えw、歴史をサイケ和尚・・・もとい、再検証しろ・・・とわ、常日頃ワタシが述べている持論のひとつですが、何分、「学」が無いもんで、上手く説明できなかったワケですが、「マスコミに載らない海外記事」さんのトコロに、たまたま・・・
ソレ!ソレ!
・・・という、「我が意を得たり」・・・とも言える記事がUPされていたので、憚りながら転載させて頂きました。・・・orz
ロシア人の記者の手によるもののようですが、何だカンだ言っても、インテリの書く文章には敵いませんなw。品格がありますw。
新世界秩序のバベルの塔 ニコライ・マリシェフスキー Strategic Culture Foundation 2013年9月4日 00:00 イラク、リビアとシリアでの最近の出来事には、注意深く覆い隠されている一つの共通要素がある。アメリカの‘解放者達’による博物館の略奪と、あらゆる地層の豊かな古代文化遺産の破壊だ。例えば、アメリカ人がバグダッドの博物館を略奪した後、略奪品の大半は西洋の闇骨董市で投げ売りされたに。これも、ヤンキーによる対ダマスカス軍事作戦の動機の一つだ。違法な骨董品取引は、麻薬取引に劣らず儲かると見なされている。 ところが、財宝の単なる略奪で全て終わりというわけではない。遥かに大きなものが危険にさらされているのだ。貴重な過去の人工物を選択的に破壊することによって、将来を支配するのだ ...シリアの首都は、世界で最も古い都市の一つ(6,000-8,000年の歴史があると考えている考古学者もいる)というだけでないことを忘れるべきではない。ダマスカスはイスラム教、ユダヤ教とプロテスタントの終末論上、極めて重要な都市だ。 過去を支配するものは、将来を支配する。現在を支配するものは、過去も支配する。イギリス人作家・評論家で、心理戦争の専門家、ジョージ・オーウェルのこの言葉は、世界中で知られている。歴史的なルーツを切断し、ある国の過去を変え、未来を支配することで、最も強固な国々さえ破壊しうる。 記憶喪失した人を想像願いたい。その人物は、他の人の所に行って、昔の自分は誰だったのか尋ねるのだ。尋ねられた人物は、質問した人物は、記憶を失う前は、自分の主人で、あらゆることでお世話になっていると答えることも可能だ。あるいは、質問した人物は、記憶を失う前は、自分の奴隷で、あらゆる世話をしてやっていたと答えることを可能だ。そして、もし記憶を無くした人物が、自分が一体誰だったのかを思い出せなければ、その人物は結局、残りの人生を、与えられた生活で過ごさざるをえなくなる。一つの国民全体に対して、そういうことをすることが可能だ。例えば、古代の知識の全保管所(博物館、図書館)破壊したり、内容を自分の都合の良い様に変えたりして、その国民の記憶を切り離すのだ。 現在、これに似た様なことが、地球規模で行われている。全人類の歴史を書き換える準備が進行中だ。アメリカによるイラク侵略後に、このプロセスは始まった。専門家達は、イラクの博物館(バグダッド、モスル等)の略奪を、今世紀最大の文化的大惨事と見なしている。これらの博物館は、先史、シュメール、アッシリア、バビロニア、イスラム時代の収蔵品を保管していた。アメリカ侵略後、約200,000点の芸術作品や文化遺物が、イラクの博物館や図書館から盗まれた。ウル、シュメール、バビロン、アッシリアの古代文明や、人類文明の揺り籠の一つメソポタミア他州の傑作を含め、こうしたものの大半は世界的に貴重なものだ。 世界新秩序のバベルの塔のイデオロギー基盤生成には、二つの側面がある。遺跡に関する面と、博物館に関する面だ。 遺跡に関する面は、爆弾と装甲車両の両方を用いた、発掘現場の意図的な破壊と関連している。イラクを何回か訪れたことがある国立エルミタージュの研究者ナターリヤ・コズロワは言う。“何千もの判読されていないタブレットが地下にあります。というより、タブレットはもはや、そこにはないのです。その場所で、爆弾が爆発した後、残ったタブレットはありません...フセインがイラクの遺跡を大切にしたことは認めざるを得ません。古代の王達の栄光を、彼自身の支配と直接結びつけて..。サダムは、遺跡を誇りとするだけでなく、彼は文化遺産の発掘、研究と保存に、莫大な資金を割り当て、略奪者達を厳しく罰しました。1991年の戦争後、彼がこの部分の領土の支配権を失って、状況は酷く悪化しました”。 発掘現場に赴き、バグダッドから88キロの古代バビロン遺跡のあらゆる損傷を記録したロンドン大英博物館の専門家ジョン・カーチスの報告によれば、損傷は修復不能だ。犯人はアメリカとポーランドの軍関係者だ。カーチスは、大半の場合、損傷が意図的に加えられたことが判断できた。例えば、アメリカ人は何ら明らかな理由無しに、古代の街路の舗装道路に戦車を走らせた。