2012年2月29日水曜日

無限の可能性の海


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 久々に「GIGAZINE」を覗いてみたら、「ん?」・・・と、興味引かれる記事がありましたので。


2012年02月27日 18時49分22秒
N極・S極だけをもつ磁石「磁気モノポール」の発見、高密度集積化の限界突破へ



 懐かしい?ですなあ、「磁気モノポール」なんて・・・。学生時分に「基礎電磁気学」の教科書を開いて以来に聞く名前です。

 もう殆ど忘れちゃいましたケドね、「磁気スピン」なんてありましたなあ・・・。そういえば、「電子の歳差運動」なんてのもあったような気もしますが、もはや遠い記憶です。はい。

 話がいきなりでアレですが、マクロスケールでは地球も「歳差運動」をしているワケで、自転運動をしている物体の自転軸って、この宇宙には「完全に静止している軸」なんて存在しないんじゃないか?と。

 つまり、フラフラと回るコマのような「自転軸」がデフォだとしたら、宇宙全体が「ゆらいでいる」とも言え、ミクロスケール=量子レベルからして、


全ての現象、存在は揺らいでいる。


・・・と、解釈することも可能ですよね?ナンか・・・哲学的ですが。

 ま、哲学の話はアレとして、この「磁気モノポール」って、「半導体メモリー」のブレークスルーを起こす可能性もあるワケでしょ?・・・ないの?

 現在の技術では、回路パターンの幅を小さくすることで集積率を上げ、メモリー、CPUの高速化を図っているワケですが、「磁気モノポール」は従来の集積回路のアーキテクチャを一変させちゃうワケでしょ?そうなると、いち早くこの技術を確立し導入した企業が、次世代半導体市場のトップに立てるワケですよね? 

 さて、そうなった場合にですよ?日本に半導体企業がなかったらどうなりますかね?必然的に、海外の半導体企業にイニシアチブを取られてしまうワケです。

 これはワタシの杞憂に過ぎないのかもしれませんが、忘れてはいけないと思うのが、SONYにしろ、TOSHIBAにしろ、その他の電機メーカーにしろ、日本の電機産業の・・・いわんや、産業界全体の発展の基礎には、過去70%の世界シェアを誇った「半導体産業」が日本にあったからなワケでしょ?

 もし日本に半導体産業がなかったら、日本製の電機製品がこれほど世界に広まる事はなかったハズです。

 で、何が言いたいか、もうお分かりかと思いますが、「エルピーダ」は現在日本唯一の半導体企業なワケです。今は確かに採算が取れず、残念ながら経営破綻の状態にありますが、この「磁気モノポール」技術によって復活する可能性もあるワケです。日本の半導体が、再度世界を席捲する可能性もあるワケです。

 「磁気モノポール」は未だ理論段階ですが、「理論を形にする」には、どうしても「人の手」が必要なのですよ。「お金」だけあっても、札束が物を作ってくれるワケではありません。最終的には「人の手」が必要とされるのです。

 原発事故にしてもそうです。アレは「お金」があればカタがつく問題ですか?「お金」の力で臨界が止まるんですか?「お金」の力なんて、所詮そんなもんです。

 で、「エルピーダ」の破綻に関しても、もう日本ではモノ造りは無理だとか、グローバル経済がどうだとか、確かに、「経済」とやらのモノサシで計ればご尤もですが、「経済」=「お金の流れ」とは、未来を想定出来るのでしょうか?人間の可能性を想定出来るのでしょうか?


無権の可能性の海


を想定出来るのでしょうか?

 ワタシには、ただ目の前を流れて行く「お金」の流れを追っかけているだけの様にも思えます。せいぜい「戦争」を仕掛けて、「お金」の流れをコントロールするぐらいが関の山?かとも思われます。


損して得取れ。


・・・という諺(ことわざ)?がありますが、それを実行するには、「本質」を見極めなければなりません。

 では、「本質」はどこにあるのか?それはワタシであり、みんなであり、「人間」そのものだということです。「お金」を基準に世界を考えるのではく、「人間」を基準に世界を考えるという事です。

 あ、悪い癖でまた抽象的な物言いになってしまいました。ワタシが言いたかったのは、新しい理論、技術が開発されたら、それを形にする「人の手」が必ず必要とされるという事。

 その際に、質の高い「人の手」を有する側の方が、新技術に対してより高いアドバンテージが得られるという事。

 つまり、「人の手」=モノ造りの技術を失ってしまえば、新技術に対しても常に後手後手に回る事態となり、それはモノ造りの結果としての、「産業」に付随する「経済」の面にも必ず現れるという事。

 で、結論として、日本唯一の半導体企業である「エルピーダ」の処遇に関しては、よくよく考えた方がイイと思う次第です。はい。


人間ナメんなよ!


でわっ!

2012年2月28日火曜日

次の手ですか?


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



<転載>

シリア反政府勢力 初の深刻な分裂
28.02.2012, 00:19


 シリアの著名な在野勢力活動家20人以上が、国民評議会のメンバーから離脱し、新たな組織「シリア愛国者グループ」を創設すると発表した。27日BBCが伝えた。

 新しいグループのリーダになったのは、1970年から在野活動している弁護士で元判事のヘイサム・アル-マレフ氏で、彼の周りには反政府の立場をとる宗教界や世俗の指導者達20人以上が結集した。

 「シリア愛国者グループ」が出したコミュニケの中では、次のように述べられている―

 「シリア国民評議会が形成されて以来、シリアは長く辛い月日を経験している。 評議会は、満足が得られるような成果を達成できなかったし、シリア在野勢力の要求を現実のものとすることも出来なかった。」

</転載>


 このニュースから読み取れることは、反政府軍、「自由シリア軍」の内部にアルカイダが存在することが公然に知れ渡ってしまい、アサド政権を転覆させたい「シリアの友人」としては介入し辛くなったので、反政府勢力を分断し、「良い反政府軍」と「悪い反政府軍」を演出することで、「シリアの友人」は、あくまでも「良い反政府軍」の見方ですよとでも言いたいのでしょう。


見え見えだっチュmmmのっ!


 もうね?手口が芝居がかっていると言うか、あからさまと言うか?恥ずかしくないのかねえ?何が何でも介入の糸口を掴みたいとアレコレ知恵を絞っているのでしょうが、同じ知恵を働かせるなら、もうちょいとマトモな事に使えばイイのに・・・。


<転載>

シリア野党勢力 負傷した西側の記者らを人質に
27.02.2012, 19:50


 ロシアは、シリアのホムス市で負傷した外国人記者らを救出するためにあらゆる手段を講じている。ロシア議会下院国際問題委員会のアレクセイ・プシコフ広報担当が明らかにした。

 プシコフ氏はロシア側の代表者らは、シリア政府側の仲介者らと常に連携を取っており、負傷した西側の記者らをホムス市から救出できるよう尽力していると発言した。しかし、同氏は「ホムスの野党勢力はこの要求を拒否し、負傷した記者らをテレビカメラで撮影することを許可しただけだった」と述べている。この事実は、野党勢力の指導者らは「シリア政府への憎悪を一層焚き付けるために、負傷した西側の記者らを人質に取り、政府との戦いに利用しようとしている」ことを証明付けるとプシコフ氏は分析している。

 ロシア連邦議会も、西側諸国とは対照的に、ロシアだけが救助に向けた努力をしていると指摘している。

 インターファックス通信

</転載>


 ワタシはアサド政権を100%支持する立場ではありません。だからこそ、公正な調査と話し合いをしろと繰り返しているワケですが、「シリアの友人」たちのように、先ず、「アサド政権の転覆ありき」という強硬姿勢には、いっぱしの文明人としては不自然感を覚えるワケですよ。

 力の強い国が、力の弱い国を蹂躙するような世界は終わりにして欲しいワケです。力まかせの不公平がまかり通るような世界は終わりにして欲しいワケです。そんな世界においては、どこの国の社会も歪むことでしょう。

