このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
<転載>
脱原発デモででっち上げ逮捕されたフランス人、「東京癌力」Tシャツを製作 - 上田眞実
2011年10月31日12時20分
10月29日の「原発いらない福島の女たち~100人の座り込み」の最終日。「東京癌力」とプリントされたTシャツを着たカップルを見つけた(写真)。小野裕見子さんとフランクさん(フランス国籍)のご夫妻だ。
フランクさんは、9月11日に東京・新宿で行われた脱原発デモで公務執行妨害罪をでっち上げられ、現行犯逮捕された(13日釈放)。『インシデンツ』でも、《東京・新宿の脱原発デモ、逮捕者12人のうち7人を釈放》の記事で報道している。
「警察があんな汚いことをする組織だというのは、あのときに初めて知った」と小野さん。何もしていないフランクさんが警察官多数に押さえつけられ、路上を引きずられる姿はYou Tube(ユーチューブ)で動画が公開され、各国から批判の声があがった。
「フランクが逮捕されて、落ち込んだりはしなかった。むしろ日本の警察が腐っていることが世界中の人に知ってもらえてよかった」(小野さん)
「東京癌力」のTシャツはフランクさんの発案で製作したという。フランクさんは女たちの座り込みを見て、「健康に敏感な女性たちが抗議するのは自然なこと」と話していた。
</転載>
フランス人が警察に逮捕される。(Les Français sont arrêtés injustement)
「叩き斬れ!」「射殺しろ!」「ウジ虫!」・・・etc。嫌ですねえ。品性のカケラもありませんねえ。右翼ってこれだから支持を得られないんだろうと思うワケです。右だろうと左だろうと、同じ人間なのですから人間としての尊厳は尊重されるのが当然だと思うのですが、
ウジ虫!
呼ばわりですからねえ・・・。相手の人間性を尊重しない連中がいくら「愛国」「正義」を唱えたところで、
誰が耳をかすかっ!?
・・・と、いうことです。それに警察官もヒドイですなあコリャ。たった一人を相手に何人がかりですか?え?袋叩き状態じゃないですか。まるで「特高」のようです(ジッサイ見たことはアリませんが)。日本人・・・少なくともワタシの中にある日本人のメンタリティとしては、この様な振る舞いは「士道」に背く醜い姿であり、周りで見ていた一般の庶民も・・・
警察もヒデェことするなあ。
・・・と、思ったことでしょうな。ま、
上からの命令で仕方なく・・・。
・・・と、「現場」の言い分もあるでしょうが、上からの命令に黙って従っていればそれでイイんですかね?
<転載>
経産省前の座り込みに姿を現した公安警察官に、あの噂の真偽を尋ねた - 上田眞実
2011年10月28日13時55分
10月27日午前10時から「原発いらない福島の女たち~100人の座り込み」が始まった。経産省前の歩道には、福島県外からの応援の女たちも集まり、約660名が座り込んだ。
幼い女の子を連れたお母さんや「孫が心配」と言う白髪のおばあさんもいる。手にするのは段ボールに書かれた抗議文だ。
そこへアクティビスト・園良太さん(写真)が現れた。園さんは9月23日の差別・排外主義に反対するデモで公務執行妨害容疑で逮捕され、10月4日に釈放された。さっそく筆者は園さんに話を聞いた。
「福島第1原子力発電所の事故は政府と東京電力の責任。きちんと被害者に補償しなければならない。そのためにも、被害者がどんどん抗議の声をあげるべき」
急に園さんの顔つきが険しくなり、筆者は後ろに人の気配を感じてふり向いた。
「公安、こっち来るな!」
園さんが怒鳴りつけた相手は、紺色のスーツ姿の中年男性。小太りで身長170センチぐらい。手ぶらで立っていた。
「あなた、公安(警察)の人?」
筆者は尋ねたが、男性は無言だ。
「勝手に(警察官が)ぶつかってきて、(公務執行妨害容疑で)逮捕しやがって」
園さんが怒りをぶつけると、男性は「何だ、その言い方は」と応じた。どうやら2人は顔見知りらしい。
筆者は最近気になる噂についてきいてみた。
「福島に派遣された警察官が被曝して、何人も亡くなっているというのは本当ですか」
男性はすぐに答えた。
「本当だ。私の実家も福島だ」
園さんが口を挟む。
「なら、逮捕する相手が違うだろ。(経産省を指差して)あいつらを逮捕しろ」
男性はうつむくと、立ち去ってしまった。
女たちの座り込みは29日まで続けられる。
</転載>
組織に属しているからといって、組織の利益を最優先に考えるのが正しい行いとは限りません。警察官にしても、警察官である前にひとりの人間です。「正義」を守るという職務に誇りを感じ、自分の家族を、そして社会を守るという「崇高な使命感」を胸に、日々職務に邁進していることでしょう。しかし、組織から「不本意」な命令を下されたとしたら?
元経産省官僚の古賀氏のように内側から組織を批判する人も現れるでしょが、大抵の人は不本意ながら命令に従うのでしょう。心に葛藤を抱えながら。
「電力会社が政官財支配」経産省官僚が痛烈批判(11/06/22)
人間の場合は「酒の席で愚痴」を言ったりと、「ウサ晴らし」という方法も取れますが、上手く自分をコントロールできなくなったらどうなるのか?ワタシはそこに「2001年宇宙の旅」に登場する人工知能、「HAL 9000」の行動が重なるワケです。
「士道」をローニン身分のワタシが説くのもおこがましいのですが、「士道」とは主君に対しての「絶対服従」ではありません。過去、「暴君」である主君を家来が「主君押込」といって強制的に排除したという事例は数々あります。
主君「押込」の構造―近世大名と家臣団 (講談社学術文庫) [文庫]
それもこれも「主君」が絶対的な価値ではなく、「お家(一族郎党)の存続」・・・謂わば「社会」の存続の方に「士道」の重きが置かれていたからでしょう。
したがって「士道」的に見れば、不適格な主君を排除するのは「士道の作法」として認められており、「武士」がいつでも命を掛ける覚悟をしているのも、死の覚悟・・・大儀の為(社会の為)という明確な目標があったればこそなのです。
つまり現在の状況・・・野田総理、および現内閣が日本社会を省みず独断でTPPに参加しようとするのなら、「主君押込」・・・「内閣不信任」を提出するのがまっとうな「士道」の在り方のように思うワケですが、「右翼」のご歴々はいかがお考えか?
でわっ!
2011年10月31日月曜日
この国の未来 2
このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
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若者はもっと「自己中」になって社会を変えろ~「絶望の国の幸福な若者たち」著者インタビュー~3
2011年10月28日11時30分
本当に若者が「不幸」だとは思えない
―古市さんは、昨年『希望難民ご一行様 ピースボートと『承認の共同体』幻想 (光文社新書)』という著書をご執筆され、現代の若者を語れる識者として注目を集めました。今回のご著書、『絶望の国の幸福な若者たち』を書かれた経緯をお聞かせください。
古市:『希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体』幻想』は、ピースボートのルポ兼研究書として執筆しました。これは修士論文を元にした本で、僕の中では若者論というよりもコミュニティと若者の関係をテーマに描いたつもりだったんです。元々修士論文も共同体論がテーマでした。
だけど、この本を出した後に、いろんなメディアから取材を受けて、そこで聞かれることはピースボートについてではなくて、「若者論」であったり「今の若者は何故立ち上がらないのですか」みたいな若者全体の質問ばかりだったんです。
はじめは、そんなこと聞かれても知らないよって感じだったんです。ピースボートについてはわかるし、そこからいえることはいくつかあるけれども、若者全体については特にデータや知識を持っているわけではない。そうした経緯もあり、少し真面目に、正面から若者論に取り組んでみようと思って書いたのが今回の本です。
―こうした書籍を出されると、現代の若者をしっかりと語れる「若者の意見の代弁者」のような印象を、読者やメディアから持たれると思います。しかし、実際の内容を読んでみると、若者へも上の世代にも距離をとりつつ執筆されているように感じました。この書籍は、誰に対するメッセージなのでしょうか?
誰のための本かといえば、自分のための本なんです。本の執筆や研究は趣味みたいなものですし、いろんな本を読んで、話を聞いてまとめる、というのは自分が好きなでやってることです。広く誰に向けてというわけではなく、基本的には自分が整理するために書いた。
もう少しパラフレーズして言うと、「自分のため」というのは「ここで大学院生や研究をしていなかった自分のため」という意味でもあります。僕が今ここでこうしてインタビューを受けて、何だかそれっぽいことを研究者気取りで語っていることは(笑)、無数の、少しも当たり前ではない分岐点の結果としてあることだと思うんですね。
別の大学に行っていたら、今一緒に働く友人に出会っていなかったら、たまたま社会学の授業をしていなかったらとか、本当にいろんな分岐点があったと思うんです。そういう様々な可能性の中で、自分は今研究者として、この時代を生きている。結果的に、今度の本を書くことは、「ここにいる自分」「ここにいなかった自分」を含めて、今の時代を生きる意味を自分なりに考える作業になったかなと思います。
もちろん、本が結果的に僕以外の人に読まれ、少しでも何かの役に立ったならもちろん嬉しいです。って、格好良く言い過ぎました。
―「今の時代に生きることの意味」を考える上で、若者分析というのが出てきたということでしょうか?
古市:みんな「若者語り」が大好きですよね。「最近の若者は車を買わない」とか「若者は格差社会の被害者であり、弱者だ」とか。そういうことが色々言われているんだけれども、自分自身として、つまり「若者」として、いまいちピンとこなかった。
そこでピンと来ない理由を明らかにしたいと思ったんです。
今って、貧困、格差社会、不況など今の日本をネガティブに語るためのネタはたくさんあって、若者を不幸に語ることは非常に簡単なんです。
だけど、僕自分に「不幸」だという実感はなくて、周りの友人を見てもわりと楽しそうに暮らしている。確かに大人がいうように社会的地位で見れば、フリーターで社会保険料も払っていないとか、きわどいことをしている人もたくさん居ますが、そんなに不幸そうではない。むしろ楽しそうに見える。大人たちのいう「不幸な若者像」とは多く乖離している実態があると思ったんです。そのギャップが何故生まれたのかという部分に疑問を持ったことも、この本を出した動機のひとつです。
</転載>
「今の時代を生きる意味を自分なりに考える。」・・・とういう欲求は、誰でも心に持っています。もちろんワタシも。よく聞く、「楽しければイイじゃない。」・・・というのも、「楽しい状態を求める」ことで自分の存在の意味を確認していると言えます。その他にも様々な意味(理由)を持ちながらみんながこの時代に生きているワケですが、共通なのは、「誰もがストーリーを求めている。」・・・ということかと。
人は生まれてから死ぬまでの間に、人生というストーリーを書き続けるワケですが、それは人生の軌跡でしかないのでしょうか?えっと・・・つまり、今この瞬間の人生の1ページが、自分の行為の結果として偶発的に生まれるものなのでしょうか?だから・・・その・・・もしそういった、偶発的に発生した出来事の積み重ねが「人生」だとしたら、それは「自分の人生」だと言えるのでしょうか?
川面を落ち葉が流れるが如く、上流から下流まで落ち葉が流れて行った軌跡を、「落ち葉の人生」と呼べるのでしょうか。それはただ単に、落ち葉が川の流れに流されて行ったと考えられるのではないでしょうか?落ち葉が川の流れに流されつつも、「自分の意思」で流れて行く先を選んでこそ、「落ち葉の人生」と見做される。・・・と、ワタシは思います。
したがって、今この瞬間を生きる全ての人には、今この瞬間に先立つストーリーが無ければ、自らの「生の軌跡」を「人生」と呼ぶことは出来ない。・・・という理屈になります。(へ理屈かも知れませんが。)
で、その「先立つストーリー」は、人それぞれなんだろう。・・・と。「今が楽しければイイ」・・・というのも自分なりのストーリーですし、「貧困や格差の問題を無くしたい」・・・と考えるのも、自分に意味を与えてくれるストーリーです。それが刹那的な「短編」であるか、はたまた「長編」であるかという違いはありますが。
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若者はもっと「自己中」になって社会を変えろ~「絶望の国の幸福な若者たち」著者インタビュー~4
2011年10月28日11時30分
誤った「若者論」を是正していきたい
―ですから、著書の中では、「若者論」の歴史を紐解くところから始められているわけですね。かなり丹念に調べられていて、戦前も戦時中も現在と同じような若者批判が存在したことを明らかにしています。
古市:「若者がけしからん」という主張を単純に批判しても仕方ないと思ったんですよ。
色々言われているじゃないですか、「最近の若者は脳幹が腐ってる」とか。そういうのに反論していくことは簡単です。エビデンスを持ってきて反論すればいい。でもそれにあまり意味はないと思ったんです。
逆に何故そういう「若者はけしからん」「若者は○○だ」という若者論が繰り返されてしまうのか、という部分を解きほぐさないと研究として意味がないと思ったので、そこは明治時代にまで遡ってやりました。
―著書の中では、石原慎太郎氏などの発言を挙げて、見当はずれな若者論を語る上の世代への反感がある一方で、現代の若者に対しても冷めた視線を送っているように思えるのですが?
古市:研究者としての立場で書いた本なので、執筆の過程でインタビューをさせていただいた方々に共感する一方で、突き放した態度も必要だと思ったんです。研究者としては、対象に寄り添うような姿勢と両方が必要ですから。それはかなり意識した上で書きました。
まぁ石原慎太郎さんに関しては、単純に面白いから取り上げただけです。どこまで本気で、どこまで本気じゃないのかわからないですし、あのキャラクターは色々と参照しやすかったので。
―メディアに「若者代表」みたいな形で取り上げられることには違和感がありますか?
古市:違和感はないわけではないですが、研究者として出来ることはしようと思ってます。本当にどうしようもない若者像を語りたがる人が未だにいるので、そういう間違った若者のイメージは是正していくのは、ある意味研究者の責任みたいなものですから。
例えば、「最近の若者は内向きで全然海外に行かない」なんていう話は、ちょっとデータを見れば、すぐに事実誤認だとわかる話です。留学生にしても、海外出国者にしても20代の人口が減っていることを勘案して、割合でみれば逆にバブル時代より増えている。そんなことは誰でも手に入る統計データを見ればわかる話です。
ただ、そんな基本的な確認もせずにメディアが簡単に数字だけを取り上げてしまう。そういう誤りに対して、シンプルに批判できるところは批判したいと思っています。
僕は今、国立大学の博士課程に所属していますが、大学院生の存在というのは、国の税金で成り立っています。施設費や大学職員の人件費を勘案すると、学生1人に対して100万、200万くらいは掛かっているのではないでしょうか。その分ぐらいの役割は果たしたいなと。
―そういう意味では、ネット上のユーザーからは、古市さんがエリートだから、というような反感も受ける可能性もあるかと思うんですが。
古市:そうですね。僕がエリートかどうかは置いておいて、東大の院生とか慶応の研究員とか、本当はたいしたことではないんですが、肩書きを見たらどうしても付いてきてしまうイメージというものがある。それに対する責任、役割は果たしたいなとは思っています。結果的にマイナスなイメージをばら撒いている気もしますけど(笑)。
学問の世界って先細りだと思うんですよ。大学で研究を続けていてもあまりポジションはない。そもそも象牙の塔の中だけで通用するような研究は、社会に求められていない。社会に余裕があればいいんでしょうけど、そういう時代でもない。研究費は削減される一方です。
だけど象牙の塔は象牙の塔ですごく面白いんですよ。他の人が絶対にやらないようなテーマを一生かけて追求している人がいたり、研究者以外には読まれないというだけで、面白い研究はたくさんある。
それがそのまま誰にも知られず消えていくってもったいないじゃないですか。だから、そういう学問の世界と社会をつなぐ役割を果たしたいとは思っていますね。
『絶望の国の幸福な若者たち』も、そういう書き方をしたつもりです。アカデミック志向な人が読んで参考になる部分もあるし、逆に普段学術論文を読まない人でも、楽しんでもらえるぐらいの書き方をしようと思って色々と工夫はしてみました。
そこは非常に難しい部分で、アカデミックになりすぎれば一般の方から「眠くなる」といわれますし、逆に研究者からは「これじゃ、研究としてゆるすぎる」と批判を受ける場合もある。しかも、意外と負担も大きい。だけど、今回の本は割りと評判がよくて、良かったなと思っています。まあ、大学院の友だちからはものすごくディスられてるんですけど(笑)。
―東浩紀氏(批評家・作家)や宮台真司氏(社会学者・首都大学東京教授)以降の世代でアカデミックな立場から社会問題をわかりやすく語れる方がいなかったと思うのですが。
古市:そうですね。ただ、僕の同世代ぐらいからちょこちょこ出てきてはいると思うんです。『「フクシマ」論』を書かれた開沼博さんは、僕と一つ違いです。あとは『困ってるひと』を書いた大野更紗さんも同学年ですしね。あの本はエッセイですけど、大野さんは日本の福祉や医療の問題、ミャンマーの難民問題についての研究者でもあります。
―例えば、本田由紀氏は「虐げられている若者」を論理的に補強する存在と考えることができると思います。若者論の研究者として、古市さんは、今後どのような立場をとっていかれるおつもりですか。
古市:そこにはあんまり興味がないんですよ。間違った若者像を是正したいというのはありますし、そこには責任を感じますけど、別に啓蒙的に、「こうしよう」とか「こういう風に生きよう」という提言をすることには興味はない。だから、この本も結論はすごく曖昧。提言らしい提言はありません。かろうじて言えるのは「結局のところ1人1人が考えていくしかないんだよね」ぐらいのことです。
啓蒙的、断定的に「こう生きるべき」なんて言えないですし、言えたとしても、それぞれに個別の事情があると思うので、意味がない。だから、若者世代の理論的支柱になるつもりはないですね。そういうのは、もっと熱い人に任せておけばいいんじゃないですか。
僕は研究者として、世の中の仕組みとか仕掛けとか、こういう風になっているんだよっていうことは示せる。だけど、示すだけでその後は自分で考えてくださいとしか言えないですね。そもそも僕は基本的に「自分さえ良ければ良い」っていう人間なんで(笑)。
―それは論壇の先輩方から反感を受けそうなご意見ですね。
古市:そうかもしれません。でも、自分が満たされていない人に、本当の意味で他人のことを考える余裕なんてないと思うんですよ。逆に、自分が幸せじゃない人が語る日本社会の理想的な姿や未来に、あんまり興味はない。
たとえば家族が崩壊してて、友達とも上手く行ってない人から、いくら日本の未来とか社会とかを語られても説得力ないと思いませんか?そんな人が夢想する社会には生きたくないです。
―そうした主張が、ご著書の「身近な人間との関係一つ上手くマネジメントできないで何が国だ」という発言に集約されるのですね。これは、若者に向けた台詞なんでしょうか?