“考古学的な都市バビロンは、損傷に耐えると期待しましたが、そうした損傷の規模は正確にわかりません...これは実に恐るべきです”というのが議会考古学委員会委員長ロード・リーズデイルによる悲劇の規模の評価だ。 在イラク第1海兵遠征軍のジョン・コールマン大佐、元大統領首席補佐官は、アメリカは、アメリカ軍兵士によってなされたバビロン破壊について、イラク人に詫びる用意があると公式に述べた。アメリカ侵略後、フォート・バビロン軍事基地は、バビロン遺跡上、古代寺院の遺跡上に直接作られた。ヘリコプター発着場や燃料補給所も、そこに建設された。兵士達は遺跡発掘現場に塹壕を堀、戦車が古代の2,600年の歴史を持つ舗装道路を、無限軌道で踏みつぶしたのだ。 同様な状況が、サハラでも、考古学的見地から豊かな部分を占めている国、リビアで起きている。フランス人考古学者アンリ・ロートによると“新石器時代、中央サハラは有史以前の人間社会で、最も人口稠密な中心地の一つだった”。 新世界秩序のバベルの塔建立という、博物館の側面は、文字も読めない“反政府勢力”によって略奪されたものと思われる、リビアのガラマにある、ガラマント人の古代建造物の野外博物館同様、地球上最古の文明の工芸品収納場所の略奪につながっている。遺物は、数十年前にZ・ブレジンスキーが、彼の著書『テクネトロニック・エージ』の中であからさまに説明した主張の“物的”証拠として、グローバリズムの司祭の必要に合うよう、しばらく後に、新たな形にまとめあげて提示する為に盗まれたのだ。ブレジンスキーが、膨大な“無目的な人々の集団”の事と、常時更新される人物調査ファイルを使って、そういう人々に対する支配を確立する必要性について書いた頃には、まだスノーデンもマニングも、生まれてさえいなかった。 “我々は、テクネトロニック・エージの方向へと進みつつあるが、それは容易に独裁制になりかねない....当局は、これらのファイルを瞬時に検索できる。権力は情報を支配する人々の手中に引き寄せられるだろう。既存の機関は、ありそうな社会危機を事前に明らかにし、それに対処するプログラムを開発することを任務とする、危機の未然管理機関に取って代わられるだろう...これは、今後数十年間、テクネトロニック・エージ、独裁制への傾向が進み、現在我々が知っている政治手順の余地を減らすだろう。最終的に、世紀の終わりの先を見通すと、生物科学的マインド・コントロールや、人の遺伝子を操作することによって、人間の様に機能し、人間のように理性のある存在物の出現の可能性が、幾つかの困難な問題を引き起こす可能性がある”。 “テクネトロニック・エージ”の栄冠は、“賢明な人々”のカーストを頂上に、それ以外の“民衆”がいて、権力中枢部が、一つの“至高の存在”を崇拝する、世界的帝国という形の世界新秩序の勝利だ。 これこそが、現在彼等が世界中の国々から聖遺物を集めている理由だ。収集は、第三帝国になぞらえて、新世界秩序のアーネンエルベと呼ぶことができる、ある種の研究所によって行われている。イラク国内で、その研究所のメンバー達は“アメリカ文化政策同盟”の資格証明書を使用し、関心のある展示物の金庫の情報を事前に入手し、その鍵も入手していた。イラク考古総局局長ドニー・ジョージ博士の情報によれば、バグダッドのイラク国立博物館で、過去100年間以上にわたって行われてきた研究活動は、完全に破壊された。博物館を調査した際、職員は盗賊達が残した、専門家用のガラス切りを発見した。“博物館にあった石膏の複製品は一つとして触れられていなかった。連中は歴史的な価値のある本物だけを奪っていった...その結果、我々は全人類の遺産を失った。5,000年前にさかのぼる貴重な芸術作品を”とドニー・ジョージ博士は証言した。 そして、2011年3月、マスコミに、下記の記事が現れた。アッシリア人の家柄の傑出した学者、ドニー・ジョージ博士が、カナダのトロント空港で、突然の心臓発作で亡くなった。イラクの博物館から盗まれた財宝の捜索に関して、カナダ人の聴衆に講義をしようとして、彼は急遽やって来たのだった。2003年から始まった、ドニー・ジョージ博士の主な関心事は、イラクの博物館から盗まれたり、考古学的発掘現場から、アメリカに持ち帰られたりした、アメリカ人によって盗まれた財宝を取り戻す為の耐えざる戦いだった。ドニー・ジョージ博士はアメリカ政府がイラクの芸術的財宝の計画的窃盗に関与していた事実を決して隠そうとしなかった。 ある種の不思議な出来事が、2011年の“革命”の際、エジプトで起きたのを思い出す方があるかも知れない。マスコミ報道によれば、社会不安の際に焼け落ちたムバラクの住宅と、騒然とするタハリール広場の間に位置するカイロの国立博物館が損害を被り、略奪されたと考えられている。実際、事は些か違う形で起きた。