2011年9月29日木曜日

時間概念と三脈の法

 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。


 世の中には、まだまだ科学では説明できない現象がたくさんあるもので、そのひとつに「三脈の法」と呼ばれる護身法があるそうです。


快運倶楽部
三脈の法~命の危機を回避する未来予知法~


 簡単に言うと、頚動脈(左右2個所)と手首の動脈の3個所の脈を同時に取り、それらが一致していれば好し、もし不一致であれば「死脈」と呼ばれ、24時間以内に「命に関わる」事態に見舞われるという、何だかコワMい古の中国医術だそうです。


<引用>

三脈の取り方


1.右手首の動脈を探します。
2.首の頸動脈を探し当てます。

右手の親指と中指で頸動脈を押さえて脈を確認します。

3.3カ所の脈を確認します。

右手の親指と中指を頚動脈を押さえ、右手首の動脈を左手の親指で押えて脈をとります。
通常はこの3カ所の脈は一致しています。

もし一致していない場合は、24時間以内に命の危機に関わる事が起こるとされています。

※図では右手の脈ですが、左手の脈でもかまいません。
 また、他人の三脈を診ることもできます。

</引用>


 で、何故このような現象が現れるかというと、ワタシたちの潜在意識が未来を予知するからであり、霊感?が強い人であろうと、弱い人であろうと、潜在意思が脳に働きかけることで身体的なフィードバックとして、「三脈」に現れるらしいです。

 ま、「・・・らしいです」「・・・だそうです」と言うしかないのですが、非科学的な迷信だと一笑に伏すのもどうか?と、思ったりもするワケです。

 と云うのも以前、「コスモス」という、アメリカで製作された科学番組が日本でもTV放映されたのですが、その番組のホストであるカール・セーガン(天文学者)氏が、


時間軸は未来に伸びている。


という様な事を言っていたのが、ずっと心に残っているのです。つまり、ワタシたちの「実在」「現在」に在るのではなく、「常に、少し未来の中にある。」・・・と、子供ながらに理解した次第です。

 それが正しいのか誤解なのか、ワタシには確かめようが無いのですが、今回、「三脈の法」を知り、何となくそれが腑に落ちた次第です。はい。

 最近、CERNで光よりも速いニュートリノの存在が確認?され、すわっ!「タイムマシンが出来るかも?」・・・と、マスコミ各社は浮き足立っていますが、「タイムマシン」はさて置き、「時間」というものについて考えさせられました。

 ワタシたちは「未来」「現在」「過去」と時間を分けていますが、よくよく考えると・・・


「現在」なんて存在しないんじゃない?


・・・と。

 現在は存在しないというのも語弊が在るので、「現在」とは非常に薄い膜であると考える事も出来ます。



 図に示したように、ワタシたちの認識力は現象が起きてからしか認識できません。神経伝達に時間が掛かるので、脳が認識する現在とは、既に過去なワケです。この事は、走っているクルマの中から見る風景の様なものです。

 風景は前方からドンドン迫って来て、アッという間に後方へ流れていきます。その様な状態の中で、めまぐるしく流れる風景の「現在」を決めるのは、ほぼ不可能と言えます。

 同じようにワタシたちの肉体的な認識力(感覚)では、「現在」を正確に捉える事は不可能です。しかしながら、「脳」そのものに認識力があると仮定すれば、実時間の現在と、感覚時間の現在のズレ=δは、神経を経由しない分ずっと小さくなります。

 そこでですよ?感覚が検知する以前に脳が検知すれば、それを「脈」として体にフィードバックする可能性も考えられるワケです。無理矢理こじつければ・・・。

 ま、そんなワケで「三脈の法」ですが、誰に迷惑をかけるワケでもなければ、試してみてもイイんじゃないか?と思った次第です。これからの時代、自分の身を守るための引き出しは、ひとつでも多いに越したことはないでしょう?


でわっ!

2011年9月27日火曜日

ここにも「恥識人」がM!

 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。


原発についてもっと議論を!
2011年09月26日17時24分

<抜粋>

>そんな僕から見ても、科学的・技術的な議論が行われないままに、
>まるでファッションのように脱原発の潮流に乗るのはどうかと思う。

</抜粋>

 脱原発が「潮流」とわ、この「恥識人」も笑わせてくれますなあ。まるで自分の意思とは関係なく、たまたま来た波に乗っているとでも言いたいんですかね?言葉を商売道具にしている人は上手いこと言うもんですなあ。感心。感心。

 いいですか?脱原発はひと時の流行などではなく、自発的な選択なワケですよ。「潮流」などという、第三者的な現象では断じて無いワケです。未来への進路を決める意思決定なワケです。

 科学的・技術的な議論が行われていない?何をトボケた事言ってるんですかね?核廃棄物が処理できないのは、議論の余地の無い事実です。議論をすれば核廃棄物がこの地上から消えるんですか?え?事実を誤魔化す為の議論でもしたいんですかね?

<抜粋>

>放射能は危険に決まっている。
>しかし、科学技術は常に危険をともなうものである。
>いかにそのリスクを抑えて使いこなすかが文明というものなのだ。

</抜粋>

 もうね・・・アゴが外れて落ちそうですわ。リスクを抑えて使いこなす?


そのリスクが、抑えられないんダロ?


 核廃棄物の処理方法は無いワケですよ。リスクは抑えられないワケ。管理不可能なリスクを受け容れるバカはいません。逆に、そういったリスクを排除するのが真っ当な文明社会なんじゃないの?

 科学技術は危険をともなう?まあ、薬にも「副作用」というものがありますが、それにしても度重なる臨床試験を繰り返し、十分にリスクを排除してから認可されます。それが科学的良心というものです。

 翻って原子力発電は?どうなんです?リスクの検証を十分に重ねた上で営業運転を始めたんですか?え?そもそも核廃棄物の処理方法が無いのに、どうして営業運転なんか認めたんですかね?当時の科学者は!科学者としての・・・人間としての・・・


良心の呵責が無かった


・・・ということですか?しかも原発を活断層の上に作るわ、耐震基準を満たしてないわ、津波の備えも手抜きだわ、もう、メチャクチャです。傍から見れば、マッチを与えられた子供が、「火遊び」をしている様にしか見えません。

<抜粋>

>なぜ事故が起きたのか、どこに問題があったのかを究明し、
>そのうえで事故の再発を防ぐにはどうすればよいかを考える。

</抜粋>

 そういった「精神的に幼い科学」は危険この上無いワケです。はやい話が「キ○ガイに刃物」を持たせているのと同じです。であれば、再発を防ぐ最善の手段は、キ○ガイから刃物を取り上げる事です。

<抜粋>

>科学的・技術的な議論が行われない脱原発の動きは、
>この安保闘争とよく似ていると、僕には感じられてならない。

</抜粋>

 この人もヤッパリ、「脱原発」とイデオロギーを結び付けるしか能の無い「恥識人」なのですねえ。「キ○ガイに刃物」と、「恥識人に言論」は同義語ですなあ。つくづくそう思います。

<抜粋>

>ようやく最近になってTwitter上で、脱原発派と推進派とが
ガンガン議論する状況が見られるようになってきた。
>本来ならメディアで徹底的に議論すべきことである。
>しかし新聞、テレビでは、ぶつけ合いの議論はまだ見られない。

</抜粋>

 何ですかね?議論をしたくてタマラナイんでしょうなあ。まあ、議論は「恥識人」のお仕事ですから、結果云々よりも、「議論」する事自体に自分の存在価値を見出すんでしょう。例えそれが不毛な議論であっても。

 しかしね・・・ウチら庶民は、「議論」ばかりで時間を無駄にしている暇は無いワケです。先ず手を動かさなければ生活が成り立ちません。口だけ動かしてればイイ連中とは違うワケです。実社会での「議論」には結果、方針が求められるワケです。状況を改善したり、前に進む為に。

 結論として、「脱原発」は既に確定路線であり、いま議論が必要なのは、原発抜きの社会をどう構築するかという、


実務的な計画の策定


の段階であり、「恥識人」がダラダラと不毛な議論を繰り返している間にも、ウチら庶民はもう次の段階に進んでいるワケです。

 そして、いま必要とされるのは、新しい時代に則した「新しい知識人」であったり、「新しい科学者」であったり、「新しい政治家」であったり、「新しいメディア」であったり、「新しい庶民」であったりするワケです。はい。


でわっ!


追記:

<転載>

国民意見「脱原発」が98% 原子力委、大綱議論再開

 国の原子力委員会(近藤駿介委員長)は27日、今後の原子力開発の基本方針を示す「原子力政策大綱」の見直しを議論する策定会議を半年ぶりに開いた。東京電力福島第1原発事故後、原子力委に国民から寄せられた原発に関する意見のうち98%を「脱原発」が占めたと報告された。

 意見は全部で1万件で、原発に関するものは4500件。「直ちに廃止」が67%、「段階的に廃止」が31%だった。理由は「災害時も含め環境への影響が大きい」「日本は地震国だ」「放射性廃棄物の問題が解決していない」などが多かった。

 この日は、東電や政府が事故の概要、住民避難や損害賠償の状況を説明した。

2011/09/27 11:33 【共同通信】

</転載>

2011年9月26日月曜日

商売道具

 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。


 どうも「反原発」をイデオロギーと捉えるしか能が無いのが所謂、「知識人(恥識人)」という人たちらしいですな。もうね?根本から履き違えているワケですよ。「善意」で反原発?「正義」で反原発?


アホか?・・・と。


 反原発の根本は、


生存の危機


にあるワケです。目の前に包丁を持った頭のイカレた奴がいる状況で、「善意」だの「正義」だのお題目を唱えているヒマがあるんですかね?え?自分の命を守るためには逃げ出すか、そいつを取り押さえるしかないワケでしょ?