 現に、日本においてもその弊害が顕われていますよね?東京電力という巨大な権力の前に、多くの人が泣きを見ていますが、それもこれも、「力が正義」であるとか、「お金が力」であるとかいう風潮を、


世界が容認してきた結果


なのですよ。したがって今シリアで起きていることは、日本にとっても他人事ではないし、もちろん世界中の国にとっても感心を払うべき重大な問題なのですよ。

 いまここでシリアの問題を公正に解決できるか否かで、今後の世界の潮流が大きく変わる様にさえ、ワタシには思えます。何故?日本のマスコミが、一方的にアサド政権を悪者扱いする論調をはるのか?そこにどんな力が働いているのか?何となく想像はつきますが・・・。


<転載>

EU、シリア制裁を拡大
2012-02-28 13:12:47

 欧州連合(EU)外相会議は27日、シリアに対する制裁をさらに拡大する決議を採択しました。

 この決議に基づく今回の制裁措置は、主にシリア中央銀行に対するものです。内容は、EU圏内におけるシリア中央銀行の資産の凍結、厳格な条件での合法的な取引のほか、EU加盟国とシリアの公共機関および中央銀行との金や貴重な金属、ダイヤモンドの交易の禁止。また、EU圏内の空港へのシリアの輸送機の着陸禁止や、人権違法行為に関係する7人のシリア閣僚の欧州における資産凍結と、ビザのサインを禁止することが含まれています。

 キャサリン・アシュトン外交安全保障上級代表は「住民に対するシリアの暴力行為が続く限り、EUはシリア制裁を続けていく」としています。(董燕華、山下)

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 つい先日、山口組の海外資産(米国内)が凍結されたと言うニュースがありましたが、今度はシリアの海外資産凍結ですか・・・。やり方が汚いですなあ。早い話が、人の金を勝手にぶん取っているワケですよ。

 で、その金はギリシャのデフォルトの穴埋めにでも使うんですかね?金が無いのにプライドばかり高い連中は、「人権問題」とかワケの判らない難癖つけて、他人の金を横取りですか?


ご立派すぎて反吐が出るわ!


 イラク戦争後、米国内で凍結されていたイラクの資産が戦後復興のためにイラクに返還されましたが、そのほとんどは復興事業を担った欧米の企業に食い物にされたのは周知の事実です。今度は欧州の金融危機回避のためにでも使われるんですかね?

 こういうのを日本では、「火事場泥棒」と昔から呼ぶワケですが、しかも、自分で「放火」したうえでの「犯行」ですから尚のこと「悪質」ですなっ!



 してみると、「シリアの友人」たちも、何が何でもアサド政権を悪者に仕立て上げる(放火する)必要があるワケですね?
 
 
<転載>

シリアで、憲法に関する国民投票
2012年 2月 27日(月曜日) 17:59


シリアの新たな憲法に関する国民投票が、同国の人々の大きな歓迎を受けました。

26日日曜、憲法に関する国民投票に多くの人が参加したため、多くの地域で、この投票が数時間延長されました。

シリアの人々数千人は、この国民投票の実施と時を同じくして、アサド大統領とその改革を支持し、さらには、西側や一部のアラブ諸国の陰謀や干渉を非難し、デモを行いました。

シリアの新憲法によれば、同国の政治体制は複数政党制となっています。

大統領は任期7年で、再選は2期までとされています。

この憲法の編纂は、ここ数ヶ月、アサド大統領が実施した改革の一つで、この国の情勢不安の開始を受けて行われたものです。

アサド大統領は、緊急事態宣言の解除、政党、選挙、メディアについての新たな法律の編纂、治安高等裁判所の解散といった改革も実施しました。

シリアの情勢不安は2011年3月中旬より始まりました。

政府による改革の開始にもかかわらず、テログループは、一部のアラブ、西側諸国の支援により、同国の政府に打撃を与えるためにこうした情勢不安を悪用しています。

シリアの市民は、今回の国民投票に参加した後、報道各社のインタビューで、包括的な改革計画への支持を表明しています。

国民投票に参加した人々は、「新憲法は、シリアにとって新たな未来を作り出すものであり、社会的公正、法による支配、権利の尊重、公共の自由の維持、平等な機会、教育・医療費の無料化、社会保障サービスが強化されるだろう」と強調しました。

</転載>


 理性よりも暴力が支配する世界なんて、もう・・・イイカゲン終わりにしたいものです。はい。


人間ナメんなよ!


でわっ!

2012年2月27日月曜日

エルピーダ経営破綻、残念!


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 いきなりでアレですが、エルピーダの経営破綻について私情を交えて語りたいと。


「会社の行く末見届ける」エルピーダ坂本社長、続投に意欲
記者会見の一問一答
2012/2/27 20:26


 とは言ってもワタシ、エルピーダとは全く関係無い人間なんですケド、もうずいぶん前に、たまたまNHKの「プロフェッショナル」という番組で、エルピーダという会社と坂本社長の人物を知り、その印象が強烈に残っていたワケです。

 番組の記憶を辿って坂本社長を評するなら、「実直」の一言に尽きます。学生時代は野球に打ち込み、所謂「体育会系」の人と受け取りました。どういった経緯でエルピーダの社長になったかは失念しましたが、就任当初から「茨の道」を歩んだと記憶しています。

 時にはオシッコに血が混じるほどのストレスを抱え、それでも日本の半導体産業の礎にならん?と奮闘し、ようやく台湾に協力企業が現れて、さあこれから台湾に新工場を立ち上げるぞ・・・というところで、番組は終了した様に記憶しています。

 ま、番組として多少?盛っている部分もあったかも知れませんが、当時から状況は厳しく、明るい題材なんて少しも出て来ないワケですよ。常にギリッギリ。

 そんな苦境にあえて挑む坂本氏に、「サムライ」の風格さえ感じた次第ですが、いよいよ経営破綻とは・・・。


刀折れ、矢尽きた。


といったことでしょうか・・・。


プロフェッショナル 仕事の流儀
第50回 2007年5月8日放送
「勝負の決断はこうして下せ」

経営者 坂本幸雄


DRAMの需要はこれから、エルピーダ坂本社長が予測する今後
セミコンポータル 2007年8月27日
エルピーダメモリ 代表取締役社長 坂本幸雄氏



生き様が他人に感銘を与える


 と、前にも書きましたが、ま、ワタシは坂本氏の生き様に、「コロッ!」と感化されてしまったのでしょう。いや、坂本氏にしろ「キックの鬼」の沢村氏にしろ、その生き様のバックボーンとなっている「武士道」の在り様に感化されたとも言えます。

 出家であろうと、であろうと、百姓であろうと、「死の覚悟」をすることにおいては、武士と何ら変わるものではない。謂わば「死の覚悟」が出来ない武士の方こそ、「武士に非ず!」

 ・・・というワケで、今日的に言い換えるならば、八百屋だろうと、魚屋だろうと、大工だろうと、「必死で頑張る」ことが「武士道」を体現することであり、例え大企業であろうと、高学歴であろうと、「利権」「既得権」にしがみ付き、「必死で頑張る」ことを怠るのであればそれ即ち、「武士道」に背く。・・・と、いったところでしょうか?


 今後エルピーダがどうなるのかはワタシ如きには考え及びませんが、坂本幸雄という一人の男の名は、生涯忘れないでしょう。望むならば善き提携企業と巡り合い、日の丸エルピーダを存続させて頂きたいものです。

 なんならロシアの企業とか?提携相手として当たってみたらどうですかね?坂本氏の「人間力」からすれば、プーチンと対面しても臆することなく、ビジネスの話が出来そうな気もします・・・。

 ま、プーサンも「武道」を嗜む身。もし対面する機会があったなら、お互い相通じるものがあるかも知れません。商売って、案外?最終的には「金勘定」だけじゃない様にも思うんでよね。

 特に「半導体メモリー」って、全ての家電製品に使われているワケで、それ以外にも様々な製品に必要とされ、「産業の米」と呼ばれているんでしたっけ(ウル覚え)?であれば、「米の自給自足」は国策と考えてもイイんじゃないか?・・・と。

 ま、そんなワケで、100%私情絡みでホント!どうでもイイ話題でしたが・・・


人間ナメんなよ!