古市:いや、これは自分の不幸を国家語りで誤魔化しているように見える年配の不幸な言論人たちを揶揄した言葉ですね。逆にネット右翼みたいに言われている若者に対しては「居場所が見つかって良かったね」という感想しかないです。
</転載>
概ね賛同するんですケド、「自分が一番大事」なのイイとして・・・「じゃ、自分が依存する社会はどうでもいいワケ?」・・・となると、社会が崩壊してしまったら自分の生存確率も低くなるワケで、その辺は今まで何度も述べた様に、ワタシたちは「社会という共同体」が無いと一人一人はとても弱い存在なワケですよ。
で、極論を言えば、「お金(通貨)」が存在しなくても、物々交換で社会を維持することは可能です。そこに庶民同士の相互交流があれば。
しかし、「現物(生活物資)」が無くなると、例え何億円、何兆円を銀行口座に持っていても、何の役にも立ちません。社会も崩壊します。
そうなると、「物を生産する人」と「お金を生産する人」と、どっちが社会的により重要であるか?幼稚園児でも分かります。しかるにTPP推進論者は・・・
幼稚園児以下ですか?
日本の産業を、日本の社会を守れなくして、個人を守ることなど叶わないワケです。・・・よね?
でわっ!
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若者はもっと「自己中」になって社会を変えろ~「絶望の国の幸福な若者たち」著者インタビュー~3
2011年10月28日11時30分
本当に若者が「不幸」だとは思えない
―古市さんは、昨年『希望難民ご一行様 ピースボートと『承認の共同体』幻想 (光文社新書)』という著書をご執筆され、現代の若者を語れる識者として注目を集めました。今回のご著書、『絶望の国の幸福な若者たち』を書かれた経緯をお聞かせください。
古市:『希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体』幻想』は、ピースボートのルポ兼研究書として執筆しました。これは修士論文を元にした本で、僕の中では若者論というよりもコミュニティと若者の関係をテーマに描いたつもりだったんです。元々修士論文も共同体論がテーマでした。
だけど、この本を出した後に、いろんなメディアから取材を受けて、そこで聞かれることはピースボートについてではなくて、「若者論」であったり「今の若者は何故立ち上がらないのですか」みたいな若者全体の質問ばかりだったんです。
はじめは、そんなこと聞かれても知らないよって感じだったんです。ピースボートについてはわかるし、そこからいえることはいくつかあるけれども、若者全体については特にデータや知識を持っているわけではない。そうした経緯もあり、少し真面目に、正面から若者論に取り組んでみようと思って書いたのが今回の本です。
―こうした書籍を出されると、現代の若者をしっかりと語れる「若者の意見の代弁者」のような印象を、読者やメディアから持たれると思います。しかし、実際の内容を読んでみると、若者へも上の世代にも距離をとりつつ執筆されているように感じました。この書籍は、誰に対するメッセージなのでしょうか?
誰のための本かといえば、自分のための本なんです。本の執筆や研究は趣味みたいなものですし、いろんな本を読んで、話を聞いてまとめる、というのは自分が好きなでやってることです。広く誰に向けてというわけではなく、基本的には自分が整理するために書いた。
もう少しパラフレーズして言うと、「自分のため」というのは「ここで大学院生や研究をしていなかった自分のため」という意味でもあります。僕が今ここでこうしてインタビューを受けて、何だかそれっぽいことを研究者気取りで語っていることは(笑)、無数の、少しも当たり前ではない分岐点の結果としてあることだと思うんですね。
別の大学に行っていたら、今一緒に働く友人に出会っていなかったら、たまたま社会学の授業をしていなかったらとか、本当にいろんな分岐点があったと思うんです。そういう様々な可能性の中で、自分は今研究者として、この時代を生きている。結果的に、今度の本を書くことは、「ここにいる自分」「ここにいなかった自分」を含めて、今の時代を生きる意味を自分なりに考える作業になったかなと思います。
もちろん、本が結果的に僕以外の人に読まれ、少しでも何かの役に立ったならもちろん嬉しいです。って、格好良く言い過ぎました。
―「今の時代に生きることの意味」を考える上で、若者分析というのが出てきたということでしょうか?
古市:みんな「若者語り」が大好きですよね。「最近の若者は車を買わない」とか「若者は格差社会の被害者であり、弱者だ」とか。そういうことが色々言われているんだけれども、自分自身として、つまり「若者」として、いまいちピンとこなかった。
そこでピンと来ない理由を明らかにしたいと思ったんです。
今って、貧困、格差社会、不況など今の日本をネガティブに語るためのネタはたくさんあって、若者を不幸に語ることは非常に簡単なんです。
だけど、僕自分に「不幸」だという実感はなくて、周りの友人を見てもわりと楽しそうに暮らしている。確かに大人がいうように社会的地位で見れば、フリーターで社会保険料も払っていないとか、きわどいことをしている人もたくさん居ますが、そんなに不幸そうではない。むしろ楽しそうに見える。大人たちのいう「不幸な若者像」とは多く乖離している実態があると思ったんです。そのギャップが何故生まれたのかという部分に疑問を持ったことも、この本を出した動機のひとつです。
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「今の時代を生きる意味を自分なりに考える。」・・・とういう欲求は、誰でも心に持っています。もちろんワタシも。よく聞く、「楽しければイイじゃない。」・・・というのも、「楽しい状態を求める」ことで自分の存在の意味を確認していると言えます。その他にも様々な意味(理由)を持ちながらみんながこの時代に生きているワケですが、共通なのは、「誰もがストーリーを求めている。」・・・ということかと。
人は生まれてから死ぬまでの間に、人生というストーリーを書き続けるワケですが、それは人生の軌跡でしかないのでしょうか?えっと・・・つまり、今この瞬間の人生の1ページが、自分の行為の結果として偶発的に生まれるものなのでしょうか?だから・・・その・・・もしそういった、偶発的に発生した出来事の積み重ねが「人生」だとしたら、それは「自分の人生」だと言えるのでしょうか?
川面を落ち葉が流れるが如く、上流から下流まで落ち葉が流れて行った軌跡を、「落ち葉の人生」と呼べるのでしょうか。それはただ単に、落ち葉が川の流れに流されて行ったと考えられるのではないでしょうか?落ち葉が川の流れに流されつつも、「自分の意思」で流れて行く先を選んでこそ、「落ち葉の人生」と見做される。・・・と、ワタシは思います。
したがって、今この瞬間を生きる全ての人には、今この瞬間に先立つストーリーが無ければ、自らの「生の軌跡」を「人生」と呼ぶことは出来ない。・・・という理屈になります。(へ理屈かも知れませんが。)
で、その「先立つストーリー」は、人それぞれなんだろう。・・・と。「今が楽しければイイ」・・・というのも自分なりのストーリーですし、「貧困や格差の問題を無くしたい」・・・と考えるのも、自分に意味を与えてくれるストーリーです。それが刹那的な「短編」であるか、はたまた「長編」であるかという違いはありますが。
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若者はもっと「自己中」になって社会を変えろ~「絶望の国の幸福な若者たち」著者インタビュー~4
2011年10月28日11時30分
誤った「若者論」を是正していきたい
―ですから、著書の中では、「若者論」の歴史を紐解くところから始められているわけですね。かなり丹念に調べられていて、戦前も戦時中も現在と同じような若者批判が存在したことを明らかにしています。
古市:「若者がけしからん」という主張を単純に批判しても仕方ないと思ったんですよ。
色々言われているじゃないですか、「最近の若者は脳幹が腐ってる」とか。そういうのに反論していくことは簡単です。エビデンスを持ってきて反論すればいい。でもそれにあまり意味はないと思ったんです。
逆に何故そういう「若者はけしからん」「若者は○○だ」という若者論が繰り返されてしまうのか、という部分を解きほぐさないと研究として意味がないと思ったので、そこは明治時代にまで遡ってやりました。
―著書の中では、石原慎太郎氏などの発言を挙げて、見当はずれな若者論を語る上の世代への反感がある一方で、現代の若者に対しても冷めた視線を送っているように思えるのですが?
古市:研究者としての立場で書いた本なので、執筆の過程でインタビューをさせていただいた方々に共感する一方で、突き放した態度も必要だと思ったんです。研究者としては、対象に寄り添うような姿勢と両方が必要ですから。それはかなり意識した上で書きました。
まぁ石原慎太郎さんに関しては、単純に面白いから取り上げただけです。どこまで本気で、どこまで本気じゃないのかわからないですし、あのキャラクターは色々と参照しやすかったので。
―メディアに「若者代表」みたいな形で取り上げられることには違和感がありますか?
古市:違和感はないわけではないですが、研究者として出来ることはしようと思ってます。本当にどうしようもない若者像を語りたがる人が未だにいるので、そういう間違った若者のイメージは是正していくのは、ある意味研究者の責任みたいなものですから。
例えば、「最近の若者は内向きで全然海外に行かない」なんていう話は、ちょっとデータを見れば、すぐに事実誤認だとわかる話です。留学生にしても、海外出国者にしても20代の人口が減っていることを勘案して、割合でみれば逆にバブル時代より増えている。そんなことは誰でも手に入る統計データを見ればわかる話です。
ただ、そんな基本的な確認もせずにメディアが簡単に数字だけを取り上げてしまう。そういう誤りに対して、シンプルに批判できるところは批判したいと思っています。
僕は今、国立大学の博士課程に所属していますが、大学院生の存在というのは、国の税金で成り立っています。施設費や大学職員の人件費を勘案すると、学生1人に対して100万、200万くらいは掛かっているのではないでしょうか。その分ぐらいの役割は果たしたいなと。
―そういう意味では、ネット上のユーザーからは、古市さんがエリートだから、というような反感も受ける可能性もあるかと思うんですが。
古市:そうですね。僕がエリートかどうかは置いておいて、東大の院生とか慶応の研究員とか、本当はたいしたことではないんですが、肩書きを見たらどうしても付いてきてしまうイメージというものがある。それに対する責任、役割は果たしたいなとは思っています。結果的にマイナスなイメージをばら撒いている気もしますけど(笑)。
学問の世界って先細りだと思うんですよ。大学で研究を続けていてもあまりポジションはない。そもそも象牙の塔の中だけで通用するような研究は、社会に求められていない。社会に余裕があればいいんでしょうけど、そういう時代でもない。研究費は削減される一方です。
だけど象牙の塔は象牙の塔ですごく面白いんですよ。他の人が絶対にやらないようなテーマを一生かけて追求している人がいたり、研究者以外には読まれないというだけで、面白い研究はたくさんある。
それがそのまま誰にも知られず消えていくってもったいないじゃないですか。だから、そういう学問の世界と社会をつなぐ役割を果たしたいとは思っていますね。
『絶望の国の幸福な若者たち』も、そういう書き方をしたつもりです。アカデミック志向な人が読んで参考になる部分もあるし、逆に普段学術論文を読まない人でも、楽しんでもらえるぐらいの書き方をしようと思って色々と工夫はしてみました。
そこは非常に難しい部分で、アカデミックになりすぎれば一般の方から「眠くなる」といわれますし、逆に研究者からは「これじゃ、研究としてゆるすぎる」と批判を受ける場合もある。しかも、意外と負担も大きい。だけど、今回の本は割りと評判がよくて、良かったなと思っています。まあ、大学院の友だちからはものすごくディスられてるんですけど(笑)。
―東浩紀氏(批評家・作家)や宮台真司氏(社会学者・首都大学東京教授)以降の世代でアカデミックな立場から社会問題をわかりやすく語れる方がいなかったと思うのですが。
古市:そうですね。ただ、僕の同世代ぐらいからちょこちょこ出てきてはいると思うんです。『「フクシマ」論』を書かれた開沼博さんは、僕と一つ違いです。あとは『困ってるひと』を書いた大野更紗さんも同学年ですしね。あの本はエッセイですけど、大野さんは日本の福祉や医療の問題、ミャンマーの難民問題についての研究者でもあります。
―例えば、本田由紀氏は「虐げられている若者」を論理的に補強する存在と考えることができると思います。若者論の研究者として、古市さんは、今後どのような立場をとっていかれるおつもりですか。
古市:そこにはあんまり興味がないんですよ。間違った若者像を是正したいというのはありますし、そこには責任を感じますけど、別に啓蒙的に、「こうしよう」とか「こういう風に生きよう」という提言をすることには興味はない。だから、この本も結論はすごく曖昧。提言らしい提言はありません。かろうじて言えるのは「結局のところ1人1人が考えていくしかないんだよね」ぐらいのことです。
啓蒙的、断定的に「こう生きるべき」なんて言えないですし、言えたとしても、それぞれに個別の事情があると思うので、意味がない。だから、若者世代の理論的支柱になるつもりはないですね。そういうのは、もっと熱い人に任せておけばいいんじゃないですか。
僕は研究者として、世の中の仕組みとか仕掛けとか、こういう風になっているんだよっていうことは示せる。だけど、示すだけでその後は自分で考えてくださいとしか言えないですね。そもそも僕は基本的に「自分さえ良ければ良い」っていう人間なんで(笑)。
―それは論壇の先輩方から反感を受けそうなご意見ですね。
古市:そうかもしれません。でも、自分が満たされていない人に、本当の意味で他人のことを考える余裕なんてないと思うんですよ。逆に、自分が幸せじゃない人が語る日本社会の理想的な姿や未来に、あんまり興味はない。
たとえば家族が崩壊してて、友達とも上手く行ってない人から、いくら日本の未来とか社会とかを語られても説得力ないと思いませんか?そんな人が夢想する社会には生きたくないです。
―そうした主張が、ご著書の「身近な人間との関係一つ上手くマネジメントできないで何が国だ」という発言に集約されるのですね。これは、若者に向けた台詞なんでしょうか?
古市:いや、これは自分の不幸を国家語りで誤魔化しているように見える年配の不幸な言論人たちを揶揄した言葉ですね。逆にネット右翼みたいに言われている若者に対しては「居場所が見つかって良かったね」という感想しかないです。
</転載>
概ね賛同するんですケド、「自分が一番大事」なのイイとして・・・「じゃ、自分が依存する社会はどうでもいいワケ?」・・・となると、社会が崩壊してしまったら自分の生存確率も低くなるワケで、その辺は今まで何度も述べた様に、ワタシたちは「社会という共同体」が無いと一人一人はとても弱い存在なワケですよ。
で、極論を言えば、「お金(通貨)」が存在しなくても、物々交換で社会を維持することは可能です。そこに庶民同士の相互交流があれば。
しかし、「現物(生活物資)」が無くなると、例え何億円、何兆円を銀行口座に持っていても、何の役にも立ちません。社会も崩壊します。
そうなると、「物を生産する人」と「お金を生産する人」と、どっちが社会的により重要であるか?幼稚園児でも分かります。しかるにTPP推進論者は・・・
幼稚園児以下ですか?
日本の産業を、日本の社会を守れなくして、個人を守ることなど叶わないワケです。・・・よね?
でわっ!
2011年10月29日土曜日
この国の未来 1
このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
<転載>
若者はもっと「自己中」になって社会を変えろ~「絶望の国の幸福な若者たち」著者インタビュー~1
2011年10月28日11時30分
「草食系男子」「内向き志向」などの言葉に象徴されるように、「昨今の若者には元気がない」と論じるメディアや年配の識者は多い。また、現在世界各地で広がりつつある経済格差の解消などを求める抗議行動は、日本ではわずか100人ほどの参加者を集めただけだったという。「今の日本の若者は何故立ち上がらないのか」という疑問を「絶望の国の幸福な若者たち」を上梓したばかりの新進気鋭の社会学者、古市憲寿氏(26歳)にぶつけた。(取材・構成:大谷 広太、永田 正行【BLOGOS編集部】)
現代の若者の生活満足度は過去最高
―先日のデモ(「オキュパイ・トウキョウ」)も実際に行かれて、参加者の方にインタビューされたんですか?