 「善意」だの「正義」だのという言葉に酔っているのは、「言葉」商売道具にしている「知識人(恥識人)」くらいなものでしょうな。こちとら庶民は、毎日の生活に立ち向かわなければならないワケですよ。現実問題として・・・。その為には、「日常生活の障害」になる要素は排除しなければならないワケです。それが・・・


原子力発電


なワケですよ。福島県のみなさんの様に、生活圏を奪われたらオシマイです。起きてしまった事故を元に戻す事は出来ませんが、これから起こりうる事故はいくらでも未然に防げます。

 こんな簡単な事すら、「知識人(恥識人)」には理解できないんですかね?ワタシたち庶民が求めるのは、「安全に暮らせる生活圏」です。それ故に原発に反対するのです。「善意」とか「正義」とか、そんな薄っぺらな言葉で「命の尊厳」を捻じ曲げないで欲しいものですな。

 福島県の児童の被爆問題にしても、「善意」とか「正義」とかで語る問題ではなく、同じ庶民としての、子供を持つ親としての、「同情」であり、虚構の安全を流布してきた電力会社や、政府に対しての「憤り」の感情が6万人もの人を集めたと。

 然るに、そういった庶民の切実な感情を、「善意」とか「正義」とか、浮ついた言葉(商売道具)で片付けようとする「知識人(恥識人)」なんぞは、事実を捻じ曲げる勢力以外の何者でもなく、


口の上手い奴に騙されるな。


・・・と。ワタシは言いたいワケです。で、とあるブログからの引用ですが、意味深な記事があったので転載します。


<転載>

拙稿:欧米から見た日本 その1でアーネスト・サトウはこう言っている。



『、日本の下層階級は支配されることを大いに好み、権能をもって臨む者には相手がだれであろうと容易に服従する。ことにその背後に武力がありそうに思われる場合は、それが著しいのである。伊藤博文には、英語が話せるという大きな利点があった。これは、当時の日本人、ことに政治運動に関係している人間の場合にはきわめてまれにしか見られなかった教養であった。もしも両刀階級の者をこの日本から追い払うことができたら、この国の人民には服従の習慣があるのであるから、外国人でも日本の統治はさして困難ではなかったろう。』と。見透かされていたのである。

</転載>


 「知識人(恥識人)」などという「職業」は存在しません。アカデミーだか垢出身ーだか知りませんが、「権威」を信頼するなんて愚の骨頂。本当に頭のイイ人間、優秀な人間であれば、誰にでも解りやすく語れるものです。逆に、難解な専門用語で本質を煙に巻くかの様な連中は、ほとんど詐欺師と言ってイイでしょうな。


でわっ!

2011年9月24日土曜日

御用学者の鑑

 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。


<転載>

朱子学と日本軍と反原発派
2011年09月23日16時10分

日本の官僚制度は明治時代にプロイセンの行政法をまねてつくったものといわれているが、官僚のみなさんと話していると、ドイツ的な伝統より儒教の伝統を強く感じる。これを指摘している人は少なく、私の知るかぎり坂本多加雄と本書の著者、山本七平ぐらいだ。

これは政治改革を考える上で大きな違いだ。日本の政治体制が西洋的な三権分立によるものだと考えると、その原則どおり「政治主導」でやろうということになるが、もともと「現人神」がその権力を官僚に委任していると考えると、むしろ官僚が政治家であり、国会議員はそれにたかる大衆の代表にすぎない。自民党政権は暗黙のうちにこういう儒教的な伝統に従っていたが、それを「前近代的」だと批判した民主党も、野田政権ではすっかり自民党と同じ官僚主導になってしまった。

なぜこのように儒教の影響がいまだに強いのか、という謎に本書は一つの答を出している。本来の朱子学は皇帝の正統性を絶対化する国家理論で、官吏は皇帝の権力を委任された代理人=士大夫である。朱子学が日本に輸入されたとき、それを教条的に理解すると、漢民族以外はすべて「夷狄」なので、日本の天皇家にも正統性がない。ところが山崎闇斎は「朱子学は原則論であって、どこの国でも昔からある王朝には正統性があるのだ」と解釈し、日本の場合は1000年以上続いている天皇家が正統だとした。

徳川幕府の正統性は、その天皇家から征夷大将軍という官位を授かる代理人としての権威にすぎないので、それが天皇家の正統性を脅かす場合は「革命」によって倒すべきだということになる。これが「大政奉還」の思想である。特に江戸末期には、幕府が「夷狄」である西洋諸国に妥協して開国したことが「逆臣」のふるまいだとして「尊皇攘夷」をスローガンにして明治維新が行なわれた。

ところが革命の過程で、いつの間にか本来の目的だった尊王攘夷は消えてしまい、むしろ明治政府は朱子学の代わりに西洋の官僚制を丸ごと輸入した。しかしそれは、いわば儒教という幹に西洋の制度を接ぎ木しただけで、権力を絶対化する朱子学の伝統は明治以降にも継承された。これは後進国である日本が近代化する上で、国家を安定させて産業化のスピードを上げる役に立った。

本来の朱子学は機能主義的な国家論で、日本でいう天皇機関説に近いものだったが、これが江戸時代に輸入されたとき「日本化」されて、天皇家という家系を正統とする「家産制」になった。特に平田篤胤などの国学では、現人神による天皇親政を理想とし、これがのちの「皇道派」青年将校の思想になった。そこにみられる国家を道徳的に絶対化する理想主義が日本軍の暴走の原因になった。


軍が敗戦によって壊滅したあとも、儒教的秩序の「本流」である霞ヶ関はほぼ無傷で残ったが、こちらは天皇機関説に近く、よくも悪くも現実主義だ。これに対して戦前の軍に似た「非武装中立」などの理想主義を掲げたのが、社会党などの「革新勢力」だった。それは軍と同じで、権力を批判しているときは美しい原則論なのだが、何かの間違いで権力を取ると、菅政権のように暴走する。

現在の反原発運動も、この意味では「日本的儒教」の伝統の後継者である。そこではエネルギー資源という機能的な問題が「命か金か」という道徳的な問題と一体化し、できるかできないか考えないで悪=原発を撲滅するという朝日新聞の主張になり、過剰な安全基準に疑問を表明する山下俊一氏などの科学者は、ヒューマニズムに敵対する「逆賊」として攻撃され、刑事告発まで受ける。

しかも奇妙なのは、刑事告発の根拠が放射線についての「国の基準」であることだ。「放射線の健康被害には国の被曝限度より高い閾値がある」という科学的な主張に対して「国は閾値を認めていないから閾値は存在しない」と反論するのは論理的に成り立たないのだが、反原発派の脳内には国=正統という儒教思想が固着しているのだろう。

このように国家に反逆しながら国家に依存するのが、皇道派青年将校から反原発派に至る日本の「非主流派儒教」の特徴である。山本も指摘するように、朱子学とマルクス主義には類似性があり、特に後者がツァーリズムと癒合して生まれたマルクス=レーニン主義は、党派の正統性を絶対化する点で、幸か不幸か日本の朱子学的風土にマッチした。儒教は今も、隠れた伝統として人々の心の中に深く根づいているのだ。

</転載>


 日本の官僚制度が明治時代に出来たと誤認している点でもう・・・歴史を全く理解していない事が分かりますわ。この人、まがりなりにも大学の教授なんでしょ?

 ワタシたち庶民が官僚にたかっていると言いますが、官僚が・・・というか、時の権力者が常に庶民にたかってきたワケです。「税」という形で。してみると池田氏の立ち位置支配者側であることがよく判ります。

 まあ、権力を握ると暴走するのは人間の性(さが)なのでしょう。「形」と違い、「理想」には歯止めが掛からないのも事実です。

 反原発が「日本的儒教」の流れを汲んでいる・・・つまり、「過激な理想主義」だと池田氏は言いたいのでしょうが、どうも問題の本質を見ようとしてないのか、それとも見えないのか、反原発・脱原発を「イデオロギーの問題」に矮小化しているフシがあります。

 誰が責任を持つのか?って事ですよね?「国の基準」というのは、「国の責任」に裏付けられているワケでしょ?それに対し、科学者・・・山下俊一氏などが勝手に数値(閾値)をイジって、安全だと公言してですよ?で、後日問題が発生した場合、当の科学者が責任を取ってくれるんですか?え?でないと、学者の言葉を信じた人がバカを見るワケですよ。国=正当・・・という認識問題とは別な次元の話なワケです。もっと現実的な責任問題の話になるワケです。

 結局、「在り方」の違いの様に思えるんですよ。「国」の。平田篤胤などが理想とする、「形」としての日本の在り方。そこに一人一人の意思は必要とされません。日本の「形」を守ることが優先されます。一方、そこに暮らす人々がどう在るべきかという「理想主義」に基づく考え方。

 国家に反逆しながら国家に依存する。・・・と言いますが、じゃあ・・・


黙って国家に従え。


とでも言いたいんですかね?それこそ池田氏の立ち位置が伺えるというものです。もうね?随分前にも書きましたが、「国」とか「国家」の本来の「主体」は、そこに暮らす人々なワケですよ。人が集まり「国」が出来る。そして代表を選出して「管理」を委託し、「管理状況をチェック」する。・・・当然ですよね?「近代国家」としては。それを、「国家に反逆」とは・・・。笑わせてくれますな。この大学教授は。イッタイどこのインチキ大学の教授ですか?え?

 「原発村」だとか、「霞ヶ関」だとか、「芸能界」だとか、狭い村社会から踏み出せない人がまだまだ大勢います。村社会から飛び出すと山本太郎氏の様な目に遭うのが怖くて、みんな馴れ合いを繰り返すだけです。しかし、池田氏の様な知識人?は、ワタシのような無学の徒から見てもどうか?と思えるんですが、同業者である他の知識人の方々はどう思われるんですかね?

