2012年11月29日木曜日
言葉遊びにはウンザリ
「反原発」だの「脱原発」だの「卒原発」だの、みなさん言葉遊びが好きですなw。ま、言葉遊びは「日本文化」の一端でもあるので、それに目くじら立てるのも野暮ってものかも知れませんか、事、日本の未来を決めるような大事な局面においても言葉遊びに現を抜かすっつーのも、「如何なものか?」・・・と、思うワケですよ。
野暮を承知で言わせてもらえば、原発の推進を望む勢力の本音は
日本の核武装
にあるワケですよね?だったら答えは簡単なワケで、「脱」だの「反」だの「卒」だのゴチャゴチャ言う前に、
核兵器の根絶
で、イイじゃないですか。それを「エネルギー問題」だとか、「経済問題」だとか、「天秤」に掛けるから、進むべき「本筋」がボヤけてしまうワケですよ。
「ヒロシマ」、「ナガサキ」、そして「フクシマ」と、3回も核の実害を受けちゃったワケですよ。日本は。
戦後ズット、「核兵器の根絶」を願い続けてきた「ヒロシマ」、「ナガサキ」での、アノ、原爆犠牲者に対する「誓い」、「鎮魂」は、全部ウソだったワケですか?だとしたら、民主党を「嘘つき」呼ばわりする資格は誰にもありませんなw。
何度でも言いますが、「反」にしろ「脱」にしろ「卒」にしろ、その「肝」は、
核兵器の根絶
にあるワケです(少なくともワタシの中では)。それを、「代替エネルギーが云々・・・」とか、「経済発展が云々・・・」とか、お茶を濁すような議論を展開するのは、先の戦争で亡くなった罪無き人々、今回の原発事故で被害を被った罪無き人々に対する
冒涜
に等しいワケですよ(少なくともワタシの中では)。
人間性(理性)の欠如
に等しいワケですよ(少なくともワタシの中では)。
「原爆」で亡くなった方たち、「放射能汚染」で故郷を追われた方たちの「無念」を偲べば、
もう、馬鹿なことは止めよう!
・・・と、思うのが、正常な理性を持った人間であり、お互いを思いやる「情」というもんじゃないんですかね?え?
地震の年表 (日本)
そういった「情」が薄くなっているから、年間3万人という自殺者の数が一向に下がらず、社会にも「イジメ」が蔓延するんじゃないんですかね?え?
「エネルギー」だの「経済」だの、ご立派なゴタクを並べていますが、彼らが先ず口にするのは「国益」であり、「人」では無いワケですよ。もし「人」を見ているのなら、親が子供を守るが如く、
どんな犠牲も厭わない
ワケで、「エネルギー」だの「経済」だのゴチャゴチャ言っている連中にとってワタシたちなんて、
所詮は他人事
としか映っていないのでしょうなw。
で、今回の選挙は、そうした連中を軒並み落選させてやることに意味があるワケですよ。はい。
そのためには、「甘言」に騙されない自己信念が必要であり、そうした自己信念を培うにはどうしたらイイかというと、正しい事実認識の積み重ねしかありません。
なぜ詐欺に引っ掛かるのかといえば、詐欺師の言葉に騙されてしまうからですが、「甘言」に騙されてしまうのは自分が無知である=事実認識が詐欺師より劣っているからに過ぎません。
したがって事実認識が詐欺師より勝っていれば、詐欺に引っ掛かるワケがないのです。詐欺師の言葉に揺さぶられない自己信念=事実認識の積み重ねである・・・と、なるワケです。
で、詐欺師は、あの手この手でワタシたちを騙そうと虎視眈々と機を伺っているワケですが、その「騙しの手口」のひとつとして、
歴史の捏造(改竄)
もある。・・・というのがワタシの見解であり、故に「歴史を検証しろ!」と、クドクド繰り返しているワケですw。
ま、それはアレとして、最近話題沸騰?の「日本未来の党」ですが・・・。
<転載>
かだ由紀子と歩む会
平成24(2012)年11月27日
びわこ宣言
政治は未来をつくるもの。
右か左かではない、私たちが目指すものは日本の未来の安心。
国民のみなさんに日本の未来を選択する、その選択肢を提示したい。
国政への危機感、中央集権体制を変え、現世代につけまわしをしてきた旧体制を変えなければならない。
3.11後初の国政選挙であるにもかかわらず、「原発のない社会」に向けての議論は不透明のまま。自民党はこれまで原発の安全神話をつくり、事故への備えを怠たり福島事故に対する反省は一切なく、原発推進ともとれるマニフェストを発表。
福島の事故は、放射性物質を大気や水中に広げることで地球を汚した、この重い責任を感じることなく、経済性だけで原子力政策を推進することは、国家としての品格を失い、地球倫理上も許されないことである。
原発事故の潜在的リスクが最も高いのは老朽化した多数の原発が集中立地する若狭湾に近い滋賀県、琵琶湖である。琵琶湖は近畿圏1,450万人の命の水源であり、その琵琶湖をあずかる知事として、このまま国政にメッセージを出さないことは、これまで琵琶湖を守ってきた先人に対しても、子や孫に対しても申し訳が立たない。
今、ここに、国民のみなさんの信頼を取り戻し、国民のみなさんが希望を持つことができる、未来への選択肢となる新しい政治の軸を立てる「びわこ宣言」を行います。未来を拓く新しい政治を始めましょう。
</転載>
これって早い話が、琵琶湖周辺のローカル宣言でしょ?チガウの?「琵琶湖を守ろう」という環境宣言であり、何でそれがイキナリ国政とリンクするのかよく分かりません。
もちろん琵琶湖の環境保全は大切ですが、そのほかの地域・・・例えば釧路の湿原とか?尾瀬の湿原とか?だって同等に環境保全は求められてしかるべきであり、釧路の自然を、尾瀬の自然を守るために「新党」を立ち上げますかね?
「卒原発」の具体的な指標として、近畿地方の水がめである琵琶湖を持ち出すのはイイとしても、それじゃ他の地域は?・・・という話になるワケですよ。「卒原発」は、琵琶湖周辺だけの話なの?・・・と。だとしたら「日本未来の党」は、潜在的な原発容認なのか?・・・と、膝を交えて小一時間。
ま、ワタシは性格が歪んでいるもんで必要以上に勘ぐっているのかも知れませんが、そんなワタシからも僭越ながら・・・。
平成24(2012)年11月29日
サイゴン宣言
人が政治をつくり、政治が未来をつくるのであれば、ひとりひとりの思いが未来をつくると言えます。
未来は「選択するもの」などではなく、「自分の手でつくるもの」だということを、わたしたちひとりひとりが実感できる社会を築くためには、有権者ひとりひとりの社会参加への意欲が求められます。
旧来の政治体制による弊害である、財政・環境・医療・市場経済などの諸問題の本質は、有権者の社会参加への意欲の低さに起因するものであり、政治・行政に無防備に主権を委ねてしまったことにあります。
未来は政治主導、行政主導に拠るものなどではなく、民意主導に基づくものであり、選挙において選ばれた「代議士(公人)」には、主権を一時的に委譲しているに過ぎず、そのような立場である公人が「未来の選択」を主権者に迫るなどとは、不遜な態度であると言えます。
ひとりひとりが幸福や未来について熟考し、その実現のために「代議士(公人)」に主権を委譲し、そして彼らの働きを常に「監視」するという、主権者としての当然の権利を失わないためにも、ひとりひとりの社会参加への意欲が求められています。
政治を監視することを怠り、他人任せにしてしまったその結果が、財政の赤字であり、原子力発電所の事故であり、少子化という社会現象を引き起こしてしまったことを自覚する時にあるのです。
「強力なリーダー」などを求める心の内には、社会参加への意欲の低さが隠れているのだと自覚する時にあるのです。
「英雄」の時代は過ぎ去ったのです。なぜなら現代においては、ひとりひとりが「英雄」たりうる資質を備えているからです。それはひとえに、インターネットの普及による「見識」の広がりによるものです。
過去の時代においては、「英雄」などのごく一部の限られた者だけが「広い見識」を持ち、その見識によって世界観を確立して社会を治めていましたが、現代では誰もが「広い見識」を持つことができます。
そうした旧来の、一部のエリートによる社会統治という手法の破綻は、アメリカ国内での「オキュパイ・ウォールストリート」などに、既に顕れているのです。
人民の、
人民による、
人民のための政治
第16代アメリカ合州国大統領、エイブラハム・リンカーンのあまりに有名な言葉ですが、この言葉ほど、一般有権者の社会参加への必要性を訴えている言葉はありません。
旧来の政治手法を改める「種」は、既にリンカーン大統領によって160年前に蒔かれているにもかかわらず、未だに世界中のどの国においてもその「芽」が出ていないのは、ひとえに有権者の社会参加への意欲の低さによるものであり、その原因として「見識の狭さ」が挙げられます。
しかし、時代は変わりました。誰もが「広い見識」を持てるようになった現代においても尚、リンカーン大統領の言葉が実現できないのだとしたら、それは「怠慢」のせいだと言えるでしょうし、社会参加への意欲の欠如と言えるでしょう。
今ここに皆様の社会参加への奮起を願い、国政の主権はわたしたちにあるのだという日本国憲法の原点立ち戻り、リンカーン大統領も目指した全員参加政治の実現に向けて「サイゴン宣言」を行うものであります。
以上。
で、これから選挙戦に入るワケですが、各党、口では何とでも言うワケですよ。「愛国」だの、「発展」だの、「品格」だの、「人に優しい」だの、抽象度の高い話で有権者を煙に巻こうと・・・悪く言えば騙そうとアレコレ手を尽くすワケです。メディアも動員して。
そうした抽象論に騙されないためにも、「反原発」、「反TPP」、「反増税」は、譲れない最後の一線なワケですが、先の「びわこ宣言」びおける「卒原発」にしても、琵琶湖周辺ローカルの話なのか?それとも日本全国の話なのかという点が曖昧なように、「反TPP」にしても「反増税」にしても、どこかに言葉の仕掛け(レトリック)が埋め込まれていることに注意しなくてはなりません。
人間ナメんなよ!
