・」と、後悔するのはバカげています。未熟な自分がいたからこそ今の自分があるワケで、過去に戻って未熟な自分を変えてしまったら、現在の自分が消失してしまうというパラドクスに陥るだけです。

 大きな目で見れば歴史も同じです。過去の過ちの上に現在の世界は成立しているワケであり、現在を肯定するのであれば、そして現在の延長としての未来を考えるのであれば、過去に干渉し過ぎるのは理性的とは言えず、過去の過ちは過ちとして、素直に受け止めるだけです。


歴史を裁くことは誰にもできない。


 ま、そういうワケで、正直、「従軍慰安婦」に関して大声で騒いでいる人たちを冷ややかに見ているワケです。なんか・・・理性的に見えなくて。

 穿った見方をすれば、「選挙での票集めのために騒いでんじゃねwの?」・・・とも見えるワケですが、そうであればもっとイイ騒ぎ方があります。

 それがふたつめの論点、「在日米軍兵士による性犯罪」と、それを許している「日米地位協定」の問題です。

 孫崎享氏の著書、「戦後史の正体」であるとか、前泊博盛氏の、「日米地位協定入門」とかがクローズアップされ、日本はアメリカの属国である・・・という論調がアチコチで見られるようになりましたが、では、そうした関係を脱却するにはどうしたらイイのか?・・・というところまで踏み込んで語る論客は、まだお目にかかりません。


「戦後再発見」双書
戦後史の正体 - 1945-2012
孫崎 享【著】


「戦後再発見」双書
本当は憲法より大切な
「日米地位協定入門」

前泊 博盛【編著】


 彼らの論調は、「日本国民が目覚めなければならない。」・・・とか、「日本国民が自分で考えなければならない。」・・・とか、確かにね?そうなんだろうけど、最終的には「国民」に責任を転嫁しているようにも聞こえ、なんだかなwww?・・・と、いう気がするワケですよ。歯切れが悪いと言うか・・・。

 真剣に日本の自主独立であったり、在日米軍の撤退であったりを望んでいる者にすれば、今回の橋下市長の舌禍騒動は、


千載一遇のチャwwwンス!


・・・とも言えるワケで、この機に乗じて完全撤退とまではいかなくても、在日米軍の大幅削減に持ち込める可能性だってあるワケです。

 現在、アメリカ国内でも軍隊の風紀の乱れが問題となっており、アメリカ国内のみならず、海外でも米軍が性的な犯罪を繰り返していることをアメリカ国民が知れば、どうなると思います?


【BLOGOS】橋下徹氏を擁護する訳では無いが、こういうデータを見れば「性風俗の活用を」との助言を米軍は聞き入れるべきなのでは?
takosaburou 2013年05月16日 13:10


 おそらく、アメリカの国内世論は海外への軍隊派兵縮小に傾くでしょうし、そのことは「テロ」に対する国内安全保障の面でも、悪い話ではないはずです。

 現在、アメリカ国内には「UN(国連軍)」が多数駐留し、国内の治安活動に就いていますが、オカシイでしょ?


アメリカ市民奴隷化政策 1/3



アメリカ市民奴隷化政策 2/3



アメリカ市民奴隷化政策 3/3



Thu.2012.12.06
自民党のFEMA創設計画と米国の共産主義化

米国マスコミが言う「日本の右傾化」こそ、実はワシントンの意に沿っている


 自国の軍隊がありながら、多国籍軍(UN)がアメリカ国内に展開しているなんて不条理ですし、アメリカ国民にしても、言葉の通じない外国人兵士より、自国軍に守ってもらいたいと思うのが人情です。

 であれば、海外に駐留する米軍を本土に帰還させることに、何の異存がありましょうか?・・・という話になるワケですよ。

 そこで日本側からさらにプッシュを掛ければイイんです。「おたくの兵隊が悪さをして困る。」・・・と。効果があるかどうかは分かりませんが、


やってみるだけの価値はある!


・・・と、ワタシは思うワケですが、そうした「自主独立」への気概が無いのか、日頃威勢のイイ方々も、「従軍慰安婦」の事ばかりを取り上げ、「米兵の犯罪」の件については知らんぷりです。

 それどころか事もあろうに、「アメリカに睨まれたハシモトは、もう終わりだ♪」・・・と、喜んでいる始末です。


アンタら自主独立する気あんの?


・・・と、聞いてみたいですなwww。

 普段は、「アメリカの圧力ガwww」、「アメリカの干渉ガwww」・・・と、アメリカを目の敵・・・とまでは言いませんが、日本の自主独立を阻止しているのはアメリカだと言わんばかりなのに、事、橋下市長の件に関しては、アメリカの圧力大歓迎なワケですか?


都合良すぎませんかね?


 ここはひとつ、橋下市長の件は日本の国内問題なので、余計な口を挟まないでいただきたい・・・くらいのことは言えないとダメなんじゃないの?外交的にも?

 確かに周辺諸国にも波風を立てていますが、橋下市長は、謂わば家族の中の問題児、クラスの中の問題児のようなもので、それを外部の力を借りて黙らせようとでもいうんですかね?そんな国が「自主独立」を語っちゃうワケですか?え?

 「アメリカに睨まれたハシモトはもう終わりだ♪」・・・などと喜んでいる連中は、所詮強い力になびくだけの「事大主義者」でしかなく、そうした連中が「自主独立」を口にする事自体が、矛盾しているワケですよ。  

 「従軍慰安婦」の件で橋下市長をつるし上げたいのなら、「在日米兵の性犯罪」の件とは切り離して、好きなだけどうぞ。

 コッチとしては橋下発言を利用して、「在日米兵の性犯罪」および「日米地位協定」に切り込み、少しでも日本の「自主独立」に向けた道を切り開いておきたいので、どうか・・・


足を引っ張らないでください。





人間ナメんなよ!


でわっ!



追記:

レイ・マンザレク、お亡くなりになったのね・・・orz

天国でジムと再会できるとイイですなw。


南無阿弥陀仏