 そういった知識人同士の庇い合いのようなものは日本の知的レベルを下げるだけだし、知識人を自称する方々の人間性をも疑われるだけなんじゃないですかね?


でわっ!

2011年9月23日金曜日

恥ずかしいなあM

 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。


 朝から「NHKワールド」でも、さかんにこのニュースを流しているんですケド、もうね?アホか?バカか?・・・と。


豊田自動織機:空気が動力「クーリンな車」 技術者が開発
2011年9月23日 1時55分 更新:9月23日 2時8分

<抜粋>

走行が公開されたギネス記録に挑戦した世界初の空気エンジン車「KU:RIN」=愛知県大府市の豊田自動織機長草工場で2011年9月22日午後2時22分、大竹禎之撮影 トヨタグループ・豊田自動織機の技術者が、ガソリンも電気も使わず、空気を動力として走る空気エンジン車を開発し22日、愛知県大府市の長草工場で報道関係者に公開した。今月9日に時速129キロを記録し、近くギネス記録を申請する。・・・以下略・・・【工藤昭久】(毎日jp)

</抜粋>


豊田自動織機、若手技術者が空気エンジン車を開発し時速129.2kmを記録
2011/9/22 23:00

<抜粋>

 同社は自由な発想を持ってモノづくりに挑戦する若手技術者を育むことをねらいに、2006年12月に「夢の車工房」を立ち上げた。企業スポーツ・文化活動をする「豊田自動織機豊友会」の一つであり、就業後に、部員が自主的に活動している。様々な事業部・専門分野の若手技術者40人が集まり、夢の車をテーマに、まったく新しいコンセプトの車の企画・製作活動をしている。・・・以下略・・・(日経Automotive Technology 浜田基彦)

</抜粋>


燃料は空気で時速129キロ!…空気エンジン車

<抜粋>

<前略>

「空気エンジン車の最速記録」として、近くギネスブックに申請するという。

(2011年9月22日18時14分 読売新聞)


豊田織機、空気で走るエアエンジン車-クラブ活動で若手が開発

<抜粋>

 【名古屋】豊田自動織機は22日、若手技術者が社内クラブ活動の一環で開発した空気を動力源とするエアエンジン車「KU:RIN(クーリン)」を報道陣に公開した。エアエンジンは同社製品のカーエアコン用コンプレッサーがベース。圧縮空気を入れて膨張する力のみを動力源とした。動力に化石燃料や電気を使わないユニークな新しいエコカーだ。往復の平均最高速度は129・2キロメートルで、ギネス世界記録に申請する予定。・・・以下略・・・(asahi.com)

</抜粋>


空気で走る自動車開発 豊田自動織機、ギネス申請

<抜粋>

 トヨタグループの豊田自動織機は、ガソリンや電気を使わず、圧縮した空気を動力源にして走る空気エンジン車「KU:RIN(クーリン)」を開発し、22日に報道陣に公開した。・・・以下略・・・2011/09/22 17:19 【共同通信】

</抜粋>


 まあ、「百聞は一見に如かず」・・・なので見てください。

Air Car (1 of 2) from France




Air Car (2 of 2) from Australia




 この動画を見れば、既にフランス、オーストラリアの方が技術を確立していることがお判り頂けます。動画の投稿年を見れば2006年なので、もう5年以上前に技術は確立されているワケです。

 今更ね?「トヨタが凄いことやってくれましたM!」・・・というニュースもないワケです。尤も、トヨタ自動車ではなくて、豊田織機なのがミソですが・・・。

 それに記事にする前に、海外での同様の技術について記者がチョッと調べればスグに判るのですが、上記の新聞社はそういったウラ取りもしないんですかね?アホです。恥ずかしいです。中国、韓国が「物真似」だと笑えませんわな。

 まあ、知っていたのかも知れませんケドね?だからこそ・・・「ギネス申請」が関の山で、「特許申請」にはどこの新聞社も言及していません。・・・で、あれば、情報の脚色ですなあ。

 日本人が知らないだけで、海外では様々な技術が考案されています。インターネットが普及した今、その気になればいくらでも情報を得られるんですけど、そういった事に関心を持たない様に、ニュースも誘導されているんですかね?

 ワタシは日本の「モノづくり」の技術に、信頼を置いています。以前にも述べましたが、限られた資源を有効に使う為に、日本の技術は進化しました。しかし現在、世界的規模で資源の枯渇が憂慮されており、日本以外の国も資源の有効利用に力を注いでいます。

 つまり、日本のアドバンテージは低くなっているワケです。そんな中で、「日本の製品が一番だ。」などどいう「根拠の無いプライド」は、日本の行く末を危うくするだけです。もう一度、謙虚に「モノづくり」に向き合う方がイイのではないでしょうか?

 で、話は戻りますが、環境を救う・・・人を救う・・・技術は、実は既に沢山あるのですが、それが社会に投入されない。何故か?


既得利益のジャマになる。


それだけの理由で、ワタシたちは快適な暮らしを奪われ、無理やり大企業の製品を売りつけられているとしたら?


原発のように・・・。


でわっ!

2011年9月22日木曜日

最短15秒でセシウム除去!?

 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。


マコさんの呟きを見たら、「マジ?」・・・と。

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magicalmako magicalpowermako
最短15秒でセシウム除去 慈恵医大、磁性ナノ粒子で http://goo.gl/5vX1N http://goo.gl/W9wYj
3 hours ago
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<転載>

最短15秒でセシウム除去 慈恵医大、磁性ナノ粒子で
2011/9/20 23:55 情報元 日本経済新聞 電子版

 東京慈恵会医科大学の並木禎尚講師らは磁性を持ったナノ(10億分の1)メートルサイズの微粒子を使い、放射性物質を効率よく除去する方法を考案した。海水や牛乳、血液の液体成分から、最短15秒で99.9%取り除けるという。東京電力福島第1原子力発電所の放射性物質で汚染された水や土壌の除染などに役立つとみている。

がんの治療薬を患部に届けるDDS(薬剤送達システム)のために開発した、直径70~80ナノメー・・・

(この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。)

</転載>


 続きは会員登録して読むしかないのですが、サワリの部分だけ読むと何か期待できそうな技術です。少なくとも汚染水の浄化には使えそうです。土壌の除染となると、また面倒な分離工程が必要になるし、そもそも、「フクイチ」からモクモク出ている放射性物質の流出を止めなければ、何回でも土壌は汚染されてしまうワケです。

 そうなるとメルトダウンを止めるしかないのですが、残念ながら誰にも止められないのが現状です。従って次善策として、事故原発をテントで覆うという対応も必要と考えられるのですが、どうなったんですかね?一時期ニュースでも流れましたが・・・。

 テントを被せると、テント内の放射能の濃度が上がって却って危険だという意見もあります。が、それはテント内部に溜め続けた場合の話で、空調設備によって内部の空気をコントロールすれば解決する問題です。・・・よね?

 そこで期待されるのが、慈恵医大の新技術?応用技術?なワケですよ。磁性ナノ粒子を使って、放射能汚染された空気を濾過してから大気中に排出する。・・・と。


 ジッサイこのナノ技術がどの程度の完成度なのか不明ですが、汚染された空気を直接除染するにしても、一旦、水か何かに溶かして除染するにしても、非常に有効な技術に思えます。

 放射性物質の流出を止めることは、日本の国際的な信頼にも関るのです。なんせ事故以降、ずっと地球環境を汚染し続けているワケですから、いつまでも被害者面しているワケにもいきません。国際関係はシビアなのです。


<転載>

「戦後賠償より重い負担」
2011年09月04日14時05分

<抜粋>

海洋リークのために5月にですが、環太平洋の20ヵ国が4ヵ年プランという形で会議を、これ設置しました。日本を除く環太平洋の島々の国を含めた国です。

えー実態は、簡単に申し上げますと、4年後に生体濃縮などがある程度明らかになったときに日本に対して、国連海洋法並びにロンドン条約違反等で、国際賠償をえーうつ、この会議というふうに言われています。

えー1ヵ国20兆からそれ以上の国の、えー国際賠償が日本に求められるということがほぼ確定的になったというニュースは世界で出しています。

で日本のマスメディアは都合の悪いことに関しては一切報じませんので、簡単に申し上げますと。当初からそういうような放射能漏れはないと言い続けてきた記者の人たちが、自分たちの誤報になることを恐れてこの事実は基本的にはあまり書きません。えー、ストロンチウム90という言葉がでたのも朝日新聞が2回だけ書いただけでほとんど、載せない。

しかも残念なことに海洋リーク、つまり福島第一原発から流れ出てる放射能の汚染水は未だ止まっていません。

えー国際賠償が来る。何百兆か分かりません。それから産業も空洞化する。そして除染にはですね、自由報道協会のメンバーでもある岩上安身さんの調べによると、800兆円くらいかかるだろうと。本当に除染するんだったら。ただそれはもう殆どできないだろうと。

</抜粋>

</転載>


 例えば自分の家が出火元となって、向こう三軒両隣りが延焼してしまいました。当然自分の過失であり、延焼の被害者は出火元に賠償請求して来ますよね?同じことです。

 で、その時の賠償金を誰が払うんですかね?ワタシたちの税金が使われるワケでしょ?ヒョットしたら、「復興税」などという「増税」のウラには、後々請求されるであろう「賠償金」も込みかも知れません。てか、恐らくそうでしょう。東電の整理は後回しにして、理不尽です。

 であれば、賠償額を出来る限り低く抑える為に、一刻も早く・・・「フクイチ・モクモク」を止めなければならないワケですよ。勿論、完全に止められなくても、外部への流出を抑えられれば農地の除染や生活圏の確保が出来るワケです。

 生活圏が確保できれば経済活動も再開でき、経済活動が再開されれば、賠償金の返済にも目処が立つワケです。

 何らかの形で日本に対しての賠償は必ず請求されます。仕方ありませんよね?「フクイチ・モクモク」で地球環境を汚し、多くの国に迷惑を与えているのですから。

 だからこれ以上「フクイチ・モクモク」を広げない最善を尽くすのが、現政権の最大の責務です。


でわっ!