でわっ!

2012年2月26日日曜日

アルカイダはアメリカの “マブダチ”


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 シリア情勢が混迷の色合いを深めていますが、そのひとつの原因として、「マスコミによる情報の撹乱」があるようにも思えるワケです。前々から、「人道的救援」の必要性を訴えているワケですが、ここに来て、国際赤十字が重い腰をやっと上げたかと思ったら、何やら政治的思惑も見え隠れしてたり・・・。


<転載>

シリア情勢で国際社会が打開模索 赤十字の救援活動は中断
2012.02.26 Sun posted at: 12:54 JST

昨年12月のホムスの様子。同市をはじめとする各地の状況は大幅に悪化しつつある


(CNN) 反体制派への武力弾圧が続くシリア情勢で、国際社会が事態打開に向けた動きを強めている。赤十字国際委員会は24日、中部ホムスに救援チームを派遣して負傷者らを搬送したが、25日には政権側の同意が得られなかったとして活動を中断した。

赤十字の報道担当者によると、24日には政府軍が短時間ながら戦闘停止に応じたため、負傷者7人と女性や子ども20人を救出した。赤十字はさらに、ホムスなどに人道物資を届けるためとして毎日2時間の戦闘停止を求めたものの合意に至ることができず、25日の活動は断念すると発表。ただし、政権側との交渉は今後も続けると表明した。

反体制派によると、ホムスでは3週間前から政府軍による砲撃や銃撃が続き、医薬品や食料、飲料水の不足が深刻化している。反政府団体の地域調整委員会(LCC)によると、25日にはシリア各地で計100人が死亡し、このうちホムスの死者は少なくとも47人に上った。

事態の打開に向けて、国連とアラブ連盟は23日、コフィ・アナン前国連事務総長をシリア危機担当特使に任命した。また、国連安全保障理事会の対シリア非難決議案がロシアと中国の拒否権で否決されたことを受け、欧米、アラブ連盟諸国など約70カ国・組織が有志グループ「シリアの友人」を結成。24日にチュニジアで会合を開き、アナン氏の指揮で近隣諸国に救援物資を集積する案などを協議した。

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 先ず、反体制派と呼ばれるグループの背後には、アルカイダが控えているワケでしょ?前にも指摘しましたが、そうであればアメリカの論理からすれば、反体制派はテロリストですよね?アフガンやパキスタンでのアルカイダ掃討作戦・・・アレは何なのよ?アフガン、パキスタンではアルカイダと戦い、シリアではアルカイダと手を組むワケですか?


筋が通らないダロ?


 ワタシの目には、アメリカ及び欧州、産油国首長独裁国家連合による、「大義名分」無き外部干渉にしか映りません。そしてシリアの次にはイランを想定しているであろうことも、カンタンに想像がつきます。産油国首長独裁国家連合にとってイランは、石油の輸送ルート上の重大な障害ですから。


イラン危機の本質―ホルムズ海峡と日本、そして日本経済への影響



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シリア、弾圧で市民ら66人死亡 赤十字の救援作業難航
(02/26 10:12)

25日、シリア北部の「自由シリア軍」が支配する町で、子供の手を引いて歩く女性(AP=共同)


 【カイロ共同】英国を拠点とする「シリア人権監視団」は25日、アサド政権の反体制派武力弾圧が続く西部ホムスなどシリア各地で同日、政権側の攻撃により少なくとも市民50人が死亡したと明らかにした。治安部隊側16人も死亡した。フランス公共ラジオが伝えた。

 一方、赤十字国際委員会(ICRC)は25日、ホムスのババ・アムル地区からの負傷者の緊急搬出などが難航していると述べた。24日には政権、反体制派双方の了解の下、初めて救急車を同地区に送り負傷者7人と病人20人を搬送したが、25日は双方との交渉がまとまらなかったという。

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 相も変わらず、「シリア政府軍による弾圧」という論調が垂れ流されていますが、よくよくニュース記事を検討すれば、CNNのニュースにしても、「政府軍側との停戦交渉」という表現から、事態は政府軍による一方的な弾圧ではなく、反体制派改め、「反政府軍」との交戦状態にあることが判ります。

 北海道新聞からは、「双方との停戦交渉がまとまらなかった」という下りから、政府側が停戦に合意した場合でも、反政府軍が停戦に合意しないケースもあるワケで、ホムスにおける被災者の増加を、一方的に政府軍の攻撃のせいにする論調は、真実を伝えるにしては片手落ちと言えますなあ。


 先ず人質?にしているホムスの住民を開放しない限り、反政府軍w/アルカイダは支持を得られないでしょうし、このまま「シリアの友人」とやらが反政府軍w/アルカイダを支援し続けるなら、「シリアの友人」=アルカイダの友人という事なのでしょう。そうすると・・・


アルカイダはアメリカの “マブダチ”


と考えてイイんですよね?そうなるとアフガン、パキスタンに米軍が介入する理由も無くなるワケで、ま、それはそれで、喜ばしいんじゃないんですかね?両国の国民にとってわ。


<転載>

シリア反対派にアルカイダの戦闘員まぎれている
17.02.2012, 13:06



米国は、シリアの反対派勢力のなかに、アルカイダの戦闘員らがまぎれているという懸念を表明した。インターファックス通信が、米国のジェームズ・クラッパー国家情報長官の上院軍事委員会での発言として伝えた。

インターファックス通信の引用によれば、「イラクで活動するアルカイダの細胞がシリアでもより積極的に活動し始めていると考えている。」と述べたとのことで、シリアの首都ダマスカスで昨年12月に発生したテロ事件および先週アレッポで発生したテロ事件などは、アルカイダの戦闘員によって起こされたものだと指摘している。

クラッパー国家情報長官は、シリアの反対派勢力はいくつかの勢力に分裂しており、統一された反政府運動が欠如していると述べており、「自由シリア軍は、実際には統一されていない様々な反対派勢力の集合体である。」と指摘している。また反対派勢力自身、アルカイダの戦闘員の潜入について知らない可能性もあると指摘している。

</転載>



人間ナメんなよ!


でわっ!

2012年2月24日金曜日

昔、ひとりの「鬼」がいた


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 その昔・・・なんて話をはじめると、「ジジ臭い」とヒンシュクを買いそうですが、それでもダンディ・・・もとい、「ダンヂイ(爺)」なワタシとしては是非にも伝えておきたいのです。その昔、ひとりの「鬼」がこの日本に存在した事を。

 かの偉大なボクシング世界チャンプ、具志堅用高氏すら尊敬する、「キックの鬼」こと沢村忠、その人を。


沢村忠の真実




キックの鬼




真空跳び膝蹴り




 ま、40代後半以上の世代であったら、知らない人はいません(キッパリ!)。しかしながらその華々しい活躍以降、みごとに忘れ去られた人でもあります。嘗ての人気からすれば、引退後にタレント業に転身してもオカシクないのに、それを潔しとしない「武士(もののふ)」の魂があったのでしょう。

 それに比べたら、バラエティー番組でヘラヘラしている具志堅にしろ、他のスポーツ選手にしろ、本来自分が進むべき道というか、自分が目指していた道を忘れちゃったんじゃないの?とすら思えます。

 で、これは本当に厳しい生き方なのですが、


見返りを求めるな。


という、沢村氏の祖父の言葉・・・「武士道」の在り方が、正に現在の日本の政治家に問われているように思えます。

 政治家が見返りを求めたら、それは「政治」ではなく、「商売」でしょ?「滅私奉公」という言葉がありますが、政治とは「滅私奉公」の精神が無くては勤まりません。「滅私奉公」の精神無くして「政治」を執り行えば「公(おおやけ)」が乱れ、ひいては「国」が乱れるでしょう。

