2011年12月2日金曜日

石油無機起源説


 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 ガソリンが値上がりしてるそうですが、中東地区(イラン)の情勢とか、脱原発に対する嫌がらせですかね?「石油に頼っていたら、この先困りますよ。」・・・とでも?


<転載>

ガソリン、3週連続値上がり

 石油情報センターが30日発表した全国のレギュラーガソリンの平均価格(1リットルあたり、11月28日時点)は、前週(21日時点)に比べて0.1円高い143.7円だった。原油価格の上昇が影響したもので、値上がりは3週連続だ。

 ハイオクも0.1円高い154.5円で、軽油も0.2円値上がりして124.3円だった。灯油(18リットルあたり)は3円高い1603円だった。

 冬場は暖房に使う石油製品の需要が増える。ただ、今年は、世界的な景気減速もあり、ガソリン価格はしばらく小幅な値動きで推移するとみられる。

(2011年12月1日 読売新聞)

</転載>


 ところで、各国の全発電量に対する石油の割合のグラフを見つけたので、参考までにご紹介します。
 で、このグラフを見ると、ブラジルとカナダの水力発電量がハンパじゃないのが分かりますが、ブラジルはアマゾン水系の、カナダはナイアガラ水系の豊富な水源を利用しているだろうことは、誰でも容易いに察しがつきます。つまり・・・


地の利を利用している


・・・ワケです。

 尤も、石油の使い道は発電だけに限りません。次のグラフを見れば自動車=ガソリンの比率が高いのは一目瞭然ですが、その他に化学用原料、鉱工業用に消費される分も全体の30%になります。したがって生活用品全般が値上がりするハズで、ガソリンだけが値上がりするカラクリとは何なんでしょうねえ?
 原発の存在意義として「エネルギーの安定供給」が言われますが、石油と違って核物質は産業の原料にはなりません。各種生活用品を生産するにはどうしても石油が必要になるワケです。産業用のエネルギーを確保したとしても、原料が無ければ何も作れません。

 したがって当面、世界は石油のお世話になるワケで、石油が無くなれば明日着る服にさえ困る事態を迎えるワケで、気軽に脱石油、CO2削減などと言ってられないのです。そもそも、地球温暖化の根拠とされたグラフにしてもインチキなのです。


アルゴア嘘つき-YouTube



 ま、武田センセイのように、「CO2はドンドン出した方がイイ!」とまでは言いませんが、CO2排出を利権にしようとしてる連中はいるんでしょうし、そういった連中に踊らされないためにも、無知ではいられないワケです。

 で、原子力を止め、火力に切り替えると、「やっぱり、石油争奪戦に巻き込まれちゃうんじゃないの?」と、心配になりますが、生活用品を生産するには石油が不可欠である以上、どっちにしろ避けては通れない道なのです。

 避けては通れない「修羅の道」だとしても、被害を少なくするコトは可能です。それにはやはり、原発を止めるしかありません。一回事故があれば周辺には人も住めなくなる原発よりも、取り敢えず食料の生産地だけは維持できる非原発路線の方が、同じ「修羅の道」に落ちるにしても、生き残る可能性は高くなります。

 それに、石油に限りがあるというのも、最近では異論も出てきています。


<転載>

石油が無くなるって本当ですか?
http://www.ntv.co.jp/FERC/research/20001126/gimon01.html
2000/11/26  報告 報告者:山名 研一


 アメリカコーネル大学天文学部のトーマス・ゴールド教授は、「実は石油は生物の死骸からではなく、地球の深部に大量に蓄えられている地球深層ガスが変化して地表まで染み出している物質である。」と語った。物質の想定量を考えると、現在の消費量ならばあと500年分はあると思われる。約46億年前の地球誕生の時、メタンなどの多量な炭化水素物質が地球内部の奥深くに閉じ込められ、それが石油の供給源になっている。

 1986年、スウェーデン国家電力委員会は掘削チームを結成し、ダーナラ地方のシルヤン隕石孔の掘削を開始した( Siljan Ring project)。3億6000万年前に巨大な隕石衝突した場所で、地殻の深部まで裂け目が入っている可能性があり、炭化水素も湧き出しやすい。更に、マグマが冷えてできた岩盤なため、生物の堆積物はほとんどない事がわかっているのだ。掘削から1年で地下6000mの地点で石油が発見され、通常の油田がある3000~ 5000mよりも深部に石油があることを裏付けた。この油田発見は、有機成因ではなく地球深層ガスによって石油が作られているという事実を証明している。

</転載>

 
 無尽蔵とは言いませんが、汲み上げる量を調整すれば定量的に石油が湧出するのだとしたら・・・。地下深く掘削すれは、世界中何処でも石油が産出する可能性があるとしたら・・・。石油メジャーの支配も恐れるに足りませんなあ。

 ま、こういった研究には圧力が掛かるのかも知れませんが、昔のように隠蔽がまかり通る時代じゃありません。ウソは必ずばれるものです。

 そういえばインドネシアには油田がありましたなあ。TPPなんかよりASEAN+6で、アジアのお隣さんと仲良くした方が日本の将来には有益でしょうなあ。


日本人が気がつかないTPPの罠




人間ナメんなよ!


でわっ!