2011年9月16日金曜日

傾向と対策

 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。


 ブログの模様替えでもしようかとアレコレ機能を試していたら、過去記事の閲覧ランキングなるものがあり、コメントを受け付けない当ブログの場合、どの記事にみなさんが関心を持たれたかを知る為の、便利な機能であるワケです。

 初めからこんな機能付いてたんですかね?いつの間にか、ひっそりと追加されたんじゃないの?ま、これで当ブログに目を通される奇特な方々の、傾向と対策?に役立つかも知れません。

 で、現在の時点での過去記事に対する閲覧傾向を見ると、みなさん「自家発電」に興味というか、関心があるようで。まあ、3.11の原発事故以降、原発行政というもの、電力各社の原発事業の内幕、そして電気料金という、「奴隷システム」の存在が露になったからには・・・


自分で電気を作ってやる!


と、一発奮起する人達が増えても不思議ではありません。

 ま、ワタシ自身、3.11以降、精神的な面も含めてアレコレ書いてきたワケですが、みなさんもっと具体的な「道」を模索していたんですかね?


能書きはイイ、具体策を示せ。


・・・というのが、3.11以降、特に東日本における庶民の本音でしょう。大臣を言葉狩りで失脚させたり、そのくせ「ひとつになろう」などと白々しい言葉を吐く。そんな言論界に、希望は見出せない。・・・と?

 奇しくも「キツネ目の親分」、宮崎氏も同じような事を仰られてましたわ。


<転載>

宮崎学オフィシャルサイト
<3.11に思うこと> ー その10ー

<抜粋>

さて、その「劇場」化であるが、本当の「劇場」で使われる言葉は実に重いし、肉感性に富む。しかし「自らの身は安全なところにある」観衆としてしか現実の目の前にある歴史に参加しないとする精神を、その根元とする「劇場化傾向に私は反撥しているのである。

こうしたことは「歴史」に対しても同様で、私は「歴史」は「観る」ものではなく「行う」ものだと考えて来た。

その中でも「ガンバレ東北」「ガンバロウ日本」という言葉が、その最たるものだ。その言葉を発する側の人間はあくまでも観衆して位置する。ガンバル側のプレイヤーとの意識の共有はない。それ故に肉感的ではない言葉に終わっている。

</抜粋>

(「3.11に思うこと」終わり)

</転載>
 
 
 ま、そういったワケ?で、自分が知る範囲の「自家発電」に関する情報に重点を置いて、これからは記事を書こうかな?と。そこで自家発電用の発電機としてお勧めするのが、「HONDA」の一連の発電機です。

エネポ EU9iGB


 あたりを入門機?としてはお勧めする次第ですが、生産台数が間に合っているんですかね?5月に一時帰国した時は、近所のホームセンターで売り切れでしたが・・・。

 ただ、「エネポ」にしても設計がね?中途半端なワケです。先ず、LPG(液化ブタン)を燃料にするなら、何もカセットボンベ方式に限定する必要は無いワケです。カセットボンベ装着状態で最大?2時間運転じゃ実用に耐えません。これじゃキャンプ用が関の山です。

 そうじゃなくて、一般家庭用のLPGボンベも接続可能な設計にすれば、使用時間は飛躍的?に伸びるワケですよ。そうなれば、自宅透析されている人とか、自宅で寝たきり状態の患者に繋がれた電子機器を、十分バックアップできるのです。これは災害時の緊急医療の面でも、「HONDA」には是非設計変更を考慮して頂きたい点です。

 あと、並列運転台数も2台まで・・・じゃね?並列運転接続キット(EU16i)を改良すれば、2台以上の並列運転が簡単に可能になるワケでしょ?必要な電力分だけ発電機を並列運転させるのが合理的だと思うワケですが、そう設計しない・・・出来ない理由が知りたいですわ。

[ホンダ] 発電機 エネポ(高品質な電気) : ガスパワー



 とは言っても、企業には企業なりの事情もお在りでしょうから、後は自分らで改造するしかありませんな。クルマの改造と同じですわ。「HONDA」に足りない部分を、「モリワキ」とかね?「無限」みたいなプライベーターがね?もう、バリバリチューンしまくって、


自家発電?全開バリバリだぜ!


・・・てな時代に突入しつつあるワケで、いま内燃機関に関わっている人は、これから仕事が沢山ありますよ。と。また、自営業を始めたい人にとっても、自家発電関連は幅広いニーズに恵まれた事業になるでしょうから、今から勉強を始めても遅くはないですよ。と。

 で、ワタシが考える理想的なエネルギー消費形態とは、究極では自家発電により自分が使う分だけ電気を作るというもので、その際にネックになるのが自家発電用の燃料なのですが、現在LPGガスが使用できる所まで来ているワケです。

 それをさらに進め、HHOガスで発電機が回せるようになれば、室内で発電機を使用しても酸欠で中毒死することも無くなり、悲しい事故もなくなります。

 公共機関のエネルギーは太陽光発電でも、オーランなんたら・・・でも、地熱でも、何でもイイのです。要は公共事業として、雇用需要が生まれればいいのです。各企業が独自に発電設備を持つことも普通になるでしょうし、そこに新たな雇用も発生します。





 しかし今回の原発事故および、各電力会社の対応から明らかなのは、ワタシたちは電力各社の「奴隷」に過ぎないという現実です。電力各社に生活の根幹を握られており、その事で、原子力発電も受け容れざるを得ない様に誘導されていたのです。

 したがってワタシは「発電の自由化」を、ワタシたち庶民の「自由」を守るための「権利」として、当然の事として考える次第です。(賛同者は少ないのですが・・・。)


でわっ!

2011年9月12日月曜日

最近、思ったこと・・・3

 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。


 えっと・・・、心と体をそれぞれ独立した存在だと考えると、「体」はクルマで、「心」はドライバーとも言えます。蛇足ですが、「運転に人柄が表れる。」とか、「ハンドルを握ると人格が変わる。」とか言われますが、ワタシの経験からすると・・・まあ、大体当たってます。

 適切では無いかも知れませんが、植物人間という状態をこの例えに当てはめると、ドライバーが乗っていない、アイドリング状態で放置されたクルマ・・・の様な状態とも考えられます。

 心と体は、独立した存在である。・・・という自論に従えば、植物人間状態に在る人にはが存在しないのか?・・・正直、わかりません。

 は目で見たり、手で触れたり、検査装置を使って状態の確認が出来ますが、心は心と触れ合うことでしか確められないのです。ひょっとしたら、深い昏睡状態の中でも、周囲にいる人の声や、気配を受け取っているかも知れませんし・・・。

 大抵の人は自分の意識の管理下に体があると思っていますが、100%管理されているのでしょうか?試験前の一夜漬けで、徹夜で勉強しようと頑張っても睡魔に負けて爆睡してしまったり、先生に説教されている最中にオナラをしてしまったり、自分の意思とは無関係に体が反応するケースは多々あります。つまり・・・体は体で、勝手に生きている。のです。

 人には「死」を・・・「自殺」を選ぶ自由があります。しかし、そもそも死を選ぶのは心であり、ではありません。「体は体で、勝手に生きている。」・・・それは自然の摂理であり、「体」からすれば「自殺」なんぞは、心の無理心中の道連れにされる不条理でしかないでしょう。

 「フェラーリ」を持っている人が(ポルシェでもイイですが)人生に悲観し、愛車と共に崖下にダイブして自殺したとします。で、もしそれを第三者のクルマ愛好家・・・カーマニアが知ったとしたら、


勿体無い。


と思うに違いありません。廃車にするくらいなら自分に譲ってくれ。・・・と。

 同様に、ワタシくらいの棺桶に片足突っ込みかけた中年からすれば、若い身空で自殺を選び、「最新モデル」のクルマ(体)をワザワザ廃車にするなんて、出来ることなら乗り換えたいわ!・・・と思います。ホント。

 心と体でワンセットであるにしても、それでも心は心、体は体で独立した存在であると意識すれば、心配事で胃が痛くなったり、体調不良から精神が不安定になるといった症例も、いくらかは改善されるんじゃないですかね?