 当たり前過ぎて、ワタシなんぞが今更言うまでもないのですが、ただ、「キックの鬼」の生き様をこの年になって再認識し、子供の頃のあこがれの「ヒーロー」が晩節を汚さず、ずっと「ヒーロー」でいてくれた事を知り、嬉しかったワケです。

 沢村忠という「武人」は稀有な存在かもしれませんが、かの宮本武蔵が「五輪書~地之巻」にしたためた如く・・・

「まず武士は文武二道といって、この二つの道をたしなむことが大原則である。・・・ふつう、武士の気持ちを推し量ると、武士はただ死ぬという道をたしなめばよいと考える程度のことである。死ぬという覚悟の道においては、武士だけに限らず出家であっても、であっても、百姓以下に至るまで、義理を知り、恥を思い、死を覚悟することについては、なんら違いはない。

・・・というワケで、「死の覚悟」のレベルにおいては、「キックの鬼」もワタシも、何ら違いは無いのです。

 つまり「死の覚悟」を体現する過程、簡単な言葉で言えば「生き様」が決定的に違うということなのでしょう。人は必ず死にます。誰にでも人生のゴールが訪れるワケです。「生き様」とは、そのゴールに向かいどう走りきるか?ということなのでしょう。

 スポーツ競技において、その成績だけでなく、競技に真摯に取り組む姿勢が観客の心を感動させるように、人の生き様もまた、多くの人に感銘を与えます。

 ガンジーのような、キング牧師のような、S.ジョブスのような、歴史に残るような生き方、生き様でなくても、「キックの鬼」こと沢村忠氏が、名を残す(見返りを求める)生き方を好しとせず、己の本分に忠実に生きたこと、その生き様が、子供の頃にあこがれたヒーロー像以上に、年齢を重ねた今のワタシには、「ヒーロー」として燦然と輝くワケです。


沢村忠氏のようにありたい。


・・・と。(具志堅は・・・ねえな。)

 つまりこれも「個人革命」の一環なワケです。ひとりひとりが自分の生き様を意識するところから、「個人革命」がはじまるワケです。


俺の生き様はこれでイイのか?


と、自問するところから「個人革命」がはじまるワケです。このまま死んで「後悔」はないのか?と。自分の家族のため、家族を支える社会のため、子供たちが生きる未来のため、自分はベストを尽くしているのか?と。

 ワタシたちひとりひとりは無力ですが、ひとりひとりの生き様が変われば、世界も必ず変わります(そう信じます)。その時まで、「キックの鬼」のように「見返りを求めず」、自分の本分を貫き通せるか否か・・・?そこで!宮本武蔵はこう説くワケです。

「まず武士は文武二道といって、この二つの道をたしなむことが大原則である。・・・ふつう、武士の気持ちを推し量ると、武士はただ死ぬという道をたしなめばよいと考える程度のことである。死ぬという覚悟の道においては、武士だけに限らず出家であっても、であっても、百姓以下に至るまで、義理を知り、恥を思い、死を覚悟することについては、なんら違いはない。

 覚悟を決めるという事は誰であろうと出来る。逆に、覚悟を決められない武士こそ、「武士に非ず。」・・・と言えるでしょう。

 その意味で、自分の生き様を貫いたチェ・ゲバラも、


立派な武士であった。 


・・・と。


人間ナメんなよ!


でわっ!

2012年2月20日月曜日

農薬なんて要らない!?


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 ハリマオさんトコに、農薬メーカーの「モンサント」がフランスでヒンシュクを買っているという記事があったので、ちょうどイイ?機会かと思い、実は農薬なんて要らないんだよという動画をご紹介します。


魔法の水 3/3




 この動画を見ると、何で農家の人たちは体に悪いものを、ワザワザお金を払って使っているんだろう?と、


不思議です。


 強酸性水が全ての農薬の代わりになるとは言いませんが、農薬の使用量を少なくする事で、農家の人も健康を害さなくて済むワケですよね?ましてや野菜を食べる方の身としては、農薬の少ない安全な野菜が食べたいワケです。

 強酸性水による農法が普及すると化学薬品会社の売り上げは落ちるでしょうが、ハッキリ言いますけど、ワタシたちは、化学薬品会社を儲けさせる為に生きているワケではありません。

 同様に、「東京電力」および各電力会社を儲けさせる為に生きているワケでも、「石油メジャー」を儲けさせる為に生きているワケでも、「金融機関」を儲けさせる為に生きているワケでもありません。

 快適な生活を送りたいが故に消費活動をするワケで、果たして、「農薬たっぷりの野菜」が快適な生活に必要か?「放射能漏れの危険性がある電気」が快適な生活に必要か?「放射能汚染された粉ミルク」が快適な生活に必要か?・・・と自問すれば、答えは明らかです。

 以上のことから言えることは、消費活動においてもワタシたちの意思表示が可能だということです。

 ひとりひとりが快適な暮らしについてよく考え、環境を破壊するような商品。健康を害するような商品に、


NO!


と言えばイイだけです。そういう商品を製造する会社の製品は買わなければイイのです。

 残念ながら電気は、大手電力会社が独占している状態なので消費者に選択権がありませんが、それでも小さいながら電気を売る会社はあり、なんと!霞ヶ関では東京電力から電気を買っていないというじゃないですかっ!


一足先に「脱原発」!? 霞が関の電力は東電じゃない
2011年8月24日




<転載>

一足先に「脱原発」!?霞ヶ関の電力 東電じゃない!
東京新聞 8月24日 朝刊

「ポスト菅」をめぐって火花を激しく散らす民主党有力者たち。だが、福島第一原発が収束しないなか、菅直人首相が国民に示した「脱原発依存」が火消しされそうな雲行きだ。そんな永田町より、一足先に、霞ヶ関の中央省庁は、原発の電気を使っていない「脱原発」なのだという。一体どういうことなのか。残暑が続く官庁街を歩いた。

せみ時雨が響く東京・霞ヶ関。都心で最高気温30.9度と、四日ぶりの真夏日となった23日も、汗を拭いながら、多くの人たちが足早に行き交っていた。

まずは、節電の旗振り役の環境庁が入居する合同庁舎五号館。スーパークールビズを推進する同省国民生活対策室をのぞくと、職員がポロシャツ姿で執務し、天井に転倒する蛍光灯は数本だけど薄暗い。同室の相沢和春環境事務官は「暗くなれば、手元の発光ダイオード(LED)ライトを使っています。節電意識は全省にしっかり浸透していますね。」と強調した。

その同館に、電力を供給しているのは、実は東京電力ではなかった。調べでてみると、エネット(東京都港区)という民間会社だ。

欧米の電力自由化の流れを受け、日本でも2000年3月から電力会社が独占してきた電力の小売りが一部自由化された。エネットは、その小売り事業に新規参入した特定規模電気事業者(PPS)のひとつ。


自由化で参入。LNGや火力

同社は、自前の液化天然ガス(LNG)発電所や火力発電所で発電し、販売する。いわば東京電力とは異なり、原発で作られた電気は全く入っていない。「脱原発依存」が足踏みする中、こうした取り組みは一足早い『脱原発』と言えるだろうか。「もちろん『東電だからどう』というわけじゃないですよ。」と相沢事務菅は一笑に付す。「毎年、一般競争入札をして最も安い社を選んでいます。省エネ、予算節減ですね。」

ただ、官庁が東電以外の会社から電力を買っていることは、職員にもあまり知られていないようだ。

「えっ、そうなんですか」と驚くのは、同館地下のコンビニで買い物をしていた同省の女性職員。「料金の競争も大事でしょうが、あんな事故があったからこそ、原子力に頼らないエネルギーの模索は大切ですね」。三十代の男性職員は「知らなかった。それで賄えるの?」と話す。

