2012年8月7日火曜日
流れは変るか?
この世に悪は栄えない!
とは、ヤッターマンの決めゼリフだったように思いますが、日本も含めた西側のメディアの「アサド政権」に対する
歪曲した報道
のボロが出始めるに連れ、世界中で「ブーイング」が湧き上がってまつ。
<転載>
オーストラリア
アサド政権を支持するデモ行進
V.O,R. 5.08.2012, 17:13
Photo: EPA
オーストラリアのシドニーではシリアのバシャール・アサド大統領を支持し、外部からのいかなる介入にも反対するデモ行進が行われた。
「シリアに触るな」というグループの呼びかけに応じて、数百人が5日、シリア国旗やプラカードを掲げてシドニーの町を行進した。
また、デモの参加者はロシアおよび中国に対して、対シリア決議案を安保理で否定したことに感謝の気持ちを示した。ロシアと中国は3度にわたって拒否権を行使している。
AFP
</転載>
ロシアと中国は、シリアに対する武力介入を明確に否定しているので、ロシアのニュース(V.O.R.)をまんま鵜呑みにするのもアレですが、よくよく見ればこのニュース、ソースはAFP(フランス)じゃあwwwりませんか。
以下、レバノンの新聞が掲載したAFPの記事ですが・・・
<転載>
Hundreds rally in Australia for Syrian regime
NOW LEBANON August 5, 2012
March in support of Syrian regime of President Bashar al-Assad in Sidney, Australia. (AFP/ Greg Wood)
オーストラリアのシドニーにおける、シリアのアサド政権を支持するデモ行進 (AFP / GREG WOOD)
Hundreds of people rallied in Australia on Sunday in support of the Syrian regime of President Bashar al-Assad, urging no intervention by foreign powers in the conflict.
オーストラリアでは日曜日に数百人の人々が、シリアのアサド大統領の政権を支持し、紛争に外国勢力は介入しないよう訴えるデモがありました。
Organized by a group calling itself "Hands off Syria", the demonstration began with a short rally of several hundred people at Sydney's town hall but numbers swelled as the group, many of them families, marched through the city.
「シリアから手を引け」という名称の団体が主催し、デモ行進はシドニーのタウンホールから数百人規模の短い列で始まりましたが、賛同する者もデモに加わり人数が膨れ上がりシドニーの街を行進しました。
"I am here to show my support for the president and the people of Syria," one young woman draped in the Syrian flag told AFP.
「私は、シリアの大統領と国民への支持を示すためにここにいます。」 シリアの国旗を身に纏った一人の若い女性はAFPに語りました。
"We have to expose the lies that have been [made] through the media."
「私たちは、メディアによって「捏造」されている嘘を暴かなければなりません。」
Protesters waving Syrian flags and carrying banners which read "Thank you Russia and China 4 vetoes" and "Let the whole world hear: Syria is our nation, Bashar is our leader", the group marched to government offices in central Sydney.
デモ参加者はシリア国旗を振り、「ロシアと中国よ、拒否権行使ありがとう。」「世界中に宣言しよう。シリアは私たちの国。バシャールは私たちの指導者。」などと書かれたプラカードを掲げながら、シドニー中心部の政府官庁街を行進しました。
Hanadi Assoud, one of the organizers of the event, said the protesters were against the United States or NATO intervening in Syria, where the conflict has reportedly claimed more than 21,000 lives since the uprising against Assad's regime erupted in March 2011.
デモの主催者の一人 Hanadi Assoud さんは、デモ参加者は、2011年3月にアサド政権に対する反対運動が勃発して以来、紛争により21,000人を超える人命が失われたと報道されているシリアに、米国や北大西洋条約機構(NATO)が介入していることに抗議すると述べた。
She also accused the media of misrepresenting the conflict, saying that opposition forces had been responsible for any killings that had taken place.
彼女はまた、行われたすべての虐殺の責任は反対勢力側にあったとして、紛争を歪曲しているメディアを非難した。
"Why would the government kill its own people?" she said.
「なぜ政府が自国民を殺す必要があるのですか?」 と彼女は言った。
She said those marching wanted to have their voices heard in Australia after comments by Foreign Minister Bob Carr, who has condemned the Assad regime.
デモ行進は、アサド政権を非難したボブ・カー外務大臣の発言を受け、オーストラリアの人々にシリアの人々の声を聞いて欲しいのだと彼女は言った。
"We know that Bob Carr has got an agenda. He was saying that the Assad regime must go. How can he be so biased?" Assoud told AFP.