 脳の働きにも関連するでしょうから、完全に心と体を切り離すのは無理にしても、意識するだけでも随分違うんじゃないか?と。

 がどんなに落ち込んでいても、眠くなれば眠り、お腹が減れば何か食べたくなるものです。心=ドライバーと、体=クルマ二重の存在がワタシたちの実態であるならば、生きるという状態は、きっと心と体の共同作業であり、先に述べた植物人間と呼ばれる人であっても、は勝手に・・・


それでも、生きて行く


・・・という事実から、どんなに人生(現状)が辛かろううと、体という乗り物さえ手放さなければ心も生き続ける。・・・というのが、一回目からの流れの辿り着いた終着点になるワケです。

 心は形を持たないが故に、体が生き続ける限り何回でも再生と進化が可能なワケで、現在の環境がどんなに辛く苦しくても、心は必ず蘇る。・・・と言いたいワケです。

 地震、原発事故から既に半年(一年の半分)が過ぎようという今も、「フク1」の周辺や、「津波被害」に遭われた住民の方々は過酷な生活環境にあり、不透明な未来に悲観している方も多いかと。

 被災者でもないワタシが口を出すのは憚られるのですが、環境に心が負けてイイ理屈は無いのです。それは、体に心が負けるという事に他ならないのです。もし「なでしこJAPAN」が不遇な練習環境に負けていたら、ワールドカップ優勝など成し得なかったハズです。

 上手く言えませんが、苛酷な環境の下にあろうと、それでも生きて欲しいのです。生き続けさえすれば・・・体という乗り物さえ手放さなければ、心は必ず再生する。・・・と、ワタシは信じます。

 復興への道は遠く険しく、どのような形に収まるのかさえ未だ見えないにしても、


それでも、生きて行く。


 少なくとも大人にその気概が無くて、どうして次の世代が未来に展望を見出せるでしょうか?100の言葉よりも、生きる覚悟を。生きて・・・生きて・・・生き抜いて、心の復興を果たさなければ日本の復興も果たせない。・・・と、思う次第です。

 思えばワタシがベトナムに来た当初、通りに溢れるバイクがアリの群れの様に見えました。盲目の本能に突き動かされて生きるアリの群れの様だと。

 しかしそれは、日本は先進国だという単なる思い上がりに過ぎないのだと、ベトナム人と交わり暮らす生活の中でやがて気付きました。

 逆に、今の日本の現状の方こそ、生きるという事の「原点」を見失っているのではないか?と。・・・だからこそ、未だに原発推進などという「生命の原則」を無視した輩が、平気で蔓延っているのだと。


<転載>

エネルギー政策 展望なき「脱原発」と決別を(9月7日付・読売社説)

◆再稼働で電力不足の解消急げ◆

 電力をはじめとしたエネルギーの安定供給は、豊かな国民生活の維持に不可欠である。

 ところが、福島第一原子力発電所の事故に伴い定期検査で停止した原発の運転再開にメドが立たず、電力不足が長期化している。

 野田首相は、電力を「経済の血液」と位置づけ、安全が確認された原発を再稼働する方針を示している。唐突に「脱原発依存」を掲げた菅前首相とは一線を画す、現実的な対応は評価できる。

 首相は将来も原発を活用し続けるかどうか、考えを明らかにしていない。この際、前首相の安易な「脱原発」に決別すべきだ。

 ◆節電だけでは足りない◆

 東京電力と東北電力の管内で実施してきた15%の電力制限は、今週中にすべて解除される。

 企業や家庭の節電努力で夏の電力危機をひとまず乗り切ったが、先行きは綱渡りだ。

 全国54基の原発で動いているのは11基だ。再稼働できないと運転中の原発は年末には6基に減る。来春にはゼロになり、震災前の全発電量の3割が失われる。

 そうなれば、電力不足の割合は来年夏に全国平均で9%、原発依存の高い関西電力管内では19%にも達する。今年より厳しい電力制限の実施が不可避だろう。

 原発がなくなっても、節電さえすれば生活や産業に大きな影響はない、と考えるのは間違いだ。

 不足分を火力発電で補うために必要な燃料費は3兆円を超え、料金に転嫁すると家庭で約2割、産業では4割近く値上がりするとの試算もある。震災と超円高に苦しむ産業界には大打撃となろう。

 菅政権が再稼働の条件に導入したストレステスト(耐性検査)を着実に実施し、原発の運転再開を実現することが欠かせない。

 電力各社が行ったテスト結果を評価する原子力安全・保安院と、それを確認する原子力安全委員会の責任は重い。

 運転再開への最大の難関は、地元自治体の理解を得ることだ。原発の安全について国が責任を持ち、首相自ら説得にあたるなど、誠意ある対応が求められる。

 野田首相は就任記者会見で、原発新設を「現実的に困難」とし、寿命がきた原子炉は廃炉にすると述べた。これについて鉢呂経済産業相は、報道各社のインタビューで、将来は基本的に「原発ゼロ」になるとの見通しを示した。

 ◆「新設断念」は早過ぎる◆

 代替電源を確保する展望があるわけではないのに、原発新設の可能性を全否定するかのような見解を示すのは早すぎる。

 首相は脱原発を示唆する一方、新興国などに原発の輸出を続け、原子力技術を蓄積する必要性を強調している。だが、原発の建設をやめた国から、原発を輸入する国があるとは思えない。

 政府は現行の「エネルギー基本計画」を見直し、将来の原発依存度を引き下げる方向だ。首相は、原発が減る分の電力を、太陽光など自然エネルギーと節電でまかなう考えを示している。

 国内自給できる自然エネルギーの拡大は望ましいが、水力を除けば全発電量の1%に過ぎない。現状では発電コストも高い。過大に期待するのは禁物である。

 原子力と火力を含むエネルギーのベストな組み合わせについて、現状を踏まえた論議が重要だ。

 日本が脱原発に向かうとすれば、原子力技術の衰退は避けられない。蓄積した高い技術と原発事故の教訓を、より安全な原子炉の開発などに活用していくことこそ、日本の責務と言えよう。

 ◆原子力技術の衰退防げ◆

 高性能で安全な原発を今後も新設していく、という選択肢を排除すべきではない。

 中国やインドなど新興国は原発の大幅な増設を計画している。日本が原発を輸出し、安全操業の技術も供与することは、原発事故のリスク低減に役立つはずだ。

 日本は原子力の平和利用を通じて核拡散防止条約(NPT)体制の強化に努め、核兵器の材料になり得るプルトニウムの利用が認められている。こうした現状が、外交的には、潜在的な核抑止力として機能していることも事実だ。

 首相は感情的な「脱原発」ムードに流されず、原子力をめぐる世界情勢を冷静に分析して、エネルギー政策を推進すべきだ。

(2011年9月7日01時19分 読売新聞)

</転載>

 
 ところで・・・ひとまず例の番組は放送されたようでヨカッタです。


でわっ!

2011年9月3日土曜日

妄想劇場

 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。


 毎度っ!お馴染みの「妄想劇場」をお届けしますM。で、今回は、「TOKIO」の山口達也氏の無免許運転問題を、独断と偏見の目で見てみました。

<転載>

TOKIOメンバー山口達也さん、無免許運転容疑
日経WEB刊 2011/8/29 20:24

 人気音楽グループTOKIOのメンバー、山口達也さん(39)が運転免許の更新をせず、今年2月から約半年間、無免許状態で車を運転していたことが29日、警視庁品川署への取材で分かった。同署は山口さんを道交法違反(無免許運転)の疑いで書類送検する方針。

 同署によると、山口さんは28日正午ごろ、東京都品川区で乗用車を運転中、進路変更違反をしたとして警察官に止められ、免許証を提示。有効期限が2月に切れていることが発覚した。山口さんは期限切れに気付いていない様子で「更新を忘れた」と説明したという。

</転載>

 じつはワタシも「失効」したことがありまして、ま、ベトナムにいたので車を運転する必要も無く、それに気付いて大急ぎで日本に帰国して、府中まで足を運んだワケですが、まあ、早く海外でも更新出来るようにならないですかねえ・・・?無理か?

 それにしても、コリャ完全に忘れていたんでしょうなあ。「粗忽者」としか言い様が無いワケですが、ま、私生活や仕事で何があったにせよ、違反をしたのは事実ですからシッカリ反省してください。

 しっかし・・・芸能人て大変ですなぁ。これが一般人だったら、町内の噂話にもならないのでしょうが、それだけタレント、芸能人てのは社会的道義責任が大きいという事ですか?逆に言えば芸能人は、「みんなの模範」でなくてはならないのか?・・・と。

 芸能人も同じ人間なワケでしょ?別に、「道徳的」に素晴らしい人がTVに出ることを期待しもしませんし、それに、TVに出る人がみんな「非の打ち所の無い高潔な人物」ばかりというのも、「宗教番組」みたいで気持ち悪いんですケド・・・。 

 で、TOKIOと言えば、「DASH村」なワケですよ。 

<転載>

山口達也 DASH村再生へ涙 ヒマワリで放射性物質浄化を
中日スポーツ 2011年8月26日 紙面から

 TOKIOの山口達也(39)が25日、東京・汐留の日本テレビで会見し、TOKIOがレギュラーを務める同局系バラエティー「ザ!鉄腕!DASH!!」(日曜午後7時)の企画の一環として、福島県浪江町にあるDASH村で、放射性物質のデータ採集と土壌の浄化実験を継続的に行っていくことを明かした。「DASH村~再生を目指して~」と題した新企画で、初回放送は9月11日。

 東日本大震災が発生した3月11日、山口と城島茂(40)はDASH村で収録中だったが撮影は中止に。その後、福島第一原発から30キロ圏内にあるDASH村も計画的避難地域に指定された。

 震災以降、誰も立ち入ることができなかったDASH村はどうなっているのか。土壌の放射能汚染は-。山口は自らがプロジェクトリーダーとなって、自分たちができることを模索していた。

 そこに宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究員・長谷川克也さんから番組に、DASH村でヒマワリによる土壌浄化実験をしたいとの申し出があった。

 これを受けて山口は7月16日、浪江町長に許可をもらい長谷川さんらと約4カ月ぶりにDASH村を訪問。猛暑の中、防護服を着て滞在できる時間はわずか2時間だった。10年以上も大切に守ってきた大事な村での必死の作業。そのときの思いを山口は「長谷川さんからお便りをいただくまでは、DASH村にはもう戻れないかなって思ったのが正直な気持ちでした」と思わず涙ぐんだ。

 8月22日、一行は再びDASH村へ。ヒマワリの一部や水などを採取し、持ち帰ったデータを現在分析中だ。

 山口は「DASH村を通じて現実を知っていただき、少しでも農業に従事したり、従事したくてもできない人たちの助けになれば。普通の生活に戻れるように、僕らがいろんなことをやって発信していきたい」と力を込めた。

</転載>

 まあ、この記事を見て、「TOKIO」なら福島県の生情報を伝えてくれるんじゃないか?と期待していたワケですが、どうなっちゃうんでしょうね?今回の件のせいで「放送自粛」とかなっちゃうんですかね?まさか・・・それを狙っての逮捕って事はないですよね?