でわっ!
2012年11月27日火曜日
10月期ドラマの話
何か?ゼンゼンらしくもない記事のように思われるかも知れませんが、ご心配?なく。
さっそくですが、10月期にスタートしたドラマに「GOING MY HOME(ゴーイング マイ ホーム)」というドラマがあります。
「ゴーイング マイ ホーム」
オフィシャルページ
で、ドラマは「クーナ」という小人探しを軸に話が展開されるワケですが、この「クーナ」とは、「日本神話」の中に登場する「スクナビコナ(少彦名命)」という小人の神様の末裔であると語られます。
小人の神様ではありますが、「スサノオ(素戔嗚命)」の息子?「オオアナムチ(大己貴命)」=大国主に協力して「国造り」をした実力派の神様です。
ところでワタシの地元、多摩地区に、「阿豆佐味天神社」という神社があります。ワタシも訪れたことがありますが、お世辞にも立派な社殿とはいえません。確か社殿の横には神楽を舞う舞台があったように記憶していますが、当時・・・といっても、かなり昔の記憶の中でさえボロボロの状態だったので、現在はもう取り壊されているかも知れません。
そんな、一見してショボイ神社ではあったワケですが、Wikiによるとその由緒は侮れません。
阿豆佐味天神社
概要
瑞穂町と武蔵村山市のほぼ境界上の狭山丘陵南麓部に位置する古社で、『延喜式神名帳』には武蔵国多摩郡八座の一座に数えられている。
今更ながら、そんなに由緒ある神社なのかと知り驚いた次第です。はい。
注目?すべきは、素戔嗚命、大己貴命、少彦名命、という、「国造りのメインプレイヤー」を祀っていることと、桓武天皇の孫にあたる「平高望」=坂東平氏の租が、同神社を創建したという記録です。
つまり、桓武天皇の家系は「素戔嗚命、大己貴命、少彦名命」を神様として崇めていたワケですが、孫にあたる「高望王」が、朝廷からの賜命を受け「平高望」を名乗るようになったのであれば、「平」という姓が「ペルシャ」に基づくという「八切止夫」氏の説とは相容れないように思えるワケです。
八切氏の説を採るなら、桓武天皇までもが「ペルシャ」の血を引いている可能性もあるワケですが、ま、そこまでいかなくても、どこかで「ペルシャ」の血が混血した可能性もあるワケで、この件については今回は後回しとします。
で、桓武天皇に関しては今上天皇も、
「私自身としては、桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると、続日本紀に記されていることに、韓国とのゆかりを感じています。武寧王は日本との関係が深く、この時以来、日本に五経博士が代々招へいされるようになりました。また、武寧王の子、聖明王は、日本に仏教を伝えたことで知られております。」
・・・と、述べられているように、皇室と百済王室との血縁を意識しておられます。
たかがドラマの話からずいぶん飛躍してしまいましたが、「歴史は必然を以って流れる」というワタシの自論からすれば、「クーナ」と「スクナヒコ」と「阿豆佐味天神社」は、歴史の流れの中で渾然一体となっており、それぞれが「意味を持って繋がっている」ワケです。
その意味を解き明かすこと・・・それが歴史の再検証であり、神話の再編であり、現代へと続く「因果の連鎖」を解明し、隠された裏社会などという「前時代的な因習」からすべての人を解放し、ワタシたちが「ひとりの人間」として本来の姿に回帰する
新世界
における社会の姿だと信じるワケです。
で、ワタシも未熟ながら、暇を見ては歴史検証に勤しんでいるワケですが、その他にも多くの人が「裏の歴史」を掘り起こしつつあるワケで、前にも書いたように「郷土史研究」は侮れないワケですよ。
学閥や大本営発表ではない「民間の歴史研究」の成果が、真実の日本の歴史、日本社会の有様を、白日の下に引き出してくれることを切に願う次第であり、また、インターネット上などでそうした研究成果が公表され、多くの人によって検証される必要があると思うワケです。
小沢一郎の知る闇 1/2
小沢一郎の知る闇 2/2
人間ナメんなよ!
でわっ!
追記:
動画の中で小川氏が語る言葉を補足?する興味深い動画がありました。
飄(つむじ風)2008-11-20
ベンジャミン・フルフォードさんの言う、忍者登場!!
動画の中でマイクを握っている中井?という恰幅のイイ男性は、「大日本皇道立教会」の第4代目会頭を自称していますが、「創価学会」の創立者である牧口常三郎氏が一時期参加していたのは事実だとしても、創価学会の思想の源は日蓮宗に入信後に培われたものであり、大日本皇道立教会が創価学会の前身であるというのは無理があるんじゃないですかね?
で、壇上に立っているのが、「白峰」という「忍者の末裔」の方らしいのですが、白峰氏が「風魔の末裔」だとすると、戸籍改竄という組織犯罪に巻き込まれた小川氏の言う「日蓮宗不受不宗門」との関係が推測され、小川氏の言葉が真実を帯びてくるワケです。
さらに小川氏が口にした「一月寺」は、虚無僧寺とも呼ばれていたということで、虚無僧とは普化宗の僧侶の呼び名であり、江戸幕府には隠密(スパイ)の仕事を任されていたという、「忍者」にとってはうってつけの仕事であったと言えます。
明治期に入り廃寺とされてしまい、昭和期に日蓮宗に改宗された「一月寺」で牧口常三郎氏が修行した経緯があるとすれば、「一月寺」が創価学会発祥の地と言う小川氏の言葉も、あながち的外れとも言えないワケです。
明治政府に解体されてしまった虚無僧(忍者)集団の、その後の身の振り方は?
一部には明治政府に再雇用された者もいたのでしょうが、時代の動乱の中で市井に身を隠すことを選んだ者が殆どだったのではないでしょうか?
