2012年11月7日水曜日
そもそも・・・
原子力利用は誰の意思で始められたのか?・・・を、見直してみるに、決して電力各社が進んで始めたことではありません。民間の電力会社に、原子力を実用化できる高度な知識、技術などあるワケがないのです。
さすれば答えは自ずと明らかなワケで、
国が原子力利用を推進した
のであり、各電力会社はその片棒を担がされているダミーに過ぎません。
ワタシも各電力会社を何度か非難しましたが、原発推進のボスキャラは国なのだということを、今一度明確にしておく必要があります。
社会科学者の時評
■ 日本国が原発を導入した歴史的な理由とその顚末 ■
そして、アメリカが何故日本に原子力利用を働きかけたのか?「冷戦」という理由付けが一般的になされていますが、「共産主義への防波堤」として日本を位置付けるのも不自然です。
日本は中国、ソ連(当時)と地理的に近すぎますし、例え日本が核武装したとしても、そして、核のボタンが押され核ミサイルの打ち合いになったとしても、広大な国土を持つ中国、ソ連(当時)と、僅かな陸地しか持たない日本が、核ミサイルによる焦土戦に勝てるとは、ワタシには到底思えません。
したがって、「冷戦」を理由にアメリカが日本に核を持ち込もうとするのは、ひとつは、日本を「捨て駒」としか考えていなかったこと。そしてもうひとつは、アメリカが犯した戦争犯罪を誤魔化すためです。
「ヒロシマ」、「ナガサキ」と、たて続けに核爆弾を投下し、その威力に世界各国が恐怖し、そしてアメリカ自身でさえも、その非人道性に「後ろめたさ」を覚えたのでしょう。
核爆弾を実戦利用した「非人道的な国」として世界から見られることを恐れたアメリカは、そうした「冷たい目線」をかわすために「原子力の平和利用」を持ち出し、世界中に原子力をバラ撒くことで「罪の意識」から逃れようとしたのでしょう。
まるで、禁断の果実を食べたイヴが、アダムにもそれを食べさせたように・・・。
旧約聖書曰く、その結果人間は「楽園」を追われる羽目になってしまったワケですが、現代でも同様に、原発という禁断の果実を口にしてしまった人間は、「楽園(ふるさと)」を追われてしまったワケです。
アメリカがイヴだとすると日本はアダムになるワケですが、それじゃwイヴをそそのかした「蛇(サタン)」とは?
ま、それはアレとして、アメリカが抱える「良心の呵責」が歪められ、「核の平和利用」として世界に「核拡散」を招き、際限無き核の拡散に歯止めを掛けるために、「核拡散防止条約(NPT)」が締結されたものとワタシは解釈しています。
そもそも・・・「原子力の平和利用」などという「お題目」からして不純な動機だったワケで、後はもう、不純に不純を塗り重ねて今日まで来てしまったワケです。
で、話は戻りますが、原発推進のボスキャラは国であり、各電力会社の原子力部門をウラで操っているのも国なワケです。電力各会への抗議行動がムダだとは言いませんが、その後ろに隠れている国を引きずり出さなくては、根本的解決への道筋は描けません。
シッカリとした「ヴィジョン」を持たなければ反原発の勢いも頭打ちになってしまうでしょうし、そうならない為にも、
状況の正確な認識
は怠れません。状況が性格に判断できれば、どこに戦力を集中すればイイかも見えてきます。
11月11日に予定されている、「反原発100万人集会」の集合予定地であった日比谷公園から公園の使用許可が下りなかったのも、電力各社の差し金ではなく、東京都による妨害工作であり、さらには公安、裁判所までもグルになった国からの妨害である事は明白であり、原発推進の総本山は国であることがますます露骨になってきています。
【特報】日比谷公園の反原発デモ「制限」
TOKYO Web 2012年11月6日
<転載>
東京都心の憩いの場・日比谷公園(千代田区)は、日本の民主主義と縁深いところだ。デモの集合場所にも使われてきたが、都は「管理上の支障」を理由に使用を制限し始めた。このため、十一日に行われる官邸前や国会周辺などを占拠する反原発抗議の先陣を切るデモが中止の瀬戸際に立たされている。草の根の民主主義は大丈夫か。 (荒井六貴、上田千秋)
</転載>
山本太郎さん 11月11日100万人国会大包囲 呼びかけ
したがって、「国防論」だとか「国家戦略」だとか、やたら「国家」を口にする連中はひとまとめにして、
原発推進の代理人
と言っても過言ではなく、ボスキャラ=国を擁護しようと、日夜「プロパガンダ」に励み、さながら現在の日本は、
国家が暴走している
状態にあるワケです。そうした「国家の暴走」を喰い止めるために
日本国憲法
が、ワタシたちの「最後の砦」となることは何度も言ってきましたし、全ての公務員には・・・
日本国憲法を守る義務がある!