「我々は、ボブ・カーが "遂行計画" を持っているのを知ってます。彼はアサド政権は去らなければならないと言っていましたが、何の権限があるというのでしょうか?」 と、Assoud さんはAFPに語りました。
Syria closed its embassy in Australia in late July, two months after Canberra expelled the Syrian charge d'affaires along with one other diplomat over the killings of more than 100 people in Houla.
シリアはオーストラリアのシリア大使館を7月下旬に閉鎖しました。Houlaでの100人以上の虐殺の罪を問われ、キャンベラからシリア大使と外交官が追放されてから2ヶ月が経ちます。
-AFP
</転載>
AFPが「偏向報道」の態度を改めたのか?それともタダの「アリバイ」作りの一環なのか?真意は定かではありませんが、ま、「アルジャジーラ」よりは「中立」に近い立場にあるのかも知れません。まだ「報道機関」としてのプライドの「片鱗」が残っていると信じたいです。
で、西側メディアのあからさまな「捏造」は枚挙に事欠かないワケですが、オーストリアの新聞でも?「捏造」とまでは言いませんが「事実の歪曲」が行われたと・・・。
櫻井ジャーナル:重要な情報を排除するフィルターを壊さなければ日本は民主化されない
2012.08.03
アナン元国連事務象徴がシリア特使を辞任する意向を示す直前、オーストリアのメディアがシリアの戦乱を強調するために写真を改竄して掲載、話題になっている
で、オーストリアですか・・・。イマイチ立ち位置が見えないんですけど、シリアとオーストリアの利害関係って何かあるんですかね?イギリス、フランス、イスラエル、アメリカ、あと、トルコを含むアラブ圏の国ですか?であれば、過去の経緯からシリアの問題に首を突っ込みたがるのも理解できますが、オーストリアって?
ま、いつまでもこんな「茶番」は通用しません。世界中のフツーの人たちは「事実」を知りたいワケだし、且つ、「事実」を知るチャンスに恵まれているワケですよ。その気さえあればですが・・・。
今日も?シリアの首相が逃げ出したと騒いでいますが、たかだか二ヶ月前に暫定首相に就任し、腰も据わっていない「チキン」が逃げ出したところで、却って「清々する」んじゃないですか?そうした人物が「重大局面で寝返る」危険性を考えれば。
<転載>
シリア首相が反体制派に加わる
政権内亀裂が露呈
中日新聞 2012年8月6日 22時11分
【カイロ共同】内戦状態に陥ったシリアのヒジャブ首相は6日、中東の衛星テレビ、アルジャジーラを通じて「残虐なテロリスト政権への加担を拒絶する」との声明を出し、アサド政権を離反し反体制派の「革命」に加わったことを明らかにした。アルジャジーラによると、ヒジャブ氏は家族と共にヨルダンへ出国した。
シリアでは軍人や外交官の離反が相次いでおり、今回は政府要人としては最高位の離反。アサド政権は圧倒的な軍事力で反体制派への武力弾圧を続けているが、政権内の亀裂が露呈した形で、政治的ダメージは大きい。
</転載>
それよりも、国内外の結束を強める方がよっぽどマシです。そこに「アラブの誇り」があるのなら。
<転載>
シリア政府軍
アレッポの反体制武装勢力を封鎖
V.O.R. 5.08.2012, 17:24
シリア政府軍は5日、アレッポで反体制勢力が掌握した地区を完全に封鎖した。アレッポはシリアの経済的中心地。
スリア・アル=エン通信社が伝えたところによれば、精密攻撃が6千から8千人の過激派武装勢力が集中する東部2地区および西部2地区で行われるという。
ここ数日で、数百人の武装戦闘員が殺害されるか、もしくは負傷した。また治安機関などの施設を奪取しようとする試みも退けられた。
政府軍と協力してアラブ各部族も立ち上がっており、イスラム過激主義勢力が政府支持派に対して残忍な扱いを行っていることが背景となっている。独立系シリア新聞「アル=ワタン」が伝えた。
4日、政府軍はダマスカスのタダムン地区から反対派を駆逐し、7月以来完全に首都を完全に掌握した。現在状況は沈静化している。
タス
</転載>
思うに、ローカルの遊牧民部族が味方に付いてくれるということは、
そこにアラブの大義があるっ!
つーコトなんじゃないんですかね?
ちなみに、戦国時代に武将が名乗りを上げて戦う「作法」は、アラブ発祥だと聞いた記憶がありますし、もともと直刀だった日本刀が、いまのように反った形になったのも、やはりアラブ、ペルシャからの移民によって持ち込まれたものだとも聞きました。
いすれにしろ、日本人は様々な民族の混血であるとは、何度も繰り返し述べてきた事実です。つまり日本が、様々な民族のDNAの「るつぼ」であるからこそ、日本人は「平和」を好むのかも知れませんなあ。
人間ナメんなよ!
でわっ!