古市憲寿氏(以下、古市):はい。「オキュパイ・トウキョウ」は、人が少なかったですね。報道陣の方が多いぐらいでした。
―アメリカの様子を見ていると、物凄いエネルギーを感じるのですが現代の日本で同じ状況は生まれにくいのでしょうか。
古市:「オキュパイ・トウキョウ」の問題はいくつかあったと思います。
まず情報強者しかデモの存在を知りえなかったという問題。告知期間が短かったこともあり、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアをよほど駆使している人じゃないと、デモにたどり着けなかったと思います。一週間前の段階では東京の「どこかでやる」ことだけが告知されていて、実際にどこでやるかがわかりませんでしたから。
そして、彼らが掲げているテーマである「反格差」にリアリティを感じられる人がほとんどいないということも言えると思います。
雨宮処凛さんとか松本哉さんたちが、反貧困運動をずっとやってきましたけど、あれに集まるのは結局、一部の人だけじゃないですか。実際、ほとんどの若者たちは格差社会の被害者だという意識はないし、今の生活に満足している。
『絶望の国の幸福な若者たち』でも強調して書いたことですが、政府の統計によれば20代の生活満足度は約7割。過去最高の水準です。他の統計を見ても、若者の幸福度はこの20年間右肩上がりです。若者自身に、自分たちが弱者であるという当事者意識はほとんどないと思います。
実際、今の日本は歴史上まれに見る「豊かさ」の中にあります。ユニクロやH&Mで服を買って、大戸屋でご飯食べて、夜はtwitterで呼びかけた友だちと鍋。あんまりお金をかけずに、そこそこ楽しい生活ができてしまいます。
つまり「日本ってなんて豊かで恵まれているんだろう」という意識の方が強いと思うんですよね。最近『僕たちは世界を変えることができない』という映画が公開されましたが、「カンボジアに学校を作る」みたいな活動をする若者の存在が象徴的だと思います。
そういう状況の中で「反格差」「反貧困」みたいなイベントは盛り上がらないですよね。そもそも「オキュパイ」って単語が難しいし(笑)。
―今、海外ボランティアに行く学生が増えていたりですとか、3.11以降ボランティアの意識がかつてないほど高まっているというのは、自分たちよりも周囲の方が大変だという意識が強いからなんでしょうか。
古市:「社会を変えよう」と思った時に、自分が今いる場所や自分を変えようという意識が薄い気がします。それよりも自分の外側にある世界を変える方がリアリティをもちやすい。
例えば、反原発デモの時に統一地方選挙があったんですけど、当日デモの参加者にインタビューして驚いたんですが、選挙に行ってないという人が結構な数いた。もちろんサンプル・バイアスの問題かも知れないので一概には言えないのですけど。
都知事選で石原慎太郎が選ばれるかどうかという事実が、今後の原発行政に及ぼす影響はそれなりに大きいと思うのですが、その選挙に行かないでデモに参加する。具体的に自分が権利を行使できるはずの選挙はつまらないから行かなくて、デモというお祭りには参加するというのは象徴的だと思います。
それと同じ文脈で「カンボジアに学校を建てる」というようなことも理解できます。途上国には、わかりやすい貧困あって、150万円出せば学校が作れるというわかりやすい目標がある。たった150万円で目に見えて救われる人がいる。そういうものの方がリアリティをもちやすいというのは、理解しやすい話だなと思います。
</転載>
水槽の中で生まれた魚が外の広い世界を知らず、鳥篭の中で育った鳥が、自力でエサを見つけられず再び元の鳥篭に舞い戻ってしまう。・・・と、いうコトですかね。無知なるが故の満足、他力本願な幸せが、若者にも蔓延しているワケですか?
古市憲寿氏(25日、東京大学本郷キャンパスにて。撮影:野原誠治)
<転載>
若者はもっと「自己中」になって社会を変えろ~「絶望の国の幸福な若者たち」著者インタビュー~2
2011年10月28日11時30分
デモなんかしなくても社会は変えられる
―じゃあ例えば、家の不用品を持ち寄ってフリーマーケットしようみたいな方が、デモよりも盛り上がるということでしょうか。
古市:はい、実際アースデイなんかだと2日間で10万人ぐらい動員していますしね。これはディズニーランドの来場者数と比べてもそんなに遜色のない数字です。あれぐらいカジュアルで、「地球になんか良いことしようよ」みたいなふわっとした気持ちで参加できて、楽しいイベントだったら人は集まるんです。
「オキュパイ・トウキョウ」みたいに変に堅苦しい感じじゃなくて、もっとそれこそふわっとした内容のイベントの方が動員は出来ると思うんですね。
ただ、それが社会的なインパクトになるかは、また別の問題です。アースデイでも反原発デモも、そこに何人集まったかで社会が変わるかどうかが決まるわけではないですから。
しかも「反原発」とか「地球を守ろう」というシングル・イッシューで人を動員したところで、問題はその後です。本気で「反原発」や「地球を守る」ことを目指すなら、個別的で地味な努力をしていかないといけない。そこには当然利害の対立もある。運動は大抵、この段階でバラバラになります。
そもそも、デモって「力がないものに残された最後の手段」だと思うんです。だけど日本では「デモか革命か」みたいなイメージで、それが社会変革の唯一の手段だと思われている。
社会を変える方法というのはもっとたくさんあるはずなんです。
「オキュパイ・トウキョウ」の開催をtwitterで知るくらいの情報強者であるならば、つまらないかもしれないけど「この法律の第○条のこういう条文を変える」みたいなより具体的な目標を設定して、政治家や官僚とネゴシエーションするとか。もちろんそれってものすごく大変な上に、長い時間のかかる地道なつまらない作業だと思うんですけど、それくらい本気なのかって話ですよ。
40年間毎月デモに参加してます、みたいなおじいさんにも同じことが言えます。それだけ長く生きていれば政治家の知り合い、もしくは知り合いの知り合いくらいはいるだろうから、頭の一つや二つを下げて実際に「権力」と接触してみる。
そういうことの方が、実質的に「世の中を変える」ことになると思います。
それをしないで、デモにだけ参加しているのは、どうかなあと思います。もちろん、それが楽しいのであれば良いんでしょうけど、あんまり本気じゃないのかなという気がしてしまいます。
だったらはじめからデモじゃなくて、ちょうど「オキュパイ・トーキョー」と同じ日にオープンした阪急メンズ館に行くとか、もっと世の中には楽しいことがあるのに。いや、デモが阪急メンズ館より楽しいなら、全然いいんですけど。
―つまり、本気で若者が何らかの形で政治的なアクションを起こすほどに、日本の現状は切迫していないということなんでしょうか?
古市:そうなんですよ。逆に言えば、本当に危機感を感じた時には勝手に人々は動き出す。2010年に起きた東京都の非実在青少年問題に対する反対運動がわかりやすい例です。
東京都が、青少年健全育成条例の改正案に、マンガやアニメのキャラクターであっても年齢が18歳未満に見える場合、規制をかけるという条項を盛り込もうとしたんです。これに対して危機感を持った人々が、地元の議員に陳情に行ったりとか、反対の署名を集めたりとか結構、具体的な行動を起こしています。
特にデモが起こったりしたわけじゃないですけど、より実質的で具体的な行動を起こしているわけです。結果的に条例案は可決されてしまいましたが、「政治」や「権力」と具体的にどう関わったらいいかという教訓を多くの人に残したと思います。
だから、逆に「反格差」「反貧困」というのは、それほどまだ切迫感がないから具体的な行動に結びついていない、と僕は考えています。
―今、昨年の東京都の条例改正の例を挙げていただきましたが、他に若者が切迫感をもって具体的な行動に移すケースというのはあるのでしょうか?
古市:そもそも現在では、「若者が」という世代論でくくることが難しくなってきていると思います。例えば、「原発事故と放射能の影響」という問題に対しては、小さい子がいるお母さんは、色々な政治行動を起こすようになっていますよね。行政が放射性物質を測らない食品を、自分たちで独自に測定したりとか、積極的にネットワークを作ったりとか。
「お母さん」っていうと若者じゃないように聞こえるけど、実際に多くの「お母さん」は20代から30代で、年齢的には若者といえます。
つまり、無理して「若者」というカテゴリーを設定してしまって、「若者」に何かを期待するという眼差し自体が微妙だと思うんですよね。ひと口に「若者」と言っても、その中にはバリバリ働く正社員もいれば、フリーターもいる。お母さんもいれば、お父さんもいれば、引きこもりもいる。あまりにも茫漠としていて、掴みどころのない主体に対して何らかの活動を期待しているわけですから。
―かつての学生運動のようなわかりやすい形の運動が起きないから「若者は元気がない」と語られてしまうのでしょうか。
古市:そもそも学生運動が凄く美化されているように思います。僕がどうしてもわからないのが、なぜ自分の食い扶持さえも稼げないような学生が、社会とか国家とか語って、威張っていたのかということです。その方が逆に疑問ですよ。別に自分が稼げてなくて、自立もしていないなら、バーベーキューでもしてればいいじゃないですか。
政治とか社会というのは、向かってくるものだと思うんですよね。年齢的に成長して、家族を持つとか子どもが出来るとか、大切な人に出会うとか、そういう状況の中で具体的な問題となって立ち現れ、迫ってくるものだと思うんです。例えば、子どもが通っている学校が荒れているとか、そういう具体的な問題に巻き込まれた時に、それにどう対処していくかを考えることも政治ですよね。
</転載>
危機感を持ったら若者は勝手に動くと言っても、ジッサイ・・・青少年健全育成条例にしても、ヤバイと思って直接政治家に働きかけても結果が出せなかったワケでしょ?ワタシには、
「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」
の一説が脳裏に浮かびましたわ。
ナチ党が共産主義を攻撃したとき、
私は自分が多少不安だったが、
共産主義者でなかったから何もしなかった。
ついでナチ党は社会主義者を攻撃した。
私は前よりも不安だったが、
社会主義者ではなかったから何もしなかった。
ついで学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。
私はずっと不安だったが、まだ何もしなかった。
ナチ党はついに教会を攻撃した。
私は牧師だったから行動した―しかし、それは遅すぎた。
なぜ青少年健全育成条例の改正案を廃案にできなかったのか?個別に政治家に働きかけたのにどうして?それは・・・
声が足りなかった。
の一点に尽きます。たかだかひとり、ふたりが政治家と直談判したところで、そんな少数意見を政治家が汲み上げると本気で思います?無駄だとは言いませんが、日本は曲がりなりにも民主主義の国であり、重要視されるのはマジョリティーの意見なワケですよ。残念ながら。そんなね?江戸時代の「直訴」みたいな真似はまかり通りまセン。
であれば、デモをしてでも、庶民の切実な声を政治家に分からせるのは、民主主義における庶民の正攻法であり権利であります。よね?若者がデモに参加しない?自らの権利を放棄するのも自由です。鳥篭の中でピイピイ鳴いているのが好きなら、それもイイでしょう。
幸い、今回のTPP参加の是非に関しては国民の総意として不参加にほぼ固まり、それを無視して参加、もしくは交渉に臨むのなら、現内閣は未来永劫・・・
日本を裏切った謀反人
・・・の誹りを受けるであろう事は否めませんなあ。
くれぐれも、リーダーシップと独裁を履き違えちゃあイケマセン。意見が分裂、交錯する中で最善の道を見出すのが「リーダーシップ」。それに引き換え、庶民の総意を無視して独断を下すのが「独裁」。ワタシたちは・・・
「独裁者」を首長として仰ぐ気はナイ!
・・・ワケです。ま、オバマ大統領がガタガタ言う様なら、直接アメリカの庶民に日本の状況を訴えかけるぐらいの気概を見せて下さいな。ねえ?
でわっ!
<転載>
若者はもっと「自己中」になって社会を変えろ~「絶望の国の幸福な若者たち」著者インタビュー~1
2011年10月28日11時30分
「草食系男子」「内向き志向」などの言葉に象徴されるように、「昨今の若者には元気がない」と論じるメディアや年配の識者は多い。また、現在世界各地で広がりつつある経済格差の解消などを求める抗議行動は、日本ではわずか100人ほどの参加者を集めただけだったという。「今の日本の若者は何故立ち上がらないのか」という疑問を「絶望の国の幸福な若者たち」を上梓したばかりの新進気鋭の社会学者、古市憲寿氏(26歳)にぶつけた。(取材・構成:大谷 広太、永田 正行【BLOGOS編集部】)
現代の若者の生活満足度は過去最高
―先日のデモ(「オキュパイ・トウキョウ」)も実際に行かれて、参加者の方にインタビューされたんですか?
古市憲寿氏(以下、古市):はい。「オキュパイ・トウキョウ」は、人が少なかったですね。報道陣の方が多いぐらいでした。
―アメリカの様子を見ていると、物凄いエネルギーを感じるのですが現代の日本で同じ状況は生まれにくいのでしょうか。
古市:「オキュパイ・トウキョウ」の問題はいくつかあったと思います。
まず情報強者しかデモの存在を知りえなかったという問題。告知期間が短かったこともあり、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアをよほど駆使している人じゃないと、デモにたどり着けなかったと思います。一週間前の段階では東京の「どこかでやる」ことだけが告知されていて、実際にどこでやるかがわかりませんでしたから。
そして、彼らが掲げているテーマである「反格差」にリアリティを感じられる人がほとんどいないということも言えると思います。
雨宮処凛さんとか松本哉さんたちが、反貧困運動をずっとやってきましたけど、あれに集まるのは結局、一部の人だけじゃないですか。実際、ほとんどの若者たちは格差社会の被害者だという意識はないし、今の生活に満足している。
『絶望の国の幸福な若者たち』でも強調して書いたことですが、政府の統計によれば20代の生活満足度は約7割。過去最高の水準です。他の統計を見ても、若者の幸福度はこの20年間右肩上がりです。若者自身に、自分たちが弱者であるという当事者意識はほとんどないと思います。
実際、今の日本は歴史上まれに見る「豊かさ」の中にあります。ユニクロやH&Mで服を買って、大戸屋でご飯食べて、夜はtwitterで呼びかけた友だちと鍋。あんまりお金をかけずに、そこそこ楽しい生活ができてしまいます。
つまり「日本ってなんて豊かで恵まれているんだろう」という意識の方が強いと思うんですよね。最近『僕たちは世界を変えることができない』という映画が公開されましたが、「カンボジアに学校を作る」みたいな活動をする若者の存在が象徴的だと思います。
そういう状況の中で「反格差」「反貧困」みたいなイベントは盛り上がらないですよね。そもそも「オキュパイ」って単語が難しいし(笑)。
―今、海外ボランティアに行く学生が増えていたりですとか、3.11以降ボランティアの意識がかつてないほど高まっているというのは、自分たちよりも周囲の方が大変だという意識が強いからなんでしょうか。
古市:「社会を変えよう」と思った時に、自分が今いる場所や自分を変えようという意識が薄い気がします。それよりも自分の外側にある世界を変える方がリアリティをもちやすい。
例えば、反原発デモの時に統一地方選挙があったんですけど、当日デモの参加者にインタビューして驚いたんですが、選挙に行ってないという人が結構な数いた。もちろんサンプル・バイアスの問題かも知れないので一概には言えないのですけど。
都知事選で石原慎太郎が選ばれるかどうかという事実が、今後の原発行政に及ぼす影響はそれなりに大きいと思うのですが、その選挙に行かないでデモに参加する。具体的に自分が権利を行使できるはずの選挙はつまらないから行かなくて、デモというお祭りには参加するというのは象徴的だと思います。
それと同じ文脈で「カンボジアに学校を建てる」というようなことも理解できます。途上国には、わかりやすい貧困あって、150万円出せば学校が作れるというわかりやすい目標がある。たった150万円で目に見えて救われる人がいる。そういうものの方がリアリティをもちやすいというのは、理解しやすい話だなと思います。
</転載>
水槽の中で生まれた魚が外の広い世界を知らず、鳥篭の中で育った鳥が、自力でエサを見つけられず再び元の鳥篭に舞い戻ってしまう。・・・と、いうコトですかね。無知なるが故の満足、他力本願な幸せが、若者にも蔓延しているワケですか?
古市憲寿氏(25日、東京大学本郷キャンパスにて。撮影:野原誠治)
<転載>
若者はもっと「自己中」になって社会を変えろ~「絶望の国の幸福な若者たち」著者インタビュー~2
2011年10月28日11時30分
デモなんかしなくても社会は変えられる
―じゃあ例えば、家の不用品を持ち寄ってフリーマーケットしようみたいな方が、デモよりも盛り上がるということでしょうか。
古市:はい、実際アースデイなんかだと2日間で10万人ぐらい動員していますしね。これはディズニーランドの来場者数と比べてもそんなに遜色のない数字です。あれぐらいカジュアルで、「地球になんか良いことしようよ」みたいなふわっとした気持ちで参加できて、楽しいイベントだったら人は集まるんです。
「オキュパイ・トウキョウ」みたいに変に堅苦しい感じじゃなくて、もっとそれこそふわっとした内容のイベントの方が動員は出来ると思うんですね。
ただ、それが社会的なインパクトになるかは、また別の問題です。アースデイでも反原発デモも、そこに何人集まったかで社会が変わるかどうかが決まるわけではないですから。
しかも「反原発」とか「地球を守ろう」というシングル・イッシューで人を動員したところで、問題はその後です。本気で「反原発」や「地球を守る」ことを目指すなら、個別的で地味な努力をしていかないといけない。そこには当然利害の対立もある。運動は大抵、この段階でバラバラになります。
そもそも、デモって「力がないものに残された最後の手段」だと思うんです。だけど日本では「デモか革命か」みたいなイメージで、それが社会変革の唯一の手段だと思われている。
社会を変える方法というのはもっとたくさんあるはずなんです。
「オキュパイ・トウキョウ」の開催をtwitterで知るくらいの情報強者であるならば、つまらないかもしれないけど「この法律の第○条のこういう条文を変える」みたいなより具体的な目標を設定して、政治家や官僚とネゴシエーションするとか。もちろんそれってものすごく大変な上に、長い時間のかかる地道なつまらない作業だと思うんですけど、それくらい本気なのかって話ですよ。
40年間毎月デモに参加してます、みたいなおじいさんにも同じことが言えます。それだけ長く生きていれば政治家の知り合い、もしくは知り合いの知り合いくらいはいるだろうから、頭の一つや二つを下げて実際に「権力」と接触してみる。
そういうことの方が、実質的に「世の中を変える」ことになると思います。
それをしないで、デモにだけ参加しているのは、どうかなあと思います。もちろん、それが楽しいのであれば良いんでしょうけど、あんまり本気じゃないのかなという気がしてしまいます。
だったらはじめからデモじゃなくて、ちょうど「オキュパイ・トーキョー」と同じ日にオープンした阪急メンズ館に行くとか、もっと世の中には楽しいことがあるのに。いや、デモが阪急メンズ館より楽しいなら、全然いいんですけど。
―つまり、本気で若者が何らかの形で政治的なアクションを起こすほどに、日本の現状は切迫していないということなんでしょうか?