 現在、島田紳助氏のやくざ問題から発展して、芸能界そのものが問題視されるような論調もありますが、芸能人、タレントが社会的影響力が強い存在であることは確かなワケで、それを恐れる人たちがいることも・・・。

 政治家の言葉より、好きなタレントの言葉に耳を傾けるのがファンというもので、ファン(支持者)が多いタレントというのは、タレント本人の自覚の有無に関わらず、社会的に「要注意人物」になるワケです。・・・で、こんな記事を目にしたのですが・・・


<転載>

驚愕の深層レポート 新たなる公安組織<I・S>の全貌
現代ビジネス

<抜粋1>

 これから記述していくのは、私が摑んだまったく新しいタイプの公安組織である。しかも、この秘密組織の場合、チヨダとは別の意味で、警察として守るべき一線を完全に踏み越えている。<I・S (アイ・エス)>、あるいは<07(ゼロナナ) >。その組織は、公安警察内部でそう呼称されている―。

<抜粋2>

 1920年代から約半世紀も米FBI長官の座にあったエドガー・フーヴァーは、FBIの情報網などを駆使して政治家や政府高官らの弱みを握り、歴代大統領も彼を解任できないほどの権勢を誇った。FBI批判をする雑誌メディアや反戦平和を訴える文化人を監視し、ジョン・F・ケネディをはじめとした大統領、ファーストレディの異性スキャンダルまで摑んでいた、とも言われている。

 ここまでの力を個人が握る事態は想定しにくいにせよ、警察とは本来、犯罪捜査と治安維持を任務とする機関である。

<抜粋3>

 いや、実を言うとその兆候は既に顕れている。前出の警察庁警備局の元幹部はこう言って顔を曇らせる。

「I・Sが政治情報の収集を担当するというのは、あくまでも表の顔の一端に過ぎない。収集した情報をメディアなどに流し、世論工作と受け取れる活動に使っているフシもあるんです・・・」

</抜粋>

</転載>


 ・・・さて、得意?の妄想を働かせるならば、無免許運転-原発-公安-芸能界-やくざ・・・などがひとつに繋がるワケです。その際重要になるのが、「公安」はどっちの味方なのか?という点なのですが、何となMく・・・アッチの味方?のようで気が滅入ります。あ、勿論ワタシの勝手な妄想に過ぎませんので。はい。

 にしても、陸軍中野学校の残党の人たちは、今頃、何処でどうしてるんでしょうなあ。まるで、突如姿を消した「墨家」の集団の様ですなあ・・・。

 いずれにせよワタシが望むのは、山口達也氏の無免許運転の一件とは切り離し、DASH村の実状を包み隠さずTV放送して欲しい。・・・という事ですわ。もしこれが放送中止される様な事態になったら、


どっかの圧力が掛かった。


・・・と、思わざるを得ませんな。あ、勿論ワタシの勝手な妄想ですが・・・。


でわっ!

2011年9月2日金曜日

最近、思ったこと・・・2

 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。


 えM、前回は「精神力」・・・つまり、「心の強さ」について述べたワケですが、ワタシは別に「精神論者」ではアリません。竹槍でB29に・・・日本刀で黒船に立ち向かっても・・・勝てるとは思えません。お互いが同等の条件の下で競い合った場合、勝敗を決めるポイントのひとつになるのが精神力だろうと思うワケです。要は、プラスアルファを持っているか?・・・だと。

 再び引き合いに出してアレですが、「男子サッカー」が練習量や技量不足を「精神力」だけでカバーしようとしても、旧日本軍と同じ過ちを繰り返すだけでしょ?ま、条件的な劣勢を「戦略」で覆せないワケでもありませんが・・・。

 とにかく前回言いたかったのは、「心(精神)に性別は無い。」・・・という一点です。少なくともワタシにはそう思えますし、そうすると結果的に、「心と体は別物である。」という事になるのですが、そうなると、「アイエス」とか、「ホモセクシャル」とか、心と体の不一致に悩んでいる人たちに、


それはあたり前なんだよ。


・・・とも言えるワケです。はい。

 体が先天的なものであるのに対して、心は後天的なもの・・・「習慣」で形作られるのであれば、体が成長して「性徴」が顕著になることで自分の性を意識し、それを受容するのが一般的な流れであり、その際に、「男の子は男らしく」「女の子は女らしく」と育てられることで、性に合わせて心も選択されていく・・・と。

 しかし一方、その段階において、自分の身体的な性に合わせて心を変容させることに躓き、心と体の分離によって生じたストレスから、後年、いわゆる「ホモセクシャル」に転身するケースもありえるワケで、恐らく、幼いながらも自意識が既に十分強く、心が体の奴隷になることを拒んだとも言えます。「ホモセクシャル」と呼ばれる人たちの「独自の美意識」は、こうした自意識の強さに由るもとも考えられます。

 ワタシたちは・・・少なくともワタシは、今まで「体=心」、もしくは、体と心の「2重構造」の意味について、あまり深く考えたことがありませんでしたが、宗教の世界では当たり前の事として扱われているワケです。尤も、「魂」という言葉でですが・・・。マニ教などはハッキリと、


肉体は魂の監獄である。


・・・と、言い切っているくらいです。だから子孫を残すなどトンデモナイことで、肉体がある限り、人間は永遠に本来自分がいた次元に帰れないという教義を持ちます。(ウル覚えですが・・・)

 ま、それはそれとして、「心に性別は無い」という理屈からすれば、では何故?男と女が求め合うのか?といえば、それはもう、「オス」と「メス」の本能的な欲求でしかないでしょうな。「恋愛」にしても、ほとんどの大人は「恋」と「愛」は別であることを理解していますが、一般的に思春期・・・大人への準備段階期に若者は「恋」をするもので、これは体が「子孫を作る準備が出来た」時期でもあり、「子孫を残せ!」と命令する、脳内分泌ホルモンの影響があるのではないか?・・・と。で、脳内分泌ホルモンも無限に出続けるワケではないので、「恋」もやがて醒める。・・・と。

 で、「恋」の対象として、男性は母親に。女性は父親に似た異性に惹かれるものですが、これも「種の保存」という本能からすれば、今まで自分を育ててくれた存在=繁殖能力がある。・・・という本能的な「刷り込み」が行われるものと思われます。

 次の段階になると、生まれた子供(子孫)を保護する本能が「愛」という行為に現れ、「子孫を守れ!」と命令する脳内分泌ホルモンが働き、女性の場合は「母乳」が出るようになったり、男性の場合は・・・男性の場合は・・・男性の場合は・・・何でしょうね?取りあえず「家族を守る」という意識の芽生えですかね?

 したがってマニ教がどう言おうが、子孫を残す本能が人間にある限り、マニ教が人々に受け容れられるのは難しかったでしょう。ヒンズー教のように、「現世利益」を教義に組み入れた宗教の方が、人間の本能に合っていたということです。

 今回の本題は「心(魂)と体」なのですが、あらゆる宗教が「心(魂)と体」を別々に扱っていますし、天国や地獄という概念も共通していますよね?で、ワタシが思ったのは(ワタシの自論=「心(魂)に性別は無い。」に基いてですが・・・)、そういった宗教上の天国とか地獄とかに描かれる死後の姿がね?男の姿であったり、女の姿であったりで、アレ?・・・と思ったワケですよ。


アホか?つまらないこと考えて。


・・・と、思われるでしょうから、「死後の世界」はアレとして、話を「現世」に戻します。

 前回から、「心に性別は無い。」という自論を述ているワケですが、そこから一歩踏み出し、「心と体は別物である。」という事実?に向き合うワケですが、で、あれば、形而下の存在・・・肉体と、形而上の存在・・・とを、意識的に分けて考える事も可能であり、そうするとワタシが他者と接する場合に、肉体で向き合うか?それとも心(精神)で向き合うか?という選択も生まれてくるワケです。

 で、心(精神)で向き合った場合、「心が共鳴」する相手というのは年齢や性別とは無関係だろう。・・・という当たり前の事に、改めて納得した次第です。はい。

 陽もすっかり沈み、タイガービールの酔いも回り、そんな話をしながら心地良いひと時をローカル居酒屋で過ごしたワケですが、にしても、コム・チン・ズンチャウ(広東風チャーハン)の中に入っているネム(ベトナム風ハム)の酸味には、未だに馴染めないなあ・・・。次回はコム・チン・シンガポール(シンガポール風チャーハン)を頼もう!


でわっ!