近くには、電力行政の総元締めで「原発推進」の司令塔だった経済産業省の庁舎がそびえる。だが、ここでも東電から電気を買っていなかった。

小売りは自由化の○○年度にいち早くPPSに転換し、本年度は昭和シェル石油と契約している。


毎年一般入札 料金3割減も

昨年度は丸紅と契約し、年間の電力使用量は、1200万キロワット時、料金は1億6800万円だった。担当者は、「年ごとに単価が変わるので一概には比べられないが、東電と比べて、使用量や料金で、2~3割の削減ができている。」と明かした。

別の省庁では、、中堅の男性職員がPPSについて、「個人的な意見」として上で、「クリーンな電力を使えることに加え、公平性を図るためにも必要」と指摘。暗に、『脱東電』ともとれる思いをにじませた。


永田町は東電 「供給安定的」

次の首相選びで熱い永田町に向かった。国会周辺には多くの警備員が立ち、物々しい雰囲気だ。
衆院事務局に聞くと、「うちは東京電力です」とあっさり。国会、衆参両院会館とも電力の購入先は東電という。

国が財政難の折、高い電気を使うのは「原発推進」のため? 「こちらも競争入札の導入も検討中だが、国の中枢とあって安定的な供給が不可欠。有事の際のリスクを慎重に検討している」と担当者。国会論戦同様、停滞感は否めない。


一般家庭は利用できず 大手10社の独占維持

霞ヶ関の省庁全体ではどうか。調べると、合同庁舎など16の施設から回答があり、東電の電気を使っているのは2施設で、残り14施設はPPSだった。一覧表参照。


エネットは、9施設に電力を供給している。同社は全国46社のPPSの総販売電力量の50%以上を占める最大手だ。PPSから電力を購入している省庁はどこも、脱原発の政策的な関連は否定し、「入札で電気料金が安かった」「価格競争」を理由にしている。

電気料金が安いのは、広告や販売促進などの経費が少なくて済むため。とはいえ、PPSのシェアが民間で広がらないのはなぜか?日本では、大手電力10社が独占体制を維持されているからだ。


小規模工場やスーパー限定

安定供給などを理由として、PPSは一般家庭に供給することができない。対象は50キロワット以上の小規模工場やスーパー、公共施設に限られている。また送電するには電力大手の送電網を借りることになるが、これについての規制も厳しい。

一方、電力大手の電気料金は高くなる傾向にある。燃料費や人件費などのコストに一定の利益を上乗せする『総括原価方式』で料金が決められているためだ。この方式では、コスト意識がきわめて薄くなるとされる。

電気料金は中部電力を除き、大手で7ヶ月連続で引き上げられている。中電は6ヶ月連続だ。燃料費の上昇に応じて自動的に引き上げられる仕組みで、今年に入ってからLNGや原油の価格が高騰しているためだ。

東電は、10月も値上げするといい、標準家庭で2月は6234円だったのが、10月には620円アップの6854円前後になる見込みだ。この中には、太陽光発電の電力を買い取る際のコストに充てられる太陽光発電促進付加金8円も含まれる。

これだけではない。再生エネルギー特別措置法案が成立すれば、太陽光や風力など再生可能エネルギーによる電力の全量を買い取るための付加金も上乗せされる!!

さらに東電では、原発事故の被災者への賠償金を捻出するため、大幅な料金の値上げが見込まれている。原発事故を収束し、廃炉を完了するまでの費用は膨大とされ、それも電気料金に転嫁される可能性が高い。

値上げ攻勢以前に、自宅で原発の電気を使いたくないと『脱原発』を考えても、一般家庭ではずっと電力選択の余地はないのだろうか。

「電力会社が独占している発送電を分離して、PPSが送電網を利用しやすくすることが重要」と語るのは、反原発市民団体「たんぽぽ舎」の柳田共同代表だ。そして「戦前は同じ下宿の一階と二階で別の電力会社から電気を買っていた。携帯電話と同じように一般家庭でも複数の電力会社を選べるようにすべきだ」と続けた。

「電力会社の間でサービスなどに競争が生まれ、電力料金も安く抑えられる。事故が起きた場合などのコストが高い原発を利用する電力会社はなくなっていくだろう。」


〔~デスクメモ~〕
自由化の恩恵を受けていた官庁の多さには驚いた。逆に永田町が東電離れと誤解していたのは恥じ入る。新規参入組の電気は清掃工場の余剰電力の買い上げもあり、「地産地消」でもある。電力が高くても「原発なし」を選ぶ人もいるだろう。早く選択肢がほしい。東電のお得意さんから脱したい。

</転載>


お得意さんじゃなくて、カモだろっ!?いいカモ!


ザケンなよ!!


・・・と。


人間ナメんなよ!


でわっ!

2012年2月18日土曜日

こころのやすらぎ


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 思うに、どんな人であれ、「こころのやすらぎ」を求めると思うワケです。

 で、何に「こころのやすらぎ」=信頼を見出すかとなると、揺ぎ無きものとか、普遍的なものに見出すと思うワケです。

 そうなると、必然的に?移ろい易い「物質世界」よりも、外部から物質的な干渉を受けない「精神世界」に、「こころのやすらぎ」を見出すのは当然の成り行きと言えます。

 アイデンティティーの拠り所がグラグラと不安定では、毎日の生活も不安で不安で、頭が変になってしまうかも知れません。

 つまり「こころのやすらぎ」を求めるという行為は、人間が生存し、社会生活を送る上での、潜在意識の欲求=本能とも言えます。

 潜在意識の欲求であるが故に、自分でも無意識に「常識」だとか、「流行」だとかに染まってしまうのでしょうが、それを「意識的」に受け入れるのが「宗教」なのでしょう。


で?それがどうした?

 
 と、聞かれてもアレですが、「社会常識」も「宗教」も、


根っこは同じ


だと、ワタシには思えるワケです。

 最近芸能ニュースで、某タレントが霊能師に洗脳されて云々・・・という記事をよく目にしますが、アレにしても、自分自身の精神の安定=「こころのやすらぎ」を求めようとする、謂わば「自己防衛本能」の結果なワケで、同じ危険性?は誰にでも潜んでいると思うワケです。

 「オーム真理教」の信者にしても、高学歴と「こころのやすらぎ」は別問題である事を如実に示していますし、同様に、巨万の富と「こころのやすらぎ」もまた、別問題です。

 物質的な満足、やすらぎは、所詮一時的なものに過ぎず、「テトリス」のように、次から次へと落ちてくるブロック(欲望、心配)を、対処療法的に全てクリアーするのは至難のワザで、と、なると、現実=物質世界ではない、精神=自己完結した世界に、「こころのやすらぎ」を求めたくなる心情は、至極当然と言えます。

 いま起きている全ての事は、人の心から産まれ出た結果と言えます。そしてその根本的な原動力は、「こころのやすらぎ」を求めるという、人間の本能的な欲求なのでしょう。

 で、「こころのやすらぎ」を何処に求めるかとなると、それは個人の自由に委ねられるワケですが、一例として「常識」なるものに「こころのやすらぎ」を求めるケースを考えた場合、或る時代の「常識」が、普遍的なものであるとは限りません。

 或る時代には「天動説」が常識であり、やがて後世には「地動説」が常識になったように、「常識」は、学習による理解力の向上により変化・・・更新・・・リニューアルされます。

 「天動説」から「地動説」になったからといって、みんなの精神状態が不安定になったり、世の中がパニック状態に陥ったワケではありません。ただ淡々と、新しい「常識」を受け入れたに過ぎません。それが出来たのも、みんなの正しい理解が得られたから・・・謂わば、理性もリニューアルされたとも言えます。

 話が遠回り?になりましたが、以上の推察から、利己的な理性の根本的な問題とは、「こころのやすらぎ」の拠り所の差異にあると考えられます。例えば、「富を独占」しようとする人たちは、富を独占することで「こころのやすらぎ」を得るのではなく、その行為の背後にある「原理・原則」に奉仕する事で、「こころのやすらぎ」を得るのでしょう。

 以前にも少し触れましたが、人の心が何故?それだけでは不安定な状態にあるかを考えるに、


どんな善人の内にも悪の種があり、
どんな悪人の内にも善の種がある。

    
という事だと思うワケです。そこで「こころのやすらぎ」を求め、どちらに振れるかで世界の対立、在り様が生じるのでしょう。

 或る者は「こころのやすらぎ」を「悪魔崇拝」に見出し、また別な者は「神への愛」に見出すのでしょうが、詰まるところどちらも、


こころのやすらぎを求める


という行為自体は、同じレベルにあると言えます。
 
 したがって、これから先の生活、社会、日本、世界を考える時、人は「こころのやすらぎ」を何に求めるか?という議論を避けて通るワケには行かないでしょうし、その結果、旧来の価値観、常識を入れ替える場合には・・・


個人革命


も必要とされるだろうと、常々思っている次第です。はい。


人間ナメんなよ!