古市:そうなんですよ。逆に言えば、本当に危機感を感じた時には勝手に人々は動き出す。2010年に起きた東京都の非実在青少年問題に対する反対運動がわかりやすい例です。
東京都が、青少年健全育成条例の改正案に、マンガやアニメのキャラクターであっても年齢が18歳未満に見える場合、規制をかけるという条項を盛り込もうとしたんです。これに対して危機感を持った人々が、地元の議員に陳情に行ったりとか、反対の署名を集めたりとか結構、具体的な行動を起こしています。
特にデモが起こったりしたわけじゃないですけど、より実質的で具体的な行動を起こしているわけです。結果的に条例案は可決されてしまいましたが、「政治」や「権力」と具体的にどう関わったらいいかという教訓を多くの人に残したと思います。
だから、逆に「反格差」「反貧困」というのは、それほどまだ切迫感がないから具体的な行動に結びついていない、と僕は考えています。
―今、昨年の東京都の条例改正の例を挙げていただきましたが、他に若者が切迫感をもって具体的な行動に移すケースというのはあるのでしょうか?
古市:そもそも現在では、「若者が」という世代論でくくることが難しくなってきていると思います。例えば、「原発事故と放射能の影響」という問題に対しては、小さい子がいるお母さんは、色々な政治行動を起こすようになっていますよね。行政が放射性物質を測らない食品を、自分たちで独自に測定したりとか、積極的にネットワークを作ったりとか。
「お母さん」っていうと若者じゃないように聞こえるけど、実際に多くの「お母さん」は20代から30代で、年齢的には若者といえます。
つまり、無理して「若者」というカテゴリーを設定してしまって、「若者」に何かを期待するという眼差し自体が微妙だと思うんですよね。ひと口に「若者」と言っても、その中にはバリバリ働く正社員もいれば、フリーターもいる。お母さんもいれば、お父さんもいれば、引きこもりもいる。あまりにも茫漠としていて、掴みどころのない主体に対して何らかの活動を期待しているわけですから。
―かつての学生運動のようなわかりやすい形の運動が起きないから「若者は元気がない」と語られてしまうのでしょうか。
古市:そもそも学生運動が凄く美化されているように思います。僕がどうしてもわからないのが、なぜ自分の食い扶持さえも稼げないような学生が、社会とか国家とか語って、威張っていたのかということです。その方が逆に疑問ですよ。別に自分が稼げてなくて、自立もしていないなら、バーベーキューでもしてればいいじゃないですか。
政治とか社会というのは、向かってくるものだと思うんですよね。年齢的に成長して、家族を持つとか子どもが出来るとか、大切な人に出会うとか、そういう状況の中で具体的な問題となって立ち現れ、迫ってくるものだと思うんです。例えば、子どもが通っている学校が荒れているとか、そういう具体的な問題に巻き込まれた時に、それにどう対処していくかを考えることも政治ですよね。
</転載>
危機感を持ったら若者は勝手に動くと言っても、ジッサイ・・・青少年健全育成条例にしても、ヤバイと思って直接政治家に働きかけても結果が出せなかったワケでしょ?ワタシには、
「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」
の一説が脳裏に浮かびましたわ。
ナチ党が共産主義を攻撃したとき、
私は自分が多少不安だったが、
共産主義者でなかったから何もしなかった。
ついでナチ党は社会主義者を攻撃した。
私は前よりも不安だったが、
社会主義者ではなかったから何もしなかった。
ついで学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。
私はずっと不安だったが、まだ何もしなかった。
ナチ党はついに教会を攻撃した。
私は牧師だったから行動した―しかし、それは遅すぎた。
なぜ青少年健全育成条例の改正案を廃案にできなかったのか?個別に政治家に働きかけたのにどうして?それは・・・
声が足りなかった。
の一点に尽きます。たかだかひとり、ふたりが政治家と直談判したところで、そんな少数意見を政治家が汲み上げると本気で思います?無駄だとは言いませんが、日本は曲がりなりにも民主主義の国であり、重要視されるのはマジョリティーの意見なワケですよ。残念ながら。そんなね?江戸時代の「直訴」みたいな真似はまかり通りまセン。
であれば、デモをしてでも、庶民の切実な声を政治家に分からせるのは、民主主義における庶民の正攻法であり権利であります。よね?若者がデモに参加しない?自らの権利を放棄するのも自由です。鳥篭の中でピイピイ鳴いているのが好きなら、それもイイでしょう。
幸い、今回のTPP参加の是非に関しては国民の総意として不参加にほぼ固まり、それを無視して参加、もしくは交渉に臨むのなら、現内閣は未来永劫・・・
日本を裏切った謀反人
・・・の誹りを受けるであろう事は否めませんなあ。
くれぐれも、リーダーシップと独裁を履き違えちゃあイケマセン。意見が分裂、交錯する中で最善の道を見出すのが「リーダーシップ」。それに引き換え、庶民の総意を無視して独断を下すのが「独裁」。ワタシたちは・・・
「独裁者」を首長として仰ぐ気はナイ!
・・・ワケです。ま、オバマ大統領がガタガタ言う様なら、直接アメリカの庶民に日本の状況を訴えかけるぐらいの気概を見せて下さいな。ねえ?
でわっ!
トリプルコンボ
このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
で、中野先生が熱く・・・というかキレ気味に語っていますが、要はオバマ大統領の失政の尻拭いを日本国民に押し付けるのがTPPなワケですか?普天間基地とのバーターで?
ふざけるな!
っと、ワタシも熱くなってしまいましたが、中野先生が一瞬触れた「円高」について興味深い見解があります。
<転載>
円高は政府の″金持ち優遇政策″が原因だ
2011年10月27日17時00分
Video streaming by Ustream
<抜粋1>
森永:それは、さておきスイスの国立の中央銀行が、9月にスイスフランが高くなりすぎては困るということで、1.2スイスフランが1ユーロになるまで無制限に為替に介入するぞといったんです。そうしたら4日間ぐらいでほぼ目標の水準に近づいて、1カ月足らずで狙い通りの為替になったんです。
</抜粋1>
<抜粋2>
森永:普通、お金は使うためにあるんですけど、お金中毒の人たちは残高を増やすことだけに集中するんです。残高が増え続けていかないと満足できないんですよ。
で、そういう人たちにとって、この円高、デフレっていうのは笑いが止まらないんです。
渚:なんでー
森永:国内で考えると一番わかりやすいのですが、お金持ちはお金を一杯持っているわけです。そうすると、円高はデフレ、物価が下がっていくので自分が持っているお金の実質な価値が上がります。また円高なら、海外においても自分の持っているお金の価値が上がります。
いままでの日本は中流階級が多かったんですが、金持ちは自分たちが支配者になって残りの一般庶民を支配するような社会にしたいと思っているんですね。その時にデフレほど有利な状況はないんですね
小口:野田総理や安住財務大臣は、そういうお金持ちの人たちのしもべとなって動いているわけですか?
森永:野田総理や前原政調会長という前原・野田グループ、私は民主党ネオコン(新保守主義グループ)、略して「ミネコちゃん」と呼んでいるんですが。
この人たちは、弱肉強食政策で、構造改革派であり「弱い奴は死んじゃえ」派であり、強い人を伸ばしていって弱者は自己責任でお願いね、というのが基本的な考え方なんですね。
この民主党ネオコングループは、アメリカ、財界、霞ヶ関の官僚に全面服従というのが基本スタンスなんです。今回の円高は自分たちの利益になる一方で、アメリカ、オバマ大統領からのリクエストでもあるんですね。
小口:アメリカは、この円高は歓迎なんですか?
森永:アメリカ経済は、ボロボロなわけです。先進国の中では一番赤字を出しているわけですから。リーマンショックでガタガタですしね。
そういう状況でオバマ大統領は何を言ったかというと「輸出を倍にする」といってるんですね。そのためには、円高ドル安は好ましいわけです。
あとアメリカは、TPPへの参加も要求していますが、野田政権はこれも承諾するつもりでしょうね。
もしTPPに加盟すれば、アメリカは日本に向けて雪崩のように農産物を輸出するでしょうね。
</抜粋2>
<抜粋3>
小口:私の夫は町工場をやっているんで、今回の円高で非常に打撃を受けているんですよ。そういう人たちが、馬鹿を見るのは納得いかないんですが。
森永:だから、そういう人たちを救うために為替レートを110円にすることは出来るんですよ。スイスは出来たんです。だから、私を日銀総裁にしてくれるなり、財務大臣にしてくれればいんですよ。
</抜粋3>
</転載>
つうコトは「円高」はアメリカの指示であり、TPPとの合わせ技(コンボ)を仕組もうというワケですねえ。どこまで「売国」な連中なワケ?それに加えて安全保障の問題、つまり普天間基地も絡めてアジアにおける中国の脅威・・・南沙諸島の問題とか、尖閣諸島の問題とか、北朝鮮の問題とか・・・を煽れば、トリプルコンボですなあ。
あとアレだ、東日本大震災の復興事業。半年以上もゼンゼン進んでいないワケですが、もしかして日本のTPP参加待ち?日本がTPPに参加した途端に外資が復興事業を請け負っちゃうとか?まさかそこまで「外道」じゃないと思いたいワケですが、宮城県でしたか?野村総研に復興事業を丸投げしてたのは・・・。
被災地の復興にしても、キチンと状況を分析すれば「フクイチ事故」の影響を受けた地域とそうでない地域に分けられるハズで、放射能汚染の影響の無い地域は既に相当の復興が進んでいてもイイはずなのに、それに向けて国からの十分な補助金が投入されないのは、放射能の除染やら、今後予想される保証金を見越して出し惜しみしているんじゃないか?と。
それもこれも、東京電力に対する責任追求がユルイが故で、原発事故責任を徹底的に追及して出すもの出させなければイカンだろう!と。で、結果、東京電力が破産しようと、国営企業にして暫くは従業員の生活も保障出来るだろう!と。兎に角、原発事故の影響と純粋な自然災害(津波被害)を分け、津波被災地の復興は可及的速やかに対処しなければイカンだろう!・・・と。
でわっ!
で、中野先生が熱く・・・というかキレ気味に語っていますが、要はオバマ大統領の失政の尻拭いを日本国民に押し付けるのがTPPなワケですか?普天間基地とのバーターで?
ふざけるな!
っと、ワタシも熱くなってしまいましたが、中野先生が一瞬触れた「円高」について興味深い見解があります。
<転載>
円高は政府の″金持ち優遇政策″が原因だ
2011年10月27日17時00分
Video streaming by Ustream
<抜粋1>
森永:それは、さておきスイスの国立の中央銀行が、9月にスイスフランが高くなりすぎては困るということで、1.2スイスフランが1ユーロになるまで無制限に為替に介入するぞといったんです。そうしたら4日間ぐらいでほぼ目標の水準に近づいて、1カ月足らずで狙い通りの為替になったんです。
</抜粋1>
<抜粋2>
森永:普通、お金は使うためにあるんですけど、お金中毒の人たちは残高を増やすことだけに集中するんです。残高が増え続けていかないと満足できないんですよ。
で、そういう人たちにとって、この円高、デフレっていうのは笑いが止まらないんです。
渚:なんでー
森永:国内で考えると一番わかりやすいのですが、お金持ちはお金を一杯持っているわけです。そうすると、円高はデフレ、物価が下がっていくので自分が持っているお金の実質な価値が上がります。また円高なら、海外においても自分の持っているお金の価値が上がります。
いままでの日本は中流階級が多かったんですが、金持ちは自分たちが支配者になって残りの一般庶民を支配するような社会にしたいと思っているんですね。その時にデフレほど有利な状況はないんですね
小口:野田総理や安住財務大臣は、そういうお金持ちの人たちのしもべとなって動いているわけですか?
森永:野田総理や前原政調会長という前原・野田グループ、私は民主党ネオコン(新保守主義グループ)、略して「ミネコちゃん」と呼んでいるんですが。
この人たちは、弱肉強食政策で、構造改革派であり「弱い奴は死んじゃえ」派であり、強い人を伸ばしていって弱者は自己責任でお願いね、というのが基本的な考え方なんですね。
この民主党ネオコングループは、アメリカ、財界、霞ヶ関の官僚に全面服従というのが基本スタンスなんです。今回の円高は自分たちの利益になる一方で、アメリカ、オバマ大統領からのリクエストでもあるんですね。
小口:アメリカは、この円高は歓迎なんですか?
森永:アメリカ経済は、ボロボロなわけです。先進国の中では一番赤字を出しているわけですから。リーマンショックでガタガタですしね。
そういう状況でオバマ大統領は何を言ったかというと「輸出を倍にする」といってるんですね。そのためには、円高ドル安は好ましいわけです。
あとアメリカは、TPPへの参加も要求していますが、野田政権はこれも承諾するつもりでしょうね。
もしTPPに加盟すれば、アメリカは日本に向けて雪崩のように農産物を輸出するでしょうね。
</抜粋2>
<抜粋3>
小口:私の夫は町工場をやっているんで、今回の円高で非常に打撃を受けているんですよ。そういう人たちが、馬鹿を見るのは納得いかないんですが。
森永:だから、そういう人たちを救うために為替レートを110円にすることは出来るんですよ。スイスは出来たんです。だから、私を日銀総裁にしてくれるなり、財務大臣にしてくれればいんですよ。
</抜粋3>
</転載>
つうコトは「円高」はアメリカの指示であり、TPPとの合わせ技(コンボ)を仕組もうというワケですねえ。どこまで「売国」な連中なワケ?それに加えて安全保障の問題、つまり普天間基地も絡めてアジアにおける中国の脅威・・・南沙諸島の問題とか、尖閣諸島の問題とか、北朝鮮の問題とか・・・を煽れば、トリプルコンボですなあ。
あとアレだ、東日本大震災の復興事業。半年以上もゼンゼン進んでいないワケですが、もしかして日本のTPP参加待ち?日本がTPPに参加した途端に外資が復興事業を請け負っちゃうとか?まさかそこまで「外道」じゃないと思いたいワケですが、宮城県でしたか?野村総研に復興事業を丸投げしてたのは・・・。
被災地の復興にしても、キチンと状況を分析すれば「フクイチ事故」の影響を受けた地域とそうでない地域に分けられるハズで、放射能汚染の影響の無い地域は既に相当の復興が進んでいてもイイはずなのに、それに向けて国からの十分な補助金が投入されないのは、放射能の除染やら、今後予想される保証金を見越して出し惜しみしているんじゃないか?と。
それもこれも、東京電力に対する責任追求がユルイが故で、原発事故責任を徹底的に追及して出すもの出させなければイカンだろう!と。で、結果、東京電力が破産しようと、国営企業にして暫くは従業員の生活も保障出来るだろう!と。兎に角、原発事故の影響と純粋な自然災害(津波被害)を分け、津波被災地の復興は可及的速やかに対処しなければイカンだろう!・・・と。
でわっ!
2011年10月28日金曜日
グローバル経済とやらの弊害じゃないの?
このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
ども。タイの洪水の影響で、アキバでHDDの価格が高騰しているそうですが・・・。
<転載>
「直撃ですよ」――HDDショックでアキバ中が混乱
<前略>
ただし、ここまで際だった値動きは、現時点ではアキバ限定の可能性が高い。数日前まで帰省していたという某店員氏は「地元の九州では何の変化もなかったです。アキバはPCパーツの回転が早いので、こういう値動きを反映しやすいというのはありますよね。特に内蔵HDDは間に代理店しか挟まないから、影響をせき止めにくいですし」という。
実際アキバでも、製造工程でワンクッション挟む外付けHDDについては、値上げや供給不足はまだ起きていなかった。PC DIY SHOP FreeTは「日立の2TバイトHDDを採用している純正の外付けHDDが、内蔵HDDよりも500円近く安くなっているんですよね。まあ、こういう逆転現象も1~2週間で収まるとは思いますが、外付けHDDも値上がりするのか、内蔵HDDが元通りになっていくのかは、誰にも分からないって感じです」と話していた。事態が長引くと、HDDの価格上昇と品薄傾向は、地理的には地方都市へ、モノ的には外付けHDDやPC本体、レコーダーなどに広がっていくというわけだ。
ちなみに、タイの洪水被害により、デジカメの生産にも影響が出ているが、PCパーツ関連ではHDD以外に特別な動きは起きていない模様だ。
</転載>
過去における「オイルショック」の際の「トイレットペーパー買占め」とか、最近では「フクイチ事故」の影響による「ガイガーカウンターの価格高騰」とか、ナンか事が起こる度に「値上げ」が起きるという事態を見るに、
ゼンゼン進歩して無いなあ。
と、感無量?です。
以前「グルーポン」について触れた際に、
これからのメインストリームは「物流」になる。
と、自論を述べましたが、今回のタイにおける洪水の影響ではその「物流」が滞っているワケです。HDDに限らず、様々な工場がタイに集中したおかげで。
東日本大震災の際も、主に自動車部品関連の工場が被災地近辺に集中していたことで、世界的な規模での部品調達の問題が露呈しましたし、その事によって、リスク管理の為に工場の分散を計画する企業も見られました。
安定した物流を優先に考えるならば、生産拠点は分散している方がイイに決まっています。それを、現地の労働者の賃金だとか、外資に対する関税の優遇だとかの利益にばかりに目を奪われると、今回の事態の様に一箇所に工場が集中する結果となり、イザ!災害などに見舞われると生産が止まり、即座に物流が滞ってしまうワケです。
それもこれも、利益のみを追い求める企業の失態です。真に消費者のことを考える企業であれば、生産が止まるということは消費者に迷惑を掛け、ひいては社会的な混乱さえ引き起こし兼ねないと自重するでしょう。
今回のHDDの件で言えば、現在日本企業でHDDを生産している企業は日立くらいです。よね?価格競争で勝てないので、ほとんどがHDD事業から撤退してしまったワケですが、この先ウェスタンデジタル社の工場再開が先行き不透明な状況の中で、平常時の価格は多少高かったとしても、日本製のHDDを通常価格で供給し続けられたなら皆な喜んで購入するでしょうし、企業の高感度、信頼度がアップするのは間違いなし!