なぜなら「忍者」とは、「主人」があって成り立つ職業なワケで、「主人」の居ない忍者はその存在理由を自らは持ち得ず、あの「風魔忍者」にしても、「盗賊団」にまで堕落してしまったワケです。
で、そんな彼らに再び活躍の場を与えてくれたのが「戦争」だったのでしょう。歴史の表舞台には現れませんが、日露戦争にせよ、大東亜戦争にせよ、諜報活動の主力となったのは彼ら「忍者」の末裔であり、「陸軍中野学校」などは、現代の忍者養成所ではなかったのか?・・・と。
幕末から日露戦争までが約40年、日露戦争から大東亜戦争までの間が約40年という時間スケール(人間の半生)から見れば、「忍者」がそのスキルを伝承するには十分な時間であると言えます。
したがって、「風魔」にしろ「伊賀」にしろ「甲賀」にしろ、本気でそのスキルを残そうとしていれば、現代においても「忍者」の存在は夢物語ではないワケですよ。
そうすると小川氏の言う「風魔忍者」の残党が、戦後は占領軍に取り入って日本を裏で支配しているという見解も、
「忍者」には主人が必要である。
という原則からすれば、占領軍=アメリカを現在の主人としている事は十分に考えられるワケで、件の「ゲンダイ」の紙面に見られる小沢氏の発言も、「国家公安委員会委員長」を歴任した氏の経歴からすれば、日本の支配機構の裏側を見知ってしまったことから漏れたものかと・・・。
で、ついでながら今回の選挙にしても、そうした「忍者」の様々な工作が繰り広げられることが予想され・・・というか、すでに展開中であると考えるほうが自然でしょうなw。
忍者がいるとしたら・・・。
2012年11月26日月曜日
思想は「フィクション」だ
右翼の重鎮であられる鈴木邦夫氏のブログ、「鈴木邦夫をぶっとばせ!」のなかで、作家の司馬遼太郎氏の言葉として書かれていたのが、「思想はフィクション」です。
つまり、民主主義にしろ、共産主義にしろ、あらゆる主義=思想は「フィクション(架空)」の存在だというワケです。
ま、よくよく考えてみれば、ワタシたちが「民主主義」を口にするとき、民主主義という実在を指しているワケではなく、民主的な社会を想像し、そのような社会状態を維持しようとする意思とか、それに向かおうとする情熱を民主主義と呼ぶワケです。
民主的であるということは、ひとつの「状態」であり、したがって変化するものでもあります。
民主的に「独裁政権」を選択するかもしれませんし、「共産社会」を選択することもありえるワケです。
どのような社会でも必ずマジョリティーに対してマイノリティーが存在しますが、マイノリティーに対する対応如何で、「独裁的」か「民主的」かに分かれるのでしょう。
で、前回の「事実をあるがままに見る」の続きになるのですが、「事実」はフィクションではありません。ノンフィクションです。だから「思想」とは別なるものです。
そこで具体的な例を挙げると、原子力発電の副産物である「核廃棄物」の処理ができないのは事実です。誰もこの事実に異を唱えることはできません。
そうした危険な「核廃棄物」はいらないし、だから原子力発電を止めるというのは事実に沿った見解です。
しかしながら経団連などは、「経済に悪影響を及ぼす」という理由から原子力発電の推進を謳っています。
どちらが「理に適っている」かは子供でも分かりそうなものですが、ひとつ言わせてもらえば、「経済」もフィクションに過ぎないということです。
「こうすれば経済が発展する」などと経済学者は実しやかに言いますが、あくまでも経済学者の考えるフィクションに過ぎません。ジッサイ、未来なんて誰にも分からないのです。
そんなものが「学問」と呼べるのか甚だ疑問ですが、経済学的フィクションの道具として「統計学」とかが利用され、「数字としての経済」に現実世界が矮小化されるきらいがあるように思うワケです。はい。
早い話が、「核廃棄物」という事実と、「経済発展」というフィクションと、
イッタイどっちを信じるの?
・・・という、いたってシンプルな選択なワケですよ。ね?
「安全神話」というものにしても同じです。原子炉内部は非常に複雑な構造になっており、地震などの衝撃に弱いワケですよ。福島第一原発にしても、「安全神話(フィクション)」を盲信した結果事故を引き起こし、それに対する釈明が
想定外
・・・の一言ですから、それで許されるのなら事実なんて何の価値も持たなくなってしまいます。
日本は昔から地震が多い国であり、これは事実として重く受け止めなければなりません。100年に1度の大地震を想定しているなどと言ったところで、ソレが100年後に来るのか?それとも明日来るのかすら分からない「フィクション」の安全性なワケです。
「不確定な未来」を、さも事実のごとく吹聴する政治家、学者、知識人に騙されないようにするには、
事実をありのままに見る
・・・しかないワケですし、それが一番確実だと言えます。
しかしながら、自分自身の都合、利害関係によって事実を歪めて見てしまうのも、人の心の弱点であるのは確かです。
その弱点を克服するために、「個人革命」が必要であろうと言い続けているワケであり、それこそが「新世界」への入り口の扉を開く「鍵」になると考える次第です。
フィクションで構築された「旧世界」を終わらせるには、事実をありのままに見るという、ただそれだけで十分なワケですよ。そして、「事実」と「フィクション」のどちらを選択するかで、今後の日本も含めた世界の在り様も大きく変わることでしょう。
最後に、注意しなくてはならないのは事実をどう判断するかですが、従来であれば新聞、テレビニュースを事実として鵜呑みにしていたワケですが、福島での原発事故以降、ワタシたちはマスメディアが「虚偽の報道」をすることを知ってしまったワケです。
したがって、新聞、テレビニュースに代わる「第3のメディア」、インターネットでの事実の確認は怠れません。ただし、ネット上の情報は珠玉混同なので、情報を比較し自分自身で判断するメディアリテラシーも求められる時代にあるワケです。はい。
人間ナメんなよ!
でわっ!
2012年11月25日日曜日
鹿男PART10
えw、奈良の春日大社の「鹿」を巡ってダラダラと書き綴ってきたワケですが、ここらでもう一度整理してみたいと思います。
事実関係を羅列すると・・・
1.春日大社の「鹿」は、藤原不比等が鹿島神宮(茨城)から呼び寄せた。
2.不比等の父、中臣鎌子(藤原鎌足)は、中大兄皇子(天智天皇)と共謀して蘇我氏(宗家)を討つ。
3.中大兄皇子は斉明天皇(母:皇極天皇)の下で権力を振るうが、「白村江の戦い(663年)」に破れてしまい多くの百済難民が「倭」に渡来する。
4.叔父である孝徳天皇から皇位を継ぎ天智天皇となるが、皇子・弘文天皇(大友皇子)は天智天皇の同母弟、大海人皇子(天武天皇)の反乱(壬申の乱)により自害して果てる。
5.この間に中臣鎌足は没し、その死に際して朝廷から「藤原」の性を賜る。
6.「壬申の乱(672年)」の終結時、天智天皇方の縁者であった不比等は幼少(14歳)であったことで責を免れる。
7.不比等は、天武天皇>持統天皇>文武天皇>元明天皇と、4代の天皇に奉職する。
8.不比等在任中に、「古事記」、「日本書紀」が編纂される。
・・・と、いうワケで、「白村江の戦い」から不比等が没する720年までの57年の間に、国号が「倭」から「日本」へと変わったことなどを鑑みても興味が尽きないワケです。はい。
歴史は必然を以って流れている。
というのがワタシの自論であるワケですが、現在世界中でおきていること・・・戦争にしろ、金融にしろ、差別にしろ、原発にしろ、国内政治にしろ、国際政治にしろ、すべては「因果の連鎖」の中にあるワケです(ワタシ的には)。
その「因果の連鎖」のバックボーンとなっているのが「歴史認識」に他ならないワケで、故に
歴史を検証しろ!
・・・と、繰り返してきたワケですが、最近、「戦後史の正体」なる書籍も出版されベストセラーということで、正しい歴史認識の重要性が広く知れ渡るのはイイことですw。
ただし、「日本の闇」は戦後史程度で済まされる問題ではなく、「日本」という国の成り立ちから再検証する必要があり、その過程で、特に既得権益に甘んじている人たちにとっては、イロイロと都合の悪い事実がほじくり返されることでしょう。
で、そうした「嘘の歴史」を常識としてきたワタシにしても、自分自身のアイデンティティーを揺るがされないとも限らないワケですが、そこで精神的動揺に負けずに「踏み止まる」ためにも、
人間回帰
の必要性をクドクド書いてきたワケです。即ち、「人間回帰」=「個人革命」とは、現実を「幼子のように、あるがままに見る」という、簡単なようでもあり、「私利私欲」に凝り固まった心には非常に難しいことでもあるワケです。
しかし、成長・進歩の限界を迎えているかのような現代社会において何が一番重要かと考えるに、「基礎」、「土台」を固めるという、一見地味な作業だったりするのではないか?・・・と。
「国」の基礎とは何か?そこに住む人々です。では人間の基礎とは何か?現代人にとってそれは理性です。では理性の基礎とは何か?それは正しい認識です。では認識の基礎とは何か?万人の検証に耐えうる事実です。
したがって、「事実をあるがままに見る」という行為は普遍的認識の基礎であり、この「揺ぎ無い土台」の上に立たなければ、これ以上の社会の進歩は望めないというのがワタシの見解です。
経済だの、国際政治だの、付け焼刃の対策をしたところで、その土台がおぼつかない状態では同じ過ちを繰り返すだけでしょうし、そんな事をいつまでも繰り返していられるほど、ワタシたちはこの地球にとって「無害な存在」でいられるワケでもありません。
スピノザ的に言うならば「宇宙の調和システムは無慈悲」であり、ワタシたちが調和を乱し続けるならば何時の日か必ず
調和のシステムから排除される
時が来るということです。それは「予言・預言」の類とは全く関係無く、ワタシたち自身が蒔く種であり、したがってそうならないように自分自身で軌道修正することも可能だということです。
なんか・・・歴史の話からスゴwく飛躍してしまいましたが、「基本」は同じなワケです。「土台」をシッカリさせること。そのためには正しい認識・理解を身に付けること。
その一環として「歴史の再検証」や、「人間の再検証」があるワケで、ワタシのブログなんて、実はソレしか書いてなかったりするワケす。
進歩か、後退か、
・・・と。
壮大な時間の浪費だったかも知れませんなw。ワタシのブログに目を通していただた「奇特な方々」にとっては・・・。
最後に、或る歴史マニア?のブログの一文をご紹介して締めたいと思います。
さだべえの 歴史探検
<転載>
はじめに
日本全国で様々な「まちおこし」が提案されています。でも、個々に特有の要因があるのでしょうが、難航しているケースが多いようです。
自分の住む「まち」の発展を望まない人はいないでしょう。ただ、それは漠然とした希望にすぎず、具体的な発展イメージが描けない人が多いのも事実です。
官主導による各種インフラ整備、商業の活性化、福祉の充実等々、様々な「まちおこし」プランがみられますが、一番の難関は「民意の醸成」ではないでしょうか。
「いつか、だれかが、なにかを」やってくれる。そのはずだ。きっとそうだ。
この種の発想には、常に「だれかが」であり、けっして「自分」が含まれることはありません。また、この場合の「だれか」とは「国家」に集約されます。
今までは、それでも問題はなかったのです。でも、今後はどうでしょう。
すでに「国土の均等ある発展」という「ナショナル・ミニマム」の時代は終りを告げ、当該自治体の税収に応じた自助努力をすべきだとする地域主権型システム、いわゆる「ローカル・オプティマム」に移行しつつあります。
そして、この地方分権の時代に突入すれば、「だれか」には自分が含まれることを自覚する必要があり、他力本願から自力達成に意識改革しなければなりません。
このように、地域の人々に発想の大転換を求め、自力達成を根底に置いた「まちおこし」に積極的に参加をしてもらうには、地域コミュニティーの形成が不可避であり、その前段としての「民意の醸成」が不可欠の要件となります。
ただし、意識改革は簡単な問題ではありません。
地域住民がコミュニティーを形成するには、住民相互間の共通認識が必要とされますが、その共通認識を構築する上においても、地域の資源特性である「歴史認識」の共有を図るのが最適な手法ではないかと考えます。
幸いにして鳴子町鬼首には「鬼と女神」という大きな歴史資源が存在します。
ややもすれば古代史は難解で、専門家以外には無縁の世界だという先入観をもつ人もおられるでしょうが、古代史は各種史料の断片(ピース)を寄せ集めて、自分の推理に基づいて、適当にピースを連結させていくパズル・ゲームです。
本文における筆者の解説も、あくまでも筆者の推理を展開しているだけのこと。古代史は考古学上の発掘と、その出土品の科学的分析を待たなければ、検証のできない暗闇の世界でもあります。
皆さんも、これを読みながら独自のパズルを作り上げて楽しんでください。
そのための材料の提供をしているのです。そして、そこから「歴史認識」の共有が促進されれば、これ以上の幸せはありません。
では、これから本文に進んでください。
</転載>
JUMP
歌:忌野清志郎 作詞:忌野清志郎 作曲:三宅伸治
人間ナメんなよ!