社会不安が始まると同時に、見知らぬ連中が博物館に現れ、仕事を熟知している彼等が、博物館の所蔵品を“徹底的に探した”のだ。連中はごく僅かしか奪わなかったが、物質的にでなく、文化的に、最も貴重な物を、一つのケースも破壊せずに奪っていった。 同様に、イラク侵略時、欧米連合軍の軍事作戦が開始される以前に、イラクに最初に入国したのは、アーネンエルベの人々だった。似たようなことが、リビアやエジプトでも起きたが、今、同様の作戦がシリアで計画されている。こうした連中は特別の任務を持っている。あらかじめ指定された遺物や財宝を探し出し、回収することだ。目標を実現すべく彼等を用意した連中の執拗さは、自分達の“神秘的な記号”、鉤十字印の旗を、エルブルス山等々に立てようと企んでいたヒトラーのSS指導部にひけをとらない。最初の略奪者として、豊富な知識を持って、博物館や他の国家施設や個人的コレクションを持つ裕福なイラク人やリビア人住宅や宮殿に押し入ったのは、こうした連中だ。今、彼等はこれをシリアで繰り返そうとたくらんでいる。 金持ちになろうという単なる狙いに加えて、こうした連中の行動にはオカルト的、神秘主義的意味が隠されている。彼等は現代イラクやシリアではなく、“天と地の基礎の神殿”エテメナンキが建設されていた、古代メソポタミアの首都バビロンの領土に入り込むのだ。この神秘的建造物は、とりわけ星の観測をする為に設計されており、聖書でバベルの塔と呼ばれていた。その四つ角は、世界の新たな主人役を狙う連中による、軍事・テロ攻撃が行われようとしている、世界の四つ角の方向に対応している。イラク、シリアやエジプトを占拠したオカルト主義者の計画では、神に逆らい、それゆえ世界中に散らされたバベルの塔を建設した人々の後裔が、彼等が不滅と信じる世界新秩序の塔を建立すべく、とうとう、その揺籃の地に帰還するのだ。 記事原文のurl:www.strategic-culture.org/news/2013/09/04/the-new-world-orders-tower-of-babel.html |
どうですかね?・・・て、何がどうですかね?というと、終盤の「オカルト云々」はアレとして、実は現在のシリアの状況も含めた
中東、アフリカ地域の状況
・・・とは、ま・さ・に・・・
記憶の喪失
・・・が、その根源にあるとも言えるワケですよ。
小学生でも世界地図を見ればスグに理解できますが、中東、アフリカ諸国には、
ミョwwwに、国境線が一直線
・・・な、国が多々あります。で、「国境線」を引いたのは当該国自身ではなく、当時の欧米列強なワケです。
本来であれば、国境?近辺に住む人たちの「部族」であるとか、「宗教」であるとか、「歴史」であるとかを考慮して、争いが起こらないように国境線を画定すればイイものを、そうした事情を無視して欧米列強が国境線を「ものさし」で引いたのが、あの「直線」の正体なワケです。
そうした「国境線」を受け入れてしまった側にも責任があるワケですが、中東に限って言えば、「遊牧民」という「移動する民」の存在が大きく、「国家」という「柵」の中に納まらない「国民」の存在が、「国境線」の画定を困難にしていた事は否めません。
従って「中央」からすれば、「辺境」の線引きなどあまり意味の無いことに思われ、したがって、欧米列強が線引きした「国境線」を、便宜的に受け入れただけ・・・という意識だったのかも知れません。
しかし、便宜的であれ何であれ、現在、その国境線が「頭痛の種」になっている事が、シリアの内戦の状況からも看て取れます。
北部ではクルド人が国境線で分断され、南部ではベドウィン部族がシリアとヨルダン、シリアとイラクに分断されている状況下で、国境をまたいでの反政府勢力への武器の密輸に歯止めがかけられないのは、上記のような状況に拠るトコロが大きいと思われるワケです。
「国境」とは、人の移動に「柵」を設けて「国家」を維持するための「囲い込み」です。日本の場合は、たまたま四方の海が「天然の国境」となり、そうした「国境線」の画定に頭を痛めずに済んでいるワケですが、中東のように、「移動することが暮らしの基盤」・・・というような「遊牧民」を「国民」に持つ国において、
国境なんて意味あんの?
・・・という、「国家体制」の根本に関わる疑問が生じるワケです。
で、そうした疑問と「国家」というものの「折り合い」を付けるためにも、「歴史」の検証作業が必要性を帯びてくるワケですが、そこで
民族総記憶喪失状態
・・・に陥ってしまっていたらと考えると・・・ね?
そこにアラブの若者が気付くか否か?そして国境線を再画定するのか?はたまた便宜的にこのまま使い続けるのか?・・・は
アラブの若者の知性にかかっている。
・・・と、思う次第です。はい。
シリアに平和を!アラブに平和を!
人間ナメんなよ!
でわっ!