いち消費者として言わせて貰うならば、信頼できる製品であれば多少価格が高くても購入したいものです。無農薬野菜が高いのと同じ理屈で、安心・満足が得られるのなら、進んで「安物買いの銭失い」をする気は無い。・・・と、いう事です。
TPPにしても、日本が参加しなければ企業が海外に流出すると経団連などはホザいていますが、経団連が日本の全企業を代弁しているつもりなんですかね?え?企業利益ばかりを追求する連中とは別に、「モノづくりの王道」を歩む企業もまだまだ日本には残っているんじゃないんですか?
ワタシ的には蒲田の町工場は日本の財産だと思っています。最先端産業の分野で蒲田の町工場は世界一のシェア、技術を誇っています。彼らはホントに何でも作れます。職人の技術に支えられている部分が大きいので量産は出来ませんが、その「職人技」こそが日本の財産であり、価格競争に巻き込まれず世界と互角以上に戦える重要な戦略物資と言えます。
目先の利益のみを追求して海外に移転し、利益優先で皆な同じ所に集まって、一旦災害に見舞われればニッチもサッチも行かなくなり、企業の減収は元より社会にも迷惑を掛ける。・・・なんて子供じゃあるまいし、もっと広い目で世界を、リスク管理を見れないんですかね?日本の名だたる企業人は。
ま、TPP不参加で、銭ゲバ企業が日本から居なくなってくれた方が清々します。そうなればベンチャー企業も活動し易くなるでしょうし、政府もベンチャー企業を補助せざるを得なくなるワケで、必然的に新しい製品とか、新しい技術とか、新しい流通システムとかが生まれて来る土壌が整備されるワケですよ。はい。
クドイようですが、日本の職人技は世界で互角以上に戦えます。そして民間・学界問わず、素晴らしいアイデアを持った人がゴロゴロしているのも日本の強みです。件の「磁力抵抗ゼロモーター」にしても、一日も早く製品化すれば、応用範囲は無限大です。
例えばですよ?自家発電設備。現在はエンジンを使って発電モーターを回しているワケですが、「磁力抵抗ゼロモーター」なら人力での発電も夢じゃないワケです。それこそ自転車を漕ぐ様に発電しても、磁力抵抗が無いワケですから疲れません。
プラス、性能の良い蓄電池があれば、一日三時間自転車を漕げば一日分の電力が蓄えられる。・・・という究極の自家発電設備さえ、明日にでも実現可能な技術なワケですし、電力インフラが整っていない国・・・例えばブータンあたりは大喜びで買うんじゃないか?と。なにしろブータンは、全国民が自然との調和を最優先に考えていますから。
ブータンに限らず、電化から取り残された地域は世界中に沢山あります。それらの地域を日本の技術で一気に電化したら、世界は一瞬で変わるでしょうなあ。当然、日本は世界中から感謝されるでしょうし、それは日本国の安全保障の面でも、「アメリカのくびき」から開放される最善の道だと言えるでしょう。
しかし、そういったカネにならない技術には銭ゲバ企業は手を出さないばかりか、下手をするとマスコミ、行政を使って潰しに掛かって来ても困るので、依って銭ゲバ企業にはトットと日本から出て行って頂きたい。・・・と。
で、長い目で見た場合、銭ゲバ企業を一掃する上でもここは、
TPP不参加
の路線で行くのが、日本の将来の為にも、社会の為にも、ひいては世界の為にも善いのではないか?・・・と。
ま、以上がワタシの勝手なビジョンなワケですが、皆さんも勝手にビジョンを描いてみて下さい。日本をより良くするする為に。
でわっ!
ども。タイの洪水の影響で、アキバでHDDの価格が高騰しているそうですが・・・。
<転載>
「直撃ですよ」――HDDショックでアキバ中が混乱
<前略>
ただし、ここまで際だった値動きは、現時点ではアキバ限定の可能性が高い。数日前まで帰省していたという某店員氏は「地元の九州では何の変化もなかったです。アキバはPCパーツの回転が早いので、こういう値動きを反映しやすいというのはありますよね。特に内蔵HDDは間に代理店しか挟まないから、影響をせき止めにくいですし」という。
実際アキバでも、製造工程でワンクッション挟む外付けHDDについては、値上げや供給不足はまだ起きていなかった。PC DIY SHOP FreeTは「日立の2TバイトHDDを採用している純正の外付けHDDが、内蔵HDDよりも500円近く安くなっているんですよね。まあ、こういう逆転現象も1~2週間で収まるとは思いますが、外付けHDDも値上がりするのか、内蔵HDDが元通りになっていくのかは、誰にも分からないって感じです」と話していた。事態が長引くと、HDDの価格上昇と品薄傾向は、地理的には地方都市へ、モノ的には外付けHDDやPC本体、レコーダーなどに広がっていくというわけだ。
ちなみに、タイの洪水被害により、デジカメの生産にも影響が出ているが、PCパーツ関連ではHDD以外に特別な動きは起きていない模様だ。
</転載>
過去における「オイルショック」の際の「トイレットペーパー買占め」とか、最近では「フクイチ事故」の影響による「ガイガーカウンターの価格高騰」とか、ナンか事が起こる度に「値上げ」が起きるという事態を見るに、
ゼンゼン進歩して無いなあ。
と、感無量?です。
以前「グルーポン」について触れた際に、
これからのメインストリームは「物流」になる。
と、自論を述べましたが、今回のタイにおける洪水の影響ではその「物流」が滞っているワケです。HDDに限らず、様々な工場がタイに集中したおかげで。
東日本大震災の際も、主に自動車部品関連の工場が被災地近辺に集中していたことで、世界的な規模での部品調達の問題が露呈しましたし、その事によって、リスク管理の為に工場の分散を計画する企業も見られました。
安定した物流を優先に考えるならば、生産拠点は分散している方がイイに決まっています。それを、現地の労働者の賃金だとか、外資に対する関税の優遇だとかの利益にばかりに目を奪われると、今回の事態の様に一箇所に工場が集中する結果となり、イザ!災害などに見舞われると生産が止まり、即座に物流が滞ってしまうワケです。
それもこれも、利益のみを追い求める企業の失態です。真に消費者のことを考える企業であれば、生産が止まるということは消費者に迷惑を掛け、ひいては社会的な混乱さえ引き起こし兼ねないと自重するでしょう。
今回のHDDの件で言えば、現在日本企業でHDDを生産している企業は日立くらいです。よね?価格競争で勝てないので、ほとんどがHDD事業から撤退してしまったワケですが、この先ウェスタンデジタル社の工場再開が先行き不透明な状況の中で、平常時の価格は多少高かったとしても、日本製のHDDを通常価格で供給し続けられたなら皆な喜んで購入するでしょうし、企業の高感度、信頼度がアップするのは間違いなし!
いち消費者として言わせて貰うならば、信頼できる製品であれば多少価格が高くても購入したいものです。無農薬野菜が高いのと同じ理屈で、安心・満足が得られるのなら、進んで「安物買いの銭失い」をする気は無い。・・・と、いう事です。
TPPにしても、日本が参加しなければ企業が海外に流出すると経団連などはホザいていますが、経団連が日本の全企業を代弁しているつもりなんですかね?え?企業利益ばかりを追求する連中とは別に、「モノづくりの王道」を歩む企業もまだまだ日本には残っているんじゃないんですか?
ワタシ的には蒲田の町工場は日本の財産だと思っています。最先端産業の分野で蒲田の町工場は世界一のシェア、技術を誇っています。彼らはホントに何でも作れます。職人の技術に支えられている部分が大きいので量産は出来ませんが、その「職人技」こそが日本の財産であり、価格競争に巻き込まれず世界と互角以上に戦える重要な戦略物資と言えます。
目先の利益のみを追求して海外に移転し、利益優先で皆な同じ所に集まって、一旦災害に見舞われればニッチもサッチも行かなくなり、企業の減収は元より社会にも迷惑を掛ける。・・・なんて子供じゃあるまいし、もっと広い目で世界を、リスク管理を見れないんですかね?日本の名だたる企業人は。
ま、TPP不参加で、銭ゲバ企業が日本から居なくなってくれた方が清々します。そうなればベンチャー企業も活動し易くなるでしょうし、政府もベンチャー企業を補助せざるを得なくなるワケで、必然的に新しい製品とか、新しい技術とか、新しい流通システムとかが生まれて来る土壌が整備されるワケですよ。はい。
クドイようですが、日本の職人技は世界で互角以上に戦えます。そして民間・学界問わず、素晴らしいアイデアを持った人がゴロゴロしているのも日本の強みです。件の「磁力抵抗ゼロモーター」にしても、一日も早く製品化すれば、応用範囲は無限大です。
例えばですよ?自家発電設備。現在はエンジンを使って発電モーターを回しているワケですが、「磁力抵抗ゼロモーター」なら人力での発電も夢じゃないワケです。それこそ自転車を漕ぐ様に発電しても、磁力抵抗が無いワケですから疲れません。
プラス、性能の良い蓄電池があれば、一日三時間自転車を漕げば一日分の電力が蓄えられる。・・・という究極の自家発電設備さえ、明日にでも実現可能な技術なワケですし、電力インフラが整っていない国・・・例えばブータンあたりは大喜びで買うんじゃないか?と。なにしろブータンは、全国民が自然との調和を最優先に考えていますから。
ブータンに限らず、電化から取り残された地域は世界中に沢山あります。それらの地域を日本の技術で一気に電化したら、世界は一瞬で変わるでしょうなあ。当然、日本は世界中から感謝されるでしょうし、それは日本国の安全保障の面でも、「アメリカのくびき」から開放される最善の道だと言えるでしょう。
しかし、そういったカネにならない技術には銭ゲバ企業は手を出さないばかりか、下手をするとマスコミ、行政を使って潰しに掛かって来ても困るので、依って銭ゲバ企業にはトットと日本から出て行って頂きたい。・・・と。
で、長い目で見た場合、銭ゲバ企業を一掃する上でもここは、
TPP不参加
の路線で行くのが、日本の将来の為にも、社会の為にも、ひいては世界の為にも善いのではないか?・・・と。
ま、以上がワタシの勝手なビジョンなワケですが、皆さんも勝手にビジョンを描いてみて下さい。日本をより良くするする為に。
でわっ!
2011年10月26日水曜日
カントナ革命
このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
ワタシ、サッカーにあまり詳しくないんで「カントナ」という選手のコト、全く知らなかったのですが、件の選手が・・・
「銀行に言ってカネを引き出そう。2000万人が預金を引き出せば、銀行システムは崩壊する。」
・・・と呼びかけているらいいです。
<転載>
サッカーの英雄が仕掛ける銀行取り付け革命
ニューズウィーク日本版オフィシャルサイト
<抜粋>
フランスでは10月上旬、ニコラ・サルコジ大統領の年金制度改革法案に反対する人々が連日、大規模デモを繰り広げていた。カントナはフランスのメディアに対して、銀行預金を一斉に引き出して真の革命を起こそうと呼びかけた。「現代の革命の舞台は銀行だ。近くの銀行に言ってカネを引き出そう。2000万人が預金を引き出せば、銀行システムは崩壊する。武器を使わず、血も流れない。(アルベルト・)スパジャリ流だ(スパジャリは1976年にニースで大胆な銀行強盗事件を起こした世紀の大強盗)」
この発言はたちまちネットを駆け巡り、フェースブックには12月7日に預金を引き出すと誓った人々のグループが多数生まれている。
</抜粋>
</転載>
・・・ん?パバロッティ?
で、この呼びかけに具体性はあるのか?・・・つまり、口座を解約して預金を引き出せるか?を考えるに、ムズかしいんじゃないか?と。
誰もが、銀行に預金してある自分の口座の資産は自分のモノだと思っているでしょうが、
本当にそうなの?
例えば家を新築したり、購入する場合、即金で全額支払える人はマズいません。従ってローンを組みます。早い話が借金をするワケです。長期にわたって。その際にお世話になるのが、各種の金融機関なワケです。
だから金融機関・・・主に銀行との縁が切れると借金もできなくなり、自分の家を手に入れられるのは一部の裕福な人たちに限られるでしょうし、既に住宅ローンを組んでしまった人は、住む家を失う事態にもなるワケです。
クレジットカードにしても銀行に口座を持っていなければ作ることができないワケだし、はやいハナシが、金融機関に借金漬けにされているのが現代人の実状かと。
そのような状況の中で2000万人が口座を解約することは可能なのか?チョッと疑問です。
しかしこれはひとつの事実を教えてくれます。それは、ワタシたちが金融機関を利用しているのではなく、ワタシたちが・・・
金融機関に利用されている。
・・・という現実です。
金融システムとは?・・・況や、そもそもシステムとはどういうものなのか?基本的に利用者側に主導権、選択権が有り、と或るシステムを利用するのも、別なシステムを利用するのも利用者側の自由であるハズ。
しかし、ジッサイ現状の金融システムから外れて生活できるか?ほとんどの人は銀行、金融機関に何らかの「借金」をしているのではないでしょうか?世の常として、金を借りる側は、貸す側には頭が上がらないものです。黙って服従するしかないワケです。
つまりワタシたちは金融システムを利用しているのではなく、金融システムの一部として「奉仕」させられている。・・・とも見て取れます。その事実に多くの人が目覚めれば、ナントカ・・・もとい、カントナ選手の言う、「2000万人の口座解約」も現実味を帯びるでしょう。
それには銀行に口座を持ちながらも、いつでも解約できる「無借金」の有志が2000万人集まれば、
金融革命
も夢ではないと思うワケですが、どうです?
ちなみにワタシには資産なんて無いので、当然、金融機関に借金も無いワケですが、ま、そんなワタシの口座を解約したところで「蜂のひと刺し」にもならないのが悲しいデス。・・・orz
でわっ!
ワタシ、サッカーにあまり詳しくないんで「カントナ」という選手のコト、全く知らなかったのですが、件の選手が・・・
「銀行に言ってカネを引き出そう。2000万人が預金を引き出せば、銀行システムは崩壊する。」
・・・と呼びかけているらいいです。
<転載>
サッカーの英雄が仕掛ける銀行取り付け革命
ニューズウィーク日本版オフィシャルサイト
<抜粋>
フランスでは10月上旬、ニコラ・サルコジ大統領の年金制度改革法案に反対する人々が連日、大規模デモを繰り広げていた。カントナはフランスのメディアに対して、銀行預金を一斉に引き出して真の革命を起こそうと呼びかけた。「現代の革命の舞台は銀行だ。近くの銀行に言ってカネを引き出そう。2000万人が預金を引き出せば、銀行システムは崩壊する。武器を使わず、血も流れない。(アルベルト・)スパジャリ流だ(スパジャリは1976年にニースで大胆な銀行強盗事件を起こした世紀の大強盗)」
この発言はたちまちネットを駆け巡り、フェースブックには12月7日に預金を引き出すと誓った人々のグループが多数生まれている。
</抜粋>
</転載>
・・・ん?パバロッティ?
で、この呼びかけに具体性はあるのか?・・・つまり、口座を解約して預金を引き出せるか?を考えるに、ムズかしいんじゃないか?と。
誰もが、銀行に預金してある自分の口座の資産は自分のモノだと思っているでしょうが、
本当にそうなの?