でわっ!
2012年11月24日土曜日
2012年もあとひと月あまり
素人の勝手な憶測に過ぎませんが、ワタシは「ムスリム同胞団」はイギリスの工作機関だと思っていますし、今回イスラエルと交戦した「ハマス」も、「ムスリム同胞団」を母体としています。
ムバラク大統領時代のエジプトは、「ハマス」に武器が供給されることを防ぐために、エジプト側からの「ガザ地区」の出入りを厳しく制限していましたが、ムルシー新大統領(「ムスリム同胞団」出身)になってから、ガザ地区への出入規制は大幅に緩和されました。
当然の結果として「ハマス」は武器を入手しやすくなったワケであり、イスラエルに向かって撃ち込まれたロケット砲の殆どが、エジプト側から持ち込まれたものと考えられます。
即ち、ムバラク政権下よりもムルシー政権下のほうが、「ガザ地区」において「武力衝突」が起こりやすい状況にあると言えるワケです。
先鋭化する武力組織・・・「ハマス」などの武力行動により巻き添え被るのは、いつだって力なき者なのです。その危険性、弊害を考えれば、「親イスラエル」とアラブ諸国から非難をされようが、「ガザ地区」への出入を規制したエジプトの旧政策は人道的には間違っていなかったと評価できます。
汎アラブ主義と、ムスリム同邦団などの「イスラム原理主義者」とは相容れない関係にあるワケですが、ナセルから引き継がれてきた汎アラブ主義をムルシー新大統領は踏襲しないでしょう。
したがって今後も、「ガザ地区」における先鋭的なイスラム原理主義グループが引き起こす
武力衝突
は必ず発生すると予想され、そのための武器は「イスラム原理主義」を掲げるアラブ諸国から供給され続けるでしょうが、そのような状況になってトクするのは誰なのか?
イスラエルとハマス、停戦合意
NOVEMBER 23, 2012 08:51 東亜日報
<転載>
パレスチナ自治区ガザで8日ぶりに砲声が止んだ。イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスは21日、戦闘を止めて停戦に入った。米国など国際社会は歓迎を示した。
エジプトのアムル外相は同日、カイロで、クリントン米国務長官と記者会見を行い、両者が停戦に合意したと発表した。停戦は、同日午後9時(韓国時間22日午前4時)に発効した。
クリントン長官は、「この地域に非常に重要な時だ」とし、「米国は平和構築のために、地域のパートナーと協力する」と述べた。ガザでは市民が通りに出て、祝砲で停戦を祝った。
主な合意内容は、双方の攻撃停止とガザの封鎖緩和。イスラエルは、ガザに対する陸海空の攻撃や暗殺を止め、パレスチナすべての政派は、イスラエルに対するロケット攻撃をしないということ。
また、イスラエルは、停戦24時間後にガザの国境を開放し、人と物の移動を許可することで合意した。2007年のハマス政権発足後、イスラエルはガザを封鎖してきた。
イスラエルとハマスの指導者は、停戦がいずれも自分たちの勝利だと主張した。ハマスの指導者マシャル氏は、「イスラエルは戦略的に失敗した」と述べ、イスラエルのネタニヤフ首相は、「ハマスがこれまで交戦で高額の代価を支払った」と述べた。
特にイスラエルは、今回の空襲で地下の数百のロケット発射台と密輸トンネル140ヵ所、武器製造・保管施設数十ヵ所を破壊し、目標を達成したと自評した。
今回の停戦合意文には、両者の主張どおり、自分たちが勝利したと主張するだけの要素があるとAP通信は分析した。ネタニヤフ首相は、ロケットの脅威を取り除き、来年1月の総選挙で有利な足場を確保できた。米国から武装テロ団体と指定されたハマスは、ガザの実質的支配勢力として国際的に承認される実利を得た。
8日間の戦闘で、パレスチナ人161人、イスラエル人5人が死亡する被害を出し、停戦合意に至ったものの、まだ克服しなければならない問題が多い。
何よりも国境封鎖がどの程度緩和されるかが変数だ。ハマスは、エジプトとのラパ国境検問所を含め、すべての国境の開放を要求しているが、イスラエルは武器密輸を防ぐためには検問が避けられないという立場だ。ガザの封鎖によって失業率が30%を超え、不満が常にイスラエルに向かう可能性がある。
また、両者は、「相手が停戦合意を破る場合、いつでも攻撃する」と明らかにするほど不信が深く、不安な平和はいつまで続くか予測できない。
</転載>
「ムスリム同胞団」がイギリスの工作機関であるとして、イスラエルの背後にもイギリスが控えているのは周知の事実であり、そうすると今回のイスラエルのガザ攻撃は、仕組まれた「マッチポンプ」である可能性も考えられます。
何のために?
ひとつ確かなことは、エジプトが今回の調停に乗り出しアラブ世界での存在感を増したことと、「ハマス」との停戦を無難な形で納めることで、ネタニヤフ首相が来年の選挙に向けてポイントを稼いだということです。
日本の出番がなく終わったガザ停戦とその検証の必要性
2012年11月23日 [公式] 天木直人のブログ
逆に見れば、そのためにも「ハマス」との交戦は必要だったとも言え、「ガザ地区」の住民は政治的野心の犠牲者になったとも考えられるワケです。ワタシ的に見れば。
オバマ氏が大統領に再選された状況を、「イスラエルロビーの敗北」と分析する向きもありますが、であれば尚のこと、尻に火が点いたイスラエルの現政権が「失地回復」のために、「ハマス」とプロレスごっこを仕組んだという「筋書き」も考えられるワケです。
で、「ハマス」にしてもイスラエルにしても、背後にはイギリスの影がチラついているワケですから、今回の調停役をエジプトが買って出たことが、これから先の「シリア」を巡る国際情勢にも、「ジャブ」のように効いてくるのではないか?・・・と。
フランス、シリア反体制派統一組織を承認
2012年11月14日19時47分 朝日新聞デジタル
<転載>
【アテネ=稲田信司】フランスのオランド大統領は13日、パリで記者会見し、シリア反体制派の新しい統一組織「シリア国民連合」を承認すると表明した。前日のアラブ連盟による承認を受けたもので、フランスは今後、米英など他の主要国の支持を促す考えだ。
オランド氏は会見で、11日に発足した「シリア国民連合」について、「シリア国民の唯一の代表組織」と位置づけ、「アサド政権に終止符を打つ将来の暫定政府として承認する」と明言した。ただ、武器提供については、他国と協議してから是非を決めるとして、慎重な姿勢を示した。
</転載>
「シリア」侵略を推し進める上でも、エジプトは重要な役回りをするようになるでしょうし、それはイスラエルにしても、欧州にしても望むところなワケですよ。
シリア国内の反政府勢力の実態が、「イスラム原理主義者の外国人テロリスト」であることが周知されてしまった以上、これ以上彼らを「錦の御旗」として使い続けるワケにもいかず、一方的な「暫定政府」の承認という荒業?にでたのでしょう。
国民連合への参加拒否 シリアのイスラム武装組織「欧米がつくったもの」
2012.11.20 14:53
<転載>
シリア北部アレッポでアサド政権の部隊と戦闘を続けているイスラム武装組織十数団体が20日までに、反体制各派が結成した統一組織「シリア国民連合」への参加を拒否するとのビデオ声明をインターネット上で発表した。
声明を出したのは、アレッポで死亡したジャーナリスト山本美香さんに同行していたとされる「タウヒード旅団」や、国際テロ組織アルカイダとの関連が疑われる「ヌスラ戦線」など。
声明は、国民連合は欧米がつくったものだと批判し、十数団体はイスラム国家樹立で合意したとしている。
一方、中東通信によると、国民連合のハティーブ議長は19日、本部をエジプトの首都カイロに置く方針を明らかにした。10日以内にカイロで会合を開く予定だという。(共同)
</転載>
ニュースにも書かれているように、シリア侵略の次の拠点はエジプトのカイロに設定されたワケで、欧州のシリア侵略に向けた意気は未だ衰えず?・・・と、いったところでしょうか?