でわっ!


追記:

<転載>

ゴキブリから電池?学者ら開発
17.02.2012, 19:18


米国の学者らは、ゴキブリの体内に「バイオ電池」を仕込むことにより、発電することに成功した。論文が発表されたのは「アメリカン・ケミカル・ソサイアティー」誌。「VESTI」が伝えた。

オハイオ州にあるケース・ウェスターン・リザーヴ大学のダニエル・シャーソン氏が率いる研究グループは、ゴキブリの体内に、酵素でコーティングした電極を入れ、その酵素によって、ゴキブリが摂取する食料から砂糖を分解し、その結果、電子が生まれたとしている。

シャーソン氏は、「ゴキブリが食事をしている間、化学的エネルギーを電気エネルギーに変えることができる。」と述べている。

ただ、「ゴキブリ電池」から得られる電力はそれほど大きくなく、1平方センチメートル当たり0.2ボルトでたった55ミクロ(マイクロ)ワットだ。

</転載>


イグノーベル賞狙い?

2012年2月17日金曜日

超富豪のつごう


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 このところ脱石油、もしくは石油代替資源について調べていたワケですが、世界の石油消費が減少に向かうのはもはや、


止められない流れ


だと思うワケです。で、そうなると一番困るのは産油国です。サウジアラビアとか、クエートとか、アブダビとか。

 それだけではなく、アメリカの石油資本とかも、商売あがったりになって困るワケです。


<引用>

【ロシア政治経済ジャーナル】
NO458 超富豪の戦争と平和

<抜粋1>

▼戦争を望む勢力と平和を望む勢力は同じ

誰でもわかる例でお話しましょう。


ブッシュは共和党で、支持基盤は石油業界と軍産複合体。

クリントンは民主党で、支持基盤は金融界。


これ、誰でも知っています。

ところで、アメリカの石油業界といえば、ロックフェラー(R)のスタンダード・オイルでしょう。それが分割されて今のアメリカメジャーになっている。これは歴史好き・成功哲学好きの人は皆知っています。


「石油か。てことはR一族は共和党支持か。。。」


とはいえ、R一族といえば、チェース・マンハッタンもR系でしょう?これも、どこにでも載っています。


「銀行か。金融だよな。てことは、R一族は民主党支持か。。。」


「え”〜〜〜R一族は、共和党支持で民主党支持なの???」


おかしいですか?日本は、自民党の事実上一党独裁。金がある人は自民党に献金すればいい。

アメリカは二大政党制で、コロコロ変わる。ありあまるお金があれば、共和党・民主党、両方支援したっていいですよね?ちなみに、イスラエルも両党を支援しています。

これは陰謀でも何でもありません。一般的な言葉で、「支持基盤」「ロビー活動」「政治献金」というのです。これを陰謀とかいうので、ややこしくなる。

ということは、R氏グループは、平和なクリントン時代(ITバブル期)にも儲かり、戦争好きのブッシュの時代にも原油価格が高騰して儲かった。

考えてみてください。98年にバレル10ドルだった原油価格は、今60ドル以上で定着しています。つまり、単純計算で6倍利益が増えた。エクソンモービルは、時価総額世界一。

</抜粋1>


<抜粋2>

▼超富豪のつごう

さて、超富豪は戦争でも平和でも儲かるようになっているというお話でした。彼らは、ある国の指導者や体制がどうであればうれしいのでしょうか?


1. 最良=素直な独裁体制

2. 良=完璧な市場経済

3. 悪=中途半端な市場経済

4. 最悪=いうことを聞かない独裁体制





1. 最良=素直な独裁体制


「え”~、独裁でもいいのですか?」


そうです。儲かればいい。一番いい例は、サウジアラビア。

石油埋蔵量世界1のこの国は、絶対君主制の独裁国家。アメリカはイランを責めていますが、サウジを非難しませんね。素直な独裁国家の場合、ビジネスが進むのです。なんといっても、一人だけ買収・懐柔すれば全てがまわる。





2. 良=完璧な市場経済

次にいいのは、完璧に近い市場経済の国。ビジネスがやりやすい。それと、民主主義国家の指導者は普通独裁者と比べると貧乏ですから、買収しやすい。何はともあれ、超富豪たちにとって一番都合がいいのは、世界が一つになり、完全自由競争の世の中になること。国家とか国境とか国によって異なる法律とかは、ビジネスの妨げになる。どういう世界になるか?日本人も想像できますね?

そう、「世界的超格差社会」になる。

しかし、彼らは本質がビジネスマンですから、自己の資本の増殖が最重要なのです。





3. 悪=中途半端な市場経済

日本はこれです。それで、アメリカはいろいろと要求し、規制を取り払おうとしている。これに抵抗した橋本さんなどの評価は低く、賛成した小泉さんの評価は高い。





4. 最悪=いうことを聞かない独裁体制

これが一番の問題。なぜか?

</抜粋2>


 欧米諸国、そしてその「太鼓持ち国家」は、シリアの民主化を強要はしても、サウジアラビアの民主化は口にしません。だいたいシリアは、サウジアラビアほどの独裁国家なんですかね?石油も大して出ませんから、当然、石油を独占する王族の支配下にあるワケでもありません。


<転載>

国連総会、シリア非難決議案を採択
特集: 中東情勢とロシアの立場 17.02.2012, 08:33

国連総会は16日、シリアのアサド政権による反体制派への武力弾圧を非難する決議案を賛成多数で採択した。193か国中賛成137、反対12の賛成多数で採択されました。

総会に提出された決議案は、先の安全保障理事会で否決された対シリア決議案を踏襲したもので、市民への攻撃の即時停止のほか、アサド大統領の退陣や民主化を求めている。

今月4日の安全保障理事会で、今回とほぼ同様の決議案がロシアと中国の拒否権行使により否決されています。総会では拒否権が使えないので、今回はロシアと中国が反対しました。総会の決議は安保理の決議とは異なり法的拘束力がありません。

</転載>


<転載>

シリア、新憲法草案の国民投票が26日に実施
2012-02-16 11:50:27 cri

 シリアのアサド大統領は15日、今月26日に新憲法草案の国民投票を実施する旨の大統領令を発令しました。

 シリア国営通信社は15日に新憲法草案を発表し、その第8条には「国の政治制度は投票で政権の民主を実施する」との内容が盛り込まれていますが、現行の憲法では、バース党が「国家を指導する党」と規定されています。

 また、新憲法草案では「大統領には国民による選挙で絶対多数の票を獲得した者が選出される。選挙で絶対多数の結果が出ない場合は、得票上位の候補者2人の間で新たな選挙を行う」と規定されています。なお、大統領の任期は7年で、再選は1回だけだということです。

 一方、15の政党からなるシリアの反政府勢力NCBは新憲法草案の国民投票にも今後の選挙にも参加しないことを表明しました。(ミン・イヒョウ)

</転載>


 シリアは社会主義を標榜してはいますが、社会主義=人権弾圧というステレオタイプの世界でないことは、みんながもう充分に知っています。表面上は民主主義を装った国ほど、人権とか、権利とかいう名目の下で個人の自由を奪おうとしていることも。



 いま中東で起きている事。王族たちは権力、富を手放すまいと必死になっており、それをサポートする欧米金融資本にとっても、石油に裏付けられた自らの資産を保護する面と、世界に石油を使用させ続けることにより、「炭素税」の収入を目論んでいるようにも見えます。


中国航空各社 EUが導入した炭素税支払いを拒否
特集: 環境問題 7.02.2012, 09:51


 ひょっとしたら、「炭素税」の収入を、欧米金融危機の穴埋めにあてこんでいるかも知れません。つまり、彼らの利権のために愚かな紛争、戦争が仕組まれている?のだとしたら、ワタシたちはそれに踊らされている「ピエロ」に過ぎません。


真実はどこにあるのか?