2011年9月1日木曜日

亀ちゃんに捧ぐ・・・

 このたびの「東日本大地震」にて被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害にてお亡くなりになられた方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。


 以前、「なんとなく田中康夫」という記事を書きましたが、3時間にも及ぶトークを奇特にも文字に起こしてくれた御仁がおりましたので、僭越ながら一部引用させて頂きました。

<転載>

岩上安身・田中康夫インタビュー
2011年8月19日

第二部「TPPと新社会」

<前略>

そういえば関西の財界がおかしいんですよ。川鉄の会長が「国民の生命を守る観点から浜岡原発の停止は当然だ」と言ってるし、関西経済同友会の前会長の山岡さんは「私も原発推進派だったが認識を変えた」と。まあ私も原発追認派ではあったんだけど、次の関西同友会の代表幹事の大林さんは「3.11以降の原発新規立地は難しい。短中期的には原発の安全性を高めてリスクを限りなく下げ、再生可能エネルギーの技術力や効率を高めて行くしか日本には道はない」って言ってるんだけど、大林組って福井の原発などの建屋を作ってるんだよ。それなのに彼はもうこのように発想転換をしてる。で次の住友電工社長の松本さん。そういえば住友化学の経団連のオジさんって、あの良くわかんない人、あれ亀ちゃんの同級生なの。亀ちゃんも、全く困ったもんだって言ってるんだけどね、

<中略>

これはウチのホームページにのってますけど、オーランチオキトリウムっていう藻から石油を作る渡邉信先生の所なんてアメリカのメジャーがわんさか来てお金幾らでも出すから売ってちょ、なんて言ってるのに日本の大臣とかには幾ら資料渡しても動かないもんね。こりゃもう亀ちゃんが首相になんなきゃ駄目だ、なんて言ってるんだけど。


田中康夫のエネルギーシフト論



Video streaming by Ustream

<中略>

しかも今回、10兆円が三次補正規模だと言う。これは亀ちゃんとも言ってるんだけど、そもそもどういう再生・再興をするかという話の中から金額が出て来るものなのに、最初っから10兆円っていうシーリングをかけてるようなもんだわさ。そしてその10兆円を自民は3年、民主は5年で返すってわけ。アホちゃうか、と。そう言ったらさ、「いや、自律的財政運営のためです」ってさ、菅さんまでそう言ってる訳で、後世の子供に負担をかけないとか何とか。で、主計局長だったかな、そこに言ったわけ。「じゃ、皆さん、なんで建設国債を出すんですか」と。こないだの特例公債ってのは赤字国債であれは単年度の消費、人件費などに使ってる訳ですよ。で、建設国債ってのはあたしが知事の時には余り出すな、と言ってたんだけど私の後の知事たちなんて何も考えてなくて、私の後の対抗馬の人なんて「借金は未来の財産だ」なんて言ったんだよ。で、その建設国債って60年償還なんですよ。何故60年かというと、公共物は耐用年数がおおむね60年であるというところから来ている。つまり未来の人も使う訳だから、リボルビングみたいに返して行く訳です。それでね、今回の被災地の復興って何かと言ったら、まさに単年度の消費【ではない】訳ですよ。社会的公共資本、鉄道や港湾施設などを作る事なんだから。で、あんた方、なんでそれを5年で返すのよ、と。100年に一度の災害てあんた方言ってたでしょう、1000年にしろという人もいるけど、100年だとして100年で返すんだったら10兆円は年あたり100億ですよ、と。それを5年で返すなんて言ってるから年に2.5兆だの3兆かかるんでしょ、と言ったら「いや、それでは後年度負担が」と言うから「それじゃ建設国債やめろよ」と言ったの。「60年償還なんてやめて、国債は全て5年以内に償還するとしなかったら矛盾してるでしょ。それとも5年償還って事は5年もすれば壊れるようなカキワレの街作りをするんですか」と。こういう事をどこの新聞も書かない訳でしょ。

<中略>

だから僕が最初っから亀ちゃんと一緒に百兆円規模の日銀直接引き受けの国債出せと言ったの。日銀直接引き受けってのは日銀が直接出すので政府は利子を日銀に払うんだけど、その利子ってのは日本銀行から政府に国庫納付金で戻されるんですよ。だからこれこそ新自由主義の人たちは、こんなデリバティブ商品はありません、って言うべきだよ。で、その上で百兆円を百年かけて返すんだったら1兆円ずつだね、とかさ。

<中略>

日本は世界最大の債務国だなんて言ってるけど、日本の財産ってGDPの1.3から1.5倍くらいあるんだから世界最大の財産国なのよ。でもそれは全部眠ってる訳ですよ。爺ちゃん婆ちゃんは孫に何か買ってやるかもしれないけど、それ以外は使わない。で、僕は去年から言ってるんだけど、休眠口座の活用と。日本の金融機関では10年取引が無くて連絡の取れない口座については、全て銀行や農協などの不労所得になってるのよ。で、これは法律じゃなくって全国銀行協会の内規で決まってるの。これは幾らあるんだとずーっと金融庁に聞いてるんだけど、「そのデータがありません」ってふざけんなって言って、三大メガバンクだけでも出せ、って言ったら「少なくとも毎年300億入ってます」って言うんで、他の労金から全部調べろって言って、多分これが年間1000億円なのよ。イギリスはブレア政権の時にこういう休眠してる金は社会的共有資本だとして、政府のアカウントを作ってそこに入れて有効な所に無利子で貸し出します、という仕組みを作った。

<中略>

で、実際に眠ってるお金ってのが何だかんだで350兆くらいある訳ですよ、爺ちゃん婆ちゃんの使う年金や保険なんか除いたってその位ある。で、これの半分は生前贈与で無税でしましょう、残りの半分は無利子国債を買って頂きましょうと、そうしたらもらう人は大体20代から50代くらいで、この層の消費性向は7割くらいある訳だから、残りの3割は経済の潤滑油になる訳ですよ。だってさ、あんな何処行くのか分からない義援金に皆、あれだけ出すんだよ。私は知事んときに義援金って変だなあ、と思ってて、隣の新潟県で中越地震が起きた時に、テレビも新聞も「ウチのドラエモン募金に」なんて言ってたけど、あれは全部共同募金会みたいな所に行く訳ですよ。そうすると自治体と公的金融機関と日赤あたりが入って何か決まるまでに3ヶ月、6ヶ月かかるでしょ。中越の時、最後に10億円くらい余ったんですよ。でも10億円を被災者に分けると幾らにもならない、何かモニュメント作る訳にもいかないで、結局1年以上、宙に浮いてたんだよ。だったらさ、皆、おかしいと思ってんだから無利子非課税国債を買いますよ。一杯買った人には報奨制度でも作って天皇から報奨したり、そこに宝くじも付けるとかすればさ、また射幸心を煽るとかバカ言うのがいるんだけど、今は眠ってるお金を有効に使うのが先でしょ、と、それをしないで税金上げるなんてバカだから、新しい方程式を作らなきゃいけない、と。

<中略>

つまり役人による首相機関説だった訳。そこに民主党は脱官僚って訳分かんない事を言ってその人たちの力も借りないから、これは日本の損失ですよ。役人が悪いんじゃなくて本来は役人をパブリック・サーバントとして使うって事でしょう、そして同時に政治家はサーバント・リーダーなんです。そのリーダーは選挙によって選ばれる訳ですから、まあ長野県の時はもう田中は要りませんと言われたから私はバイバイしたんですけど、亀さんが言ってた救国内閣は大連立なんていうインチキとは全然違うんですよ。今、連立なんて組んだって5割の国民は支持政党無しなんだから、また政党や議員の保身かよ、と思うだけですよ。そうじゃなくて大臣の顔ぶれ見たら「お、これなら世の中変わるぞ」と思うような人材を与野党問わずに揃える(のが亀ちゃんの構想な)のであって、単純な与野党連立なんて小選挙区制度は変わらないんだからどう見たってそんなのは成立しないんですよ。そういう大臣の上で首相がまあふらふらしたとしても、選挙で選ばれた政治家、大臣、つまり国民による首相機関説にしなくちゃいけない。なのに菅さんが辞めないと言ってる時に、日本は大統領制以上に首相は自ら辞めないと言ってれば辞めさせられないんだけど、自民党は民主党の中にも賛成する議員が大勢いると思って不信任を出して、民主党の中にも自民に便乗しようとする人がいて、ましてそれを否認した人は要するに首相を認めたというのに、執行部にいるそうした人が翌日から辞めさせなきゃと言うとは、皆、他力本願なんだという事でしょ。

<中略>

亀井さんにインタビューしたでしょ。1ヶ月くらい前かな、私とか亀さんとかで首相官邸で菅さんと岡田さんが向こうにいて、そこで亀さんが言ったのが「連立を組むって事は、そこにいろんな事をちゃんと諮るべきだ。でも君は何も言わないで結果オーライどころか結果ワーストを後から伝えて来るとは何事か」と。で、岡田さんに言ったのは「あなたがた執行部は何なんだ。私は民主党政策の個々に関しては賛成・反対はある。しかし国会において我々は菅さんを信任した。首班指名して不信任を否決したんだ。その人間が公然といろんな事を言ってんだ」。そしたら岡田さん、足組んで「え〜、誰か言ってますかねえ」って、「何言ってんだね、君。毎日新聞に載ってるじゃないか。菅やめろ、と。菅じゃ駄目だ、と。その新聞が嘘だってのならその新聞を告発してみろ」。そしたら「そんな事書かれてますかね」ってシレっと言うんだよお。凄いね、と。あの人たちは皆、アンドロイドだ、緑の血が流れてるって言った人がいるけど、きっと「赤い血が流れてないな」とか言うと「エコですから」とか言うんだろうけどさ、だからそれに対して亀さんは「辞める気がないんだったら、何をやるのか」と言ったわけ。菅さんにね「あんた辞めたらお遍路行くなんて言ってるけど、こんな状態で行ったって天国じゃなくって地獄行っちゃうよ。あんたももっと眦(まなじり)決してしっかりやるんだ。何時辞めるって言わなかったとしても3条件って言ったんだから」って。それでさ、今度は3条件が通りそうだってなったら代表選を月内にって、ふざけちゃいけないって昨日の会見でも言ったんだけど、そもそも何故延長したんですかと。何故8月31日にしたんですか、と。3つだけじゃなくて色んな法案が一杯あるでしょ。それを最後まで議論して一個でも通すのが与党の責任でしょう、と。野党が合意しないから吊るしになってるって、野党が最初から合意したら翼賛じゃないですか。ねじれねじれって、良識の府とかいう参議院の人は言うべきだと。ねじれてるからこそチェック機関になる訳でしょ。これは国民の為に必要だというなら修正をしてでも通すのが当たり前でね、それが全然分かってないんだよね。