で、アメリカの立ち居地はこの先、若干欧州から・・・特にイギリスから離れていくようにワタシには思えるワケです。あくまでも希望的観測に過ぎませんが。
例のCIA長官の辞任騒動にしても、大統領選挙後の最初の訪問国がミャンマーだというのも、アメリカとイギリスとの関係に変化が現れはじめた兆しかも・・・。と、思えたりするワケです。
そしてイギリスとの関係の変化の大きな要因は、やはりアメリカの経済というか、金融面での改革に起因するのではないか?と。
つまりアメリカとしては、金融システムの根本的な改善?改革?によって国内経済を建て直すつもりであり、「銀行家至上主義」のイギリスと、「袂を分つ」覚悟を決めたのではないか?・・・・と。
ま、そんな妄想は一先ずアレとして、もしオバマ大統領がその気になっているとしたら、暗殺される可能性も高まるのでしょうなw。
人間舐めんなよ!
でわっ!
2012年11月18日日曜日
神話の再編
衆議院が解散され、来月の投票日に向けて日本中で選挙活動が繰り広げられるワケですが、まwwwた例によって例のごとく、立候補者の歯の浮くような「美辞麗句」を聞かされるのかと思うとウンザリするワケではありますが、民主党から学んだことは、
政治家は平気で嘘をつく
という現実です。はい。
したがって、候補者の演説の巧妙さなどには流されず、ネット上などで意中の立候補者の情報を収集し、そして、自分が望む未来のヴィジョンと照らし合わせて、より良い候補者を選ぶしかありません。
ハッキリ言って、自民党政権=小泉内閣の自由化路線に辟易していたせいで、民主党を過大評価していた部分は否めませんが、それでも初期の頃はそれなりに頑張っているように見えたんですけどねえ・・・。
高速道路の無料化なんて結構期待してたんですけど、結局、「利権」のしがらみを断ち切れなかったこと、「官僚」のサボタージュにあったことなどで、実現には至らなかったのでしょう。
政治家も同じ人間ですから十全を期待するワケにはいきませんし、「理想」の実現には多くの困難があり、理念=公約の達成が一筋縄ではいかないであろうことも理解できます。
しかしその上で、ワタシたち有権者と交わした「公約」の実行に向けて努力する誠実さが求められるワケですよ。でなければ選挙なんてただの
嘘つき合戦
であり、茶番に過ぎません。
その外にも、普天間基地の問題も含め、「アメリカからの圧力」も取り沙汰されていますが、最終的には、「圧力に屈しない精神」を持ち得なかった・・・つまりは、民主党の自主独立の気概が低かったとしか言いようがありません。
さらには、そうした「外圧」を逆に利用して己の保身、利権を謀ろうとした、「獅子身中の虫」の如き政治家、官僚グループがいたのではないか?というのがワタシの見方です。
早い話が、自分たちの「支配体制」=「既得権益」を死守しようとしている輩が、はるか昔から現在まで日本の政治中枢に存在しているワケで、ワタシが思うに大雑把に見て「3大系統」が挙げられます。
彼らは歴史の裏に隠れ、何百年にも渡って日本を影から動かしているワケですが、それもこれも、
日本人が歴史に無関心
であることに原因があると思うワケです。歴史を検証せずに「神話」に埋もれたまま、自分は何者であるか?ということを知ろうともせず、永いこと「単一民族」であるなどと教科書に「刷り込まれていた」ワケですが、もう時代が違うワケですよ。
どんなに支配層が隠そうとしても、「真実(事実)」がネット上に「公開」されてしまうのは止められないワケですし、そうした真実の「断片」を繋ぎ合わせ丁寧に検証すれば、フツーの人でも大学教授以上?の知識すら得られる時代なワケですよ。
大学教授なんてのは案外頭がガチガチで、自分の利益に反するような説には拒絶反応を示す、「了見の狭い」人間だったりする場合もあるワケですが、でもそれって、
真理の探求
という、学者の本分とはかけ離れているワケですよね?
その点、フツーであるワタシたちには「守るべき権威」なんてものが無いので、自由に知識のアップデートが可能なワケです。はい。
と、いうことは、プライドや権威が邪魔をして「知識のアップデート」ができない大学教授とか知識人よりも、「真実」をありのままに受け入れることのできるワタシたちのほうが、一足お先に賢くなってしまうんですかね?
妙なカンジではありますが、ワタシが考える「新世界」とは、そうした「知識の共有」が行き届いた世界であり、現在のような歪んだ情報形態(メディア・アカデミズム)は、じきに「旧世界」の遺物となりその役目を終えるか、もしくは新しく生まれ変われないと、その存在価値を失うことでしょう。
で、前置きが長くなりましたが、先に述べた「日本を裏で動かす」いくつかのグループのうち、代表的なものとして「高句麗系」、「新羅系」、「百済系」が存在すると、ワタシは考えています。
以下、「目からウロコの地名由来」というブログからの引用です。
<引用>
渡来人ゆかりの地名
(前略)
○渡来人関係の記録を年表で見よう(参考)「新編日本史図表」第一学習社
4C中ごろ
王仁(わに)、阿知使主(あちのおみ)ら渡来。
404
倭軍、高句麗に敗北。
4C中~5Cごろ
朝鮮半島の戦乱で渡来人が増加。
513
百済より「五経博士」渡来。
540
渡来人の戸籍を編む。
577
百済から造仏・造寺工が渡来。
608
新羅人が多く渡来。
609
肥後国に80人の百済人漂着。
610
高句麗から曇徴(どんちょう)が渡来し、紙の製法を伝える。
660
百済滅亡
663
白村江の戦いで、日本・百済連合軍大敗。
666
百済人2千余人を東国に移す。
668
高句麗滅ぶ。
669
近江国蒲生郡に百済人700余人を移す。滋賀県日野町から東近江市にかけて百済人が配され、旧愛東町には名高い「百済(ひゃくさい)寺」がある。
676
新羅が半島を統一。
684
百済人23人を武蔵国に移す。
687
高句麗人56人を常陸国、新羅人14人を下毛野国に置く。
689
新羅人を武蔵国、下毛野国に置く。
711
上野国に多胡郡設置。
※712
古事記成立。
715
新羅人を移し、美濃国席田郡設置。岐阜県本巣市席田(むしろだ)として、地名に残っている。
716
高句麗人1779人を、東国の七国に置く。同年武蔵国高麗郡設置。埼玉県日高市から飯能市南高麗あたりが「武蔵国高麗郡」であった。日高市には「高麗山聖天院」と「高麗神社」、JR[高麗川駅」、西武線「高麗駅」がある。東京都狛江(こまえ)市には、高句麗系とみられる「亀塚古墳」がある。
※高麗神社の参道
神奈川県大磯町高麗は花水川の右岸にあり、付近には「高来神社」がある。また、相模一ノ宮のある「高座(こうざ・たかくら)郡」は高句麗系渡来人によって開拓された地である。
山梨県巨摩(こま)郡や東京都狛江(こまえ)市も高句麗系にゆかりの地名だ。
狛江市には多摩川左岸に駒井(こまい)町があり、「こまえ」から派生した地名だろう。
※720
日本書紀成立。
758
新羅人74人を武蔵国に移し、新羅郡設置。埼玉県新座市・和光市・朝霞市・志木市周辺がこの「新羅郡」とされている。「新羅郡」は後に「新座(しらぎ)郡」と表記され、新座の字面からやがて「にいざぐん」と言うようになった。
760
新羅人131人を武蔵国に移す。
(後略)
※はワタシが加筆しましたが、誰が古事記や日本書紀を編纂したのか?は、日本の歴史を再検証する上で重要なポイントです。歴史書の編纂は、時の権力者の一大事業なのですから・・・。
新羅は最終的に朝鮮半島を統一したものの、「失政」により、やがて「後高句麗(高麗)」、「新羅」、「後百済」へと再分裂し、9C前半には「高麗国」に併呑され消滅してしまいます。(韓国・東北アジアの歴史より)
で、こうした過去の経緯を見ると、「関東」と「関西」のライバル意識?というもの、「西の百済」、「東の高句麗+新羅」という構図で見ることもできます。
つまり朝鮮半島での対立関係を日本国内に持ち込んだのが、後世までズッと尾を引いていると解釈することもできるワケです。
しかしそれは、「天皇制」を要(かなめ)とした日本という国の成り立ち方とは違うように思うワケですよ。日本に暮らす諸民族が、「天皇(大君)」という「一枚看板」の下に平等に暮らす・・・。それこそが、「卑弥呼」の時代からの日本に住む諸民族の在り方であったと思うワケです。
ま、ジッサイは「日本」と「倭国」は別物で、「倭国」の統治方式を「日本」が引き継いだのでしょうが・・・。
誰がエライとか、どの民族が優れているとか、「神話」の世界に住んでいる思考停止した人たちならいざ知らず、現代を生きるワタシたちは充分な「理性」を備えているワケで、同じ人間であることを当然の事として受け入れられるワケです。
そこで一例ですが、橋下氏の出自が差別問題としてつい最近騒がれましたが、理性を兼ね備えているならば「差別の本質」を理解し、
それがどwしたの?
