2008年8月17日日曜日

イケイケ!チャべス!

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原油価格の下落は「好ましい」=ベネズエラのチャベス大統領
ロイター:2008年 08月 6日 13:01 JST


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・・・とまあ、チャべス大統領が吼えているワケですが、
過去にはこんな記事もありまして・・・


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暗いニュースリンク
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2008/07/post_bb3d.html

07/13/2008
オサマ・ビン・ラディン、目標の一部を達成

今 から10年前の1998年、原油が1バレルあたり11ドルほどで取引されていた頃、アメリカ合衆国を相手に聖戦を宣言していたオサマ・ビン・ラディンは、 アメリカがイスラムの土地から石油を安く買い叩いていると批判し、本来であれば原油相場は1バレルあたり144ドルが適正であるべきだ、とインタビューで 唱えていたという。

2008年7月3日、原油相場は1バレル144ドルを超えてしまった。オサマの目標のひとつが、あっさりと達成された瞬間だった。(source:ThinkProgress)

米共和党大統領候補ジョン・マケインは、オサマ・ビン・ラディンを地獄の入り口まで追い詰める、と宣言している。対する米民主党大統領候補バラク・オバマも、オサマ・ビン・ラディンを死刑にする、と息巻いている。

マケインは米軍のイラク駐留が100年続いても良いと言い、オバマはイラク駐留米軍の撤退という公約を考え直したのか、最近では撤退期限について曖昧な言動をするようになった。

両候補の政策がタカ派路線で協調し始めるにつれ、いつのまにか支持率も近づき、ヒラリーを破った頃の“ロックスター”人気が色褪せたオバマは、今ではマケインに対して僅か3ポイントリードしているに過ぎない。

そ うこうしているうちに、イスラエル空軍が米軍の占領するイラク国内の空港を使用し、イランへの爆撃演習を密かに実施しているというニュースが伝わり始め た。イラク側もイスラエル側も共に報道内容について否定しているが、イラク国内の空港から出撃すれば、イランの核施設まで5分少々で到達できるという背景 事情があり、懸念が拡がっている。また、米マザージョーンズ誌のワシントン情報筋によれば、7月9日にイスラエル情報部(モサド)長官がホワイトハウスを 訪れ、極秘で会談が行われたという。

原油価格のみならず、アメリカ合衆国の運命もまた、オサマ・ビン・ラディンのシナリオどおりに進んでいくのだろうか。

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つまり、産油国は「高く」売りたいし、輸入国は「安く」買いたいワケで、
トーゼンと言えばトーゼンです。商売ですから。

・・・にしても、あまりに高くなれば誰も買わなくなる。(買えなくなる?)
ので、石油に代わるエネルギーに向かう。
それがバイオエネルギーだったり、原子力発電だったり。

んで、今回のグルジアでの、表向き民族独立が絡む戦闘にしても、
根っこには石油利権が絡んでいるのは皆さん周知の通り。
してみれば、現在はアメリカに非難が向けられていますが、
商売として見れば、ロシアだって石油価格の上昇を望むはず。
結局、「同じ穴のムジナ」ですよね?アメリカもロシアも。

そんじゃ、もういいかげん「石油」に頼るのは止めようよ。と、
世界中が本腰を入れ始めると「産油国」が困りますワナ。
とくにアラビア半島なんて、「石油」以外に特に産業がありませんから。
だからこそ、アブダビなんかは砂漠のに近代的な都市を作って、
石油以外のビジネスに活路を見出そうと必死なワケでしょ?
ロシアだって、潤沢なオイルマネーがあればこそ。

とはいっても、アラブの近未来都市なんぞはまだ建設途中。
稼動するまでに、もうちょっと時間が欲しい。資金が欲しい。
これは、アラブと組んで石油ビジネスをして来た(している)企業も
おそらく同じ気持ちのハズ。
さらには、「ピークオイル」の問題も避けては通れません。


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農業とエネルギー

2008年08月03日 ピークオイルの主張
http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20080803/p1

<抜粋>

ピークオイルの主張

原油産出量にはピークがある。

ピークに至るまでは増産が可能だが、ピークに至った後は漸減する。


… 至ってシンプルだと思いませんか?

</抜粋>

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はい。ヒジョーにシンプルだと思います。

「資源」は「有限」

この当たり前の事から目を背けていては、前に進めません。
アラブだろうが、ベネズエラだろうがいずれは石油が枯渇します。
バッカバッカ湯水の如く世界中が石油を消費すれば。
限られたパイにみんなが飛びつくワケだから、
需要と供給のバランスから「石油価格」が上がる。と。
砂漠の一滴の水と同じ理屈。

ジッサイのところ、ワタシにはよく分かりません。
現在石油価格が値下がりしていますが、
これは投資家が資金を引き上げ始めたからなのか、
石油離れが進んで需要が減ったからなのか。
ただ、漠然とですが、石油は近い将来

「エネルギーの主役の座から降りる。」

・・・ダロウ・・・と思えるワケです。

もちろん、製品原料としての「石油」も必要ですから
その需要が「0(ゼロ)」になることはありえないでしょう。
したがって石油の取引もこの先もズット続くかと。

で、まとめる?と、
チャべス大統領の言う1バレル100USドル近辺が
売る方と買う方の妥協点ではなかろうか?と。
この辺で各国が歩み寄れれば、石油利権にまつわる
諸々の紛争、戦争も、今よりずっと少なくなるんじゃないの?
と、思った次第です。はい。


でわっ!