例えば家を新築したり、購入する場合、即金で全額支払える人はマズいません。従ってローンを組みます。早い話が借金をするワケです。長期にわたって。その際にお世話になるのが、各種の金融機関なワケです。
だから金融機関・・・主に銀行との縁が切れると借金もできなくなり、自分の家を手に入れられるのは一部の裕福な人たちに限られるでしょうし、既に住宅ローンを組んでしまった人は、住む家を失う事態にもなるワケです。
クレジットカードにしても銀行に口座を持っていなければ作ることができないワケだし、はやいハナシが、金融機関に借金漬けにされているのが現代人の実状かと。
そのような状況の中で2000万人が口座を解約することは可能なのか?チョッと疑問です。
しかしこれはひとつの事実を教えてくれます。それは、ワタシたちが金融機関を利用しているのではなく、ワタシたちが・・・
金融機関に利用されている。
・・・という現実です。
金融システムとは?・・・況や、そもそもシステムとはどういうものなのか?基本的に利用者側に主導権、選択権が有り、と或るシステムを利用するのも、別なシステムを利用するのも利用者側の自由であるハズ。
しかし、ジッサイ現状の金融システムから外れて生活できるか?ほとんどの人は銀行、金融機関に何らかの「借金」をしているのではないでしょうか?世の常として、金を借りる側は、貸す側には頭が上がらないものです。黙って服従するしかないワケです。
つまりワタシたちは金融システムを利用しているのではなく、金融システムの一部として「奉仕」させられている。・・・とも見て取れます。その事実に多くの人が目覚めれば、ナントカ・・・もとい、カントナ選手の言う、「2000万人の口座解約」も現実味を帯びるでしょう。
それには銀行に口座を持ちながらも、いつでも解約できる「無借金」の有志が2000万人集まれば、
金融革命
も夢ではないと思うワケですが、どうです?
ちなみにワタシには資産なんて無いので、当然、金融機関に借金も無いワケですが、ま、そんなワタシの口座を解約したところで「蜂のひと刺し」にもならないのが悲しいデス。・・・orz
でわっ!
2011年10月23日日曜日
金融危機とアラブの春
このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
ギリシャがどうしたフランスがどうした、はたまたアメリカがデフォルトしそうだと連日ニュースで目にしますが、ワタシ・・・フト思ったのですが、「欧米の金融システム」の他に、「イスラムの金融システム」もこの世界には厳然と存在するワケです。
経済グローバル化とイスラム金融
で、欧米の金融システムがガタガタになったからと言って、世界中の金融システムがダウンする謂れも無いんじゃなかろうか?・・・と。
ジッサイ、イスラム教徒の多い国にはイスラム式の金融システムが根付いているワケですよね?アジアで言えばインドネシアとか、マレーシアとか、バングラディシュとか?
資本主義が問題なのでは無く、金融システムが問題なのであり、問題の多い欧米型の金融システムに対してイスラム型の金融システムが優れているなら、迷う事無く金融システムの入れ替えをすればイイだけのハナシではないでしょうか。
ウォール街のデモにしても、政府に対して待遇、境遇の改善を要求するだけでは、本質的に何も変わらないでしょう。「金融機関(ウォール街の住人)」にルールの手直しを要求しても、所詮、ルールを作った本人の都合に合わせて改正されるに過ぎないのではないか。
ではなくて、「ルールを根本から変える」くらいの覚悟、勢いが無ければ、世界の・・・少なくとも欧米金融システム主導の国々の状況は、今後も一進一退を繰り返すだけの様に思えます。
ま、ワタシもイスラムの金融システムについて造詣が深いワケではないので、イスラム金融システムを手放しで賞賛する気はありませんが、ただひとつ確かなことは、この世界には欧米主導の金融システムとは別な金融システムも存在するという事実です。
欧米型(キリスト教型?)の金融システムよりも、アラブ型(イスラム教型)の金融システムの方がより世界に安定をもたらすのならばそれも好し。それさえも不具合があるのなら、第三、第四の金融システムを模索、構築すればイイんです。頭のイイ人はたくさん居るワケでしょ?兎に角・・・
物事の本質
を見極めずに表面的な出来事だけを取り上げ、日銀総裁やG20の出席者の様にアレヤコレヤ言ったところで、何の解決にもならない。・・・と、ほぼ確信する次第です。はい。
現在巷に溢れる経済学なる学問にしても、要は、如何に現在の金融システムを維持するかというレベルの学問であり、金融システムそのものに問題があった場合、多分・・・何の役にも立たないのでしょうな。
ワタシは基本的に、資本主義に非は無いと考えています。労働の対価(収入)を得てそれをどう使うかは個人の自由であり、より多くの収入を得た人が他人の事業に資本投下(協力)するのは、経済の流動性を高める為にはむしろ推奨される行為に思えます。
ただし、起業したビジネスが全て上手く行くとは限りません。上手く行った場合に限り、投資リスクへのお礼として起業者から配当金が支払われるのは理に適いますが、必ず配当金を得ることを目的に投資するのはどうか?・・・と。
何故なら未来は誰にも分からないワケで、配当金を得られるかどうかも本来は不確実であり、
ゼッタイ儲かりますよ。
・・・などと嘯く証券会社、投資会社は、ゼッタイ儲かるように裏でナンかやってんのか?・・・と、ワタシなんぞは勘ぐってしまうワケです。
で、ハナシは飛躍するのですが、昨今の中東における「アラブの春」・・・とか呼ばれちゃっているアレ、アメリカがイラクを侵略?したのと同じように、今回のリビアでのドタバタにしても実は・・・
仏がリビアの油田を欲しがった。
・・・などという裏話も見かけたりしますが、ワタシとしては・・・
それだけか?
・・・という思いも否めないワケです。
ご承知の様に、フランスは世界一の原発大国であり、今後、脱原発が世界の趨勢になる状況下において、別なエネルギー資源を求める様になるのは当然の成り行きとしても、石油代替エネルギーへの技術移転も順調に進んでおり、今更石油に固執する?
しかもCO2排出規制を言い出した欧米自らが化石燃料に固執し、そうなるとCO2排出規制はどうなるの?やっぱりアレはウソでしたと開き直るワケ?先進国を気取る欧米の面子も有るでしょうから、そう簡単に「CO2排出規制」は取り下げられないでしょうなあ。ゴア氏にノーベル賞もあげちゃったし・・・。
そう考えると、欧米諸国が中東に介入する理由として「石油」だけでは物足りないようにも思え、プラスアルファの理由はナニかと推測するに・・・
イスラム圏金融システムの崩壊
・・・を目論んでいるという可能性もある?・・・と。
つまりイスラムの金融システムがある限り、欧米主導の金融システムによる世界統一が出来ないワケです。よね?
現在中東で起きている「民主化」とやらがイスラム金融システムの破壊を目的とされているとしたら?「死に体」の欧米金融システムを生き長らえさせる為に周到に準備されている、「ナンチャッテ民主主義」だとしたら?
さらにはウォールストリートの抗議活動にジョージ・ソロス氏が賛同しているそうですが、その真意は格差是正などではなく、何か別な目的がありそうな気配がプンプンするワケです。
裏を返せばそれだけ欧米型の金融システムが追い込まれている・・・断末魔に近いとも見て取れるワケで、旧来の拝金主義者どもに引導を渡してやる為にも、
新しい金融システム
のビジョンが描けなければ、ウォール街の抗議活動も茶番に終わるんだろうなあ・・・。と、思った次第です。はい。
「ウォール街を占拠せよ」デモ参加者、拠点の公園を清掃-強制立ち退きを阻止へ
でわっ!
ギリシャがどうしたフランスがどうした、はたまたアメリカがデフォルトしそうだと連日ニュースで目にしますが、ワタシ・・・フト思ったのですが、「欧米の金融システム」の他に、「イスラムの金融システム」もこの世界には厳然と存在するワケです。
経済グローバル化とイスラム金融
で、欧米の金融システムがガタガタになったからと言って、世界中の金融システムがダウンする謂れも無いんじゃなかろうか?・・・と。
ジッサイ、イスラム教徒の多い国にはイスラム式の金融システムが根付いているワケですよね?アジアで言えばインドネシアとか、マレーシアとか、バングラディシュとか?
資本主義が問題なのでは無く、金融システムが問題なのであり、問題の多い欧米型の金融システムに対してイスラム型の金融システムが優れているなら、迷う事無く金融システムの入れ替えをすればイイだけのハナシではないでしょうか。
ウォール街のデモにしても、政府に対して待遇、境遇の改善を要求するだけでは、本質的に何も変わらないでしょう。「金融機関(ウォール街の住人)」にルールの手直しを要求しても、所詮、ルールを作った本人の都合に合わせて改正されるに過ぎないのではないか。
ではなくて、「ルールを根本から変える」くらいの覚悟、勢いが無ければ、世界の・・・少なくとも欧米金融システム主導の国々の状況は、今後も一進一退を繰り返すだけの様に思えます。
ま、ワタシもイスラムの金融システムについて造詣が深いワケではないので、イスラム金融システムを手放しで賞賛する気はありませんが、ただひとつ確かなことは、この世界には欧米主導の金融システムとは別な金融システムも存在するという事実です。
欧米型(キリスト教型?)の金融システムよりも、アラブ型(イスラム教型)の金融システムの方がより世界に安定をもたらすのならばそれも好し。それさえも不具合があるのなら、第三、第四の金融システムを模索、構築すればイイんです。頭のイイ人はたくさん居るワケでしょ?兎に角・・・
物事の本質
を見極めずに表面的な出来事だけを取り上げ、日銀総裁やG20の出席者の様にアレヤコレヤ言ったところで、何の解決にもならない。・・・と、ほぼ確信する次第です。はい。
現在巷に溢れる経済学なる学問にしても、要は、如何に現在の金融システムを維持するかというレベルの学問であり、金融システムそのものに問題があった場合、多分・・・何の役にも立たないのでしょうな。
ワタシは基本的に、資本主義に非は無いと考えています。労働の対価(収入)を得てそれをどう使うかは個人の自由であり、より多くの収入を得た人が他人の事業に資本投下(協力)するのは、経済の流動性を高める為にはむしろ推奨される行為に思えます。
ただし、起業したビジネスが全て上手く行くとは限りません。上手く行った場合に限り、投資リスクへのお礼として起業者から配当金が支払われるのは理に適いますが、必ず配当金を得ることを目的に投資するのはどうか?・・・と。
何故なら未来は誰にも分からないワケで、配当金を得られるかどうかも本来は不確実であり、
ゼッタイ儲かりますよ。
・・・などと嘯く証券会社、投資会社は、ゼッタイ儲かるように裏でナンかやってんのか?・・・と、ワタシなんぞは勘ぐってしまうワケです。
で、ハナシは飛躍するのですが、昨今の中東における「アラブの春」・・・とか呼ばれちゃっているアレ、アメリカがイラクを侵略?したのと同じように、今回のリビアでのドタバタにしても実は・・・
仏がリビアの油田を欲しがった。
・・・などという裏話も見かけたりしますが、ワタシとしては・・・
それだけか?
・・・という思いも否めないワケです。
ご承知の様に、フランスは世界一の原発大国であり、今後、脱原発が世界の趨勢になる状況下において、別なエネルギー資源を求める様になるのは当然の成り行きとしても、石油代替エネルギーへの技術移転も順調に進んでおり、今更石油に固執する?
しかもCO2排出規制を言い出した欧米自らが化石燃料に固執し、そうなるとCO2排出規制はどうなるの?やっぱりアレはウソでしたと開き直るワケ?先進国を気取る欧米の面子も有るでしょうから、そう簡単に「CO2排出規制」は取り下げられないでしょうなあ。ゴア氏にノーベル賞もあげちゃったし・・・。
そう考えると、欧米諸国が中東に介入する理由として「石油」だけでは物足りないようにも思え、プラスアルファの理由はナニかと推測するに・・・
イスラム圏金融システムの崩壊
・・・を目論んでいるという可能性もある?・・・と。
つまりイスラムの金融システムがある限り、欧米主導の金融システムによる世界統一が出来ないワケです。よね?
現在中東で起きている「民主化」とやらがイスラム金融システムの破壊を目的とされているとしたら?「死に体」の欧米金融システムを生き長らえさせる為に周到に準備されている、「ナンチャッテ民主主義」だとしたら?
さらにはウォールストリートの抗議活動にジョージ・ソロス氏が賛同しているそうですが、その真意は格差是正などではなく、何か別な目的がありそうな気配がプンプンするワケです。
裏を返せばそれだけ欧米型の金融システムが追い込まれている・・・断末魔に近いとも見て取れるワケで、旧来の拝金主義者どもに引導を渡してやる為にも、
新しい金融システム
のビジョンが描けなければ、ウォール街の抗議活動も茶番に終わるんだろうなあ・・・。と、思った次第です。はい。
「ウォール街を占拠せよ」デモ参加者、拠点の公園を清掃-強制立ち退きを阻止へ
でわっ!
2011年10月9日日曜日
アレキサンダー大王の家庭教師
このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
S.ジョブス氏の訃報以降、追悼記事やニュースが後を絶たないワケですが、ワタシも釣られてYoutubeで過去のCM、「Think Differentムービー」を見直してしまいましたわ。で、その中に登場したバックミンスター・フラー氏の姿を見て、若かりし頃を懐かしく思い出しました。
Apple Steve Jobs The Crazy Ones - NEVER BEFORE AIRED 1997
「アップル・マニフェスト」
クレイジーな人たちを讃えよう。
はみだし者。反逆者。
トラブルメイカー。
四角い穴に打ちこまれた
丸い杭。
物ごとを違うところから
ながめている人々。
彼らは規則が好きじゃない。
現状を維持するなんて
気にもかけない。
称賛してもいい。
異議をとなえるのもいい。
発言を引用してもいい。
信用しなくたっていい。
美化しようと
中傷しようとかまわない。
だが、彼らを
無視することだけはできない。
なぜなら彼らは
物ごとを変えるからだ。
彼らは発明する。
想像する。癒す。
冒険する。創りだす。
インスパイアしてくれる。
彼らが
人類を前に進めるのだ。
たしかに
クレイジーにはちがいない。
そうでなければ、他のいったい誰が
無地のキャンパスに
芸術作品を見ることができるだろう?
いったい誰が沈黙の中に座って
まだ作られていない音楽を聞けるだろう?
あるいは
赤い惑星をじっと見つめて
車輪に乗った実験室を見ることができるのか?
私たちは
そんな種類の人々のために
道具を作っている。
クレイジーとしか見られない人々だが
私たちには天才が見える。
自分は世界を変えることができる
と考えるほど
十分にクレイジーな人たちが
ほんとうに世界を変えるのだ。
Think different.
(訳/真野流・北山耕平)
高校生の頃、夜中に民放で「アインシュタイン」という科学番組を放送してて、好奇心旺盛だったワタシは毎週の様に見ていたワケですが、丁度その頃、フラーレンが認知されるワケです。
で、当時はインターネットも無く、当然、Wikipediaで手軽に調べることも叶わなかったので、記憶の中に留めるしかなかったのですが、それに比べると今の若者はホント!恵まれてますなあ。
久しぶりにフラー氏の姿を見たのでググってみると、フラー氏も相当「クレイジー」な人だと再認識しましたわ。
バックミンスター・フラー
リチャード・バックミンスター・フラー(Richard Buckminster Fuller, 1895年7月12日 - 1983年7月1日)は、アメリカのマサチューセッツ州出身の思想家、デザイナー、構造家、建築家、発明家、詩人。
<抜粋>
バックミンスター・フラーの富の概念
フラーは独特の富の概念を公言していた。それは、一般的に私たちの大部分に認められている貨幣ではなく人間の生命を維持・保護・成長させるものとした。それらを達成するための衣・食・住・エネルギーを、そして究極的にはより効率的に成し遂げるための形而上的なものであるノウハウの体系であるテクノロジー、それ自体が更に発展し続ける、それこそが「富」の本質であるとした。
「自分の時間をより有効な探査的な投資に解放すれば、それは自分の富を増やすことになる」
この言葉にも彼の独特の富の概念が現れている。
</抜粋>
で、そのフラー氏が、アメリカ建国の裏舞台に言及しているらしいです。
山崎淑子の「生き抜く」ジャーナル!
<抜粋>
9/26追記 【代表Column】
「アメリカの独立戦争へいたるボストン茶会は、東インド会社の謀略によるもので、アメリカ国旗は「東インド会社」の旗から英国の国旗の部分を星に入れ替えてできたとバックミンスター・フラーは言っていた。」と井口氏が述べている(下記)。
が、英国、東インド会社、アメリカ合衆国の旗をならべて見ると、1776年7月4日独立宣言の前後およそ1年強のあいだ、アメリカの旗は東インド会社の旗だったことがわかる!
つまり、『アメリカ合衆国は東インド会社北米支店だった』のである。
2011/9/26 【川崎泰彦 記】
</抜粋>
確かに「旗」を見比べると、アメリカ国旗は独立当初、東インド会社の旗であることは一目瞭然。
アメリカ合衆国の国旗
デザインの変遷
1775年12月3日 - 1777年6月14日 1年(18か月)
1777年6月14日 - 1795年5月1日 18年(215か月)
イギリスの旗の一覧
イギリス東インド会社の旗
1707年-1858年
アメリカ独立戦争とは、イギリスからの独立を勝ち取るための戦争だったと学校では教わりましたが、では何故?
Kazumoto Iguchi's blog
2011年 06月 03日
「カリブの海賊」もまたただの駒に過ぎなかった!:英米政治の古典的ストーリー!
<抜粋>
アメリカ合衆国は、歴史上は英米の戦争。アメリカが独立戦争を起こしてイギリスから独立したことになっているが、しかし実際は、そのやらせのきっかけとなった「ボストン茶会事件」はイギリスの「東インド会社」の工作だった。表向きは国同士の戦いだったが、実際にはアメリカ合衆国を影から支配するためにイギリス貴族が仕組んだものだったと、そして、アメリカ国旗は「東インド会社」の旗から英国の国旗の部分を星に入れ替えてできたのだと、かのバックミンスター・フラーは言っていたのである。これが今回のキッドの絵で実に良く分かるのである。
</抜粋>
ムムム!そうするとアメリカは「自由の国」でもナンでもなく、建国当初から裏でイギリス貴族に操られていたという事ですか?その流れとして「スカルズ・アンド・ボーンズ」のエンブレムは、海賊行為を繰り返していた東インド会社の「海賊旗」に由来すると?