 それを見極めるには、「公正」な目を持たなければなりません。


<転載>

イランの銀行を狙うロスチャイルド

<抜粋>

 研究者の中には、イランは世界でロスチャイルドが支配するにいたっていない中央銀行を持つ三つの国の一つである、と指摘している者たちがいる。9月11日同時多発テロ以前には、7カ国の中央銀行がそうであった:アフガニスタン、イラク、スーダン、リビア、キューバ、北朝鮮、イランである。しかしながら、2003年までに、アフガンとイラクはロスチャイルドのタコに食われてしまった。また2011年には、スーダンとリビアが同じく食われてしまった。リビアではまだ国内で戦闘が続いている時、ベンガジ市にロスチャイルド銀行が設立されたのである。

</抜粋>

</転載>


人間ナメんなよ!


でわっ!

おおっ!ランチオキトリウム!


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 メタンハイドレート以外にも石油代替資源を。エネルギー代替資源を。と、ワタシは考えているワケですが、日本新党の田中康夫代表がイチオシの、「オーランチオキトリウム」の存在をすっかり忘れていましたわ。


日本が産油国になる日




 産業基礎資材=「ナフサ」の代用となれるかが重要な課題になるのですが、オーランチオキトリウムがその候補としては最右翼?になるワケですね。天然ガスを液化するのと、どちらにより利便性があるのか?どちらにしても、エネルギーと同様に、何もひとつに拘ることはないでしょう。


 日本の年間石油消費量に見合うだけの「原油?」を収穫するには、2万ヘクタールのオーランチオキトリウムの栽培面積が必要だそうですが、東京ドーム(4.7ヘクタール)を例にとれば、4255基分になります。もし、47都道府県にそれを均等に割り当てて建設したとすると、一地方自治体当たり90基建設することになります。


 で、例えばオーランチオキトリウムから生成される油を、化学用原料、鉱工業用のみに割り当てるとすると、19.5%+13.5%=33%となり、90基の3分の1、30基の東京ドームを各都道府県に建設し、その内部でオーランチオキトリウムを栽培する勘定になりますが、この程度であれば都市部は無理にしても、土地に余裕の有る地方自治体が多めに受け入れることで、可能な数にも思えます。

 何より、「ドーム」を日本全国に分散して建設することで地方公共事業が生まれ、各地方は独自の資源を手に入れることになり、それに付随して石油化学産業も日本中に分散されるでしょう。また、現在は「温暖化」ではなく、「寒冷化」に向かっているという説もありますが、ま、それはそれとして、異常気象に備え、安定的にオーランチオキトリウムから油を採るには、屋内(ドーム)での栽培がベストだろうと思う次第です。はい。

 一番石油の使用量の多いガソリン用ですが、ま、電気自動車にしてもイイし、ワタシがイチオシのHHOガスでもイイし、メタンハイドレートから抽出した天然ガスでもイイし、MAZDAが推進している水素燃料でもイイと思うんですよ。何もひとつに決めず、様々な方式を共存させ、より多くの新規産業が生まれるチャンスを用意する。・・・と。


水素自動車 水素でGO 大阪→北九州
20090729




 ま、ワタシは電気自動車は好きになれそうに無いので、MAZDAの水素自動車とか、天然ガス燃料車とか、内燃機関(エンジン)を搭載した車で、「ドライバーズハイ」を味わいたいですなあ。あ、HONDAでHHOガス対応エンジンを出すようであったら、ワタシ的にはそれが一番望ましいのですが、先ずは「カブ」のエンジンあたりから手始めにお願いします。

 後は発電分野における石油消費ですが、これも自家発電が普及すれば劇的に輸入量は減るでしょうし、0(ゼロ)にすることも可能でしょうが、ま、そうなると、石油以外に産業の無い国が干上がってしまうので、有る程度は輸入し続けるのがお付き合いというものでしょう。

 こんなところがワタシの拙いヴィジョンですが、大切なのは拙かろうがナンだろうが、


ヴィジョンを持て!

 
というコトです。はい。


人間ナメんなよ!


でわっ!

2012年2月16日木曜日

メタンハイドレートねえ・・・。


 昨年の「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。



 前回、「天然ガスから石油製品製造に成功」という記事をご紹介しましたが、大阪ガスも同様の技術をとっくに(2005年2月)開発していたみたいですねmmm。


<転載>

【材料】メタン原料の生分解性プラスチックを生産する技術を開発=大阪ガス

 大阪ガスは18日、天然ガスやバイオガスの主成分であるメタンを原料にしたリサイクル可能な生分解性プラスチック(ポリヒドロキシブチレート、PHB)を連続生産する技術を世界で初めて開発した、と発表した。特定の微生物がメタンに反応してPHBを作り出す仕組みを活用、安定生産できる最適条件を発見した。

 国内のプラスチック生産量は年間約1500万トンだが、99%以上が石油系。生分解性プラスチックの生産量は1万トン強。このうち、PHBは従来の製法では分子結合の度合いを表す重合度が低くてもろいため、市場には出回っていなかった。

 大ガスは、重合度の高いPHBを蓄積する微生物を特定するとともに、この微生物の増殖と微生物がPHBを細胞内に蓄積するプロセスを一つの容器で同時に行う培養条件を発見した。耐久性と耐熱性に優れ、コストを抑えながら安定生産できるという。

 微生物から抽出した粉体のPHBを加工することで、ごみ袋や容器などを生産できる。製品は分別せずに食べ残しの生ごみと一緒に回収しても、プラントでバイオガスに戻し、再度PHBにリサイクルできる。

 大ガスはメーカーなどを募って生産・供給体制を確立し、2、3年後には製品化を目指す。将来的には30万トンを生産、1000億円市場に育てたい考え。大ガスは「外食産業やごみ処理場向けリサイクルシステムの構築も目指したい」(平野茂樹エネルギー技術研究所長)としている。

引用元:京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005021800167&genre=B1&area=O10

大阪ガスプレスリリース
http://www.osakagas.co.jp/Press/pr05/050218.htm

</転載>


 で、タイミング良く?メタンハイドレート掘削のニュースが・・・。


<転載>

海底掘削、1日遅れで開始 メタンハイドレート

愛知県渥美半島沖で、メタンハイドレートの海底掘削を始めた地球深部探査船「ちきゅう」=15日午後、共同通信社ヘリから

 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構は15日、愛知県渥美半島沖で、次世代エネルギー資源と期待される「メタンハイドレート」の海洋産出試験に向けた海底掘削を始めた。

 掘削作業は当初14日朝に始める予定だったが、悪天候や試験に使う機器の動作確認などに時間がかかり開始が1日遅れた。世界初となる来年初めの海洋産出試験や2018年度の商業化に向けて、多難を予兆させる船出となった。

 掘削場所は渥美半島沖の東部南海トラフ海域にある。海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」が、船中央部のやぐらから先端にドリルをつけたパイプを下ろし、掘削に最適な地点を探った。

2012/02/15 21:28 共同通信

</転載>


 これも何かの縁?と、少しばかりメタンハイドレートについて調べてみたら、ちょうどイイ具合に、現在の取り組みを紹介する動画がありました。


メタンハイドレート開発促進事業 (1/2)



>先ずはこのメタンハイドレートの日本分布図が間違えている。

日本海側にも広く分布しており、ましてや地表上にある。

>そして経済産業省が主導しているというのがまた、胡散臭い。

>原発事故での対応でも明らかになったが省庁絡みは利権の

巣窟で眉唾ものだ。話半分で聞き流した方がいい。


>>日本海側の方が豊富且つ純度の高い物が埋蔵されてるのを政府は公­表しない罠。

>>外交摩擦と既得権の複雑な構図がバランスが崩れる事を懸念してる­のだろう!