<中略>

だからさ、さっき言ったように古い方程式なんだよ。彼らも私も原発は安全だと思っていたんだけど、彼らが立ってるのは社会主義もびっくりの無謬性なんですよ。でも人間にも過ちはあるんですよ。保守であっても可謬性なんですよ。その無謬性である放射能は人間の五感ではとらえられない。だから僕は何時も里山とは何故あるのかと言う訳ですよ。山の上には祠(ほこら)を作るかもしれないけど、広葉樹を植えてイノシシや鹿が普段は遊んでます、と。良い意味でのバッファな訳ですよ。ところが道路作って針葉樹植えて食べ物無くなったら動物は人里に降りて来るに決まってる訳ですよ。そしたらそれを撃ち殺せばいいと(単純な連中は)思ってんだけど、里山ってそう考えれば人間の知恵だった訳でしょ。それがどんどん無くなっちゃった。でもそういう物をちゃんと残して行くのが文化だし保守だし歴史だと思うんだよね。

<中略>

新党日本のホームページにも載せてあるけど、朝日新聞の記事で仙谷さんが選挙制度を比例代表中心にしようと言ったと、これはもう政党のトップが決めた事に単にボタンを押すだけでこんな翼賛は無い訳ですよ。で、僕はね、もう二大政党って無理だと。でも皆は「だから小選挙区制を変えなきゃいけない」って。おいおい、かつて小選挙区制にする必要はないって言ったのは日経新聞と東京新聞だけですよ。あの当時の日経の政治部はそうだったんだ。で、他の新聞は小選挙区にすればバラ色になるって言ったんだよ。それで今は「小選挙区制の弊害」って言うんでしょ。そもそも制度変えたらバラ色になるんですか、と。そんなもんはね、勉強の不得意な子供が新しい大きな勉強机買ってくれたら勉強するって言ってるようなもんでね、良い成績だったら勉強机買ってくれってのと逆だと。だから司馬遼太郎って変な人だと思ってる。これ言うとまた怒る人いるかもしれないけど、だってさ、朝日新聞と産経新聞が両方重用した人って怪しいに決まってるじゃない。この国の形って言ったでしょ。日本は形さえ変えればいいと思うんだ。在り方が問題なんだ。TPPだってTPPという形を求める。でも違うでしょ、もう貿易立国なんだからそのあり方を変えるんでしょ。選挙制度も同じ。小選挙区制でいいんです。僕は中選挙区でいいと言った人だけど、要は制度の問題じゃないんですよ。国会って二大勢力じゃなくって第三勢力でもなくって、そりゃ公明党や共産党は残ると思うけど、そうでない50から60人くらいのグループが幾つも出来て、その政党が必要に応じて連立を組むというのが最も現実的だと。

<中略>

で、次の選挙は小選挙区のままでしょうけど、その時に放射能、消費税、公務員というマトリックスを作る。増税無き財政再建は可能だと思うし、放射能って要するに日本の産業構造を転換して行く事だし、公務員は天下りとか言う話じゃなくってパブリック・サーバントをちゃんとリーダーがコントロールする事だ、と。

<中略>

でね、個別所得補償が何で変かというと、あれは販売価格よりも生産コストが高い場合に補填します、って言ってるわけ。どういう事が起きるか。夫は県庁職員で、女房は小学校教諭です、てな時にその家庭では県民所得の4倍くらいになる訳ですよ。野菜は自分達が食べる為の無農薬を作る。米も自家用にする。一部は出荷してる。でも米なんて週末に少し機械を動かせば済んでしまうような作業量だけど、市場に出す米は生産コストの方が高いわけよ。だからこれは自治労の地方公務員への闇手当ではないか、と言ったら自民党と公明党から拍手が出たわけ。あとで自民党の議員が来て「俺も何か変だと思ってたけどやっと分かった。俺の選挙区にある集落の絵が浮かんだ」って。でもね、私が言ったのは与党も野党も関係なく、真面目に努力してる人間、そのスタートラインに立てない人に対しての福祉こそしなくちゃいけないと思ってんだけど、民主党の人たちはさ、「何で与党なのにそんな事を聞くんだ」ってさ。

<中略>

で、大事な事は何かというと、ボーダーコンシャスである事なの。コンシャスってのは自分を意識する事で、ボディコンのコンですよね、で何かというと、人はわかり合えないって事ですよ。夫婦だって100%は理解出来ないでしょ。でもだからこそ会話をするし協調する。この考えが無くて二項対立だとTPPのようにボーダーレスになっちゃうわけよ。それに対してTPP反対って人は今度はボーダーフルになって、俺たちの農業守れとかなっちゃう。戸別所得補償だとか地方公務員優遇策なんかになっちゃう。東京新聞の長谷川幸洋んとこで、あたしが政官業の既得権益トライアングルと政官業学報の現状追認ペンタゴンって書いたけどね、学って御用学者なんかね、で何で政官財って言わないのかっていうから財って書いたら経団連てのがあってどこにも業界団体ってのはあるでしょう、だから業だと。それと報は記者クラブね。最近は殆ど呆になっちゃってるけど。

<中略>

こないだね、松原聡さんっているじゃないですか、竹中平蔵のブレーンだったかのように言われてるけど、岸博之さんっていう経産省にいて今慶応の先生やってる人たちと飯食ってたら、「俺たちの周りでも今ね、亀井静香に首相やらせたいって人、多いんだよ」と。皆さんご存じのように、亀ちゃんは郵政族でも何でもないんですよね。亀ちゃんの選挙区には元々佐藤公治君って元電通にいて今は民主党の参議院やってる人がいて、彼の父親が特定郵便局の票だった。亀ちゃんは最初から「これは郵政の為じゃなくって日本の家族、集落、金融、財産などがおかしくなっちゃう事だ」って言ってた訳だよね。選挙の時、郵政の人は誰も亀ちゃんを応援してなかった。亀ちゃんが「小泉改革はおかしい」って言うと、共産党の事務所からオバさんが出てきて「亀ちゃん、頑張って〜!」てやったんだって。俺が亀井って人の好きなのはそこで、亀ちゃん、実は元祖脱ダム宣言の父なんですよ、あ〜こんなに沢山しゃべっちゃった、タレントフリーでこんなに岩上安身に協力しちゃってさあ・・・まいいや、で、亀ちゃんの田舎てのは広島でも時々雪で中国道が止まるでしょ、亀ちゃんの生家では雪が2メートルも積もるという、そこで亀井青年の父は助役をやってて、終戦の時に国民に迷惑をかけたと退職して農業やった人なんです。広島の原爆も彼の家から見えたんだって。で、知恵子さんっていうお姉さんは救護活動に友達と出かけて、戻って来た時に下血があって、被災者を救うと神戸の薬科大学に行った。彼女は俳句の名手でもあって、最後、白血病で亡くなったんですが、辞世の句が、えーと、「白血球、はかる晩夏の乾きかな」。皆が水を求めて死んでいった事を詠んだ。亀さんの部屋行くとさ、亀さん、チェ・ゲバラの写真を飾ってるでしょ。彼が通ったのは修道高校、で、当時、学割を出すのに手数料取った。亀井青年は校門の前で旗を掲げてビラを配るんです。「おかしい、国が制度として定めたものに手数料を取るとは何ごとぞ」と。学校の先生から「亀井くん、こういう事をすると停学か放校にしなくちゃならなくなるぞ」と言われて、じゃ、やめますと彼は退学して東京に来たんです。兄が東京に出ていたので、そのつてを頼って都立大泉高校っていう女の子の方が多い学校に編入した。

<中略>

で、僕がサンプロ(サンデープロジェクト)出てた時に田原さんが僕をちやほや持ち上げてくれる訳ですよ。その後、亀ちゃんコーナーがあって、ネチネチやってた訳ですよ。だから僕が手を上げて「田原さん、亀井さんは元祖脱ダム宣言の父ですよ」と言ったら、田原さん焦っちゃって、な、なに、と。そしたら番組終わったあと、亀ちゃんが「いやあ、ありがたいなあ」って。

<中略>

講演会をやる前はさ、僕が出るって聞いて自民党長野の小坂憲次も村井仁もね、とんでもない奴を呼ぶもんだとか言ってて、民主党からも羽田孜や北澤俊美がとんでもない奴だと言ってたんだけど、亀ちゃんが「いいから聞け」カツを入れてくれてそれで講演会が終わったら皆が「おお、そういう事だったのか」と。利益誘導とは違う方法で地元業者に金を回せるのか、と喜んだんですよ。それからのつきあいなんですよ、亀ちゃんとは。

<後略>

</転載>

 
 喋るわ。喋るわ。喋り過ぎじゃねえの?と思うくらい喋ります。ご本人も自覚されている様ですが、文字に越こされた方もご苦労様でした。


沈黙は金。雄弁は銀。


などという「諺」からすれば、不評を買いかねない勢いです。にしても、田中氏がココまで雄弁に語れるのも、


確固とした知識


が備わっているからに他なりません。寡黙な政治家もイイですが、その寡黙さが不勉強故の沈黙だとしたら、「たぬきの置物」でしかありません。現在の様に先行き不安な時代でアルバ・・・もとい、あればこそ、政策ビジョンを明確に示せる政治家が必要なのではないでしょうか?そして、その政策に同調できたなら・・・日本の未来を見出せたなら・・・みんなが一丸となって取り組む。・・・と。

 そういう事でしょ?何か表題の、「亀ちゃんに捧ぐ」とはかけ離れてしまいましたが、まあ、これでカンベンして下さい。




でわっ!