スカル・アンド・ボーンズ
スカル・アンド・ボーンズ(Skull and Bones、S&B、頭蓋骨と骨)はアメリカのイェール大学にある秘密結社。「The Brotherhood of Death」の異名がある。秘密結社にも拘わらずなぜか会員名簿が公開されている。
スカル・アンド・ボーンズの1947年の集合写真、ジョージ・H・W・ブッシュは時計の左にいる
スカル・アンド・ボーンズのエンブレム
で、ブッシュ家といえば、知っている人は知ってますが、あの、ナチスと縁が深いワケです。
世界の真実の姿を求めて!
主要メディアに無視され読けたブッシュ=ナチスの政府公文書の存在
<抜粋>
この機密解除された公文書によれば、プレスコット・ブッシュと彼の仲間であるロウランド・ハリマン(当時の米国外交界のアイドルだったエイヴレル・ハリマンの弟)やジョージ・ハーバート・ウォーカー(現職ブッシュ大統領の母方の祖父)などが、米国が開戦して以降も8カ月ちかくこのドイツ産業界の大実業家と取引を続けていたことが生々しく記されている。
</抜粋>
ここに書かれているハリマンとは、優生学支持者のアメリカのハリマン一族の人間で、優生学とは選民思想の事で、してみるとその思想面でナチスのユダヤ人虐殺に共感していたのでしょう。
ナチスとアメリカの「優生思想」のつながり
優生学
さて、優生学の歴史?は遠くギリシャ時代の哲学者、プラトンにまで遡るワケですが、その弟子であり、アレキサンダー大王の家庭教師を勤めたアリストテレスも、その思想をシッカリ受け継いでいました。
<引用>
『民族と帝国』(アンソニー・バグデン著・訳・猪原えり子・監修・立石博高
ランダムハウス講談社・クロノス選書)より抜粋
その1 「アレクサンドロスは帝国を作りあげる者の典型と考えられてきた。ローマの作家アプレイウスは、「世界帝国を築いた、人類の記憶に残る唯一の征服者」と讃え、見習うべき手本にして超えるべき実例としている。」
その2 「アリストテレスはアレクサンドロスに、ギリシア人だけを人間として扱い、他の征服した民族は動物か植物と考えるように助言した」
その3 征服者「アレクサンドロス大王(紀元前三五六~三二三年)は、自分の名前を付けた都市を何十も作った。…(略)… ローマの哲学者・歴史家プルタルコスによれば(誇張しているのは確かだが)、アレクサンドロスの在位中に七十以上も新しい入植地が作られたという。
</引用>
ここで、スカル・アンド・ボーンズのエンブレムを再度検証すると、「322」という数字が見られますが、この数字が何を意味するのか?様々な憶測がなされていて、で、ワタシが思うにコレはアリストテレスの没年です。つまり・・・
アリストテレスの遺志を継いでいる。
・・・と言いたいのでしょう。
したがってスカル・アンド・ボーンズのマニュフェストとは明らかに選民思想であり、単純な白人至上主義よりも過激で、有色人種はもとより、同じ白人でさえも「間引き」の対象とすることを厭わないワケです。
そうした選民思想を抱く一部の人間が政府、財界を手中に収めるとどうなるか?現在のアメリカの様な状況になるワケです。そして危険なのは、根本的な行動原理は経済ではなく、選民思想を抱くカルト集団だという事です。
現在、政府に対する不満が全米に広がっていますが、下手すると政府を牛耳るカルト集団が、政府に不満を持つ庶民を強制収容所(FEMAキャンプ)に送り込むという、陰謀論?じみた事態も考えられなくは無いワケです。
更に言えば、その為・・・人口の間引きの為には、今回の全米における反政府デモを、「好機」と舌なめずりしているかも知れませんなあ。剣呑。剣呑。
でわっ!
S.ジョブス氏の訃報以降、追悼記事やニュースが後を絶たないワケですが、ワタシも釣られてYoutubeで過去のCM、「Think Differentムービー」を見直してしまいましたわ。で、その中に登場したバックミンスター・フラー氏の姿を見て、若かりし頃を懐かしく思い出しました。
Apple Steve Jobs The Crazy Ones - NEVER BEFORE AIRED 1997
「アップル・マニフェスト」
クレイジーな人たちを讃えよう。
はみだし者。反逆者。
トラブルメイカー。
四角い穴に打ちこまれた
丸い杭。
物ごとを違うところから
ながめている人々。
彼らは規則が好きじゃない。
現状を維持するなんて
気にもかけない。
称賛してもいい。
異議をとなえるのもいい。
発言を引用してもいい。
信用しなくたっていい。
美化しようと
中傷しようとかまわない。
だが、彼らを
無視することだけはできない。
なぜなら彼らは
物ごとを変えるからだ。
彼らは発明する。
想像する。癒す。
冒険する。創りだす。
インスパイアしてくれる。
彼らが
人類を前に進めるのだ。
たしかに
クレイジーにはちがいない。
そうでなければ、他のいったい誰が
無地のキャンパスに
芸術作品を見ることができるだろう?
いったい誰が沈黙の中に座って
まだ作られていない音楽を聞けるだろう?
あるいは
赤い惑星をじっと見つめて
車輪に乗った実験室を見ることができるのか?
私たちは
そんな種類の人々のために
道具を作っている。
クレイジーとしか見られない人々だが
私たちには天才が見える。
自分は世界を変えることができる
と考えるほど
十分にクレイジーな人たちが
ほんとうに世界を変えるのだ。
Think different.
(訳/真野流・北山耕平)
高校生の頃、夜中に民放で「アインシュタイン」という科学番組を放送してて、好奇心旺盛だったワタシは毎週の様に見ていたワケですが、丁度その頃、フラーレンが認知されるワケです。
で、当時はインターネットも無く、当然、Wikipediaで手軽に調べることも叶わなかったので、記憶の中に留めるしかなかったのですが、それに比べると今の若者はホント!恵まれてますなあ。
久しぶりにフラー氏の姿を見たのでググってみると、フラー氏も相当「クレイジー」な人だと再認識しましたわ。
バックミンスター・フラー
リチャード・バックミンスター・フラー(Richard Buckminster Fuller, 1895年7月12日 - 1983年7月1日)は、アメリカのマサチューセッツ州出身の思想家、デザイナー、構造家、建築家、発明家、詩人。
<抜粋>
バックミンスター・フラーの富の概念
フラーは独特の富の概念を公言していた。それは、一般的に私たちの大部分に認められている貨幣ではなく人間の生命を維持・保護・成長させるものとした。それらを達成するための衣・食・住・エネルギーを、そして究極的にはより効率的に成し遂げるための形而上的なものであるノウハウの体系であるテクノロジー、それ自体が更に発展し続ける、それこそが「富」の本質であるとした。
「自分の時間をより有効な探査的な投資に解放すれば、それは自分の富を増やすことになる」
この言葉にも彼の独特の富の概念が現れている。
</抜粋>
で、そのフラー氏が、アメリカ建国の裏舞台に言及しているらしいです。
山崎淑子の「生き抜く」ジャーナル!
<抜粋>
9/26追記 【代表Column】
「アメリカの独立戦争へいたるボストン茶会は、東インド会社の謀略によるもので、アメリカ国旗は「東インド会社」の旗から英国の国旗の部分を星に入れ替えてできたとバックミンスター・フラーは言っていた。」と井口氏が述べている(下記)。
が、英国、東インド会社、アメリカ合衆国の旗をならべて見ると、1776年7月4日独立宣言の前後およそ1年強のあいだ、アメリカの旗は東インド会社の旗だったことがわかる!
つまり、『アメリカ合衆国は東インド会社北米支店だった』のである。
2011/9/26 【川崎泰彦 記】
</抜粋>
確かに「旗」を見比べると、アメリカ国旗は独立当初、東インド会社の旗であることは一目瞭然。
アメリカ合衆国の国旗
デザインの変遷
1775年12月3日 - 1777年6月14日 1年(18か月)
1777年6月14日 - 1795年5月1日 18年(215か月)
イギリスの旗の一覧
イギリス東インド会社の旗
1707年-1858年
アメリカ独立戦争とは、イギリスからの独立を勝ち取るための戦争だったと学校では教わりましたが、では何故?
Kazumoto Iguchi's blog
2011年 06月 03日
「カリブの海賊」もまたただの駒に過ぎなかった!:英米政治の古典的ストーリー!
<抜粋>
アメリカ合衆国は、歴史上は英米の戦争。アメリカが独立戦争を起こしてイギリスから独立したことになっているが、しかし実際は、そのやらせのきっかけとなった「ボストン茶会事件」はイギリスの「東インド会社」の工作だった。表向きは国同士の戦いだったが、実際にはアメリカ合衆国を影から支配するためにイギリス貴族が仕組んだものだったと、そして、アメリカ国旗は「東インド会社」の旗から英国の国旗の部分を星に入れ替えてできたのだと、かのバックミンスター・フラーは言っていたのである。これが今回のキッドの絵で実に良く分かるのである。
</抜粋>
ムムム!そうするとアメリカは「自由の国」でもナンでもなく、建国当初から裏でイギリス貴族に操られていたという事ですか?その流れとして「スカルズ・アンド・ボーンズ」のエンブレムは、海賊行為を繰り返していた東インド会社の「海賊旗」に由来すると?
スカル・アンド・ボーンズ
スカル・アンド・ボーンズ(Skull and Bones、S&B、頭蓋骨と骨)はアメリカのイェール大学にある秘密結社。「The Brotherhood of Death」の異名がある。秘密結社にも拘わらずなぜか会員名簿が公開されている。
スカル・アンド・ボーンズの1947年の集合写真、ジョージ・H・W・ブッシュは時計の左にいる
スカル・アンド・ボーンズのエンブレム
で、ブッシュ家といえば、知っている人は知ってますが、あの、ナチスと縁が深いワケです。
世界の真実の姿を求めて!
主要メディアに無視され読けたブッシュ=ナチスの政府公文書の存在
<抜粋>
この機密解除された公文書によれば、プレスコット・ブッシュと彼の仲間であるロウランド・ハリマン(当時の米国外交界のアイドルだったエイヴレル・ハリマンの弟)やジョージ・ハーバート・ウォーカー(現職ブッシュ大統領の母方の祖父)などが、米国が開戦して以降も8カ月ちかくこのドイツ産業界の大実業家と取引を続けていたことが生々しく記されている。
</抜粋>
ここに書かれているハリマンとは、優生学支持者のアメリカのハリマン一族の人間で、優生学とは選民思想の事で、してみるとその思想面でナチスのユダヤ人虐殺に共感していたのでしょう。
ナチスとアメリカの「優生思想」のつながり
優生学
さて、優生学の歴史?は遠くギリシャ時代の哲学者、プラトンにまで遡るワケですが、その弟子であり、アレキサンダー大王の家庭教師を勤めたアリストテレスも、その思想をシッカリ受け継いでいました。
<引用>
『民族と帝国』(アンソニー・バグデン著・訳・猪原えり子・監修・立石博高
ランダムハウス講談社・クロノス選書)より抜粋
その1 「アレクサンドロスは帝国を作りあげる者の典型と考えられてきた。ローマの作家アプレイウスは、「世界帝国を築いた、人類の記憶に残る唯一の征服者」と讃え、見習うべき手本にして超えるべき実例としている。」
その2 「アリストテレスはアレクサンドロスに、ギリシア人だけを人間として扱い、他の征服した民族は動物か植物と考えるように助言した」
その3 征服者「アレクサンドロス大王(紀元前三五六~三二三年)は、自分の名前を付けた都市を何十も作った。…(略)… ローマの哲学者・歴史家プルタルコスによれば(誇張しているのは確かだが)、アレクサンドロスの在位中に七十以上も新しい入植地が作られたという。
</引用>
ここで、スカル・アンド・ボーンズのエンブレムを再度検証すると、「322」という数字が見られますが、この数字が何を意味するのか?様々な憶測がなされていて、で、ワタシが思うにコレはアリストテレスの没年です。つまり・・・
アリストテレスの遺志を継いでいる。
・・・と言いたいのでしょう。
したがってスカル・アンド・ボーンズのマニュフェストとは明らかに選民思想であり、単純な白人至上主義よりも過激で、有色人種はもとより、同じ白人でさえも「間引き」の対象とすることを厭わないワケです。
そうした選民思想を抱く一部の人間が政府、財界を手中に収めるとどうなるか?現在のアメリカの様な状況になるワケです。そして危険なのは、根本的な行動原理は経済ではなく、選民思想を抱くカルト集団だという事です。
現在、政府に対する不満が全米に広がっていますが、下手すると政府を牛耳るカルト集団が、政府に不満を持つ庶民を強制収容所(FEMAキャンプ)に送り込むという、陰謀論?じみた事態も考えられなくは無いワケです。
更に言えば、その為・・・人口の間引きの為には、今回の全米における反政府デモを、「好機」と舌なめずりしているかも知れませんなあ。剣呑。剣呑。
でわっ!
2011年10月7日金曜日
日本における自殺者 年間3万人
このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
今日は午後、薄日が差して気持ち良かったM。このところ台風の影響で雨が降ったり止んだりで、久しぶりに陽射しを浴びて心の中も暖まった気がします。人は本能的に陽の光を求めるのかも知れませんなあ。
陽の光に限らず、心の中にも光はあります。有体な言葉で言えば「愛」とか、「正義」とか、「希望」とか。そして「心の光」を失ってしまうと生きる気力まで失い、人は自殺という道を進んでしまうのでしょうか。
自殺者統計
<抜粋>
①日本の自殺者数・自殺率
日本の自殺者数は、1997年の2万4391人から、1998年には3万2863人へと急増し、高止まりした状態が続いています。
平成17年における自殺者数は、3万2552人(警察庁統計)であり、交通事故死者数(平成17年6871人)の約5倍となっています。
これは、1日あたり90人近くが自殺している計算になります。約16分に1人、日本のどこかで誰かが命を絶っていることになり、毎年、市町村が毎年消えていっている計算になるのです。
さらに、自殺未遂者は、少なくともその10倍はいると言われています。このことを考えると、自殺者・自殺を考えている人は身近にいるはずで、自殺の問題は他人事ではありません。
</抜粋>
人は本来、「光の中で生きることが好き」なのです。にも拘らず、この世界には「闇」が蔓延しているかの如きです。「利己的な心」という闇が。
「利己的な政治」、「利己的な経済」、「利己的な文化」、「利己的な学問」、「利己的な人間関係」、etc。
誰も自分が一番可愛い。一番大切。その事に罪は有りません。人間も一個の生物ですから、自分を守ろうとする本能が働くのは謂わば、
神に与えられた資質
であり、それを否定するは神をも否定するという事。しかし本能のままに生きるという事は、人間も獣の域を未だ脱していないという事です。
どういうワケか人類だけが脳が発達したワケですが、その天恵を「利己的な本能」の道具としてのみ行使するならば、全ての生物の中で最も醜悪な存在に成り下り、共食いの果てに自滅するだけでしょう。
で、そうならない為には、心の中の「光のムチ」で、「利己的な本能」という猛獣を調教しなければならず、それこそが「人間が人間たる所以」であるとワタシは信じます。恐らく神も、それを期待して人間を創造したんじゃないか?・・・と。
光あるうち光の中を歩め
自殺率の国際比較
ところでS.ジョブス氏は講演の中で、「ハングリーであれ。愚かであれ。」と言いましたが、その意味の捉え方は人それぞれでしょう。
何を求めての「ハングリー」であるか、何を以っての「愚か」であるかは、言った本人しか知り得ませんが、確かな事は、「利己的な本能」の求めるままに「ハングリー」であれば、多くの人を不幸にするであろう事。
「愚かであれ」にしても、ただ単に「学歴」の事では無いのは誰でも解りますが、ワタシが思うに「迎合するな。」と言いたいのではないか?・・・と。
「資本主義」が行き渡った社会で、「それは違うんだよ。」と声を上げたところで誰も耳を傾けてはくれません。みんな「資本主義」が常識だと信じ込んでいますから、「愚か者」と言われてオシマイです。
そこで、圧倒的多数に合わせて自らの主張を変えるか?それとも自分の考えを更に掘り下げ、揺ぎ無きものとするか?・・・S.ジョブス氏は、後者の道を進みなさいと言ってる様に思えます。ま、「資本主義」と呼ばれていますが、
拝金主義
・・・と呼んだ方が相応しい様には思いますケドね。ワタシは。
そういった1%の拝金主義者がエゲツナイ事をするから、アメリカで大騒ぎになっているワケでしょ?アメリカに限らず、日本にも多いワケですが・・・。拝金主義者が。
で、そういった「拝金主義者」がアメリカの社会を牛耳っているもんだから、ネット情報も規制されてしまい、ジッサイ「OCCUPY WALL STREET(ウォールストリートを占拠せよ)」のホームページへのアクセスブロックなんか、いともカンタンに出来ちゃうワケですね(ORアクセスが殺到して落ちた?)。
OCCUPY WALL STREET HP
でわっ!