メタンハイドレート開発促進事業 (2/2)



>>>オイ!

>>>減圧技術の成功から4年も経っているけど

>>>その後はどうなったんだよ?(笑)

>>>日本海側での開発の方が実用化に向けて早いだろうがっ!

>>>韓国はすでに竹島周辺海域で開発研究を進めていて2016年

>>>には実用化すると息巻いているぞ!!

>>>本当に経済産業省とかの省庁が絡むとロクなことはない。

>>>官僚組織は日本をダメにしている元凶だ!!!


 とまあ、辛口?のコメントが寄せられていますが、2004年には東部南海トラフ地域の試験掘削が済み、2008年にはカナダでの減圧方法によるメタンガスの取り出しに成功していますから、今回掘削は試掘などではなく、商業化に向けた本格始動なのでしょう。

 地表部分にもメタンハイドレートが分布しているそうですが、地盤沈下とか、ガス漏れの危険性を考慮すると、やはり海底のメタンハイドレートを取り出す方が無難なのでしょう。

 南海トラフと聞くとスグに地震を連想しますが、トラフそのものは地震の際の乱泥流の結果に生じたものなので、南海トラフからガスを抜いたからといって直接プレートに影響を及ぼす・・・つまり、地震の原因になるとは、ワタシには思えないのですが、まあ、地質学や地震学が専門のセンセイ方に、よくよくご検討いただきたいと思います。


日本列島の誕生 2/3




 で、石油の代替資源・・・産業用基礎製品の原料として天然ガスを使用する道が開けるのは、それはそれで歓迎すべきことなのですが、エネルギーとしての利用価値にのめり込むのは、


チョット違うんじゃないの?


と、思うワケです。はい。

 昨年の原発事故で思い知らされたように、エネルギーの独占はロクなもんじゃありません。メタンハイドレート事業が例え「国営事業」であったとしても、経産省や取り巻きの企業がエネルギー利権の独占を図るようでは、結局、東電に振り回されている今の状況と何ら変わりません。

 何度も言っているように、根本的な解決はエネルギーの多様化であり、そこには勿論、発電・送電の自由化が含まれます。一企業や国家による独占・占有を排し、エネルギーの選択肢を増やすのが「健全な市場」であることは、原発事故以降の東電の対応から、みなさんが身に染みて感じているハズです。

 日立もねえ、原発事業よりメタンガス発電事業に力を入れた方がイイんじゃないですかね?せっかくイイ技術持っているのにもったいないですよ。何も海底掘らなくても、メタンガスなんて生活廃棄物からいくらでも発生するワケで、小規模自家発電にはうってつけなワケでしょ?

 ワタシ思うに、石油に代わる産業の基材としてのメタンハイドレート事業には、国を挙げての推進も必要だと思いますが、エネルギーとしては、


メタンハイドレートに拘る必要は無い!


 多種多様なエネルギー形態、地域に適したエネルギー形態、産業に適したエネルギー形態が、エネルギーのリスク管理の上でも優れています。逆にエネルギーの一元化は効率上(コスト)のメリットはありますが、その恩恵を先ず受けるのは企業であり、大企業優遇のエネルギー政策となるのは目に見えています。

 従来型の大企業が牽引する経済政策、大企業に依存する経済成長を発想転換し、多種多様なエネルギー政策の実施による、利益分散型の経済成長へと舵を切らなければ、都市と地方の格差はいつまでも縮まらないし、人が集中することによる都市の脆弱性が、ますます露呈するだけでしょう。


<転載>

2011.11.24
実用化すれば原発6基分! 浸透圧発電の可能性

浸透圧発電の仕組み。淡水、海水を汲み上げ、半透膜で仕切ったタンクに入れる。この際に生じる浸透圧によって、淡水側から塩水側へと水流が発生し、この力を利用して発電する。

 原発事故以来、太陽光発電や風力発電など、様々な自然エネルギーが再注目される中、新たな発電方式に大きな期待がかかっている。東京工業大学の谷岡明彦教授が手がける「浸透圧発電」だ。谷岡氏が語る。

「国内の河川の流水量から試算した結果、実用化すれば最大で500万~600万kWの電力がまかなえます。これは原発約6基分。しかも太陽光や風力のように天候に左右されず、安定して電力を供給でき、発電コストは1kW/hで14円程度。太陽光より安価で、風力並みです」

 浸透圧発電は、海水と淡水をそれぞれポンプで汲み上げ、半透膜(淡水は通すが海水は通さない膜)で仕切ったタンクへ送水。半透膜を通じて、淡水が海水側へ浸透する働きを活用した。海水の塩分濃度が上がれば、浸透の勢いが増すため、この水流によってタービンを回転させ、発電する仕組みだ。

 日本では80年代にも同様の実験が行なわれた。しかし、近海の海水の塩分濃度が低く、発電に必要な浸透圧が得にくいことがネックとなり、実用化には至らなかった。

 そこで谷岡氏が目をつけたのは、水不足解消のために実用化されていた海水淡水化設備だ。

 海水を淡水化する際、通常の海水に比べ2倍も高濃度の塩水が大量に排出される。このまま海へ放出すれば、生態系に影響が出るため、この濃縮海水は淡水と混ぜて排出されている。谷岡氏は海から汲み上げた海水を、同様の設備を利用して発電に必要な濃度まで濃縮したのだ。

 現在では30気圧の圧力を得られることが実証できている。「これは高低差300mの水流を活用する水力発電所と同等のパワー。それが平坦な河口付近で実現できるのです。濃縮海水は淡水と混ぜて排出されますので、生態系に悪影響を及ぼすこともありません

 また、現在は濃縮海水を利用しなければならないが、浸透圧を高めるための膜の開発も進んでおり、濃度を高めなくても発電に必要な水量を得ることも可能になりそうだという。この膜が完成すれば発電コストのさらなる削減にもつながる。「日本の膜の製造技術は世界トップクラスなので、そう遠くないうちに実現すると見ています」

 このプロジェクトは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進する事業にも選ばれ、バックアップ態勢も整った。中国、シンガポール、アメリカ、EUも研究を始めており、国際的な開発競争も激化しつつあるが、谷岡氏は世界に先駆けて、3年後の実用化を目指している。

「以前は実現不可能だと思っていましたが、技術的な課題はクリアしつつあるので、実用化へのスピードも上げていきたい」

 と、谷岡氏は自信を覗かせた。

●ダイムの読み
浸透圧発電は、海と河川さえあれば比較的容易にエネルギーを創り出すことができる。海に囲まれ、河川も多い日本国土はこのシステムを使うのに最適な環境だ。原子力や火力などに比べ、発電所における事故リスクも低く、地域住民の建設に対する反発も少なそうだ。次世代エネルギーとして期待したい。

取材・文/中沢雄二

</転載>

 メタンハイドレート事業だけでなく、可能性のあるエネルギーであれば何であれ、「貴重な税金」を使って欲しいものですなあ。


人間ナメんなよ!


でわっ!