のであり、集会の自由を制限することは重大な憲法違反である・・・と。
例え裁判所がどう判断しようと、「第十章 最高法規 第九十八条 第一項」・・・
この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。
・・・により、裁判所の憲法に反する判断には、従う必要は無いことが保障されているワケですwww。
人間ナメんなよ!
でわっ!
追記:
日本、「核非合法化」賛同せず 30カ国以上が国連で合同声明
47NEWS
<転載>
【ニューヨーク共同】核兵器使用の非人道性を訴え、国際法上非合法とする努力を各国に求めたスイスやノルウェーなど30カ国以上の合同声明が22日、国連総会第1委員会(軍縮)で発表された。日本は加わらなかった。
声明は「全ての国は、核兵器を非合法化し、核兵器のない世界に到達する努力を強めねばならない」と訴えた。当初16カ国が準備していたが、参加国が増えた。
今回の対応について、外務省は「核廃絶を目指す日本政府の立場と矛盾しない」(幹部)と説明するが、反核団体や被爆者団体からの批判も予想される。
2012/10/23 01:50 【共同通信】
</転載>
日本・・・バカジャネェノ?
・・・という嘲り笑いが世界中から聞こえてくるようで、情けないというか、なんというか・・・。
原爆の「非人道性」を身をもって知っている日本こそが、真っ先に音頭を取って声明のまとめ役を買って出るのがスジなんじゃないの?「ヒロシマ」、「ナガサキ」での、核兵器廃絶の願い。アレは全部嘘だったワケ?
もうこれ以上、頭のイカレた原子力推進論者や核武装推進論者に日本を好き勝手にさせるワケにはいきません。
折りしも、「国民の生活が第一」や、国民新党を離れた亀井静香元代表が反原発を政策目標に掲げて新党を立ち上げるのなら、ワタシは支持を惜しみませんwww。
反原発を旗印に“亀井新党”今月中にも立ち上げへ
テレ朝news (11/07 00:10)
<転載>
亀井静香元金融担当大臣は、反原発などを旗印に掲げ、今月中にも新党を立ち上げる考えを明らかにしました。
亀井静香元金融担当大臣:「従来の政党の所属とか枠組みとか関係なしに、それに結集していけば良いんです。それは、石原さんや橋下さんがいっている、そういう迂遠(うえん)なことではだめなんです。私も今から寝ているわけにはいかないので、傘張り浪人で長屋で寝ているわけにはいかないので、やりを持って立ち上がっていく」
亀井氏は、消費税引き上げ反対や反原発、そしてTPP=環太平洋経済連携協定の交渉への参加反対を柱として、今月中にも新党を立ち上げたい考えです。新党には、民主党をはじめ与野党の現職国会議員数人が参加する見通しです。ただ、石原新党や日本維新の会との連携には否定的です。また、亀井氏は、石原新党がみんなの党や日本維新の会との連携を目指していることについて、「談合みたいなことをしてはいけない。政党や人をおもちゃにするものではない」と厳しく批判しました。
</転載>
亀がついに立つ!!