・・・と、堂々としていればイイだけの話しで、記事にする方の浅薄な理性を、逆に哀れんでやるくらいの余裕が欲しかったワケですが、ツイッターなどで過激な発言を繰り返しているのを見て、
あwあ、この程度かよ・・・。
・・・と、残念www!な気持ち(元から期待してませんが)だったワケです。ワタシ的には。
前回書いたように、人間の脳は3重構造になっていて、この脳の構造によって、人は時として獣のような振る舞いもするワケですが、それを「無意識」というブラックボックスに押し込めたままでは、いつまで経っても「進歩」できないワケですよ。
脳の構造を理解し、「理性(大脳新皮質)」、「感情(大脳辺縁系)」、「本能(脳幹)」の関連性を理解することで、「理性を主体とした人格」の形成という、人間を人間足らしめる進歩?進化?が意識的に可能になる。・・・というのが、「新時代」におけるワタシたちの在り方の、ワタシなりのヴィジョンなワケです。はい。
歴史にしても他の学問にしても、「神話」の中で思考停止してしまうのではなく、「神話」の構造を検証し「神話」を再編することで、「新世界」への扉は開かれるものとワタシは考えます。
「過去の遺恨(例えば差別)」を乗り越える「神話の再編」なくしては、差別にしても、利権に群がる旧世界のゾンビーズにしても、この先もズットのさばり続けるでしょうし、政治を変える、日本を変えるとは正に、
己自身を知る=個人革命
というトコロから始まるワケで、
己の闇を暴き、日本の闇を暴く!
・・・という、覚悟が必要だと思うワケです。はい。
人間ナメんなよ!
でわっ!
2012年11月14日水曜日
イジメ脳
「イジメ」や「自殺」は社会的問題として考えられていますし、それはソレで否定できないワケですが、少し視点を変えて「脳の機能」という観点から考えてみたいと思うワケです。
図録▽主要国の自殺率長期推移(1901~)
ところで、国によって「自殺率」が異なるのは、その国を構成する民族の違いも去る事ながら、自殺率の上下の変動は各国が抱える、その時々の「社会的問題」の影響と考えられます。つまり、不景気なご時世には「世を儚んで自殺」する人が増える・・・という、よくある話なワケですが、それは反面、「政治が悪い」ことの証明でもあります。
景気が悪くなったくらいで世を儚む=生きる希望を失ってしまうような社会が、住み易い社会と言えるのでしょうか?即ち、良い政治が行われていると言えるでしょうか?
で、差出がましいようですが、上のグラフを見る限り日本と韓国は自殺率が増加の傾向にあり、特に韓国は近年急激な増加を示し、「ヤヴァイ」状況にあるのではないか?と、推測されます。表面には表れていませんが、社会が混乱状態(過度のストレス)に見舞われている可能性も考えられます。
「竹島」を巡る挑発行為にしても、大統領府の家宅捜索が検討されているニュースにしても、そうした社会的ストレスの一端もような気もします。
ま、日本の自殺率にしても、韓国以外の先進国の自殺率が概ね低下する中、1998年頃からズット高止まりしているワケですから、お世辞にも「住み易い社会」であるとは言えません。「自殺率」が高いということは、
国としてはダメダメ
・・・だということの証明でしかありません。
で、そうした「悪政の被害者」としての「自殺者」が存在するのとは別に、同じストレスを受けても、自殺に至ってしまう人と、ストレスに打ち勝つ・・・即ち、自殺しない人もいるという事実もあります。
したがって「自殺率」の推移は、「戦争」、「不景気」などの「社会的要因」と、ひとりひとりの「生理的要因」のふたつが考えられるワケです。
で、「ストレス」に対する「生理的要因」の個人差は何かと言えば、「脳機能の個性」に他なりません。
近年のイジメによる「犠牲者(自殺者)」は、教育現場のみならず社会的にも見られるワケですが、これは見方を変えれば、「子供の脳のまま」社会に出ている人が増えているからと解釈することもできます。つまり社会全体にイジメが蔓延する傾向にある・・・と。
そうなれば当然「住み難い社会」になるワケで、イジメなどのストレスに対する耐性の弱い人から、「自殺」という道を選んでしまうのでしょう・・・。そこで「イジメとは何なのか?」を一言で言うならば、
弱者に対する攻撃である。
・・・というのが、ワタシの見解です。
したがって、「攻撃行動(衝動)」を抑えることが「イジメ」の根本的解決法のように思えるワケですが、その為にも「脳の基本的知識」は、みんなが知っていた方がイイように思うワケです。
5. 脳・神経のメカニズム(1)
「神のホームページ」という、チョット腰が引けてしまうような名前のサイトからの引用でアレですが、キリスト教と科学を結びつける壮大な試みはひとまず脇に置いておくとして、脳の機能について分かりやすく解説されています。
ワタシが気に掛かったのは、「(1) 動物の 脳・神経系の比較:」で書かれている・・・「間脳の視床下部には、食欲、性欲の中枢があり、その付近には攻撃性の中枢がある。(本能的な欲求)」・・・と、いう部分です。
つまり人間は、視床下部の働きによって「犯罪」を犯し、「戦争」という愚行にも走るのだと言えるワケです。もちろん純粋な食欲、性欲は「生存と種の保存」の為には必要な本能であり、攻撃性にしても、狩猟生活においては獲物を獲るために無くてはならない本能ですし、自己防衛をするにも必要です。
しかし、攻撃性に突き動かされた食欲は「略奪」に繋がり、攻撃性に突き動かされた性欲は「レイプ」などの犯罪に繋がります。
結果的にそうした「攻撃性」を正当化するのが「戦争」であり、それ故、「戦争は犯罪の延長である」というのがワタシの見解でもあるワケです。
で、「イジメ」における「攻撃性」ですが、「欲望」を満たす手段(原動力)としての「攻撃性」の先にあるものは、「満足(快感)」の獲得にあるワケで、早い話が「イジメ」をする心理とは、「狩猟の延長」にあるワケです。
オヤジ狩り
とか、「ホームレス狩り」とか・・・。もうね?肉食動物の捕食行動と変わらないレベルなワケですよ。
大脳辺縁系は謂わば「動物の脳」であり、「感情(原始的な無意識)」を司っていますが、大脳辺縁系の働き如何によっては視床下部の「本能」が「暴走」するワケです。
【Networkゼミナール】イーサネット技術読本
イーサネットの基本原理(1),ジュラシック・コード「CSMA/CD」
<引用>
① 恋愛感情と”ワニの脳”:
ヒトの大脳辺縁系は、闘争本能や縄張り意識などの”きわめて原始的な無意識”をつかさどる所で、”爬虫類の脳(ワニの脳)”とも呼ばれる。ここでは、恐怖、怒り、好意、嫌悪、愛着、喜び、悲しみなどの、動物でも持っている「情動」(=原始的な感情)を支配し、食欲などが満たされた”快”、満たされない”不快”も含まれる。 我々ヒトが、人を好きになったり 嫌いになったりする感情も、この”ワニの脳”による。
ただし、大脳皮質が発達していない”ワニ”などは、敵に対する行動は生まれつきのもので、遺伝子によってプログラミングされた決まりきった行動でしかない。 一方、ヒトは、大脳新皮質のうち、特別重要な働きとして、この「情動」と「思考」とを統合する働きがあり、「心」の創出に大きな役割を果たしている。高度な学習能力により、状況に応じて適切な行動をするように、自らの「意志」でそれらをコントロールすることができるのである。
この 大脳辺縁系の本能的な働きに基づく「快」、「不快」という価値判断が、動物の行動の基本になっている。この”好き”、”嫌い”の価値判断をしているのが、大脳辺縁系の中の「扁桃体」(ヒトで長さ15mmのアーモンド(扁桃)形)であり、外敵から身を守るための闘争本能や攻撃行動をつかさどる。・・・
</引用>
つまり、大脳辺縁系を「制御」できれば、イジメも根絶とまではいかなくても、その発生を極力抑えることが可能になる。・・・という理屈になるワケです。
大脳辺縁系の外側の大脳新皮質は5つの連合野に分かれ、前頭連合野(意欲、意志、言語、判断、創造的な精神活動)。運動前野(運動)、頭頂連合野(体性感覚)、後頭連合野(視覚認識)、側頭連合野(聴覚、記憶)の各部が、人間を人間足らしめているワケですが、特に「前頭連合野」が、「理性」、「人間性」と大きく関わっています。
バンダイナムコゲームス公式サイトより
みんなで鍛える全脳トレーニング
で、「側頭連合野」は記憶などを司る部分なワケですが、現在の学校教育は「詰め込み教育」などと揶揄されるように、試験対策として「記憶(丸暗記)」を重視する傾向にあるワケですよね?