今日は午後、薄日が差して気持ち良かったM。このところ台風の影響で雨が降ったり止んだりで、久しぶりに陽射しを浴びて心の中も暖まった気がします。人は本能的に陽の光を求めるのかも知れませんなあ。
陽の光に限らず、心の中にも光はあります。有体な言葉で言えば「愛」とか、「正義」とか、「希望」とか。そして「心の光」を失ってしまうと生きる気力まで失い、人は自殺という道を進んでしまうのでしょうか。
自殺者統計
<抜粋>
①日本の自殺者数・自殺率
日本の自殺者数は、1997年の2万4391人から、1998年には3万2863人へと急増し、高止まりした状態が続いています。
平成17年における自殺者数は、3万2552人(警察庁統計)であり、交通事故死者数(平成17年6871人)の約5倍となっています。
これは、1日あたり90人近くが自殺している計算になります。約16分に1人、日本のどこかで誰かが命を絶っていることになり、毎年、市町村が毎年消えていっている計算になるのです。
さらに、自殺未遂者は、少なくともその10倍はいると言われています。このことを考えると、自殺者・自殺を考えている人は身近にいるはずで、自殺の問題は他人事ではありません。
</抜粋>
人は本来、「光の中で生きることが好き」なのです。にも拘らず、この世界には「闇」が蔓延しているかの如きです。「利己的な心」という闇が。
「利己的な政治」、「利己的な経済」、「利己的な文化」、「利己的な学問」、「利己的な人間関係」、etc。
誰も自分が一番可愛い。一番大切。その事に罪は有りません。人間も一個の生物ですから、自分を守ろうとする本能が働くのは謂わば、
神に与えられた資質
であり、それを否定するは神をも否定するという事。しかし本能のままに生きるという事は、人間も獣の域を未だ脱していないという事です。
どういうワケか人類だけが脳が発達したワケですが、その天恵を「利己的な本能」の道具としてのみ行使するならば、全ての生物の中で最も醜悪な存在に成り下り、共食いの果てに自滅するだけでしょう。
で、そうならない為には、心の中の「光のムチ」で、「利己的な本能」という猛獣を調教しなければならず、それこそが「人間が人間たる所以」であるとワタシは信じます。恐らく神も、それを期待して人間を創造したんじゃないか?・・・と。
光あるうち光の中を歩め
自殺率の国際比較
ところでS.ジョブス氏は講演の中で、「ハングリーであれ。愚かであれ。」と言いましたが、その意味の捉え方は人それぞれでしょう。
何を求めての「ハングリー」であるか、何を以っての「愚か」であるかは、言った本人しか知り得ませんが、確かな事は、「利己的な本能」の求めるままに「ハングリー」であれば、多くの人を不幸にするであろう事。
「愚かであれ」にしても、ただ単に「学歴」の事では無いのは誰でも解りますが、ワタシが思うに「迎合するな。」と言いたいのではないか?・・・と。
「資本主義」が行き渡った社会で、「それは違うんだよ。」と声を上げたところで誰も耳を傾けてはくれません。みんな「資本主義」が常識だと信じ込んでいますから、「愚か者」と言われてオシマイです。
そこで、圧倒的多数に合わせて自らの主張を変えるか?それとも自分の考えを更に掘り下げ、揺ぎ無きものとするか?・・・S.ジョブス氏は、後者の道を進みなさいと言ってる様に思えます。ま、「資本主義」と呼ばれていますが、
拝金主義
・・・と呼んだ方が相応しい様には思いますケドね。ワタシは。
そういった1%の拝金主義者がエゲツナイ事をするから、アメリカで大騒ぎになっているワケでしょ?アメリカに限らず、日本にも多いワケですが・・・。拝金主義者が。
で、そういった「拝金主義者」がアメリカの社会を牛耳っているもんだから、ネット情報も規制されてしまい、ジッサイ「OCCUPY WALL STREET(ウォールストリートを占拠せよ)」のホームページへのアクセスブロックなんか、いともカンタンに出来ちゃうワケですね(ORアクセスが殺到して落ちた?)。
OCCUPY WALL STREET HP
でわっ!
2011年10月6日木曜日
命の火花
このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
きのう「NHKワールド」が新型iPhoneのニュースを何度も流していたのは、S.ジョブス氏の死を知っての「香典」代わりだったのかなあ・・・。にしても、
特定の企業に肩入れするのはどうか?
・・・とは、思うんですケドね。
UPDATE5: 米アップルのジョブズ前CEOが死去、類まれな才能で業界を革新
この記事の中でのS.ジョブス氏の語録が、これからの日本の在り方を模索する上で大きな指針となるのではないか?・・・と。
<記事抜粋>
「自分が近く死ぬだろうという意識が、人生における大きな選択を促す最も重要な要因となっている。外部のあらゆる見方、あらゆるプライド、あらゆる恐怖や困惑もしくは失敗など、ほとんどすべてのことが死の前では消え失せ、真に大切なものだけが残ることになる。やがて死ぬと考えることが、自分が何かを失うという考えにとらわれるのを避ける最善の方法だ。自分の心に従わない理由はない。」
</記事抜粋>
ここで言っている事って、正に孔子の・・・
七十而従心所欲、不踰矩
に他ならないワケですよ。ま、若干はチガウでしょうが、大筋において、S.ジョブス氏は孔子と同じ境地に達したのだと。
で、S.ジョブス氏が齢70に至らずして孔子と同じ境地に至れたというのも、
死を意識した
からに他ならないワケで、ただ死を恐怖するのではなく、死と向き合いつつも生を謳歌するポジティブな生き方が、次の言葉に表れていると思います。
<記事抜粋>
「自分の命が限られれていることが、ビジョンを生む原動力になっている。」
</記事抜粋>
えMと・・・、ナンか「葉隠」の有名な一節、
武士道とは死ぬことと見つけたり。
にも通じているワケで、してみるとS.ジョブス氏は「サムライ魂」も兼ね備えていたワケですねえ。スゴイですねえ。で・・・
ワタシたちはどうなのか?
・・・と、問いたいワケです。ワタシたち日本人はどうなのよ?・・・と。
フクイチの事故以降、日常的に放射線物質に脅かされつつ暮らしているワケですが、本当に命の危機を実感しているのでしょうか?自分の命と真剣に向き合っているのでしょうか?
もしワタシたち一人ひとりがS.ジョブス氏の様に、「自分の命は限られている。」と、実感出来たとして、それをビジョン・・・新しい社会への、脱原発社会への原動力と出来るのか?・・・と。その為の「サムライ魂」はまだ持っているのか?・・・と。
スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞
それにしても56歳という死は早すぎます。ワタシもボチボチ?ですなあ。
でわっ!
きのう「NHKワールド」が新型iPhoneのニュースを何度も流していたのは、S.ジョブス氏の死を知っての「香典」代わりだったのかなあ・・・。にしても、
特定の企業に肩入れするのはどうか?
・・・とは、思うんですケドね。
UPDATE5: 米アップルのジョブズ前CEOが死去、類まれな才能で業界を革新
この記事の中でのS.ジョブス氏の語録が、これからの日本の在り方を模索する上で大きな指針となるのではないか?・・・と。
<記事抜粋>
「自分が近く死ぬだろうという意識が、人生における大きな選択を促す最も重要な要因となっている。外部のあらゆる見方、あらゆるプライド、あらゆる恐怖や困惑もしくは失敗など、ほとんどすべてのことが死の前では消え失せ、真に大切なものだけが残ることになる。やがて死ぬと考えることが、自分が何かを失うという考えにとらわれるのを避ける最善の方法だ。自分の心に従わない理由はない。」
</記事抜粋>
ここで言っている事って、正に孔子の・・・
七十而従心所欲、不踰矩
に他ならないワケですよ。ま、若干はチガウでしょうが、大筋において、S.ジョブス氏は孔子と同じ境地に達したのだと。
で、S.ジョブス氏が齢70に至らずして孔子と同じ境地に至れたというのも、
死を意識した
からに他ならないワケで、ただ死を恐怖するのではなく、死と向き合いつつも生を謳歌するポジティブな生き方が、次の言葉に表れていると思います。
<記事抜粋>
「自分の命が限られれていることが、ビジョンを生む原動力になっている。」
</記事抜粋>
えMと・・・、ナンか「葉隠」の有名な一節、
武士道とは死ぬことと見つけたり。
にも通じているワケで、してみるとS.ジョブス氏は「サムライ魂」も兼ね備えていたワケですねえ。スゴイですねえ。で・・・
ワタシたちはどうなのか?
・・・と、問いたいワケです。ワタシたち日本人はどうなのよ?・・・と。
フクイチの事故以降、日常的に放射線物質に脅かされつつ暮らしているワケですが、本当に命の危機を実感しているのでしょうか?自分の命と真剣に向き合っているのでしょうか?
もしワタシたち一人ひとりがS.ジョブス氏の様に、「自分の命は限られている。」と、実感出来たとして、それをビジョン・・・新しい社会への、脱原発社会への原動力と出来るのか?・・・と。その為の「サムライ魂」はまだ持っているのか?・・・と。
スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞
それにしても56歳という死は早すぎます。ワタシもボチボチ?ですなあ。
でわっ!
激白!
このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
「電力会社が政官財支配」経産省官僚が痛烈批判(11/06/22)
電力各社と政財界の癒着はネット上で度々目にしますが、いまさらながら、古賀氏のような現場を知り尽くした官僚の口から実態を聞かされると、改めて「怒り」がこみ上げて来ますなあ。ウチら庶民は、私利私欲に走り、真実を隠し、捻じ曲げた連中の・・・
犠牲にされたのか?
・・・と。それが「税金」で生活を支えている連中の、ウチら(まじめな納税者)に対する仕打ちなワケ?
飼い犬に手を噛まれる
とは、こういう状態を言うんですよね?
古賀茂明氏:原発震災を防げなかった本当の理由とは
ま、古賀氏が告発?に至った経緯には、「清濁合わせた」イロイロな事情があったのでしょうが、裏の事情はどうであっても、ひとまず古賀氏の言葉を素直に受け止めたいと。
で、政界に自浄能力が無いのであれば、ウチら庶民が「ドブさらい」をしなければならず、その際に、一緒に汗を流してくれる心ある政治家、官僚が未だ残っていれば、それに越した事はないんですケドねえ・・・。
あ、あと・・・マスコミはダメですな。全くどうしようもない連中ですわ。
<転載>
新聞は自由競争を否定するのね・・・
<前略>
ところが今朝の日経新聞朝刊に、小さく「販売ルール厳守新聞7社が確認」との記事が掲載されていた。
記事を読むと、「関西地区の新聞7社(朝日・毎日・読売・日経・産経・京都・神戸)は、経営トップと販売責任者による会合を大阪市で開き、新聞販売の過当競争を是正しルールを厳守することを再確認した」そうだ。
さらに、新聞公正競争規約のルール順守をさらに強化することで一致したとのこと。
新聞公正競争規約とは、なんだか国会で決められたようにもみえるが、実際は景表法に基づき、多くの新聞事業社で定めた景品提供に関する自主規制ルール(但し公取の認定は受けている)なのだ。
通常、新聞販売に伴って提供される景品が多ければ多いほど、景品を提供する新聞を購読する者が増えると考えられる。
ところが、自由な景品提供合戦になれば、新聞社の利益が損なわれるおそれがある。そこで、その景品の上限を制限したもののようなのだ。
あれっ!
確か、朝日も日経も、規制を緩和してどんどん自由競争をするべきだっていってなかったっけ?
そういう自由競争による淘汰によって、より良いものが生き残るって発想じゃなかったっけ?
それなら、どうぞ、ご自分達もそんな自主規制ルールを撤廃して、再販制度も止めてもらって、思う存分自由競争されたら良いんじゃないでしょうか。
自分たちは、仲間同士で決めた自主規制で守られて競争しないが、他人はどんどん競争するべきだってのは、何となく卑怯なイメージがあるんだけどなァ。
</転載>
もうね?日頃の生活態度というか、言動と言うか、日本のマスコミ各社には
二重人格か精神分裂症
の症状が見られます。ま、関西圏の話ですが、そんな危うい連中の言うことを鵜呑みにしてダイジョウブなの?いったいどの口が、「TPPに参加すべきだ。」とかのたまっちゃうワケ?
で、そういえば今日は、朝から「NHKワールド」のニュースの中でアップルの新型iPhoneを何度も取り上げているワケですが、これってNHKの放送倫理に抵触しないしないワケ?
特定の企業の製品PR
にならないワケ?・・・などと訝っていた次第ですが、海外向けの放送はまた別な放送倫理があるのかなあ・・・。
そこで・・・と言ったらナンですが、せっかく?NHKもiPhoneを盛んに宣伝しているワケだし、iPhoneを、お手軽な放射線測定器にしちゃおうというサイトを紹介します。
Radiation-Watch.org
非営利団体が運営しているサイトで、3,500円で自分のiPhoneが放射能測定器に早代わりというスグレもん?です。サイトを見れば分かりますが、それなりに信頼出来そうなカンジです。
国民生活センター、通販で購入できる放射線測定器9製品を調査
~測定性能不足や不当表示が相次ぐ
ただ、自作する必要が在るので誰でもというワケにはいかないかも知れませんが、これから暫くは
自分の身は自分で守る
という必要に迫られる事態にも直面するでしょうから、多少の工作くらいは自力で出来ないと家族も守れないワケで、メカに疎いお父さんも、また、サイトの説明をよく読めばお母さんにだって出来ないレベルでは無いと思います。
■石井英男のデジタル探検隊■
4,000円でiPhoneが放射線測定器になる「ポケットガイガーKIT」
でわっ!
「電力会社が政官財支配」経産省官僚が痛烈批判(11/06/22)
電力各社と政財界の癒着はネット上で度々目にしますが、いまさらながら、古賀氏のような現場を知り尽くした官僚の口から実態を聞かされると、改めて「怒り」がこみ上げて来ますなあ。ウチら庶民は、私利私欲に走り、真実を隠し、捻じ曲げた連中の・・・
犠牲にされたのか?
・・・と。それが「税金」で生活を支えている連中の、ウチら(まじめな納税者)に対する仕打ちなワケ?
飼い犬に手を噛まれる
とは、こういう状態を言うんですよね?
古賀茂明氏:原発震災を防げなかった本当の理由とは
ま、古賀氏が告発?に至った経緯には、「清濁合わせた」イロイロな事情があったのでしょうが、裏の事情はどうであっても、ひとまず古賀氏の言葉を素直に受け止めたいと。
で、政界に自浄能力が無いのであれば、ウチら庶民が「ドブさらい」をしなければならず、その際に、一緒に汗を流してくれる心ある政治家、官僚が未だ残っていれば、それに越した事はないんですケドねえ・・・。
あ、あと・・・マスコミはダメですな。全くどうしようもない連中ですわ。
<転載>
新聞は自由競争を否定するのね・・・
<前略>
ところが今朝の日経新聞朝刊に、小さく「販売ルール厳守新聞7社が確認」との記事が掲載されていた。
記事を読むと、「関西地区の新聞7社(朝日・毎日・読売・日経・産経・京都・神戸)は、経営トップと販売責任者による会合を大阪市で開き、新聞販売の過当競争を是正しルールを厳守することを再確認した」そうだ。
さらに、新聞公正競争規約のルール順守をさらに強化することで一致したとのこと。
新聞公正競争規約とは、なんだか国会で決められたようにもみえるが、実際は景表法に基づき、多くの新聞事業社で定めた景品提供に関する自主規制ルール(但し公取の認定は受けている)なのだ。
通常、新聞販売に伴って提供される景品が多ければ多いほど、景品を提供する新聞を購読する者が増えると考えられる。
ところが、自由な景品提供合戦になれば、新聞社の利益が損なわれるおそれがある。そこで、その景品の上限を制限したもののようなのだ。
あれっ!
確か、朝日も日経も、規制を緩和してどんどん自由競争をするべきだっていってなかったっけ?
そういう自由競争による淘汰によって、より良いものが生き残るって発想じゃなかったっけ?
それなら、どうぞ、ご自分達もそんな自主規制ルールを撤廃して、再販制度も止めてもらって、思う存分自由競争されたら良いんじゃないでしょうか。
自分たちは、仲間同士で決めた自主規制で守られて競争しないが、他人はどんどん競争するべきだってのは、何となく卑怯なイメージがあるんだけどなァ。
</転載>
もうね?日頃の生活態度というか、言動と言うか、日本のマスコミ各社には
二重人格か精神分裂症
の症状が見られます。ま、関西圏の話ですが、そんな危うい連中の言うことを鵜呑みにしてダイジョウブなの?いったいどの口が、「TPPに参加すべきだ。」とかのたまっちゃうワケ?
で、そういえば今日は、朝から「NHKワールド」のニュースの中でアップルの新型iPhoneを何度も取り上げているワケですが、これってNHKの放送倫理に抵触しないしないワケ?
特定の企業の製品PR
にならないワケ?・・・などと訝っていた次第ですが、海外向けの放送はまた別な放送倫理があるのかなあ・・・。
そこで・・・と言ったらナンですが、せっかく?NHKもiPhoneを盛んに宣伝しているワケだし、iPhoneを、お手軽な放射線測定器にしちゃおうというサイトを紹介します。
Radiation-Watch.org
非営利団体が運営しているサイトで、3,500円で自分のiPhoneが放射能測定器に早代わりというスグレもん?です。サイトを見れば分かりますが、それなりに信頼出来そうなカンジです。
国民生活センター、通販で購入できる放射線測定器9製品を調査
~測定性能不足や不当表示が相次ぐ
ただ、自作する必要が在るので誰でもというワケにはいかないかも知れませんが、これから暫くは
自分の身は自分で守る
という必要に迫られる事態にも直面するでしょうから、多少の工作くらいは自力で出来ないと家族も守れないワケで、メカに疎いお父さんも、また、サイトの説明をよく読めばお母さんにだって出来ないレベルでは無いと思います。
■石井英男のデジタル探検隊■
4,000円でiPhoneが放射線測定器になる「ポケットガイガーKIT」
でわっ!