ジッサイの教育現場を知らないので「仮定」で話を進めますが、もしそうであれば、「側頭連合野」ばかりを鍛えているとも言え、人間を人間足らしめる「前頭連合野」の発育には貢献してない・・・つまり、「人間形成には貢献していない」とも言えます。
あくまでも「仮定」で話を進めますが、したがって、「前頭連合野」の未発達な生徒がイジメ(狩り)という「動物的な行動」に走るのは、現在の学校教育によって必然的に生み出された結果とも言えます。
ま、繰り返しますがこれは「仮定」の話であり、ひとつの可能性でしかありません。それに「脳の機能」を考えるならば、教育方法もアレですが「生活習慣」・・・例えば、食事によって「脳に補給される栄養のバランス」も重要な要因となるでしょうし、食品添加物などによるホルモンの異常も原因となり得ます。ひいてはそれが、イジメが蔓延する社会の原因となっているのかも知れませんし・・・。
と、いうワケで、イジメの問題は社会的問題としてだけではなく、医学的見地からの視点も含めた、もっと広範囲の要因を検証し、問題を押さえ込むのではなく、問題の本質を見極める手法も必要なように思うワケです。
もし外部的要因(環境要因など)によって、脳が「イジメ脳」に変質してしまっているのだとしたら、イジメている側すらも「被害者」と考えられるワケなのですから・・・。
人間ナメんなよ!
でわっ!
2012年11月11日日曜日
発送電分離のヴィジョン 2
東京電力が福島に「本社機能」を移転?するそうで、今後の事故原発の事後処理の上でも、妥当な判断だと思います。むしろ(仮)であったにしても、もっと早く対応を取った方が良かったくらいです。
朝日将軍の執務室
「福島本社」設立よりも福島に東電全社移転せよ!
ま、コレで東京電力も、福島に腰を据えて事態の収拾に当たる体制が整うワケですから、ワタシとしては、それはソレでイイ事だと思います。
で、ついでに思ったのですが・・・というかアイデアが浮かんだのですが、福島県を、「関東圏+1」ということで、「新関東圏」を構想してみるのもイイんじゃないかと?
そもそも、関東首都圏の電力消費のために危険な原発を抱え込んでいた福島県に対して、東電管内のワタシたちには、「お金」だけでは片付けられない「義理」とか「恩義」があるワケでしょ?福島県の復興に関しても、東電管内の住民の関心がもっと高くてもイイように思うワケですよ。
が、ジッサイそれ程の関心が感じられないのは(ワタシが海外にいるせいかも知れませんが)、福島県は「東北」の一部であり、関東圏とは「別世界」のように受け止めている人が多いからのようにも思えるワケです。
そこで今回、東京電力が「本社機能」を福島県に移転するのに併せて、福島県を取り込んだ「新関東圏」の構想を思いついたワケです。
で、この際、東電が福島県に新拠点を構築するついでに、全国の「送配電網ブリッジ」も再編成すればイイんじゃないの?・・・と。
上図(送配電網ブリッジ)はその試案ですが、全国を14のブロックに分け、お互いを最低2本のラインで結びます。これは、「主幹」と災害に備えた「バックアップ」であり、交差する線の多いブロックは、それだけ電力、もしくはエネルギーの供給に恵まれた地区ということになります。
福島県が新たに加わった関東圏は、ブロックを「関東1」と「関東2」に分け、「関東1」に属する福島県の復興のために必要な電力供給は、5本のラインによって充分確保できます。
東北電力は「奥羽山脈」を境に、日本海側(東北1)と太平洋側(東北2)に分け、関西も日本海側(関西1)と太平洋側(関西2)とし、九州は火山のリスク(阿蘇山など)も考慮し、「九州1」と「九州2」に分かれます。それと北陸は、新潟を含む北陸4県となります。
上の図を見ると、「関東1」、「北陸」、「中部」、「関西1」、「四国」にラインが集まりますが、「関東1」は今後の福島復興のために潤沢なエネルギーを供給するのに有利であり、「北陸」、「関西1」は、日本海側のメタン・ハイドレートの利用を見越し、エネルギーの供給基地としての役割を担う上で有利になります。「中部」は工業地地帯を抱えていますので、説明するまでもありません。
「四国」は「ブリッジ」の構成上ラインが集まってしまいますが、その「地の利」を活かして新たな産業を興すのもイイですし、もしくは、エネルギーの「通行料」を課金して財政の足しにするのも一案です。
で、この「ブリッジ」は、電力に限ったものではなく、ガスなどでも応用が可能であり、要は、災害に見舞われた際に、スグに復旧できる体制の確立にあるワケです。
そこで、最近よく耳にする「道州制」ですが、ワタシは無知なのでアレなのですが、地方の自治権(独自性)を強くするのはイイとして、強大になった「自治権」を盾に、「自分のことだけ」しか考えない自治体が増えたりしたら、イザ!・・・という時に大丈夫なんですかね?
つまり、それぞれの自治体が「互助精神」を失ってしまうと、例えば自然災害などで大きな被害が出た自治体を救援するにしても、「自治体間の連係プレー」が速やかに行われるのか?・・・という心配もあるワケです。ま、考え過ぎかも知れませんが・・・。
日本という「国体」の構成要素としての「自治体」の視点と、日本全体を見渡す「公(おおやけ)」の視点と、ふたつの視点を同時に兼ね備えなければならないワケですが、「道州制」を唱える人たちはソノ辺大丈夫なんですかね?
ところで、話のスジとは全く関係ありませんが、昔飲んだ岡山県の「蒜山牛乳」・・・
おいしかったなwww!
つい、思い出してしまったもので。orz
人間ナメんなよ!
でわっ!
2012年11月9日金曜日
発送電分離のヴィジョン
原子力発電はオワコン・・・というか、最早、「廃炉」に向けた流れに入りつつあるのが目に見えているワケですが、そうなると、嫌でも「次のヴィジョン」を持つ必要があるワケです。
そこで今回の原発事故で明らかになった諸問題を整理してみるに、大きく、「原発の危険性(含む核廃棄物)」と、「電力市場の独占体制」が挙げられます。
そうした事実を踏まえて役人も、ようやく次の時代のエネルギー(電力)の供給について真剣に?考え始めたようなのですが・・・。
発送電分離、2方式で意見割れる 経産省専門委
日本経済新聞 2012/11/7 20:29
<転載>
経済産業省の電力システム改革専門委員会(委員長・伊藤元重東大教授)は7日、電力改革の議論を4カ月ぶりに再開した。年末の取りまとめに向け、電力会社の発電と送配電の事業を分ける「発送電分離」の議論が本格化した。
専門委は再開してすぐに2つの分離方法で、委員の意見が割れた。1つは電力会社の送配電部門をグループ内で分社化する「法的分離」だ。安念潤司氏は「(分社化など)法律の面でわかりやすく、制度設計もしやすい」と利点を指摘した。
もう1つの方法の「機能分離」を推す声も出た。電力各社の送配電網の運用を独立した外部の機関に任せる手法で、「(電力会社の供給区域をまたぐ)広域の電力融通に適している」(松村敏弘氏)。
発送電分離後も規制が必要との意見も相次いだ。大田弘子氏は「(電力会社の部門間で)情報や人事、予算を遮断し、取引を外部チェックできるようにすべきだ」と強調した。例えば、機能分離で送配電網を外部機関に切り離しても、電力会社関係者が外部機関の意思決定を左右すれば、公平性が骨抜きにされかねないからだ。
発送電分離は東京電力の取り組みが試金石になりそうだ。東電は政府の改革案に沿って、来年2月に燃料・火力部門を、同4月に送配電と小売部門をそれぞれ社内分社化する方針だ。
ただ電力会社の改革への姿勢は慎重になりつつある。関西電力の岩根茂樹副社長は専門委で「発電、送電、小売りをわけるリスクは大きい」と述べた。専門委が7月に改革の基本方針をまとめた時は、電気事業連合会が発送電分離を容認した。しかし、原子力発電所の再稼働の遅れなど「従来と状況が変わった」(岩根氏)。電力会社の慎重姿勢が今後の議論に影響を及ぼす可能性がある。
専門委は基本方針で、発送電分離や小売りの全面自由化の方針を盛り込んだ。年内に詳細を詰め、来年の通常国会に電気事業法の改正案を出す方向で検討している。
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ワタシとしては、発送電の分離を議論する前に、まず、エネルギー(電力)の在り方を策定する必要があるんじゃないの?とも思うワケです。廃原発後の電力の供給方法よって、送電の形態も様変わりするワケでしょ?
発電側が分散(小規模地域発電など)されると、それに対応した送配電のインフラも必要とされるワケで、さらには自家発電余剰電力の買取が今後も継続されるとなれば、送配電線に掛かる負荷も増加するワケです。
具体的に考えると、まず、「エコ・エネルギー」と呼ばれる、太陽光、風力、水力、波力、地熱などによる発電方法。そして、「バイオ・エネルギー」と呼ばれる、藻、鶏糞などを利用した発電方法。さらには従来の火力発電などの技術改善による発電の高効率化が挙げられるワケですが、そうした様々な発電施設が供給する電力を統合し、送配電するインフラの整備が求められるワケです。
現在の日本の電力会社送配電網の概略は上図のようになるワケですが、これの再構築を、これからみんなで考えましょうというワケです。で、このニュースが目に入ったワケですが・・・。
東京都 中部電に供給再要請 複数施設を提案
TOKYO Web 2012年11月9日 朝刊
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東京都が中部電力に対し、都の施設へ営業区域を越えて電力を供給するよう要請していることが分かった。都は二月に都庁舎への供給を求めて中部電に断られており、今回は比較的規模の小さな他の施設への供給を再提案。中部電は全国的な電力需給の状況を見極めながら検討する。
猪瀬直樹副知事が八日、名古屋市の中部電本店を訪ね担当役員と協議。都側は複数の施設をリストで示して電力供給を要請した。猪瀬氏は本紙の取材に「競争こそが安定供給を生む」と述べた。都が中部電の供給を受けることで、東京電力のコスト削減努力を促す考えだ。
猪瀬氏は供給元に中部電を選んだ理由として、発電量に占める原発比率が他の電力会社より低いことなどを挙げた。
都が二月に都庁舎への電力供給を要請した際、中部電は「西日本地域への応援融通を優先する」として断った。一方、将来的に電力需給が安定すれば都へ供給できることを両者で確認していた。
ただ、中部電は全面停止している浜岡原発(静岡県御前崎市)の再稼働のめどが立たず、火力発電の燃料費増で業績が悪化している。今冬も原発停止で供給力が低下している九州電力から応援融通を求められており、都へ供給できるかどうか慎重に検討する。
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中部電力から東京都の施設に、ピンポイントで直接電気の供給を受けるのは、既存の送配電線の都合からも不可能なワケですよね?したがって、中部電力が供給する電気を東京電力の送配電線に相乗りさせ、最終的な電力消費量の分の電気代を中部電力に支払う形になると思われます。
そしてその電気代には、中部電力が東京電力に支払う送配電線の使用料も含まれるハズなので、電気料金+送配電線使用料金が東京電力の電気料金よりも安ければ、コストカットのメリットがあるワケです。・・・が、それよりも先に、
そんな事ができるのか?
という、実証試験の意味合いもあるように思えるワケです。
日常的に電力会社間での「電力融通」は行われていますが、もっと小さなユニット=各家庭に、地域を越えた電力会社からの送電が成り立つかどうかの検証は、これから先の「電力グリッド化」に向けたデータの蓄積にもなるワケです。
前にも言ったように、これからのエネルギー政策・・・特に電力に関しては、発電側よりも、送配電側の技術革新に比重が置かれると考えられます。先進国のインフラにしてもそうですが、日本にしても、資源には恵まれなくても自然災害には恵まれている国柄を考えれば、送配電網の管理と維持は発電以上に重要な課題と言えるでしょう。
茨城県で震度4の地震
NHKニュース 11月9日 13時13分
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9日午後0時52分ごろ、茨城県で震度4の揺れを観測する地震がありました。
この地震による津波の心配はありません。
▽震度4を観測したのは、茨城県日立市と常陸太田市、高萩市、それに、北茨城市で、▽震度3が、福島県いわき市や水戸市、茨城県下妻市、ひたちなか市、栃木県大田原市、埼玉県加須市などでした。
このほか震度2や1の揺れを東北と関東甲信越の広い範囲で観測しました。
気象庁の観測によりますと、震源地は福島県沖で、震源の深さは20キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.5と推定されています。
</転載>
何で?「福島」で発生した地震を、「茨城」にすり替えて報道するのか、NHKの報道姿勢が問われるニュースですが、それはアレとして、直近の出来事で言えば、「サンディ」の直撃?を受けたニューヨークの送配電インフラがズタズタにされ、各地では今だに停電が続いている状況です。
「サンディ」被害で米東部90万世帯に停電続く 低気圧も接近
CNN 2012.11.07 Wed posted at 12:49 JST
<転載>
ニューヨーク(CNN) 大型温帯低気圧「サンディ」の直撃から8日目を迎えた6日、米ニューヨーク州やニュージャージー州の被災地ではまだ90万世帯以上で停電が続き、低気圧の接近で事態の悪化も予想されている。一方、両州知事は、マンハッタンとニュージャージー州を結ぶホランドトンネルが現地時間の7日午前5時に全面開通すると発表した。
ニューヨーク州は6日夜の時点で35万世帯が停電し、ニューヨーク市などの2万世帯については復旧までさらに時間がかかる見通し。ニュージャージー州も56万6000世帯が停電しているが、同州最大の電力会社は6日までに87%の電力が復旧したと発表、7日午前までに90%の復旧を目指すとした。
ニューヨーク市南部のスタテン島では13万9000世帯以上が被災し、東部のクイーンズ地区でも住宅や樹木が倒壊するなど大きな被害が出ている。同日までに確認された米東部の死者は110人に上った。
7日は低気圧の接近で強い雨と高潮、強風が予想され、被災地が再び洪水に見舞われる恐れもある。 ニューヨーク市長は7日午後までに、すべての公園やビーチを閉鎖するよう命じた。都市部は寒波に覆われて6日朝の気温が氷点下に下がっている。
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ま、アメリカは、過去の大停電の教訓を活かせなかったのでしょう・・・。過去の教訓を活かし送配電網に改善の手立てを打っていれば、今回のような台風に見舞われようとも、被害はもっと限定されていたように思えます。
で、話は戻りますが、東京都の今回の試みの成果によっては、従来の送配電網の在り方を「ブレーク・スルー」する道筋も見えてくるワケです。
既存の地域ごとの電力会社の電力供給網(上)の中に、新規の小規模発電業者が参入した場合(下)・・・
小規模発電業者をA・B・C・Dとすると、既存の電力各社も、いずれはこれらのグループの一員となります。そして、既存の送配電網に電気を乗せるための電力統合(中継)施設と、送配電線を保守・管理する組織に分離されるワケです。
ドイツの場合は、既存の大手電力会社が送配電網の利権を手放さなかったために、新規の小規模発電会社の撤退を招いたワケですから、日本はその二の舞にならないよう、送配電網は国の管理下に置く方が無難でしょう。
各電力会社の「送配電部門を公社化」して、業務を継続してもらうのが得策かと・・・。
一方、電力の統合施設は既存の電力会社に運営を委ね、同時に、小規模発電業者の電気料金徴収の窓口業務を兼任するのもアリかも知れません。
最後に自家発電と売電ですが、既存の送配電線を流用するのであれば、基本的に売電は考えないほうがイイように思います。自宅の分の使用電気を自家発電によって賄えるなら、
それで好し!
と、割り切ったほうがイイでしょう。余った分の電気を売ろうと考えても、従来型の送配電線である限り、例の「同一バンク問題」が障害になるのが目に見えているからです。
普段は給電を止めて自家発電だけで電気を賄い、太陽光発電パネルが壊れたとか?の緊急の場合には給電を再開できるような、フレキシブルな送配電の体制が構築できればイイのではないか?・・・と、ワタシ的には思う次第です。はい。
人間ナメんなよ!
でわっ!
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